「ペットのお葬式をやりたいけど、できない日や避けた方がいい日はある?」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
人間の葬儀では、一般的に避けた方が良いとされる日がありますが、ペットのお葬式でも気にしておくべきか迷われる場合もあるかもしれません。
本記事では、ペットのお葬式の日程の決め方やポイントについて解説します。
目次
ペットのお葬式ができない日はある?
一般的に、縁起が悪いとされる日に葬儀を行うことはよくないと信じられていますが、ペットのお葬式にも当てはまるのでしょうか。
以下では、ペットのお葬式の日程についての考え方について解説します。
一般的なお葬式で気にされる六曜とは?
人間のお葬式の日取りを決める際に考慮される曜日の考え方として、「六曜」というものがあります。
カレンダーでよく見かける、「大安」「仏滅」といった言葉が六曜ですが、それぞれの意味や種類について以下で解説します。
その日の吉兆を表す言葉
カレンダーの日付の下に「大安」や「仏滅」と記載されているのが六曜です。
六曜は、その日の吉兆を表す言葉として、大きく6種類に分けられ、それぞれ意味も異なります。
六曜 | 意味 |
大安 | 何をするにも良く、六曜の中で最も縁起がいい日。 |
友引 | 勝負事で引き分ける日。現在では凶事に友を引くという意味合いが強く、葬式や法事では避けられる。 |
先勝 | 万事に急ぐことが吉とされている日。 |
先負 | 勝負事や急用を避けるべきとされている日。 |
赤口 | 赤い口の鬼が災いをもたらすとされている日。凶日。 |
仏滅 | 物事が滅するという意味。六曜の中で最も縁起の悪い日。 |
上記の表は縁起の良い順で六曜を並べたものとなります。
結婚式やお葬式、契約事では、六曜に従って日取りを選択することが一般的になっています。
お葬式で避けられる日について
六曜の中では「友引」のみお葬式で避けられます。
友引は「凶事に友を引く」という意味があり、友引の日にお葬式を行うと「故人に友人が道連れにされる」と信じられてきました。
そのため、お葬式の日取りを決める際には、参列者に不快な思いをさせないよう、友引を避けるケースが多くあるようです。
また、友引が葬儀にとって縁起の悪い日であるため、葬儀関連の業者も休業しているところが多くあります。
ペットのお葬式はいつでも可能
人間のお葬式では、六曜の考え方に従って、友引を避ける傾向にありますが、ペットのお葬式の場合はそこまで気にする必要はありません。
なぜならペット葬儀は身内だけで行われることが多く、友人を呼んでお葬式を行うということがあまりないからです。
また、ペットの葬儀に関しては、飼い主様のお気持ちを何よりも優先すべきです。
そのため、六曜の考え方に縛られることなく、家族が集まれる日やペットの状態を見てお葬式の日程を決めることをおすすめします。
飼い主様の六曜に対する考え方
一般のお葬式では、友引や仏滅といった縁起の悪い日を気にされる方が多くいらっしゃいます。
ペットのお葬式でも六曜を気にされる飼い主様もいらっしゃいますが、ペットのお葬式はあくまでも、ペットとのお別れを大切にすることが大前提です。
実際、家庭や仕事の都合により、六曜を気にせず自由にお葬式の日程を決める方も多くいらっしゃるため、ペットのお葬式では、ペットとの最期の時間を大切にすることに目を向けることをおすすめします。
ペットのお葬式の日程を決める際のポイント
ペットのお葬式の日程を決める際には、気を付けるポイントが3つあります。
ペットのお葬式をいつにするか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
親族や友人が参列できる日を優先する
ペットのお葬式の日程を決める際は、親族や友人が参列できる日を優先しましょう。
六曜を考慮して日程を調整する場合、親族や友人の都合が合う日程が限られてしまいます。また、火葬までの日にちが空きすぎてしまうとご遺体の状態も悪くなります。
そのため、ペットのお葬式の日程を決める際は、六曜を気にせずご家族や友人の都合がつく日を選びましょう。
きれいな姿で見送ることを考慮する
お葬式の日程を決める際は、ご遺体の腐敗の状態を考慮しましょう。ペットのご遺体を適切に安置した場合でも腐敗は進んでいきます。
そのため、六曜を気にして日程を調整しようとすると、ご遺体がいたんでしまい、きれいな状態での火葬が難しくなってしまいます。
季節によりきれいな状態で安置できる日数は異なりますが、おおよそ2~3日以内、特に夏場の場合はできるだけ早く火葬をしてあげましょう。
お葬式可能な日程を予約する
お葬式の日程を決める際、ペット葬儀業者の予約状況を確認しておくことも重要です。
ご家族が集まれる日であっても、葬儀業者の予約が取れなければペット葬儀は行えません。
そのため、お葬式の日程を決める際には、ご家族の都合を確認するのと並行で葬儀業者の予約状況も確認しておきましょう。
ペットのご遺体の適切な安置方法
ペットが亡くなると徐々に体の腐敗が始まり、ご遺体の状態を保てなくなります。
そのため、ペットが亡くなった後は適切な安置を行い、腐敗を遅らせ、お葬式の準備を行う日数を確保することが大切です。
ご遺体を手入れする
ペットの死亡を確認したら、ご遺体を手入れしましょう。
ペットが亡くなると数時間で死後硬直が始まってしまうため、体が完全に硬直してしまう前に、以下を行います。
- 四肢を折りたたみ、寝ている体勢にする
- 毛並みを整え、汚れや体液をガーゼでふき取る
また、体勢を変える前に体が硬直してしまった場合は、無理に折り曲げることはせず、硬直が解けてから行うようにしましょう。
保冷剤などで体を冷やす
ご遺体の腐敗を遅らせるために、ダンボールや棺に納め、保冷剤やドライアイスをご遺体に当てましょう。
内臓に近い場所が腐敗しやすい箇所なため、頭やお腹周りを中心に冷やすと腐敗の進行を抑えられます。
ペットのお葬式方法を決める
ご遺体を適切に安置したら、ペットのお葬式を行うため、火葬方法を決めましょう。
火葬方法によりサービス内容や料金が異なるため、予算やどのような火葬にしたいかをよく検討することをおすすめします。
以下では、それぞれの火葬方法の特徴と、小型犬をCOCOペットで火葬した場合の料金相場について紹介します。
火葬方法 | 特徴 | 料金相場 |
合同火葬 | 他のペットと一緒に火葬する | 16,000~20,000円 |
個別一任火葬 | ペット単体の火葬が可能 | 22,000~27,000円 |
立会い火葬 | 個別火葬に飼い主様が立ち会える | 25,000~29,000円 |
ペットのお葬式は日程を気にせず後悔のないお別れを
お葬式の日程について、古くからの習わしを気にする方もいらっしゃいますが、家族の一員として過ごしてきたペットに感謝の気持ちを伝えることが一番大切です。
そのため、その日の縁起の良し悪しを気にせずに飼い主様にとって最善の日を選択することをおすすめします。
また、訪問火葬サービスのCOCOペットでは24時間365日、ペットの葬儀に関するご相談を受け付けています。
お見送りの際の火葬プランも、ペットの種類によって6,600円(税込)からさまざまなプランを提供しており、一般的な猫や小型犬であれば、17,600円(税込)から、中型犬であれば28,600円(税込)から、火葬方法やご供養の希望によってプランを選んでいただけます。
埼玉、東京(島しょ部除く)、千葉、神奈川、茨城エリアで最安を目指していますので、ペットのお見送りについてお考えの方は一度ご相談ください。