「セントバーナードって大きいけど火葬できるのかな」と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
確かにセントバーナードは他の大型犬に比べて非常に大きな犬です。しかし、火葬プランをきっちりと立てれば火葬できないことはありません。
本記事では、セントバーナードの火葬方法や納骨の仕方、費用などを徹底的に解説します。
目次
セントバーナードとは
セントバーナードは別名「アルパイン・マスティフ」という名の巨大な犬種です。その他に、以下のような特徴があります。
- 犬のなかで最も大きな犬種
- 厚い被毛で雪の中でも平気
- 優しいおっとりした性格
セントバーナードの特徴を知っておくことで、火葬プランを立てるときに役立つでしょう。本記事で改めて愛犬の知識を身につけてください。
犬のなかで最も大きな犬種
セントバーナードは、スイスとイタリアが原産の犬種です。体高は約80cmから90cm、体重は60kgから80kgと、犬のなかで最も大きな超大型犬として知られています。最大体重で100kgになる個体もいるほどです。
毛色は白の下地に茶色などの斑模様があります。目の周りは濃い毛色でありながら、口元やお腹は白い毛並みをしているところが魅力的です。
厚い被毛で雪の中でも平気
セントバーナードは原産国が寒い地域であることから、厳しい寒さのなかでも動けるように厚い被毛で体が覆われています。さらに筋肉や骨格もしっかりしており、自ら考えて動く頭脳も持ち合わせているのです。
17世紀からは雪中救助犬として活躍し始め、20世紀初めごろまでに2500人以上の人々を救助しました。なかでも、生涯で40名もの人間を救ったバリー号が有名です。
優しいおっとりした性格
超大型の犬種でありながら、とても穏やかで優しい性格をしています。責任感も強く、辛抱強い心を持っているため、躾しやすい犬種です。また、非常に利口で飼い主様に従順な一面も持っています。
攻撃的な性質ではなく無駄吠えもしません。お子様がいるご家庭でも安心して飼うことができる犬種です。
セントバーナードの火葬は難しい
セントバーナードの火葬は、「大きすぎて火葬場に入らない」「他の大型犬より倍の火葬時間がかかる」という2点により難しいとされています。セントバーナードの体型をふまえながら、以下で解説します。
大き過ぎて火葬場に入らない
セントバーナードの火葬で一番の問題となるのは「大きさ」です。多くの火葬場で用いられている火葬設備は、約40kgの体重を持つ動物までが限界とされています。
セントバーナードは40kgどころか、2倍の体重があるため、大き過ぎて火葬場に入らない可能性があるのです。そのため、火葬する場合は必ず火葬自体が可能か葬儀社に相談してください。
他の大型犬より倍の火葬時間がかかる
セントバーナードを火葬できる火葬場が見つかったとしても、もうひとつ問題があります。火葬時間の長さです。セントバーナードは超大型犬のため、他の大型犬の倍以上に時間がかかる可能性があります。
大型犬の火葬は通常1時間から3時間ほどですが、セントバーナードの場合は3時間以上かかると考えておくべきでしょう。火葬を全て見守る「立会い個別火葬」にする場合は、火葬日に他の予定を入れないことが賢明です。
セントバーナードを火葬するには
セントバーナードを火葬するには、「最大級の火葬車を持つ葬儀社を探す」「火葬が可能な葬儀場まで移動する」ことが必要になります。
最大級の火葬車を持つ葬儀社を探す
セントバーナードを火葬できる場所や火葬車が全くないわけではありません。大型犬や超大型犬を火葬するのに適した「大型移動火葬車」を持つ葬儀社などを探すと良いでしょう。
セントバーナードは体格も体重も最大級なため、飼い主様が自ら葬儀場へ運ぶのは困難です。そのため、なるべく葬儀社から迎えに来てくれる火葬プランにするのが最適と言えます。
大型移動火葬車を持つ葬儀場と連絡が取れるならば、火葬場へ移動するよりも火葬車でご自宅までセントバーナードのご遺体を迎えにきてもらいましょう。
火葬が可能な葬儀場まで移動する
どうしても近場に超大型犬を火葬できる場所がなく大型移動火葬車も見つからない場合は、火葬が可能な遠くの葬儀場まで移動するしかありません。小さなお車や車自体を持っていない場合は、レンタカーなどを借りて移動しましょう。
ただし、大切な愛犬といえども運ぶのは犬のご遺体です。レンタカー会社に相談することを忘れないでください。同じ大型犬を持つお友達が大きな車を所有している場合は、その方に頼んでみるのもひとつの方法です。
また、遠くの葬儀業者を通じての火葬になります。見知らぬ土地で不安になりやすいため、スタッフとは密な連絡を取っておきましょう。
セントバーナードの納骨方法
セントバーナードの納骨方法ですが、他の大型犬よりも注意しなければならないことがあります。まず、骨壷の大きさですが、最大サイズの7寸(約21cm)骨壷にもご遺骨が入りきらない可能性があるでしょう。
納骨する際は、分骨または散骨の選択肢を検討しておくことが最適です。分骨とは、ご遺骨を2つ以上の骨壷に分けて供養する方法になります。COCOペットでは分骨に適した次のような商品を取り扱っていますので、確認して見てください。
そして、散骨とはご遺骨をパウダー状に粉砕して海や山にまく方法です。こちらの場合は、必ずご遺骨を細かく粉砕し散骨する場所の自治体に許可を得てください。
セントバーナードの火葬に必要な費用
セントバーナードは超大型犬の部類に入るので火葬費用はとても高額です。最低額でも約7万円から10万円はするでしょう。
COCOペットでは、一番安い「合同火葬」で約6万2700円です。しかし、こちらの料金も体重が約40kgまでの犬となっています。セントバーナードの死後の体重を測ったのちに、スタッフと相談してみてください。
愛犬セントバーナードが無事に虹の橋を渡っていけるようにしよう
本記事では、セントバーナードの火葬方法や納骨の仕方、費用について解説しました。大型犬を飼う人が少なくなってきたことも、セントバーナードの火葬が難しい一因の一つでしょう。
しかしながら、そのなかでも大型犬を愛し、セントバーナードを愛する人はいます。セントバーナードが無事に虹の橋を渡って天国に逝けるように、生前から火葬プランや納骨・費用に関して決めておくことをおすすめします。
また、訪問火葬サービスのCOCOペットでは24時間365日、ペットの葬儀に関するご相談を受け付けています。
お見送りの際の火葬プランも、ペットの種類によって6,600円(税込)からさまざまなプランを提供しており、一般的な猫や小型犬であれば、17,600円(税込)から、中型犬であれば28,600円(税込)から、火葬方法やご供養の希望によってプランを選んでいただけます。
埼玉、東京(島しょ部除く)、千葉、神奈川、茨城エリアで最安を目指していますので、ペットのお見送りについてお考えの方は一度ご相談ください。