マンション住みの方や、これからマンションに引っ越す方の中には、ペットを飼おうとしている方もいらっしゃるでしょう。昨今では、ペット可のマンションが増えていますが、マンションや管理会社の規定によって異なります。

規定やルールに則ってペットを飼育するとしても、騒音や臭いによって、近隣住民に迷惑をかけてしまいます。

そのため、飼いやすいペットを選んだほうが良いかもしれません。本記事では、マンションで飼いやすいペットを紹介しますので、ぜひご覧ください。

マンションで飼いやすいおすすめのペット

マンションで飼いやすいおすすめのペット

飼育できるペットと言っても、さまざまな種類があります。室内飼育に向いている動物もいれば、室内飼育に向いていない動物もいます。以下では、マンションで飼いやすいおすすめのペットを6種類紹介いたします。

マンションに限らず、飼育する動物の中では犬が最もポピュラーでしょう。個体にもよりますが、多くの犬は飼い主様に忠実です。

しかし、大型犬だとマンションの一室は狭いため、飼いづらいので、トイプードルやチワワといったサイズの小さい小型犬がおすすめです。

また、犬と毎日散歩をする必要があるため、飼い主様の健康維持にも繋がります。犬は人懐っこい上に愛敬を振りまくので、一緒に暮らしているだけでも癒やされるでしょう。

犬と同じように、猫もペットとして大人気な動物です。犬は1匹での留守番が難しい動物ですが、猫は1匹で留守番をしても問題ないとされています。大型犬のようにとても大きい種類もいないため、どの種類でもマンションで飼いやすいでしょう。

また、トイレも早く覚えるため、部屋中に粗相をすることはないでしょう。しかし、床や地面などに爪とぎをやってしまうため、家具などがボロボロになります。

うさぎ

犬と猫とくらべると、ペットとしてうさぎを飼育するのはあまりイメージが湧かないでしょう。鳴かない動物のため、鳴き声による近所迷惑をかけてしまうこともありません。さらに、体が小さいため飼育スペースをあまり必要としません。

一方で、環境の変化に敏感なので、うさぎの健康維持には注意が必要です。ストレスがかかりすぎると死んでしまうこともあります。温度や湿度の管理も欠かせないので、少々大変かもしれません。

ハムスター

ハムスターは小動物のため、ケージ内で飼育することになります。そのため、マンションで飼育しやすいペットです。鳴き声をあげることもありますが、犬のように大きくはないため、騒音になることはないでしょう。

しかし、家具や電子機器のコードを噛んでしまうことがあるので、十分な注意が必要です。また、動物病院でハムスターを見てくれるところが少ないため、健康管理にはより一層注意が必要です。臭いの問題はあまりありませんが、ある程度対策は必要です。

熱帯魚

熱帯魚はその名の通り魚なので、水槽で飼育することになります。水槽はスペースをあまり取らないため、マンションでの飼育に向いています。種類にもよりますが、熱帯魚や海藻はとても綺麗で、インテリアの一部にもなるでしょう。

また熱帯魚は、犬や猫のように粗相の心配は当然いりませんが、水質管理や水槽掃除が必須です。水槽は、水が入っていればかなりの重量になるでしょう。水槽によっては力仕事になるため、水槽の破損や水漏れには十分に注意しなければいけません。

爬虫類

爬虫類は苦手な方もいらっしゃるでしょう。爬虫類もケージ内で飼育する上に、餌やりが数日に1回と、頻度も少ないためマンションでの飼育に向いています。爬虫類の中では、ヘビ、亀、トカゲといった種類が人気です。

種類や個体によって異なりますが、寿命は基本的に10年以上で、長生きするものであれば寿命は30年ほどとなっています。

長く時間をかけて飼育したい方にはおすすめです。ただ、犬や猫のように懐かない場合が多いため、スキンシップはあまり取れないかもしれません。

ペットをマンションで飼う前に

ペットをマンションで飼う前に

ペットの飼育が大丈夫な物件には、その旨が記載されているはずです。しかし、ペットが大丈夫だからといって、後先考えずにペットを飼ってしまうと、トラブルに繋がってしまいます。続いては、ペットをマンションで飼う前に確認すべき事柄を紹介します。

そもそもペット飼育が可能か

当然のことですが、今住んでいる物件や、これから住む物件でペットの飼育が可能かどうかを確認しましょう。併せて、飼育しても大丈夫な条件を確認するべきです。例えば犬の場合、大型犬は飼育不可能で、小型犬は飼育可能という場合があります。

また、共用スペースでは抱きかかえて移動しなければいけないというルールを設けている場合もあります。こういったルールを守らなければ、隣人トラブルなどに繋がるでしょう。まず、大家さんや管理会社に確認することをおすすめします。

万が一に備える

マンションで暮らす場合、複数人で暮らしている方もいれば、1人暮らしの方もいるでしょう。1人暮らしの場合、万が一に備えておくべきです。例えば、飼い主様自身が怪我や病気で入院をする場合、ペットの世話が出来なくなります。

その場合、家族や友人に世話を任せるようにしましょう。それが難しい場合、近場のペットホテルを利用するべきです。そのため、マンションでペットを飼い始めたら近場のペットホテルは必ず確認しておきましょう。

ペットとマンションで暮らす上で注意する点

物件のルールを把握し、ペットを飼い始めたら、それで大丈夫だと思うかもしれません。ペットを飼育する上での注意点は他にもあります。これから紹介する内容に気をつけなければ、近隣住民に迷惑をかけてしまうでしょう。

臭いや騒音対策を徹底する

飼育するペットによっては鳴き声が大きいため、騒音問題に繋がりかねません。特に犬は無駄吠えがしないように、しつけるようにしましょう。しつけだけだと不安な場合は、防音マットなどを敷いて、騒音対策をしましょう。

どの動物も必ず、尿や糞を排泄します。それをちゃんと処理しなければ、臭いがいつまでも残り、近隣住民に迷惑をかけてしまいます。そのため、臭い対策もしっかりと行うべきです。また、犬や猫は体臭対策として、定期的なブラッシングを行いましょう。

温度管理をしっかりする

多くのペットは、温度の変化に敏感です。そのため、飼い主様が冷暖房を使用して、しっかりと温度調整を行わなければいけません。ペットを飼う前は、まずその動物の最適な気温を調べるといいでしょう。

また、温度とはあまり関係ありませんが、飼育する動物によっては、芳香剤や殺虫剤が有毒な場合があります。それらが毒になってしまう動物を飼育する場合は、使用しないようにするべきです。

隠れてペットを飼うとどうなるか

隠れてペットを飼うとどうなるか

万が一ペットが禁止のマンションで、隠れてペットを飼った場合、最悪強制退去になってしまいます。いきなり強制退去とはならずに、大家か管理会社との話し合いが行われるでしょう。その上で改善がされなければ、強制退去になるかもしれません。

ペットによって傷ができた場合は、その修繕費を支払わなければいけなくなります。また、賃貸契約によっては、賠償金を支払わなければいけなくなります。飼い主様とペットにとっても負担にしかならないため、隠れて飼ってはいけません。

ルールを守ったうえでペットと楽しい生活を

ペットは愛嬌があり、一緒に暮らしていると癒しをもたらし、生活が楽しくなるでしょう。しかし、マンションはたくさんの住民が暮らしているため、ペットを飼育するとしても、必ずルールを守らなければいけません。

動物を迎える前に、必ず大家や管理会社でペットのルールなどを、事前にチェックし、ルールを守ったうえで、ペットと楽しい生活を送りましょう。