「初対面で犬に好かれたい!」と思う方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
友達の自宅や公園などで初対面の犬と触れ合う機会があるかと思います。しかし、吠えられてしまったり、なついてくれなかったりすることもあるでしょう。
本記事では、犬と初めて接する際の一連の接し方、NG行動について解説しています。ぜひ最後まで読んでいただき、犬との良好な関係を築きましょう。
目次
初対面で犬に好かれる接し方6選
初対面で犬と仲良くなるためには、犬に好かれる接し方をする必要があります。
犬と実際に会い、スキンシップをおこなうまでの一連流れをつかんでおくことは大切なため、以下のポイントを順に確認しておきましょう。
落ち着いた態度を取る
初めてかわいい犬とあったとき、かわいさゆえにテンションが上がってしまう方は多いのではないでしょうか。しかし、犬はテンションの高い人を嫌う傾向があります。
テンションが高く、落ち着きのない態度をとると犬も落ち着きがなくなり、警戒心を抱いてしまうことがあります。初対面で犬と接するときは、リラックスした状態で接してあげると犬も安心し、仲良くなりやすいです。
自分のにおいを嗅がせる
犬の嗅覚が人間よりはるかに優れていることは有名な話でしょう。
犬が初対面の人のにおいをかぐのは、どのような人なのかを知りたいと思う好奇心などによるものです。においは犬にとって大切な情報源になります。
かわいさのあまりすぐに触りたくなりますが、犬がにおいを嗅いできたらそのまま嗅がせてあげると良いです。
犬に自分のにおいをかがせる際は、握りこぶしを作り手の甲側を差し出すようにしましょう。握りこぶしの手のひら側は、手を開けるときの恐怖心から警戒する犬がいるため避けた方が無難です。
やさしく話しかける
犬は人間の言葉を使いこなせないため、表情や声のトーンなどで総合的に判断します。
犬に触れる前に優しく落ち着いたトーンで話しかけてあげると、犬がリラックスしてスキンシップの際に効果的です。
強い口調や大きな声、甲高い声で話してしまうと犬が警戒心をもってしまいます。態度と同じく落ち着いた声で話してあげるようにしましょう。
犬の見える範囲を触ってあげる
人間と犬とでは身長差があります。初対面でいきなり頭をさわると犬に威圧感を与え、中には恐怖心を感じてしまう犬もいます。
そのため、初対面では犬に恐怖心をあたえないように配慮してあげることが大切です。触れる際は下あごや頬、胸など、犬の目線よりも下の方をなでてあげると犬も安心します。ある程度関係性が築けてきたと思ったら頭などもなでてあげると良いです。
上から撫でない
初対面で犬に触るとき頭をなでようと、上から手をのばしていないでしょうか。犬にとっては、自分の見えない箇所から触られるため恐怖心を感じる場合があります。
初対面で犬と触れる際は犬の視点まで姿勢を落とし、同じ視点から触ってあげることが大切です。同じ視点になることで、犬もどこを触られるのかがあらかじめわかる状況になり、安心感につながります。
犬の気持ちを考えてあげる
かわいさゆえに犬の気持ちを考えず、ずっとなでたり、さわったりしていないでしょうか。犬は辛抱強い動物なので、嫌なことをされていても我慢している場合もあります。
犬は、言葉が話しませんが、自分の思いや感情を行動や表情であらわすことがあります。例えば、表情が険しくなっていったり、抱かれている状態からむりやり抜け出そうとしたりする行動があります。犬が嫌がる素振りを見せたときは一度距離をおくことも大切です。
人間同士と同じく、犬と接するときも犬の気持ちを考えて接すると犬も安心して早く仲良くなれるでしょう。
初対面の犬が嫌うNG行動4選
犬に好かれる行動をとることは大切ですが、嫌われないようにすることも非常に大切です。
以下では、犬が嫌う行動を紹介します。事前に確認をしておき、犬が嫌う行動をとらないように注意しましょう。
香水やタバコなどの強いにおいをつけない
人間にとっては良い香りに感じても、犬にとっては不快なにおいに感じることが多々あります。
香水やマニキュア、タバコやアルコールなどのにおいは、犬にとって激臭になります。他にも酢や柑橘系のにおいも犬が苦手とするにおいなため注意が必要です。初対面で接するときは、においが強いものは極力つけないようにしましょう。
じっと目を見つめる
動物同士が正面からまっすぐ相手を見つめるときは、敵対意識を持っているときが多いです。
飼い主様以外の人物が正面からじっと見つめると、犬が警戒心を持ってしまいます。かわいくていつまでも見つめていたい気持ちがあっても、初対面の際は注意が必要です。
初対面で犬と接するときは正面からいかず、回り込むようにして近づくのが仲良くなるためのポイントになります。
怒鳴り声など大きな声を出さない
犬は嗅覚だけでなく、聴覚も人間より約400倍優れており、大きな音に敏感です。
大きな声で話す人は、苦手で避けられてしまうことがあります。怒鳴り声や大きなくしゃみの音も犬によっては、威嚇されたと感じてしまいます。
初対面で犬と接するときは大きな声や音をたてないようにすると良いでしょう。
急になでない
犬は知らない人に急になでられたり、さわられたりすることを嫌います。大人しくなでられているように見えても、実は我慢していることもよくあります。
なでる際もいきなり頭をなでない方が無難です。なぜなら犬にとって頭は、仲の良い人間以外には触られたくない部位だからです。他にもしっぽや耳、足の先なども触られたくないと感じる犬もいます。
眠っているときやごはんを食べているときも、犬を驚かせてしまうので注意が必要です。
まとめ
本記事では、初対面の犬に好かれる接し方、NG行動を解説してきました。
人間が何気なくしていることが犬にとっては恐怖に感じたり、警戒心を覚えてしまったりすることがあります。
初対面の際は犬の気持ちを考えて優しく接してあげるようにしましょう。この記事の内容を意識し、犬と仲良くなるきっかけが作れることを願っています。