ペットを飼いたいと希望している方の中には、「犬と猫の両方と生活をしたい」「犬と猫の両方を飼う際の注意点はあるのか」といったことを考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は犬と猫をどちらも飼いたい人に向けて、それぞれの特性や注意点、どうしても相性が悪い時の対処法についてご紹介します。犬と猫のどちらとも生活をしたい、将来的には両方を迎えたい場合は、ぜひ一度ご確認ください。
目次
犬と猫は一緒に飼っても問題ない
結論、基本的に犬と猫の、両方を一緒に飼うのは問題ありません。
しかし、全員が幸せに暮らすためには、それぞれの特性や注意点を知っておく必要があります。ペットとして迎える前に、犬と猫の違いについて学びましょう。
犬と猫の特性を知っておく
まず、ペットを飼う前に犬と猫、両方の特性について知っておきましょう。犬や猫はどのような生活を好むのか、どういったことにストレスを感じるのかを事前に知っておくと、快適に生活を送れるようになります。
犬の特性
犬の特性としては、群れを作る動物で、ずっと集団生活を送ってきました。年月の経過とともに、人とも共同生活を送るようになっています。犬は飼い主様をリーダーとして見ており、指示を待って忠実に従います。
犬は、主に昼に活動をして、夜は寝るというのが生活スタイルです。性格は犬種によっても異なりますが、一般的には愛情深く、友好的な性格となります。また、動いているものを見ると、追いかけるのも習性の1つです。
しかし、犬は自分のテリトリーを大切にしているため、テリトリー内に知らない人や動物が入ってくるとストレスを感じます。
猫の特性
猫の特性としては、犬とは反対に単独行動を好む傾向があります。マイペースな性格のため、飼い主様の指示に必ず従うわけではありません。警戒心が強いが、甘えたい時には甘えにくるという、ツンデレタイプとなります。
また、犬と比較すると、猫は綺麗好きな子が多いです。ご飯を食べる際は、1日の中で時間をかけて、ゆっくりと食べる傾向があります。また、犬とは反対に、昼は寝ていて、夜に動く夜行性です。
猫は獲物を見つけた時、すぐに追いかけるのではなく、待ち伏せや忍び寄る習性を持っています。広いところを走るよりも、上下運動によってストレスを解消するため、家具やキャットタワーの上にのぼります。
犬と猫の違いは多くある
上記でご紹介した特性以外にも、犬と猫には違いが多くあります。一緒に生活をするうえで、犬と猫にはどのような違いがあるのか、以下で詳細をご紹介します。犬と猫を、一緒に飼いたいと考えている方は、ご確認ください。
トイレ方式の違い
犬は基本的に室内のトイレでも、問題はありません。しかし、犬が室内トイレを利用する場合は、しつけが必要です。また、犬によっては大雨でもトイレのために外に出なければいけない場合があります。トイレをする芝生の場所にも、こだわっている場合があるでしょう。
反対に猫は、室内にトイレを設置しておくと外でトイレをしないでしょう。トイレの場所などを簡単に教えるだけで、すぐに本能的に覚えます。飼育するうえで、トイレに関するしつけの手間は、猫の方が少ないです。
身体の違い
猫と犬では、身体も異なります。犬は身体の大きさが犬種によって異なり、体重が1〜60kg超のものまで幅広い大きさの犬がいます。反対に、猫は3〜5kgほどの大きさがほとんどです。
また、爪にも違いがあり、犬の場合は常に爪が外に出ています。しかし、猫の場合は爪が隠れており、木などに爪を引っかけて上へ登るといった行動が可能です。
そのほか、嗅覚や牙など、あらゆる部分で犬と猫は異なります。
犬と猫を飼い始めるならいつが良い?
犬と猫の両方を飼う場合、いつ頃に迎えるべきか悩む点です。迎える時期として、1つの目安は社会期と呼ばれる時期となります。
犬の社会期は生後4〜12週間、猫は生後3〜7週間が社会期です。どちらも、この時期に母親や兄弟を通して、他の犬や猫との関わり方を学びます。この時期に飼い始めると、互いを仲間と認識しやすく、仲良く暮らせる可能性が高まります。
犬と猫を一緒に飼ううえでの注意点4つ
犬と猫は特性が違うため、一緒に暮らす際には気をつけておきたい点があります。今回は犬と猫を一緒に飼う際の、4つの注意点をご紹介します。お迎えする前に、ぜひご確認ください。
餌の時間帯をずらす
犬と猫を一緒に飼う際には、餌の時間をずらしましょう。犬と猫では、必要となる栄養が異なるため、間違って食べると体調不良の原因となります。互いが健康に過ごすためには、餌の時間や場所をずらすと安心です。
餌の場所や時間をずらすと、食事中に餌を取られるのではないか、と余計なストレスを与えることもありません。
猫に餌をあげる際は、犬の届かない高い場所がおすすめです。犬と猫を一緒に飼う際は、時間帯や場所を分けてあげましょう。
健康管理を徹底する
餌の話ともつながりますが、犬と猫では体格や身体の特性が異なるため、それぞれの健康管理が大切です。もし、互いの餌を食べてしまうと、腎臓病や皮膚病の原因となる可能性があります。
また、猫は攻撃をする際に爪を使って目や鼻を攻撃するため、喧嘩となった際に犬が怪我をする可能性もあるでしょう。さらに、体格差のある犬と猫の場合は、ぶつかった際に怪我をする場合もあります。
犬と猫を飼う際は、定期的な爪の手入れや怪我をしていないかなど、しっかりと確認しましょう。
それぞれの特性に合わせた環境作り
犬も猫もストレスなく、快適に生活を送れるようにするためには、特性に合わせた環境を作りましょう。
特に犬は集団で生活をする習慣があるため、猫に対して構いすぎる可能性があります。単独行動を好む猫にとっては、犬からのちょっかいが嫌と感じる時があります。そういった際に、猫がストレスを発散できるように、専用の逃げ場を用意しておきましょう。
キャットタワーなどを活用して、犬が届かない高さに用意をすると、安心して過ごせます。また、いくつかの場所に逃げられるスペースを用意してあげると、より安心して過ごせるでしょう。なお、専用の場所として床におくタイプのベッドは避けるのが最適です。
先住のペットを優先する
同時期に犬と猫を迎えるのではなく、先住のペットがいる所に新たに迎える場合は、先住ペットを優先しましょう。新入りのペットがいると、つい新入りの方を優先しがちです。しかし、先住のペットはその姿を見て、新入りのペットにやきもちをやく場合があります。
場合によっては、飼い主様の気を引こうといたずらなどの、問題行動を起こす場合もあります。新入りのペットを迎える際には、しっかりと、先住ペットにも気を配ってケアをしましょう。
どうしても相性の悪い場合もある
さまざまな対策を行って、犬と猫の両方をお迎えしても、どうしても相性が悪い場合もあります。互いの相性が悪い場合は、無理に仲良くさせようとはせず、様子を見ながら接触させましょう。
まずは双方のストレスとならないよう、居住空間を分けるなどの対策が必要です。また、その後もずっと仲が良くなれない可能性も考えておきましょう。
まとめ
犬と猫を一緒に飼えるのか、一緒に飼う際の注意点についてご紹介しました。家族としてお迎えする前には、犬と猫それぞれの特性を事前に学ぶ必要があります。犬と猫の両方の特性や違いを知っておくと、どちらもストレスなく過ごせるでしょう。
大切な犬や猫も、病気や老衰によって別れる時が来てしまいます。最後まで後悔なく見送るために、COCOペットでは葬儀に関するご相談やご依頼を承っています。ぜひ、不安な点はお気軽にご相談ください。