「かわいいインコと暮らしたい」という理由でインコを飼いたいと考えている方は、たくさんいらっしゃるでしょう。

しかし、いきなりインコを飼うといっても、どのような種類のインコを飼えば良いのか分からないかもしれません。本記事では、飼いやすいインコや、飼い方を解説します。これからインコを飼おうと思っている方は、ぜひ参考にしてください。

飼いやすいインコ5選

飼いやすいインコ5選

インコには、小さいサイズから、中くらいのサイズ、大きいサイズの種類がいます。初心者にとっては、小さい種類と中くらいの種類の方が飼いやすいでしょう。

ただ、飼いやすいインコにも沢山の種類があります。ここからは、人気な種類のインコを5選紹介しますので、初心者の方はぜひ参考にしてください。

セキセイインコ

セキセイインコは、インコを飼ったことがない方でも、名前を聞いたことがあると思います。インコの寿命は、種類にもよりますが、大体10~15年ほどです。しかし、セキセイインコの体は丈夫で、大切に飼育すると20年以上生きます。

好奇心旺盛でなつきやすいため、初心者でも飼いやすいでしょう。コミュニケーションを大事にするインコなので、とても上手におしゃべりをします。メスと比べてオスがおしゃべりなのですが、縄張り意識が強いため、大声を発することがあります。

メスであれば、おとなしい性格です。さらに、ひとり遊びや留守番が得意なので、マンションや集合住宅に住んでいる方には、メスがおすすめです。

コザクラインコ

コザクラインコは、とても賢く愛情深い鳥です。セキセイインコと同様に丈夫なので、長生きするでしょう。別名「ラブバード」と呼ばれるほど、パートナーへ愛情を注ぐことで有名です。そのため、飼い主様にも愛情を持って接するでしょう。

とてもなつく一方で、他の動物や他の人間がいると、嫉妬して攻撃することもあります。飼育する場合は他の動物と同時に飼育するのは、おすすめできません。1匹で飼うか、オスとメスのペアで飼うのがおすすめです。

文鳥

文鳥は全長が14~17cmと小さい鳥です。好奇心が旺盛で、なつきやすい性格をしています。頭も良く、飼育すれば飼い主様を認識し、自分の名前を認識します。名前を呼べば、飼い主様のところまで飛んでくるでしょう。

尖ったくちばしが特徴ですが、噛む力が弱いため、噛まれて怪我をすることはないでしょう。鳴き声も小さいため、近所迷惑になることもありません。ただ、寂しがり屋な性格なので、毎日触れ合う時間を設けなければいけません。

オカメインコ

オカメインコは全長30cmと中型のインコです。穏やかな性格をしているため、飼い主様を攻撃することはないでしょう。あまり人の言葉を覚えないと言われていますが、オスの場合はおしゃべりな個体が多いので、おしゃべりをしたい方は、オスがおすすめです。

穏やかな一方、臆病な性格をしており、地震や大きい音が鳴るとパニックを起こすこともあります。パニックを起こし、鳥かご内で暴れると、骨折などの大きな怪我に繋がります。飼育する場合は、なるべく寄り添って安心させることが重要です。

オオハナインコ

オオハナインコは、色鮮やかでカラフルなインコです。性別によって性格に違いがあり、オスは比較的穏やかな性格で、メスは活発な性格をしています。オオハナインコは頭がいいインコなので、小さい頃から飼育していれば、飼い主様にしっかりなつくでしょう。

人間になつく一方、あまり構ってあげないと、拗ねてしまいます。小さい頃からあまり構わないと、攻撃的な性格になってしまうので、注意が必要です。くちばしの力が強いため、物が壊されないようにしましょう。

インコを選ぶ際に重要なポイント

インコを選ぶ際に重要なポイント

これまで飼いやすいインコの種類を紹介しました。初心者はその種類の中から選ぶことをおすすめしますが、個体や飼育する環境によっては病気になってしまったり、懐かなかったりします。

そうならないためにも、インコを飼育する際に重要なポイントを紹介します。

環境を整える

飼育環境がインコに合わなければ、インコにとっても人間にとってもストレスになってしまうでしょう。インコは犬や猫と比べて小さい動物ですが、十分な飼育スペースが必要です。

まず、十分な飼育スペースがあるか確認しましょう。あまりにも飼育スペースが狭すぎると、インコはストレスを感じてしまいます。また、インコは鳴き声を発する生きものなので、騒音問題にならないか注意が必要です。

丈夫な体をしていること

飼いたいインコの種類が決まったら、なるべく丈夫な体をしているインコを飼うべきです。なるべく若くて、痩せていない個体がいいでしょう。さらに、花や肛門あたりが汚れていないかチェックしましょう。

インコが痩せていて、口や肛門周りが汚れている場合は、病気にかかっているかもしれません。インコを画像で見るだけではなく、なるべく飼う前にペットショップ店員と一緒に触れ合ったり、何度かペットショップに通ったりして、インコを選びましょう。

頭がよくてなつきやすいこと

インコを飼育するなら、やはり懐いてほしいものです。人間に懐く個体かどうか判断するには、まず手に乗るかどうか試しましょう。ペットショップ店員の手に乗る個体は、人間に慣れているので、飼った際にすぐに懐くかもしれません。

頭が良いインコだと、ちゃんと飼い主様を認識し、おしゃべりもするでしょう。さらに、名前を呼べば飼い主様のところまで飛んでいく個体もいます。そのようなコミュニケーションが取れれば、懐きやすくなるでしょう。

インコが快適に暮らすために必要なもの

インコが快適に暮らすために必要なもの

飼育しやすいインコを飼ったとしても、必要な道具がなければ、インコは快適に暮らせません。続いては、インコを飼育するために必要な道具をいくつか紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

暮らす場所や遊び場所

インコは、家の中で放し飼いにするわけにはいきません。インコが暮らす場所として、鳥かごやゲージが必須です。鳥かごの中であれば、インコは安心できます。設置する場所は、なるべく直射日光を避けて、冷暖房が当たる場所も避けましょう。

鳥かごに加えて、止まり木も欠かせません。色々なところに止まると、足の運動にもあるので、運動不足を防げます。硬い止まり木であれば、爪が削れるので、爪の伸び過ぎも防げます。

餌と水やり

インコも生きものなので、食事が欠かせません。生活する上で餌が必要なのはもちろんですが、インコなどの鳥がかかる病気で一番多いのが、栄養失調です。そのため、餌はちゃんと選ばなければいけません。

餌は野菜ではなく、シードという殻付き混合飼料を購入するべきです。餌に加えて、水が飲める水入れも用意しましょう。さらに、インコは水浴びをするので、水浴びができる入れ物を用意すると良いでしょう。

温度調整ができるもの

インコなどの小鳥は、風通しがよく、温度変化がない場所で飼育が良いとされています。しかし、夏と冬で気温は大きく変化します。そのため、エアコンやヒーターといった温度調整ができる家電を用意しましょう。

病気や怪我などで、動物病院に行くことがあります。その場合は、カイロや湯たんぽといった道具を遣いましょう。

インコを飼ったら愛情を注いで育てる

インコはとてもかわいらしい見た目をしており、日常の中にいれば、癒しをもたらしてくれるでしょう。初めてペットを飼う方にはもちろんのこと、住んでいる場所やさまざまな理由で、犬や猫が飼えない方にもおすすめです。

インコは長生きをする動物なので、もし飼育する場合は、たっぷり愛情を注いで育てましょう。