「ドーベルマンの火葬って高そう」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
大型犬に分類されるドーベルマンは体も大きく、火葬に高額な料金が必要になると思われます。しかし、現代ではペットの火葬技術も発達しており、ドーベルマンのような大型犬でも火葬プランをきちんと立てて準備すれば費用を抑えた火葬が可能です。
本記事では、ドーベルマンの火葬費用を抑える方法と準備に関して紹介します。
目次
ドーベルマンとは?
ドーベルマンとは、「ドーベルマン・ピンシャー」とも呼ばれている大型の犬種です。
ドーベルマンは姿形通りの特徴もあれば、意外な一面も併せ持つ犬です。ドーベルマンの体格と性格に合った火葬ができるように、基礎知識を確かめておきましょう。
ドイツ原産の警備犬
ドイツ生まれのドーベルマンは19世紀に警備犬として作られた犬種です。ドーベルマンという名前は創始者の「カール・フードリヒ・ルイス・ドーベルマン」から付けられました。
カールは税金関係の仕事をしており、現金を持ち歩く習慣から自分を護衛してくれる警備犬を求めていたのです。その結果、知性や警備力などが優れたドーベルマンという犬が誕生しました。
引き締まった美しい体躯
ドーベルマンは体高が約70cm、体重が約40kgから45kgと全体的に筋肉質で引き締まった美しい体躯をしています。そのため、他の犬よりも俊敏性が高く、耐久力も強いです。
ちなみに、ドーベルマンの特徴的な見た目である小さな尻尾と立ち耳は生まれ持ったものではありません。子犬時に切断処理されてできたものです。しかし、現在では切断することが禁じられており、長い尻尾と垂れ耳のドーベルマンも多いです。
実は甘えん坊な犬種
ドーベルマンは警備犬として知られているせいか、怖そうなイメージを持たれています。しかし、イメージや容姿とは裏腹にドーベルマンは甘えん坊で優しい性格です。
運動が大好きで知的好奇心も旺盛なため、飼い犬としての素質は十分にあります。ただし、飼い主様には忠実でも他の人間に対して警戒心をむき出しにする個体もいるためご注意ください。
攻撃的な性質にならないように、子犬の頃から社会化トレーニングを始めることをおすすめします。
ドーベルマンの火葬は高額?
ドーベルマンは大型犬かつ体重も40kgほどであるため、葬儀社の料金プランの中でも最も高い金額となることは間違いありません。たとえ火葬プランが異なる場合でも、プランのなかで一番高い金額になるでしょう。
ドーベルマンの火葬費用を抑える3つの方法
ドーベルマンの火葬費用を抑えるには以下の3つの方法が最適です。
- 合同火葬にする
- 自治体に依頼する
- オプションなしの一任個別火葬にする
いずれの火葬方法も費用は抑えられますが、デメリットもあります。良い部分と悪い部分も合わせて解説します。
合同火葬にする
合同火葬とは、他のペットと合同で火葬する方法です。大型犬のドーベルマンでも、COCOペットでは約6万2700円で火葬することができます。その代わり、他のペットとの火葬で骨が混ざるため、ご返骨はありません。
自治体に依頼する
各自治体にペット火葬を依頼する火葬方法もございます。約3000円と安くすませられますが、ご返骨もされないうえに基本的にご遺体が「一般廃棄物」として扱われます。
手続きは各県の自治体で異なるため、自治体に依頼する場合は必ず事前に役所などにご連絡して手続き事項を確認しましょう。
オプションなしの一任個別火葬にする
火葬プランにはバスケット棺やお花をつめるなどのオプションがありますが、それらを付けずに「一任個別火葬」だけにすると比較的費用が安く抑えられます。
一任個別火葬とは、火葬車に自宅まで来てもらって火葬車で火葬してもらい、葬儀スタッフがお骨上げから納骨までを行う火葬方法です。
COCOペットでの料金は約6万9300円と少し高めですが、他のプランよりも手厚く火葬することができます。
ドーベルマンの火葬に必要な3つの準備
ドーベルマンの火葬には以下のような3つの準備が必要です。
- 死亡届を提出する
- 葬儀社を選び火葬プランを決める
- 葬儀日を決める
いずれの準備も非常に大切な事柄になります。必ず行なっておいてください。
死亡届を提出する
ドーベルマンが亡くなった際は「死亡届」を自治体の保健所へ出す義務があります。犬は、他の動物と違って狂犬病ワクチンを接種する義務があるため死亡届が必要です。
死亡届を提出し忘れると罰金を支払わなくてはいけなくなります。愛犬の死後30日以内に必ず提出してください。
葬儀社を選び火葬プランを決める
ドーベルマンの亡き後はバスタオルに敷いた箱に安置して、葬儀社を選び火葬プランを決めましょう。まず大型犬でも火葬できるか確認が必要です。そのうえで、ご自身の予算内に収まるかを葬儀社スタッフとよく相談してください。
葬儀日を決める
最後に葬儀日を決めましょう。大型犬であるドーベルマンの火葬は他の犬よりも時間がかかります。2時間ほど必要と思っておきましょう。飼い主様やご家族の都合が良く、なおかつ早めの日にちを確かめて葬儀日を決定してください。
ドーベルマンも動物なので当然ですが、日にちが経てば経つほど腐敗が進んでしまいます。ご自宅での安置にも限界があるため、早めに葬儀日を決定しましょう。
ドーベルマンが幸せな火葬方法を
本記事では、ドーベルマンの火葬費用ならび費用を抑える方法、必要な準備を紹介しました。ドーベルマンという大型犬の火葬費用を捻出するのは大変なことです。しかしながら、費用の安さばかりを考慮すると悔いのない見送りはできません。
今回ご紹介した方法のなかから、ご自身とご家族、そして何より愛犬ドーベルマンにとって一番良い火葬プランを考えて決めてください。
また、訪問火葬サービスのCOCOペットでは24時間365日、ペットの葬儀に関するご相談を受け付けています。
お見送りの際の火葬プランも、ペットの種類によって6,600円(税込)からさまざまなプランを提供しており、一般的な猫や小型犬であれば、17,600円(税込)から、中型犬であれば28,600円(税込)から、火葬方法やご供養の希望によってプランを選んでいただけます。
埼玉、東京(島しょ部除く)、千葉、神奈川、茨城エリアで最安を目指していますので、ペットのお見送りについてお考えの方は一度ご相談ください。