「こどもにとって犬は良い影響を与えるのだろうか…」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
犬と人間は長い歴史のなかで、良い共存関係を築いてきました。そのため、犬を飼うことはこどもにとっても良い影響を与えるのではないかと考える人は多いでしょう。
しかし、ペットとして犬を飼う際は、こどもであっても気をつけなければいけない点がいくつも存在するのです。
本記事では、こどもと犬の関係や相性の良い犬種、必要な注意事項について分かりやすく解説していきます。
目次
こどもと犬の関係とは
犬は太古の昔から人間と良い関係を築いてきた動物であり、猫と比べてこどもとの相性は良いです。
こどもと犬の関係は以下の通りになります。
- こどもと犬は仲が良い
- 犬を飼うのはこどもが10歳になってから
- こどもの良き理解者となってくれる
注意しなければいけない点もいくつかありますが、犬はこどもにとって良い影響を与えてくれるでしょう。なぜ犬がこどもに良い影響を与えるのか、理由を解説します。
こどもと犬は仲が良い
猫と違って子供と犬の相性は良いといえます。遥か昔から人間のそばにいてくれたように、生涯にわたって良きパートナーとなってくれるでしょう。
しかし、現代においては多くの犬種が開発されており、一概に子供に適した犬が多いとはいえません。大人を通した犬と仲良くなる環境作りや、適切な飼い方がこどもと犬の距離を縮めてくれるのです。
犬を飼うのはこどもが10歳になってから
赤ちゃんや乳幼児の時に犬を飼うよりも、こどもが10歳になってから飼う方が良いでしょう。犬は猫よりもこどもと良い関係を築けますが、子供の予想外の行動に全く動じずにいられるわけではありません。
個体によっては、こどもが苦手な犬もいます。そのため、ある程度の責任感を持てる歳になってから犬を飼う方が賢明です。
こどもの良き理解者となってくれる
犬はこどもの良き理解者になってくれます。人間の大人にとっても、こどもの予想外の行動は驚くものです。意味がわからない言動や行動からイライラしてしまうことも多いでしょう。
犬はしゃべることができませんが、非言語のコミュニケーションを使って、こどものきもちを理解してくれるときがあります。そのため、社会の常識に縛られた大人よりも、犬の方が非言語コミュニケーションを通してこどもの良き理解者となってくれるでしょう。
そして、自分の生涯を通して命の大切さと責任感を教えてくれる存在となるのです。まさに、こどもにとって大切な良き理解者であり、パートナーといえるでしょう。
こどもと相性の良い犬種3選
こどもと相性の良い犬種は以下の3つです。
- ボストンテリア
- トイプードル
- コーギー
ほかにも、こどもと相性の良い犬種はいます。しかし、なかでもこちらの3つの犬種はこどもとの相性が良く、すぐに打ち解けてくれるでしょう。
ボストンテリア
ボストンテリアは穏やかで友好的な性格です。こどもに対しても人懐っこく優しいため、こどものいるご家庭に向いている犬種といえます。相手を傷つけることを好まない性格なため、こどもとも安心して遊ばせることができるでしょう。
トイプードル
トイプードルは知能が高く明るい活発な性格です。しつけがしやすいため、こどものいるご家庭でも無理なく飼うことができます。家族に対して非常に愛情深い一面を持っているため、こどもに対しても優しく接してくれるでしょう。
コーギー
コーギーは元気があり社交的な性格です。頭も良いため、こどもと仲良く遊んでくれます。初対面でも物怖じせずに接する性格の持ち主なため、こどもとの距離感もつかみやすいことでしょう。
こどもと犬が仲良くなる2つの秘訣
こどもと犬が仲良くなるにはいくつかの方法がありますが、「簡単なお世話を任せる」「スキンシップを取らせる」方法がおすすめです。犬に対する責任感だけでなく、愛情も深めることができます。犬を飼うことになったら、ぜひ実践してみてください。
簡単なお世話を任せる
こどもに犬へおやつをあげるなどの簡単なお世話を任せてあげましょう。犬と触れ合う時間を増やすことで、こどもと犬が仲良くなることができます。
それだけでなく、犬へ「餌を与える」という役目を与えることで、こどもに責任感が芽生えるでしょう。
スキンシップを取らせる
抱っこをしたり、撫でたりなどのスキンシップを取らせてみてください。最初は犬を怖がっていたこどもでも、時間が経つにつれて犬と触れ合うことが好きになってきます。
犬とこどものお互いが相手を好きになるようにしてあげましょう。ただし、あまりにも過剰なスキンシップは犬のストレスとなるので注意してください。
犬を飼うにあたっての注意事項
犬を飼うにあたっての注意事項は以下の通りです。
- こどもに犬への正しい接し方を教える
- 先に犬を飼っていた場合はヤキモチを妬かせない
- しばらくの間は大人が見守る
いずれの事項もこどもと犬の間に悲しい事故が起こらないために必要なことになります。必ず注意するようにしてください。
こどもに犬への正しい接し方を教える
こどもに対して、撫で方など犬への正しい接し方を教えておきましょう。犬にしてはいけない行為をこどもに覚えさせることで、犬とのコミュニケーションがとりやすくなります。
犬に好かれるようにするだけでなく、犬が嫌がることをあらかじめ知っておくことで、犬に噛まれる危険性も低くなるのです。
甘噛みであっても、犬に噛まれることはトラウマになりかねません。正しい接し方を教えることは、こどもと犬の両方を守ることにつながるのです。
先に犬を飼っていた場合はヤキモチを妬かせない
先に犬飼っていた場合は、こどもができたことで「飼い主様をとられてしまう」と言う気持ちが犬に芽生えてしまう可能性があります。
ヤキモチを妬かせないために、赤ちゃんの匂いがついたものを犬に嗅がせておくと良いでしょう。犬が赤ちゃんを受け入れやすくなります。もちろん、犬へのスキンシップも忘れずに行いましょう。
しばらくの間は大人が見守る
犬を飼ってしばらくの間は大人の目の届くところにこどもと居させて見守ってあげてください。間違った接し方でこどもや犬が怪我をしないようにするために必要不可欠なことです。
子犬の場合は、扱い方を間違えるとこどもの方ではなく犬の方が大怪我をしてしまう場合もあるでしょう。悲しい事故が起こらないように、大人がしっかりと目を光らせておくことが大切です。
こどもと犬の成長を家族で見守ろう
本記事では、こどもと犬の関係や相性の良い犬種、必要な注意事項について解説しました。イギリスに犬とこどもにまつわることわざがあるように、犬がこどもに良い影響を与える動物だということを人間は昔から知っていたのです。
しかし、周りの助けも必要になります。こどもと犬が仲良くなる手助けを家族全体で行っていくことが大切です。
COCOペットでは、コラムにて犬の情報を発信しており、犬とご家族の幸せな毎日を支える知識を得ることができます。