ペットが亡くなってしまったら、「長年連れ添った家族としてなにをしたら良いのかわからない」と悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ショックが大きく、現実を受け入れられずに戸惑うかもしれません。

本記事では、ペットが亡くなった後に何をしたらよいか、具体的な安置方法やご遺体の火葬方法などをご紹介します。大切なペットが安心して天国に行けるために、しっかりと送り出してあげましょう。

ペットが亡くなった後の対処法を的確にすぐ知りたいという方は、火葬業者に連絡を取ることが一番の解決策になるかもしれません。訪問火葬のCOCOペットでは、24時間365日お問い合わせを受け付けております。

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目次

ペットが亡くなったら、葬儀の準備をする

ペットが亡くなったら、葬儀の準備をする

愛するペットが亡くなってしまったら、葬儀の準備を始める必要があります。しかし、気持ちの整理がつかずに、準備が思うように進まないこともあるでしょう。

以下では、ペットが亡くなった際にすぐに葬儀の準備にとりかかるべき理由を説明します。

思い出をくれたペットのために

愛するペットが亡くなってしまったら、悲しみに暮れるでしょう。しかし、早めに葬儀を行い、火葬にとりかからないとペットのご遺体はどんどん腐敗していきます。

また、ペットが亡くなってから火葬され、ご遺骨になるまでの時間はそう長くありません。悲しいのはもちろんですが、楽しかった思い出もたくさん語って、最期の時間を過ごしてあげましょう。

最期の時間をなるべく笑って送り出してあげたら、ペットも安心して天国へと旅立つことができるのではないでしょうか。

遺された家族の心の整理のために

ご家族でペットの悲しみをわかちあい、心の整理をすることも重要です。わかちあわないと、ペットロスに明け暮れる可能性があるからです。ペットロスが重症化すれば、精神的や身体的な病気を引き起こす可能性があります。

ペットをどのように送り出せば天国にいけるか、ご家族でしっかりと話し合い、悔いのないお別れにすることがペットロスの緩和になるでしょう。

ペットが亡くなったら最初にすること

ペットが亡くなってしまったら、長年連れ添った家族としてなにをしたら良いのかわからない、と疑問を抱える方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ショックが大きく、現実を受け入れられずに戸惑うかもしれません。

本記事では、ペットが亡くなった後に何をしたらよいか、具体的な安置方法やご遺体の火葬方法などを詳しくご紹介します。大切なペットが天国にいけるように、しっかりと送り出してください。

ペットが亡くなってしまったら、最初に何をするべきかわからない方もいらっしゃるでしょう。

ペットが亡くなってからすぐにするべきことは主に2つあります。後悔なくペットとお別れするためにも、以下を参考にしてみてください。

硬直前に足を内側に折りたたんであげる

初めに行うことは、前・後足をやさしく内側に折りたたんであげることです。眠っているときと同じ体勢に整えてあげるといいでしょう。

亡くなってから数時間経つと死後硬直が始まります。死後硬直は手足からはじまり、腹部、頭部の順に進みます。足が伸びきったままだと後から棺に入れられなくなってしまうこともあるでしょう。

まぶたや口が開いている場合も、ガーゼやティッシュなどを使って優しく触れ、閉じてあげてください。

万が一、硬直し始めて体が固まってしまったら、無理して動かしてはいけません。無理やり折り曲げてしまうとご遺体に傷がつくため、時間が経過してから対処しましょう。

体をきれいにしてあげる

次に体全体をきれいにしてあげます。毛並みや尻尾を整えてあげたうえで、湿ったタオルやガーゼを使って汚れを落としてあげましょう。

特に、口やお尻の穴は体液が出てくる可能性もあるため、ガーゼを使ってきれいにふき取ってあげます。体液が付着したまま放置してしまうと、腐敗が進んでいき、きれいにご遺体を安置するのが困難となります。

体液が漏れ出ないようにするためには、ガーゼや脱脂綿などを詰めておくのも良いでしょう。

あらかじめ、ビニールシートやペットシートなどを敷いておくのがおすすめです。亡くなってから購入しに行くのは気が重いという方もいらっしゃるため、事前に用意しておくと良いでしょう。

ペットが亡くなった際の安置方法と注意点

ペットが亡くなった際の安置方法と注意点

ご遺体を正しい方法で安置すると、腐敗を遅れさせて、きれいな状態でお別れができます。最後まできれいな状態で感謝を伝え、お別れするためにも事前に正しい安置方法を確認しておきましょう。

用意するべきものは、以下の4つです。

  • 段ボールなどの十分な大きさのある箱
  • ペットシートやビニール
  • 毛布やバスタオル
  • ドライアイスや保冷剤

以下では、大切なペットのご自宅での安置方法を解説します。

ペットをドライアイスで冷やす

まずはペットをドライアイスで冷やし、腐敗を遅らせます。

ご遺体を冷却する際は、お腹や頭のあたりを中心にドライアイスや保冷材で冷やしてあげます。冷却しないとあっという間に腐敗が進んでしまうため、なるべく早めの処置が大切です。

ドライアイスや保冷剤が直接ペットの体へ触れると水滴が付き、かえって腐敗速度を高めてしまうこともあるため直接触れないように注意してください。ドライアイスは氷屋や葬儀業者、ネット通販で購入できます。

ペットシートや布を敷く

段ボールなどの大きめの箱の底に、毛布やバスタオルを敷いてペットを安置してあげます。ご遺体からは体液が流れ出てくる可能性があるため、その下にペットシートやビニールを敷いておくと外に漏れることなく安心です。

ダンボールや棺に安置する

ご遺体は、ダンボールや棺の中で安置しましょう。箱は大きすぎず小さすぎないものを選ぶと良いでしょう。

大きすぎると冷却効果が弱まり腐敗が進んでしまい、小さすぎると窮屈な思いをさせてしまいます。「ダンボールには入れたくない」という飼い主様はペット用の棺を使用しましょう。

ご遺体は外気に当たると腐敗が進んでしまうため、風(エアコンや扇風機の風も含む)が当たらない温度の低い場所に安置します。ただし、どれだけ冷却しても腐敗は進んでしまうため夏場は3日、冬でも5日以内には火葬してあげてください。

ペットが亡くなったら連絡すべき場所

ペットが亡くなったら連絡すべき場所

ペットが亡くなったら、まずどこに連絡するべきなのかわからずお困りの方もいらっしゃるでしょう。ペットが亡くなった際は悲しさにより何も手につかないということもありますが、早めに連絡しておくべき場所があります。

以下では、ペットが亡くなったら連絡するべき場所について解説します。

自治体

ペットが亡くなったら、まず自治体に連絡しましょう。市区町村役場には、法律に基づいて30日以内にペットの死亡届を提出しなければいけません。死亡届と一緒に鑑札を届け出ることが求められることがあります。

届け出ることで、自治体はペットの登録情報を正式に抹消して、適切に管理できます。ただし、ペットの種類によっては届け出が必要ない場合があるため、事前に確認しておくことが重要です。

また、自治体によってはペットの火葬や供養に関するサービスを提供している場合があることから、併せて相談することも可能です。

ペット霊園

ペットが亡くなったら、ペット霊園に火葬についての連絡をいれるといいでしょう。ペット霊園では、ペットの供養を専門に行なっており、ペットに適した方法で対応してもらえます。

火葬や埋葬を依頼する際は、事前に予約が必要な場合が多く、早めに連絡する必要があります。また、ペット霊園では、供養のための読経やお参りの場所も提供されていることが多いため、亡くなったペットへの感謝の気持ちをしっかり伝えられるでしょう。

ペット火葬業者

ペット霊園での火葬を依頼しない場合はペット火葬業者に連絡することも一つの選択肢です。火葬業者は、ご遺体を適切に取り扱い、火葬までの手続きをサポートしてくれます。

業者によっては自宅までご遺体を引き取りに来てくれるサービスも提供しているため、飼い主様の負担を軽減することも可能です。また、火葬の種類や立会いの有無など、ご希望に応じてプランを選べる点でもメリットでしょう。

ペットと悔いなくお別れするためにも、信頼できる業者を選ぶことが重要です。

火葬や葬儀の依頼をする

火葬や葬儀の依頼をする

ご遺体の安置が完了したら、ペット火葬業者や自治体に火葬依頼をしましょう。

ペットの大きさや種類により火葬方法は異なるため、最適な方法を選ばなければいけません。また、費用や内容も火葬業者や自治体により異なります。

要望どおりの火葬を行ってもらうためにも、悔いなく火葬業者を選び依頼しましょう。火葬には大きく分けて、4つの種類があります。

  • 合同火葬・・・他のペットと一緒に火葬する形式
  • 一任個別火葬・・・葬儀業者のスタッフに一任して火葬を行う形式
  • 立会い個別火葬・・・出棺から収骨まで人間の葬儀と同様に執り行う形式
  • 訪問火葬・・・火葬車に自宅まで来てもらい火葬を行う形式

どの火葬が良いかは、ご家庭により異なります。以下では、それぞれの火葬方法について解説します。

合同火葬

合同火葬は、他のペットと一緒に火葬する方法です。他の火葬方法と比べても金額が安い傾向にあります。生前寂しがり屋だったペットの場合、天国でも他の動物と楽しく過ごすことを願い、合同火葬を選ぶ方が多い傾向にあります。

しかし、合同火葬は他のペットと火葬することから、ご遺骨が戻ってきません。そのため、お手元にご遺骨を残したい方には不向きな火葬方法といえます。

基本的に公営の火葬場で行っているのは、合同火葬です。民間の葬儀業者と異なり、飼い主様の希望通りの対応をしてもらえないことも多いでしょう。民間の葬儀業者に合同火葬をお願いすると、葬儀業者が持っている合同墓地に供養してもらえます。

一任個別火葬

一任個別火葬は、葬儀業者がご遺体を預かり、火葬からお骨上げまで個別で行われる方法です。合同で火葬されないため、ペットのご遺骨はしっかりと残り、ご遺骨を持ち帰り、お墓に埋葬もできます。

しかし家族での立会いはできず、火葬や収骨はスタッフに任せることになります。火葬はしてあげたいけれど、最愛のペットが焼かれるところを見るのはつらいという方に向いている火葬方法のひとつです。

立会い個別火葬

立会い個別火葬は、家族が立会って個別で火葬する方法です。立会い個別火葬の場合、火葬後のお骨上げも飼い主様ご自身の手で行なえます。また、プランによっては読経や焼香などの儀式をできて、人間の葬儀と同じようにペットとお別れできる点でも人気な理由です。

ペットが亡くなっても最後までお世話をしてあげたい方に向いています。立会い個別火葬を行う場合は、最後までペットに感謝の気持ちを伝えた上でお別れをしましょう。

訪問火葬

訪問火葬は、自宅まで火葬車が来て、ご希望の場所で火葬をする方法です。火葬設備が整えられた火葬車の中で火葬がされるため、遠くの火葬場まで足を運べない方や時間が取りづらい方におすすめです。

しかし、訪問火葬は近隣に迷惑をかけないためにも、慎重に場所を選ばなければいけません。事前に、火葬する場所の許可を取ったうえで火葬を行いましょう。

ペット火葬にかかる費用

ペット火葬にかかる費用

ペットを火葬するにあたり、どれくらいの費用がかかるのか気になる方も多いでしょう。火葬にかかる費用は、ペットの重さや火葬の種類により、大きく異なります。COCOペットでは、ハムスターなどの極小動物から特大犬まで火葬できます。

以下の表は、COCOペットの料金表です。ぜひ火葬を選ぶ際の参考にしてみてください。

合同火葬一任個別火葬立会い
個別火葬
お花で送る
ペット火葬
極小動物
おおむね10cm未満
6,000円15,000円17,000円47,000円
小動物
(2kg未満)
13,000円19,000円21,000円51,000円
うさぎ
(2〜5kgまで)
16,000円22,000円25,000円55,000円
猫・小型犬A
(2〜5kgまで)
16,000円22,000円25,000円55,000円
猫・小型犬B
(5〜10kgまで)
20,000円27,000円29,000円59,000円
小型犬・中型犬
(10〜15kg)
26,000円32,000円34,000円64,000円
中型犬・大型犬
(15〜20kg)
31,000円38,000円40,000円70,000円
大型犬
(20〜25kg)
37,000円43,000円45,000円75,000円
特大犬A
(25〜30kgまで)
43,000円50,000円52,000円82,000円
特大犬B
(30〜35kgまで)
50,000円56,000円59,000円89,000円
特大犬C
(35〜40kgまで)
57,000円63,000円65,000円95,000円

愛犬が亡くなったときは死亡届の提出が必要

愛犬が亡くなったときは死亡届の提出が必要

愛犬(蓄犬登録が済んだ犬)が亡くなった場合、死後30日以内にペットを購入した市区町村または保健所に死亡届を提出しなければいけません。

死亡届の提出が必要かどうかは、亡くなったペットの種類により異なります。後から指摘を受けないためにも、自分のペットが当てはまるかどうかを確認しておきましょう。

死亡届に必要なもの

愛犬が亡くなった際の届出に必要なのは、次の3つです。

  • 犬鑑札
  • 狂犬病予防注射済票
  • 死亡届

もし犬鑑札や狂犬病予防注射済票を手元に残しておきたい場合は、死亡届提出先に相談しましょう。

最近では、電子申請が出来る自治体も増えてきました。また愛犬が血統書団体に加入している場合は、血統書登録の抹消手続きも必要です。血統書を手元に残しておきたい場合は、その旨を伝えれば手元に返送されてきます。手元に残しておきたい場合は、その旨を伝えれば手元に返送されてきます。

死後30日以内に提出する

死亡届は愛犬の死後30日以内に提出しましょう。犬の死亡届が必要なのは、狂犬病の予防接種の案内がきてしまうからです。

届け出を出さないと「集合注射の案内」や「注射の督促状」などが毎年送られてきてしまいます。無視した場合、狂犬病の予防接種を拒否したとみなされ20万円以下の罰金を科せられることがあります。

犬以外のペットは届け出の必要がない

ペットの死亡届が必要なのは基本的には犬のみで、猫やハムスターなどの場合、届け出は必要ありません。犬以外に死亡届の提出が義務づけられているのは、ライオンやワニなど人間に危害を加える可能性がある動物のみです。

ただし、マイクロチップでの登録をしている猫の場合、日本動物保護管理協会に問い合わせる必要があります。飼い主様情報の登録やマイクロチップの装着については、2022年6月からペットショップやブリーダーに義務付けられています。

参照:犬と猫のマイクロチップ情報登録について|環境省

ペットが亡くなったら動物病院に知らせたほうがいい?

ペットが亡くなったら動物病院に知らせたほうがいい?

ペットが亡くなっても、必ずしも動物病院に知らせる必要はありません。そのため、知らせたくないと感じていれば、知らせなくても問題ありません。

しかし、今までペットがお世話になっていたり、生前ペットと仲良くしてくれていたりした場合は、動物病院に感謝の気持ちを伝えたいという方も多いでしょう。

以下では、動物病院にペットが亡くなった際の伝え方について解説します。

電話で知らせる

ペットが亡くなった際は、電話で伝えるといいでしょう。電話で伝える際は、時間帯の配慮が必要です。特に、午後の診療終了間際など、比較的空いている時間を選べば、落ち着いて話しやすくなります。

一方、忙しい時間帯に連絡すると、獣医師やスタッフも対応が難しいことがあるため、できるだけ負担がかからないように配慮しましょう。

また、電話をかける際は、冷静にペットに関する状況を説明できるように準備しておくことが重要です。動物病院によっては、ペットの死亡届の手続きや今後のケアに関するアドバイスも受けられるでしょう。

口頭で知らせる

ペットが亡くなった場合、動物病院に口頭で知らせることも手段の一つです。特に、顔なじみの病院であれば、直接訪れて感謝の気持ちやこれまでの経緯を伝えることで、ペットがどれほど大切な存在であったかを共有できます。

しかし、訪れる時間帯は電話と同様で配慮が必要です。混雑する時間帯を避けて、空いている時間帯を選べば、スタッフとゆっくり話す時間が確保できます。

手紙で知らせる

ペットが亡くなった際は、動物病院に手紙を送るといいでしょう。直接伝えるのが困難だけど、感謝の気持ちは伝えておきたいという方もいらっしゃるでしょう。

手紙であれば遠くからでも感謝の気持ちや思いを落ち着いて表現できます。動物病院のスタッフに対する感謝やペットとの思い出を記すことで、獣医師も飼い主様の気持ちを理解してくれるでしょう。

手紙を通して、今までのサポートに対する感謝を伝え、ペットが生きた証を届けることができます。

ペットが亡くなったら仕事を休める?

ペットが亡くなったら仕事を休める?

ペットが亡くなったら心身のダメージも大きく、仕事に手がつかない方もいらっしゃるでしょう。ペットが亡くなった際は、仕事を休むことは可能です。ただし、注意すべき点が2点あるため、以下では各注意点を解説していきます。

忌引きは適応されない

ペットが亡くなった際は、忌引きが適用されないため注意が必要です。忌引きとは、親族が亡くなった際に喪に服することを指します。

一部の企業ではペットが亡くなった際に忌引きが適用されることもありますが、ごく一部で一般的ではありません。そのため、ペットの火葬で休みが必要な場合は、有給取得か欠勤する必要があります。

無断欠勤はしない

ペットの火葬で会社を休む際は、必ず休みの連絡を入れて無断欠勤しないようにしましょう。ペットが亡くなることは悲しくつらい出来事ですが、無断欠勤はしてはいけません。

飼い主様が休んだ分は会社の誰かがフォローしなければいけないため、後にトラブルにつながる可能性があります。上司や同僚がスムーズに作業を行えるようにするためにも、必ず連絡は入れておきましょう。

どうしても仕事が休めないときの対処法

どうしても仕事が休めないときの対処法

ペットの火葬で休みが必要でも、都合により仕事が休めないこともあります。また、周りの目線が気になって休みを申し出せないという飼い主様もいらっしゃるようです。

以下では、ペットが亡くなってからどうしても仕事が休めない際の対処法について解説します。

ペット火葬日をずらす

どうしても仕事が休めない場合は、ペットの火葬日をずらしましょう。ペットの火葬日をずらすことで、忙しい場合でも落ち着いてペットとお別れができます。ご遺体は保冷剤やドライアイスで冷やし、涼しい部屋に安置すれば腐敗を遅らせることが可能です。

特に夏場では2〜3日、冬場では3〜4日程度きれいな状態で維持できるでしょう。また、小型のペットや腐敗しやすいペットの場合は、ご遺体を冷蔵保存することも検討してみましょう。

休みが取れる日をしっかり選んで、ゆっくりとお別れの時間を過ごすことが重要です。

24時間対応の火葬業者に依頼する

24時間対応の火葬業者に依頼することも検討してみましょう。

たとえば、家族が愛するペットが夜中に亡くなり、ご遺体をきれいに火葬するために急いで依頼しなければいけないというケースもあります。24時間対応の業者であれば、早朝や深夜でも対応してもらえるため、仕事のスケジュールに影響することなくお別れできます。

また、早朝は忙しいけれど、深夜なら時間を取れるなどのご要望にも柔軟に対応してもらえる場合もあるため、まずは24時間対応の業者に相談してみましょう。

家族に見送ってもらう

どうしても仕事が休めない場合は、家族にペットを見送ってもらうことも手段として考えられます。仕事で直接立会えないことは、後悔を感じてしまうこともあります。

しかし、ペットとのお別れで大切なのは感謝や愛する気持ちを伝えることです。そのため、火葬業者にお願いして手紙を一緒に火葬してもらえば、ペットへの感謝の気持を形として残せるでしょう。

また、家族に頼んでペットの最期の姿を写真に収めてもらうのもいいでしょう。心残りがあれば、手元供養でペットを身近に感じながら供養することをおすすめします。

ペットが亡くなった後のペットロスの乗り越え方

ペットが亡くなった後のペットロスの乗り越え方

ペットが亡くなってしまい、ペットロスに陥ってしまう飼い主様もいらっしゃるでしょう。

ペットロスは、愛するペットが亡くなってしまったときの飼い主様の悲しみや喪失感のことを指します。ペットを亡くして間もない飼い主様であれば、誰もが経験するでしょう。

以下では、ペットロスの乗り越え方について解説します。

思う存分悲しむ

まずは、自分の感情に正直になり、思う存分悲しむことです。大好きなペットが亡くなると悲しい気持ちになるでしょう。自分の気持ちに正直になり、思いきり泣いて悲しむことは、ペットロスを乗り越えることにもつながります。

多くの飼い主様は、自分自身の感情を我慢して、普段通り振る舞おうとします。しかし、自分の感情に正直にならないといつまでも気持ちの整理がつきません。ペットロスから立ち直れなくなってしまう飼い主様も大勢います。

自分の身体と心の状態に合わせ、無理をせずに過ごすのが良いでしょう。

悲しみを誰かに共有する

悲しいという気持ちを誰かに共有して、聞いてもらうこともペットロスを乗り越えるための有効な手段です。

ペットロスに限った話ではないですが、ひとりで抱え込んでしまうと感情を内面に閉じ込めてしまい、ストレスゆえに精神的な病になってしまう場合があります。

信頼できるご家族や友人、職場の仲間に悲しい気持ちを思いきり吐き出してしまいましょう。アドバイスをもらわなくても問題ありません。自分の気持ちを言葉にするということが大切です。

ペットロスを経験したことのある人に打ち明けてみることで、ペットを失ったことがあるという同じ経験をした人と気持ちを共有でき、少しはラクになるかもしれません。

好きなことでリフレッシュする

ペットのお世話をしていた時間を思い出して、ひとりで抱え込んでしまう方もいらっしゃるかもしれません。しかし、天国のペットも飼い主様の悲しむ姿を望んでいるわけではありません。

趣味や、やってみたかったことにチャレンジし、リフレッシュしてみるのもペットロスを乗り越える一つの手段です。

思い出を振り返る

ペットとの楽しかった思い出を振り返ってみるのも良いでしょう。ペットが元気に写っている動画を見返したり、ペットが笑顔の写真を飾ってみたりすると、自然と笑顔になれる飼い主様も大勢います。

ペットが亡くなるというのは、もちろん悲しいことですが、生前たくさん懐いてくれたペットとの楽しかった思い出も確かに存在します。

無理に忘れるのではなく、たくさんの思い出を振り返って気持ちの整理をすることが、ペットロスを乗り越える近道になるかもしれません。

専門家のカウンセリングを受ける

身近な人のアドバイスでは納得できず、「一生このままかもしれない」と不安を抱えている方もいらっしゃるでしょう。どうしてもペットロスを乗り越えられないという方は、専門家のカウンセリングを受けてみてください。

専門的な知識のあるカウンセラーの話をした後に、不安が和らいだ事例は数多くあります。

カウンセラーの中には、ペットロスを経験した心理カウンセラーや、動物専門の方もいます。「ペットを失った悲しみを話すはけ口がどこにもない」という方は一度相談してみるのも良いでしょう。

新しいペットを迎える

新しいペットを迎えることで、ペットロスを乗り越える人もいます。

しかし、動物は生き物であるため、自分の気持ちの整理のために新しいペットをお迎えするのはあまり良くありません。ある程度気持ちが落ち着いて、動物を育てられるというところまで回復してきたら、新しいペットを迎えてあげても良いでしょう。

新しいペットを迎えることで、生きがいにつながる方もいらっしゃいます。ご家族が全員納得した状態で、「新しいペットをお迎えしたい」と心の底から思ったら、前向きに考えてみてはいかかでしょうか。

ペット葬儀のマナーでよくある質問

初めてのペット葬儀に対して、不安を抱える方も大勢いらっしゃるでしょう。最後にペット葬儀に関するよくある質問に回答します。

ペット火葬に宗派は関係あるのか?

人間のお葬式であれば、お焼香の作法は宗派により異なります。しかし、ペット葬儀には宗派がなく、宗教にあまりとらわれない形で行うケースがほとんどです。

葬儀業者により大きな違いがあり、寺併設の葬儀業者などを利用した際はその寺の宗派に従って執り行われることもあります。

香典は必要か?

人により意見は分かれますが、基本的に必要ありません。手持ち無沙汰になってしまうのであれば、気持ちとしてお花やお菓子を持っていくと良いでしょう。

お骨上げのマナーは?

ペットのご遺骨は人間と比べて小さく、箸を使用して収骨するとご遺骨が崩れてしまうかもしれません。ピンセットを用いて収骨する葬儀業者もあります。そのため、箸渡しも行わないケースが多くあります。

やり方が分からなくても恥ずかしいことではないため、スタッフの方に聞きましょう。

ペットは即日火葬できる?

即日でもペット火葬は行うことができます。人の場合は、法律により亡くなってから24時間は火葬できません。しかし、ペットには法律が適用されないため、即日火葬は可能です。

しかし、依頼する火葬業者や自治体に枠が空いていなければ火葬はできないため、事前に空き状況を確認しておきましょう。

火葬はいつまでに行う必要があるか

ペットの火葬は、死後2日から5日の間に行いましょう。ドライアイスで十分な保冷安置がされていれば、最長10日程度は腐敗を遅らせられますが、綺麗な状態で火葬するためには、死後翌日から3日以内に火葬してあげたいものです。

亡くなったペットへ最初にしてあげられること

亡くなったペットへ最初にしてあげられること

今回は、ペットが亡くなってから行うべき処置について紹介してきました。

  • 硬直が始まる前に足をたたんであげる
  • 体全体の汚れを落としてあげる
  • 涼しい場所で安置してあげる

上記の処置を終えれば、後は葬儀業者に連絡をすれば丁寧に対応してもらえます。

ペットが亡くなり悲しみに暮れている状況でも、大切なペットであるからこそ、本記事でご紹介した内容は把握しておいてください。分からないこともあると思いますが、そういった際はペット葬儀の会社などに気軽に問い合わせてみましょう。

COCOペット生前の終活だけでなく、火葬に関するご相談も承っております。火葬方法や費用に関するご希望や飼い主様のお気持ちに寄り添った火葬プランをご提案いたします。

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