「ペットの自動給餌器を利用するデメリットは何?」と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ペットの自動給餌器があれば、餌の与え忘れや量の調節も自動で行われて便利ですよね。しかし、ペットの自動給餌器にはメリットだけでなくデメリットもあります。
本記事では、ペットの自動給餌器のデメリットについて解説します。
目次
ペットに自動給餌器を利用するデメリット
ペットの自動給餌器にはメリットしかないと考えがちですが、もちろんデメリットも存在します。
万が一のトラブルを防ぐためにも、事前にデメリットについて理解しておくことが重要です。以下では、ペットに自動給餌器を利用するデメリットについて解説します。
食欲の変化に気づきにくい
自動給餌器を使用すると、ペットの食欲の変化に気づきにくいです。
自動で餌を与えることは便利ですが、いつ食べているかの確認を怠ってしまい、食欲による体調不良の発見が遅れるでしょう。
そのため、自動給餌器を使用しても、こまめに食欲の変化を確認してあげてください。また、カメラ付きの自動給餌器やペットカメラを使用すれば、外にいてもペットの食欲を確認できて安心です。
費用がかかる
一般的な機能を備えた自動給餌器でも、最低5,000円程度の費用がかかります。
自動給餌器に備わっている機能は、自動で餌を供給する機能や餌の時間を設定できる機能などです。毎日家にいて一定の時間にご飯を与えられる場合は、自動給餌器は必要ないでしょう。
使用中に壊れる恐れがある
自動給餌器は電子機器であり、使用中に故障する可能性が考えられます。
そのため、長期間使用し続ける場合は、使用中に故障や不具合が発生しないように、メンテナンスをする必要があります。
とくに、自動給餌器は餌が詰まるなどのトラブルが発生する場合があるため、餌の詰まらないように、定期的に確認することが重要です。
清潔に保つことが難しい
自動給餌器は、お手入れが困難です。お皿の場合、洗うだけで利用し続けられますが、自動給餌器はタンクを洗う必要があります。
自動給餌器に付属しているタンクが大きい場合や取り外しできない場合は、さらに掃除が困難です。そのため、ペットが少ない場合は、清潔に保つためにも小さめのサイズを選びましょう。
多頭飼いの場合餌を横取りされる
多頭飼いの場合、自動給餌器を利用すると、餌を横取りされて食事できていないペットがいる可能性が考えられます。
また、確認していなければ、横取りされていることにも気付けないため、注意が必要です。
多頭飼いであれば、ペットカメラやカメラ付きの自動給餌器を選んで、常に監視できるように考慮しましょう。横取りが発生したら、餌場を分けてあげるようにしてください。
ペットに自動給餌器を使用するメリット
ペットに自動給餌器を使用するメリットも主に4つあります。以下では、自動給餌器を活用するメリットについて解説します。
決まった時間に餌を与えられる
自動給餌器を利用すれば、毎日同じ時間に餌を与えられます。犬や猫などの動物にも体内時計があり、一定時間に餌を与えることで「ごはんの時間」を認識するようになります。
飼い主様が一人暮らしで、家に常にいられない場合、餌の時間が不安定になりペットもストレスを感じるでしょう。しかし、自動給餌器を活用すれば、一定の時間に餌を与えられるため安心です。
一定量の餌を与えられる
自動給餌器では、毎日一定量の餌を与えられます。
決まった量を時間通りに与えることで食事管理に役立ちます。食事量にばらつきがあると、ペットの健康にも影響があるでしょう。自動給餌器を利用して時間を一定にすると、ペットの健康維持にも効果が期待できるでしょう。
緊急時も安心できる
自動給餌器を活用すれば、緊急時にもペットも餌を与えられない状況を予防できます。
「仕事で帰りがいつもより遅くなった」「遅延により家に変える時間が大幅に遅れた」など、予測できない事態が発生することもあります。
万が一、家に帰れなくなった場合でも、自動給餌器に事前に餌をセットすれば、餌を与えられなかったという心配はないため安心です。
睡眠の邪魔をされない
自動給餌器を利用すれば、睡眠を邪魔されないというメリットがあります。
休日は疲れているためよく寝たいと思う時でも、自動で餌が出るため、ペットもお腹が空いている状態を減らせます。
また、ペットの夜鳴きが減るというメリットもあるでしょう。ペットの夜鳴きの原因は空腹である場合があります。自動給餌器で、夜中に少量の餌を与える設定をしておくと、夜鳴きも減る可能性が考えられます。
デメリットを解決するための自動給餌器の選び方
自動給餌器を使用するにあたって、デメリットを感じている方もいるでしょう。以下では、デメリットを解決するための自動給餌器の選び方について解説します。
トレーがボウル状のものを選ぶ
自動給餌器で使用するお皿は、ボウル状のものを選びましょう。
餌が落ちてきた時にトレーが平面だと、ペットは餌を食べにくいと感じます。しかし、ボウル状のものを選ぶと、餌が中央に集まって食べ残しを減少できるでしょう。
給餌器のタンクやトレーの洗いやすさで選ぶ
自動給餌器のタンクやトレーが洗いやすいか確認しておきましょう。
自動給餌器の中には、タンクやトレーが分離できず、機械ごと洗う必要があるものもあります。自動給餌器を清潔に保つためにも、タンクが分離できるタイプのものを選びましょう。
コンセント式を選ぶ
自動給餌器を選ぶ際は、コンセント式のものを選びましょう。
電池式の自動給餌器を選ぶと、電池切れの心配があり、電池がなくなるたびに交換して手間がかかります。
運用コストを考慮しても、電池よりコンセント式の自動給餌器が便利のため、コンセント式のものを選ぶようにしましょう。
給餌方法で選ぶ
自動給餌器には、ストッカータイプとトレータイプの2種類があります。
ストッカータイプは、タンクにフードをまとめる仕組みで、食事の準備が簡単なのが特徴です。しかし、ストッカータイプでは、缶詰やパウチ、ウェットフードが利用できないため注意が必要です。
一方、トレータイプは1回分のフードをトレーに分割してセットする自動給餌器で、餌の時間に蓋が開いて食べられるようになります。ウェットフードを与えることができる点でも魅力的です。
安全性で選ぶ
自動給餌器の安全性を確認することも重要です。
自動給餌器の本体が大きいと、留守中にペットがぶつかり、事故につながる恐れがあります。そのため、事前に置き場所を決めて、滑り止めや安定性があるか確認しておくと安心です。
多機能かどうかで選ぶ
自動給餌器にも多機能なものがあります。
自動給餌器には、タイマー設定、スマートフォンでの遠隔操作、カメラ機能、音声機能が備わっているものがあります。自動給餌器に欲しい機能がある場合は、事前に確認しておきましょう。
自動給餌器はデメリットだけでなくメリットもありおすすめ
本記事では、自動給餌器のデメリットについて解説しました。
自動給餌器には、故障やコスト、健康面でもデメリットがあります。しかし、デメリット以外にも、一定量の餌を一定時間に与えられるなどのメリットも存在します。
そのため、自動給餌器を利用する際は、メリットだけでなくデメリットにも目を向けて、利用するかどうかを考えましょう。
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