「犬にチュールをあげるのは体に悪いのではないか」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

チュールは犬用のおやつですが、あげすぎは本当に問題があるのだろうか。

本記事では、犬にチュールを与えても問題ないのか、あげる頻度や目安量について解説していきます。犬を飼っているご飼い主様は、ぜひ参考にしてみてください。

チュールは犬の体に悪いものではない

チュールとは、猫や犬のためのおやつです。総合栄養食であるため、おやつでありながらバランスが良い食品です。体に悪いものではないと言えるでしょう。

しかし、チュールを与えすぎてしまうと、カロリーオーバーになってしまったり、塩分を摂りすぎてしまったりするため、あげる頻度や量には注意が必要です。

チュールに飛びついてくる犬の姿はとても可愛らしく、ついつい沢山あげたくなりますが、犬の健康のことも考えて我慢しましょう。

チュールはなぜ犬の体に悪いといわれているのか

犬にとってチュールは、体に悪いものではないということが分かりました。なぜ体に悪いと言われているのでしょうか。以下で解説していきます。

チュールには食品添加物が含まれている

チュールには、長期間の保存を可能にするために食品添加物が入っています。添加物の中には、安全性がはっきりと証明されていないものもあるため不安に思う方がいらっしゃいます。

もちろん、添加物を摂取しないに越したことはないのですが、現では食品添加物を完全に避ける方が難しいでしょう。犬が食品添加物を口にしたからといって体の調子が悪くなることはないため、あまり気にしなくても問題ありません。

依存性が高い

犬がチュールに依存する理由として、以下が挙げられます。

● 犬は水分量が多い食べ物を好む
● 香りや食感に夢中になる
● うまみ成分の添加物が入っていることにより依存する可能性が高い

犬は、水分の多いものを好む傾向にあるため、固いドッグフードよりもチュールを好んで食べます。また、香りや食感を犬が好むものにしているため、チュールに夢中になる犬が多いでしょう。

犬にチュールを与える頻度や量

犬にチュールをあげるとき、どのくらい与えれば良いのか気になっている方もいらっしゃると思います。以下で解説していくため、おやつをあげる際の参考にしてみてください。

チュールを犬に与える頻度

チュールを犬にあげる頻度は、1日3回程度がベストです。チュールを間食として与え続けてしまうと、常に血糖値が上がった状態になってしまうため、糖尿病や心疾患などの病気に罹りやすくなってしまいます。

犬がチュールを欲しがっても、1日3回程度までにとどめておきましょう。

1日にチュールを食べていい目安量は?

犬にチュールを与えていい量は1日に4本までにしましょう。食べすぎるとカロリーオーバーや、塩分の摂りすぎになってしまいます。他にも、慢性的におやつをあげていると、ご飯を食べなくなってしまう危険性が出てきてしまいます。

チュールは総合栄養食ですが、塩分が多いため食べすぎてしまうと高血圧になりやすく危険です。

犬がチュールを食べすぎると

これまで、チュールの食べ過ぎは良くないことを解説してきました。では、犬がチュールを食べすぎてしまうと、どうなってしまうのでしょうか。以下で、2つ解説していきます。

下痢になりやすくなる

チュールは水分量が多いため、食べすぎると下痢を起こしやすくなってしまいます。飼い犬が下痢になってしまったら、しばらくチュールを与えることを避けましょう。また、下痢の日は、食事の量を半分ほどに減らしてから与えましょう。

もし、下痢が2、3日続くようであれば、動物病院を受診してください。慢性的な下痢は、何らかの病気が隠されているかもしれません。

肥満や歯周病の原因に

チュールは犬にとって高カロリーであるため、食べすぎると肥満になってしまいます。肥満は、高血圧や心臓病などの病気に罹りやすく危険です。1日4本までを守ってチュールを与えましょう。

犬は、日常的に歯磨きをしないことから歯周病に罹りやすいと言われていますが、水分量が多いチュールはかたいエサより歯周病になりやすい傾向があります。歯周病は、全身の病気につながることもあるため適量を守って与えましょう。

犬に猫用のチュールを与えても体は悪くならない

犬に猫用のチュールをあげることで体を悪くすることはありません。しかし、犬と猫では必要な栄養素が違うため、猫用のチュールを与えても補食の役割を果たしてくれるわけではないのです。

犬に猫用のチュールを与えても問題はありませんが、栄養は摂れないためおすすめはしません。犬用のチュールを与えましょう。

飼い犬にチュールをあげるときの注意点

犬にチュールをあげるとき、何に注意すればよいのでしょうか。以下ではチュールを飼い犬に与えるとき注意すべき3点を解説していきます。

普段からチュールをあげている飼い主様は、ぜひ参考にしてみてください。

腎臓の病気をもっている飼い犬には与えない

腎臓が悪い犬は、高タンパク質やカリウムを多く含む食品を与えると腎臓に大きな負担をかけてしまいます。

チュールはマグロやささみを主な原材料として使っているため高タンパクです。また、チュールは総合栄養食であるため、カリウムも含まれています。

飼い犬が腎臓の病気をもっている場合は、チュールを与えることは避け、他のおやつをあげましょう。

チュールの袋を誤飲させない

犬がチュールに夢中になり、袋まで食べてしまう恐れがあります。中身を出したあとの切れ端には特に注意しましょう。犬がチュールだと勘違いして、誤って飲み込んでしまうかもしれません。

もし飲み込んでしまっても、ほとんどの場合排泄物として出てきますが、内臓を傷つけてしまう可能性があるため袋は速やかに捨ててください。

お皿に盛ってから与える

犬にチュールをあげるときは、お皿に盛ってから与えてください。チュールを袋のまま犬にあげてしまうと、切り口で口の中を怪我してしまう恐れがあります。

犬がチュールに飛びついて一気にかじりつくと、飼い主様が手を怪我してしまう可能性もあるため、チュールは袋のままではなく、お皿に出してから与えましょう。

チュールは量を守ってあげれば体に悪いものではない

犬のチュールは、決められた量を守って与えれば犬の健康を害すものではありません。しかし、チュールを食べすぎてしまうと病気になりやすくなってしまったり、依存したりしてしまいます。

犬とのおやつの時間を楽しく過ごすために、チュールを与える頻度や量を守りましょう。

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