「超大型犬・グレートピレニーズの火葬って、他の犬とは違うのだろうか」と考えていらっしゃる方もいるのではないでしょうか。
グレートピレニーズほどの大型犬の場合、火葬が可能か疑問を抱いても無理はありません。しかし、しっかりと適切な手順と準備、注意点に気をつければ火葬は可能です。
本記事では、グレートピレニーズに理想的な訪問火葬について解説し、火葬の準備と注意点に関しても紹介します。
目次
グレートピレニーズとは
グレートピレニーズとは、「ピレニアン・マウンテンドッグ」とも呼ばれている大型犬です。そして以下のような特徴があります。
- ルイ14世からも愛された犬
- 優秀な家畜護衛犬
- 子供が大好きな犬種
グレートピレニーズの特徴や性格を知ることで愛犬にさらなる愛着がわき、火葬のときもグレートピレニーズとの思い出を胸に、しっかりと見送ることができるでしょう。
ルイ14世からも愛された犬
グレートピレニーズはフランス原産の犬であり、チベタン・マスティフを祖先に持つ大型犬です。17世紀から18世紀のフランス国王ルイ14世にも愛された愛玩犬でした。
ルイ14世の影響で当時の人気犬となり、のちのルイ16世の妻マリー・アントワネットもグレートピレニーズを護衛犬として飼育していたほどです。19世紀半ばまでは、フランス王立法廷の公式犬も務めていました。
優秀な家畜護衛犬
グレートピレニーズは、どんなに激しい気候や起伏のある山地でも家畜と家族を守る優秀な家畜護衛犬として知られています。真っ白な美しい長毛を持つ犬であるにも関わらず、強い体力を持ち、体重は50kgから70kgと非常に重いです。
足には狼のような爪があり、山地を歩くときに滑り止めの役割を果たします。しかし、家庭犬として飼う場合には、爪を切られることが多いです。
子供が大好きな犬種
グレートピレニーズは穏やかで温厚な性格をしています。子供が大好きで飼い主様に対しても忠実性を示すことが特徴的です。
しかし、家族のことが大切なあまり、家族以外の人間に対して警戒心を剥き出しにする場合もあります。子犬から飼う場合は、プロのドッグトレーナーからしつけをしっかりと学びましょう。
グレートピレニーズに訪問火葬がおすすめな2つの理由
多くの火葬方法があるなかで、グレートピレニーズに訪問火葬がおすすめの理由は以下の通りです。
- 移動をせずにすむ
- 思い出の場所での火葬も可能
いずれもグレートピレニーズの体型や性格に合わせた結果です。ひとつずつみていきましょう。
移動をせずにすむ
グレートピレニーズは大型犬かつ被毛も多いので、飼い主様自身の車で火葬場まで運ぶのは大変です。その点、訪問火葬の場合はご自宅まで火葬車が来てくれるため、大変な移動をせずにすみます。
火葬車が来るまでグレートピレニーズの一番近くに座り、悲しみと向き合い、安心して天国へ旅立てるよう祈りましょう。
ただし、グレートピレニーズの中でも特に大きな子などは、移動火葬車での火葬ができない場合もあります。心配な場合は、依頼する予定のペット火葬業者に確認するのが確実です。
訪問火葬サービスのCOCOペットでも、24時間365日、ペットの葬儀に関するご相談を受け付けています。
COCOペットの無料相談(24時間365日受付)はこちらから
思い出の場所での火葬も可能
訪問火葬の場合、多くは火葬車での火葬となります。そのため、グレートピレニーズが好きだった場所やよく散歩した道の近くなどで火葬することも可能です。
ただし、思い出の場所が必ずしも火葬車で火葬しても良い場所とは限りません。必ず葬儀社や自治体に事前連絡して確認してください。
グレートピレニーズの訪問火葬には種類がある
グレートピレニーズの訪問火葬には以下のように「個別火葬」と「合同火葬」という種類があります。それぞれメリットとデメリットがあるため、どちらが飼い主様に合っているか見極めてください。
個別火葬
個別火葬とは、ペットを一匹ずつ個別に火葬する方法です。最初から最後までペットの葬儀を見守ることができる「立会い個別火葬」や葬儀社スタッフにお骨上げや納骨を任せる「一任個別火葬」が当てはまります。
個別火葬ではペットのお骨上げやご返骨も可能ですが、そのぶん火葬料金は高いです。「最後まで火葬を見守りたい」「返骨してもらって自宅で供養したい」という飼い主様におすすめの訪問火葬です。
合同火葬
合同火葬とは、他のペットたちと一緒に火葬する方法となります。葬儀社スタッフにペットのご遺体を任せたら、納骨から埋葬まで全てを専門スタッフが丁寧に行うものです。
火葬料金は個別火葬よりも安く抑えられます。しかし、他のペットのご遺骨が混じるためにご返骨はされません。「寂しくないように他のペットと一緒に旅立たせてあげたい」「費用を抑えて丁寧に埋葬したい」という飼い主様におすすめです。
グレートピレニーズの火葬に必要な2つの準備
グレートピレニーズの火葬に必要な準備は2つあります。
準備は必ず火葬日の前日までに行っておきましょう。
亡くなった後の体重を測る
グレートピレニーズの体重は生前で50kgから70kgもあります。これほどあまりに大きな子だと、移動火葬車での火葬が難しい場合もあります。
ただし、亡くなる時は生前よりも痩せているケースが多いです。体重を測って、もし40kgから45kgほどであれば火葬車でも無理なく対応できるでしょう。
葬儀日の調整をしておく
グレートピレニーズのような大型犬の火葬は、他の犬種よりもかなり時間がかかることが多いです。立会い個別火葬を選択した場合はかなりの時間を要するので、葬儀日の調整をしておきましょう。
2024年現在の葬儀業者や火葬業者は24時間対応の場合が多いです。亡くなったのち、すぐに相談窓口へ電話してみてください。
グレートピレニーズを火葬するときの2つの注意点
グレートピレニーズを火葬するときには、「抜け毛が棺に入らないようにする」「葬儀後の供養方法を決めてから火葬する」という2つの注意点があります。以下でひとつずつ解説していきます。
抜け毛が棺に入らないようにする
グレートピレニーズは大型犬のなかでも最も抜け毛が多い犬種です。天国に旅立つときに抜け毛が棺に入らないように、火葬前はより丁寧なブラッシングをしておきましょう。
葬儀後の供養方法を決めてから火葬する
グレートピレニーズのような大型犬は、小型犬や中型犬よりもご遺骨が多くなります。ご返骨を希望の際は、骨壷の大きさを確かめておいてください。一番大きな骨壷で7寸(約21cm)になります。
供養方法に関しても、「納骨堂」「霊園」「ご自宅に墓地を作る」など種類が豊富です。火葬プランに影響するため、火葬前に必ず決めておきましょう。
グレートピレニーズとのお別れを悔いのないものに
本記事では、グレートピレニーズに訪問火葬が適している理由や訪問火葬の種類、注意点などを紹介しました。グレートピレニーズは体格や被毛の点など、火葬に気を使うことが多い犬種と事前に知っておくことが大切です。
大型犬だからこその悩みとなりますが、そのぶん火葬プランや供養方法を決める過程でどれだけ愛犬として大切だったか思い出す機会にもなります。飼い主様とグレートピレニーズに最適の火葬プランで悔いのないお別れをしてください。
また、訪問火葬サービスのCOCOペットでは24時間365日、ペットの葬儀に関するご相談を受け付けています。
お見送りの際の火葬プランも、ペットの種類によって6,600円(税込)からさまざまなプランを提供しており、一般的な猫や小型犬であれば、17,600円(税込)から、中型犬であれば28,600円(税込)から、火葬方法やご供養の希望によってプランを選んでいただけます。
埼玉、東京(島しょ部除く)、千葉、神奈川、茨城エリアで最安を目指していますので、ペットのお見送りについてお考えの方は一度ご相談ください。