「出張が入ってしまい、ペットの面倒がみられない」と悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな時はペットホテルを利用することも1つの方法です。しかし、初めて利用するときはどんなホテルを選べば良いのか不安ですよね。
本記事では、ペットホテルの選び方について解説します。今後ペットホテルを利用する際の参考にしてください。
目次
ペットホテルとは
ペットホテルとは、文字通りペットが宿泊するための施設です。日帰りや1泊プランだけでなく、1ヶ月以上の出張や入院などの理由でやむを得ない場合も、長期的に預かってもらえるサービスがあります。
また、最近はペットホテルのタイプも色々あり、ホテルによって特化しているサービスもさまざまです。以下でペットホテルを5タイプに分けて解説していきます。
ペットホテル専門
ペットホテル専門は、ペットホテルサービスを単独で運営されており、預かり専用です。
併設されているものがないため、専門性が高いことが特徴です。ケージの大きさを選べたり、個室タイプを選べるなど細かい条件を設定できたりするため、ペットにとってより良い環境で過ごすことができるでしょう。
動物病院が併設されているホテル
動物病院が併設されているペットホテルは、体調が悪くなった場合にすぐ診てもらえます。とくに高齢のペットや投薬の必要があるペットは安心して預けられます。また、病院併設なので衛生面も安心して利用できるでしょう。
トリミングサロンが併設されているホテル
トリミングサロンが併設されているホテルは、預けている間にトリミングやシャンプー、爪切りなどをしてもらえるオプションがあります。定期的にトリミングに行く必要がなくなるので、時間を効率的に使えます。
ペットショップが併設されているホテル
ペットショップが併設されているホテルは、宿泊以外にも1時間ごとや5時間以上など時間で料金設定がされていることが大半です。
ショッピングモール内にあるペットショップにホテルが併設されていることがあり、買い物をしている間に預けられ、爪切りや耳掃除、デンタルケアなどのオプションがあるので便利です。
トレーナーが運営しているホテル
トレーナーが駐在しており、しつけや社会性を身に着けるトレーニングをしてもらえます。犬同士で遊んだり、散歩をしたり、コミュニケーションがとれる点が魅力的です。日中の預かりのみのプランが多いですが、宿泊可能なペットホテルもあります。
良いペットホテルの選び方
ペットホテルにはさまざまなタイプのホテルがありますが、どのようなところに注目してホテル選びをすればよいのでしょうか。以下では、良いホテルの選び方について解説します。
ホテルが清潔に保たれている
清潔に保たれているか、衛生面を確認しておくことは、感染症リスクを考えるうえで非常に大切です。
入り口や受付がきれいでも宿泊スペースの掃除が行き届いていないケースもあります。悪臭がしないか、排泄物が放置されたままになっていないか、内部を見学させてもらい確認をしておきましょう。
散歩やトリミングをしてもらえる
ホテルのタイプによってオプションの内容は異なるため、散歩やトリミングなど、どんなオプションがあるのか確認しておくと良いです。
散歩をしてもらう場合、大型犬は小型犬と違い運動量が多いため、時間やコースを伸ばしてもらいたいですよね。事前にスタッフに対応可能か相談しておきましょう。
料金が明確に設定されている
ペットホテルは、近年さまざまなタイプのプランがあり、料金の幅も広いです。
例えば、犬の場合は、体の大きさによって料金が変わります。
小型犬 | 3,000~4,000円 |
中型犬 | 3,500~4,000円 |
大型犬 | 5,000~6,000円 |
超大型犬 | 6,000~7,000円 |
猫の場合は3,000~5,000円、小動物は1,000円~5,000円が相場です。
地域性やペットホテルのタイプにより変わりますが、相場を大きく上回る料金設定がされていないか注意しましょう。
第一種動物取扱業の登録と動物取扱責任者が設置されている
ペットホテルは行政の許可がなければ運営できません。
第一種動物取扱業とは、動物の販売、保管、貸出、競りあっせん、譲受飼養の仕事のことをいいます。ペットホテル運営は「保管」に該当するため、登録が必要であると法律で定められています。
そして、第一種動物取扱業は動物取扱責任者を設置しなければなりません。第一種動物取扱業の登録と動物取扱責任者の設置がされているかの確認は、ペットホテルの信頼性に関わります。
ペットを預ける前に気を付けること
良いホテルが選べたのに、条件の不一致で預かり不可になると大変です。以下では、気を付けておくことについて解説するため、スムーズに預けるための事前準備をしておきましょう。
預かってもらえるペットか確認する
自分が飼っているペットが預かってもらえるかを確認しましょう。ペットによっては、預かり不可になる場合があります。
例えば、生後3か月から預かり可能なペットホテルもありますが、犬や猫の場合は年齢制限があり、ほとんどは生後6ヶ月以上が預かり対象です。
上限もペットホテルによりさまざまですが、10歳を基準に考えておくことがポイントです。10歳以上でも健康状態が良好であれば預かり可能な場合があります。
その他に以下の特徴があるペットは、断られる原因に当てはまる可能性があるでしょう。
- ケージに入れない
- 攻撃性がありトラブルの危険がある
- ペットが感染リスクのある風邪や病気の症状がある場合
ペットホテルは犬や猫以外にも利用可能な場合があります。ウサギやハムスター、鳥類などの小動物です。ただし、ケージでの預かりが基本です。小動物は環境の変化によってストレスを受けやすいため、注意しましょう。
ペットの体調に寄り添ってもらえるか確認する
ペットホテルはペットの慣れない環境のため、ストレスを感じやすいです。そのため、以下を確認しましょう。
- 食事の内容
- 散歩の回数
- お気に入りのおもちゃの持ち込みが可能か
預ける前に個室で過ごさせるなど自宅でトレーニングをしておき、環境の変化に慣れさせておくと安心でしょう。
預ける条件に各種証明書の提示の内容があるか
ペットホテルに預ける際に混合ワクチン(子犬や子猫の場合は既定のワクチン接種回数)や狂犬病予防接種といった必要なワクチンの接種証明の提示が条件にあるか確認しましょう。また、ノミやダニの予防も済ませておく必要があります。
きちんと提示があることで他に宿泊しているペットもワクチン接種をしているということがわかります。複数のペットが滞在しているペットホテルは、感染症にかかるリスクが高くなります。
感染症にかかるリスクを軽減できますし、より安心してペットを預けるためにも確認しておくと良いでしょう。
まとめ
ペットホテルの選び方やチェック項目について解説しました。ペットホテルは多様化しており、それぞれのメリット・デメリットがあります。
ご自身のペットに合うペットホテルを選び、短期間でも快適に過ごせるようにしましょう。
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