「ペットのアンチエイジングをしたい」と悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

いつまでも愛犬が元気に心地よく過ごせるように、できるだけ健康を維持して過ごせると良いですよね。

本記事では、犬のアンチエイジングの際に知っておくべきことや方法を徹底解説します。正しい犬のアンチエイジングを把握して、愛犬とできるだけ長く健康に過ごせるようにしましょう。

犬のアンチエイジングについて知ろう

動物病院の定期的な健康診断や病気ももちろん大切ですが、飼い主様が愛犬を毎日観察して、些細な変化に気付く点も多くあります。例えば、以下のサインがあります。

  • 窓を開けていると外の音に過敏に反応して吠える
  • 冷えた水を飲むと便がゆるくなる
  • 便が固くて出にくい

過度な緊張や興奮は心臓への負担を増やすため、室内に音楽を流して外の音が聞こえないようにしましょう。

また、便の状態をチェックし、愛犬が冷えやすい体質の場合は、夏でも常温の水を飲ませる必要があります。

逆に水分を豊富に補給できるように、肉や魚のゆで汁をドッグフードに混ぜたり、食物繊維が多い野菜を摂取したりしてみましょう。

老犬のアンチエイジングに必要な食事

老犬のアンチエイジングに必要な食事

アンチエイジングに向いている食事をすることで、老犬は健康になります。

食生活を見直す

アンチエイジングは、食生活を見直すのが大切です。老犬の場合、食事のカロリーを抑えるようにしましょう。例えば、穀物や脂質の少ないドッグフードへ切り替えをおすすめします。

ただ、犬は元々肉食でタンパク質が体に与える影響が大きいため、タンパク質を減らすのは良くありません。体が吸収しやすい動物性タンパク質を多く含むドッグフードを与えましょう。

取り入れたい食材

旬の季節の食材をドッグフードに取り入れると効果的です。夏の季節の場合、体を冷やしミネラルを豊富に含んだ夏野菜や果物を摂取しましょう。

また、冬の季節に旬を迎える冬野菜や果物は体を温めてくれる機能があります。取り入れたい食材は以下です。

魚・煮干し

魚に含まれている必須脂肪酸の「DHA・EPA」は、血液をサラサラにする効能があります。

物を覚えたり考えたりする力も維持してくれるため、愛犬の認知症対策も可能です。おすすめのレシピは、サーモンとブロッコリーの雑炊です。

パプリカ

パプリカは抗酸化作用を豊富に含んでいます。下記の豊富な栄養素があるため、積極的に取り入れたい食材です。

  • ポリフェノール
  • ビタミンA(βカロテン)
  • ビタミンC
  • ビタミンE

推奨レシピは、パプリカとピーマンを使用したチキンソテーです。

オリーブオイル

オリーブオイルは必須脂肪酸と抗酸化作用を持ち、活性酵素を抑制する働きがあります。

主な成分の「オレイン酸」は、血液中の悪玉コレステロールを減少する効果が期待できます。オリーブオイルを使用したローストビーフがおすすめのレシピです。

豆乳

豆乳には「サポニン」という栄養素が含まれていて、血液中の余分な脂質を流してくれます。

シニアドッグの肥満は病院での診察や手術の大敵になるため、豆乳仕立てのハンバーグなどを摂取して肥満を防ぎましょう。

人参

人参は、抗酸化作用のある栄養素「βカロテン」を豊富に含んでいます。

βカロテンは、体内で必要に応じてビタミンAへと変化し、視力や粘膜、皮膚の健康維持に役立ちます。人参入りのシチューがおすすめです。

老犬のアンチエイジングに必要な栄養素

老犬のアンチエイジングに必要な栄養素

老犬のアンチエイジングにおすすめの栄養素を理解することで、愛犬に取り入れられます。食事の際の参考にしてみてください。

抗酸化物質

まずは「抗酸化物質」です。活性酵素はウイルスや細菌を退治する役割がありますが、増えすぎると細胞を傷つけます。

また、年齢を重ねると活性酵素が増え、抗酸化作用が弱くなります。そのため積極的に抗酸化物質を摂取しましょう。

免疫力が向上して病気の予防ができ、血管が若返り、新陳代謝もアップするという嬉しい相乗効果があります。

具体的な抗酸化物質の栄養素はこちら。

  • ビタミンA
  • ビタミンC
  • ビタミンE
  • βカロテン
  • リコピン
  • ルテイン
  • ポリフェノール

抗酸化物質を豊富に含んだ食材には、ケールや人参、リンゴなどが挙げられます。

オメガ3脂肪酸

「オメガ3脂肪酸」は、血液をサラサラにする効果があります。新陳代謝を向上させて脂肪が燃焼しやすくなり、シニアドッグの肥満対策になります。

オメガ3脂肪酸を含んだグリーンナッツオイルの摂取がおすすめです。

腸内環境を改善する乳酸菌

「腸内環境を改善する乳酸菌」もアンチエイジングに取り入れたい栄養素です。

無糖のヨーグルトで善玉菌を増やしたり、食物繊維を補給し便通を改善したりしましょう。

ただ、犬の胃酸は人間の10倍強いため、生きて腸まで届く強い善玉菌の必要があります。

犬のアンチエイジングに適したサプリメント

本記事では「ジェモセラピー」という植物の効力を凝縮したハーバルサプリメントを推奨します。

シニアドッグの臓器には老廃物や有害物質がたくさん蓄積されています。そのため、老廃物や毒素を排出するデトックスが必要です。

愛犬に与える飲み水やドッグフードの上に、ジェモセラピーをスポイトで垂らしましょう。

運動とトレーニングでアンチエイジング

運動とトレーニングでアンチエイジング

食事以外にも体を動かすことでアンチエイジングになります。以下で、運動がなぜアンチエイジングに良いか解説します。

散歩コースでアンチエイジング

散歩コースで、土や草の上を4つの足で踏みしめるのが重要です。シニアドッグになると散歩に行かなくなりがちですが、公園までは抱っこして、少しでも良いので土や草の上を歩かせましょう。

毎日少しずつ歩き続ける習慣は、筋力を鍛えられるだけでなく、外気の匂いに脳が刺激され活性化されます。

コンクリートでは自然の匂いが感じらませんが、土や草花の匂いで嗅覚を使わせるように意識してみましょう。

飼い主様の脚をまたぐ運動

飼い主様が床に座って脚を広げ、脚をまたがせるようにおやつを使用して往復させる運動をしてみてください。

運動中は犬の後ろ足が上がっているかを確認しましょう。1日2回、3分ほどの運動から始めてみてくださいね。

犬用バランスボール

犬用のバランスボールをアンチエイジングに活用しましょう。犬の体幹を鍛えるため、最初は補助がある状態で上に乗せ、慣れてきたら補助を外してみてください。

犬のアンチエイジングにおすすめのマッサージ

リンパの流れが良くなる鼠径部を中心にほぐしていきましょう。

愛犬が自分では触れられない箇所を毛並みに沿ってマッサージしてみてください。口周りの咬筋をマッサージしてほぐすと、唾液の分泌を促し歯周病対策にもなります。

老犬ケアのための効果的な療法

血液の循環を促し、毒素を排出する「オゾン療法」がおすすめです。

愛犬の症状や体調に合ったオゾン量を動物病院にて獣医さんに施してもらいましょう。免疫力が向上し、加齢による症状を軽減しアンチエイジングが可能です。

犬のアンチエイジングは栄養素を含んだ食事・トレーニングが大切

犬のアンチエイジングには栄養素を含んだ食事やトレーニングが大切です。アンチエイジングをすることで、犬は長生きできるようになるでしょう。

しかし、愛犬といつまでも元気で仲良く過ごしたくても、お別れの時期は必ず来てしまいます。後悔のない旅立ちの見送りができるように、看取り方や葬儀方法を考えておきましょう。

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