犬を飼っている人で「散歩に行く余裕がない」という悩みを持っている方もいらっしゃるかと思います。

散歩代行はどうしても散歩に行けない飼い主様の、強い味方となるサービスです。今回は、散歩代行とはどのようなサービスなのか、散歩代行の選び方や注意点などをご紹介します。

散歩代行をうまく活用したい、愛犬のストレスを散歩によって解消させたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

散歩代行とは

散歩代行とは、その名前の通り、愛犬の散歩を飼い主様に代わって行うサービスです。散歩に連れて行くだけですが、大切な愛犬を他の人に預けるため、しっかりとサービスを行っている企業や、従業員について調べておく必要があります。

以下では、散歩代行を提供している会社や、料金についてなどをご紹介します。

散歩代行を提供しているサービスの種類

散歩代行を提供している会社にはいくつかの種類があり、主に3つの会社やサービスにより散歩代行が提供されています。それぞれにどのような違いがあるか理解したうえで、どこに依頼するのかをご検討ください。

散歩代行の専門会社

散歩代行の専門会社は、犬の散歩に特化したシッターが在籍しているのが特徴です。犬の散歩に関する知識や技術を持っているため、より安心して散歩を依頼したい場合に利用を検討しましょう。

事前の打ち合わせは30〜60分かけて行い、犬の苦手なものや散歩中に注意すべき内容について、しっかりすり合わせができます。散歩代行サービスの予約はWebサイトからできる場合が多いため、気軽に利用できるのは魅力的です。

ペットシッターの専門会社

ペットシッターの専門会社も、サービスの一環として散歩代行を実施している場合があります。食事の用意からグルーミングなど、お世話を行っているのが、ペットシッター専門会社です。

出張や旅行で家を空ける必要がある場合、自宅で愛犬のお世話をしてもらえるため、愛犬のストレスが少なく済むのは利点となります。散歩のみではなく、ご飯や自宅での愛犬のお世話全般が必要となる場合は、ぜひペットシッター専門会社へ依頼しましょう。

マッチングアプリ

散歩代行を探す手段として、専門の会社のほかに、マッチングサイトを利用する方法があります。マッチングサイトではペットの散歩をしたい人と、散歩の依頼をしたい人が登録しており、会社ではなく個人に対して依頼する形です。

場合によっては散歩のみではなく、食事やグルーミングまで対応している人もいます。専門の会社を選ぶよりも予算を抑えられる可能性があるため、費用を抑えて愛犬のお世話を依頼したい場合は、ぜひ利用しましょう。

散歩代行に多いプランや料金

散歩代行は会社や個人によって、用意されているプランや設定料金が異なります。一般的に多いのは、30分や60分などの時間で分けられている形態です。以下の表は、散歩代行プランと料金の一例です。

プラン名料金
30分基本料金:3,000円前後 出張費:650円前後
60分基本料金:3,500円前後 出張費:650円前後
延長15分〜800円〜

1回あたり数千円ほどで、会社によっては定期プランが用意されている場合もあります。

散歩代行を利用するための手順

散歩代行を利用する場合は、申し込み先により異なります。今回は、散歩代行やペットシッター専門の会社に依頼した場合を確認しましょう。

  1. Webサイトから散歩代行を依頼する
  2. 担当のシッターと事前に打ち合わせ
  3. 当日に散歩などのお世話を実施してもらう
  4. お世話の完了報告をもらう

会社によって詳細が異なりますが、おおまかな流れは上記の通りです。担当のシッターの方と、どのようなコースで散歩をするのか注意点などを事前に共有します。

サービス終了後はペットの様子をメールなどで教えてもらえる場合があるため、外出時でも愛犬の様子を確かめられるでしょう。また、初回の打ち合わせにも料金が1,000〜2,000円ほどかかるため、事前予約の際に料金を確認しておくと安心です。

散歩代行の利用がおすすめな人

散歩代行の利用はどのような方でもできますが、特に以下のような方にはおすすめのサービスです。

• 仕事や旅行で長期間家を空ける
• 病気や体調不良で散歩に行けない
• ペットの運動量についていけず、散歩が難しい

散歩は犬種により運動量が異なるため、運動不足となるとストレスを抱えてしまいます。さらに、健康にも影響を及ぼすため、状況に応じて散歩代行を利用しましょう。

特に家を長期間空ける場合は、散歩のみならずお世話全般を依頼できるペットシッターの利用がおすすめです。

また、散歩代行の会社によっては飼い主様が在宅の場合のみ対応している、複数同時の散歩は対応していない場合もあります。自身の希望する散歩代行があるかどうか、申し込み前に確認しましょう。

散歩代行を利用する際の5つの注意点

散歩代行は散歩に行くだけとはいえ、気をつけておくべき内容が多数あります。依頼先によっても注意事項は変わるため、依頼先にも事前にご確認ください。

ワクチン接種済み

散歩代行を利用する際は狂犬病や混合ワクチンの接種を行い、証明書などを保存しましょう。感染症への感染を防ぐために、ワクチン接種は大切です。子犬の頃は、必要な回数のワクチン接種をしないと、お散歩デビューが難しくなります。

また、散歩代行中に感染症の原因となる菌に接触してしまい、病気を発症してしまうなどのトラブルを避けるためにもワクチン接種は重要です。なお、ワクチンを接種していても、証明できない場合は利用できない可能性があります。

吠え癖や噛み癖がない

散歩中のトラブルを回避するためにも、吠え癖や噛み癖がある犬は断られてしまいます。何らかの原因で興奮状態になった際に、他の犬やシッターの方に危害を加えてしまう場合があるためです。

犬同士のトラブルが発生した場合、会社やシッターでは責任が取りきれないなどの問題が出る可能性もあります。そのため、スムーズな散歩が困難な場合は、散歩代行の利用はできません。

散歩代行の利用を希望する際は、まずしっかりとしつけをし、無用なトラブルが発生しないようにしたうえで依頼を検討しましょう。

病気ではない

愛犬に持病がある場合も、散歩代行の依頼を断られる可能性が高いです。万が一散歩の途中で何かしらの症状が出た場合に対応ができない可能性があります。また、病気があるかどうかはもちろん、怪我がある場合も散歩代行の依頼を断られるでしょう。

愛犬に病気や怪我がある場合は、まず健康状態を確認し、無理のない範囲で散歩をできるようにする必要があります。病気や怪我がある場合は、散歩代行の利用は控えましょう。

打ち合わせを入念に行う

愛犬の散歩を問題なく進めてもらうためには、事前の打ち合わせが重要です。散歩で気をつけておくべき内容や、特に見ておいてほしい部分、普段の散歩コースなど、伝えるべき内容は多くあります。

専門会社を利用する場合は事前のカルテを作成する場合もあるため、しっかりと読み込み、回答しましょう。もし、個人のシッターの方に依頼をする場合は、口頭やテキストベースで伝えるようになる可能性が高いです。

細かい部分まで入念に打ち合わせをすると、安心して散歩代行を依頼できるようになります。手間に感じる方もいるかと思いますが、まずはしっかりとシッターの方とすり合わせましょう。

担当者との相性をよく見る

愛犬のお世話をしてくれるシッターの方は、専門知識を持っているなど頼れる存在です。しかし、どうしても愛犬との相性が悪いなどの問題が出てきます。少しでもシッターの方と愛犬の相性が良くないと感じた場合は、散歩代行の依頼は避けましょう。

相性が良くないまま一緒に過ごしてしまうと、愛犬にとって余計なストレスを与える原因にもなってしまいます。まずは、愛犬と相性良く過ごせるシッターの方を見つけましょう。

散歩代行を利用する際に見ておくポイント

散歩代行を利用する際、気を付けるべきポイントのほか、事前に注意して確認をすべき内容もあります。散歩代行を依頼する際は、事前に以下の内容を確認しましょう。

• 動物取扱業に登録しているか
• ペットシッターに関する資格を持っているか

ペットシッターのサービスには、第一種動物取扱業の登録が必要です。大切な愛犬を預けるためにも、動物取扱業への登録がされているか、事前に確認しましょう。

しかし、散歩代行の仕事は原則資格を持っていない人でも、できる仕事です。そのため、専門の会社に依頼をしても、担当者がシッターの資格を持っていないといった場合も考えられます。

安心して愛犬のお世話を依頼するために、どのような資格を持っている人なのか、併せて確認しましょう。

散歩代行でペットも飼い主様もストレスなく暮らす

散歩代行は日々の愛犬の散歩を、代わってもらえるサービスです。散歩のみを代行する場合もあれば、ご飯やグルーミングを含む全般のお世話を依頼できる場合もあり、ニーズに応じて使い分けができます。

さまざまなプランが用意されているため、旅行で不在の場合や体調不良で散歩が難しい場合は利用を検討しましょう。

大切な家族の一員である愛犬も、いつかお別れをする時が来てしまいます。いざという時に慌てないためにも、あらかじめ葬儀について考えておくと後悔はありません。COCOペットでは大切な愛犬の葬儀について、ご相談を承っております。ぜひ、お気軽にご相談ください。