「グレートデーンのような大きな犬種の火葬ってどうしたらいいの…」と悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

確かにグレートデーンのような大きな犬の火葬は、チワワなどの小型犬の火葬よりも手間がかかります。それは、筋肉量や骨の太さが全く違うからです。しかし、そうだとしても他の犬と同じようにていねいで心を込めた火葬をしてあげたいものです。

本記事では、グレートデーンの火葬に関して特徴から分かる火葬のポイントなどを解説します。

グレートデーンとは

グレートデーンとは

グレートデーンはドイツ原産の大型犬です。がっしりしつつも気品のある体格から「犬の中のアポロン神」とも呼ばれています。可愛らしい垂れ耳をしていますが、断耳する個体もいるのです。他にもグレートデーンには以下のような特徴があります。

  • 別名が「優しい巨人」?
  • 大型犬ではなく「超大型犬」
  • 多彩な毛色の持ち主
  • 短命な犬種

火葬する前に飼い主様の務めとして、グレートデーンの体格や体調管理について学んでおきましょう。

別名が「優しい巨人」?

グレートデーンは、古代エジプトや古代ギリシャなど少なくとも紀元前3000年前から似た犬が存在している犬種です。歴史を持つ由緒ある犬ですが、極めて温厚で他の動物や人間に対して友好的な性格をしていることから「優しい巨人」とも呼ばれています。

飼い主様にも従順で躾もしやすい犬種です。しかし、適切な訓練を受けていない個体は凶暴になり危険な面もあります。飼う際は、プロのドッグトレーナーにきちんとした躾を習ってください。

大型犬ではなく「超大型犬」

グレートデーンは大型犬のなかでも「超大型犬」に当てはまる犬種です。長めの首に強固な筋肉、体高は約70cm〜100cmで体重は約50kg〜90kgにもなります。

体高に関しては個体差があり、必ずしも100cm以内とは限りません。世界中のグレートデーンを比較するとギネス・ブックに登録されるほどの体高を持つ個体がいます。2012年に登録されたオスのグレートデーンは体高が約111.8cmもありました。

多彩な毛色の持ち主

グレートデーンは6色の被毛を持つ犬種として有名です。種類はハールクイン(地色は白に黒の斑点模様)、フォーン(頭部が青のイエローゴールド)、ブラック、ブリンドル(フォーンと黒の縞模様)、ブルー(鉄色がかった灰色)、マント(黒と白)になります。

近しい色から全く別の色もしているため、6色の個体全てが並ぶと同じ犬種に見えないかもしれません。

短命な犬種

グレートデーンは10年以上生きることが珍しいほど短命な犬種です。胃の問題が多く、新陳代謝も遅いため、多くの個体が7歳ほどで亡くなります。少しでも長く生きられるように、健康管理には十分に気をつけてください。

グレートデーンにおすすめの火葬方法2選

グレートデーンにおすすめの火葬方法2選

以下がグレートデーンにおすすめの火葬です。

  • 一任個別火葬
  • 立会い個別火葬

火葬の種類には他のペットと一緒に火葬する「合同火葬」もあります。しかし、グレートデーンの場合は超大型犬なので個別火葬がおすすめです。

一任個別火葬

「一任個別火葬」とは、葬儀社に自宅まで来てもらう火葬方法になります。グレートデーンは超大型犬なため、自宅からの移動が大変です。火葬車を出してもらっての火葬であり、ご収骨は葬儀社スタッフが行います。

ご返骨も可能であり、スタッフがご遺骨を骨壷に入れ渡してくれる点もメリットのひとつです。超大型犬を火葬してくれる葬儀社が近くにない場合もあるため、葬儀社へご連絡の際には必ず愛犬の体重や状態などを伝えておきましょう。

立会い個別火葬

飼い主様のペットのみ個別に火葬する方法です。火葬炉へ入るところから火葬終了まで愛犬を見守ることができ、ご自分でのご収骨も可能になります。葬儀を最初から最後まで見届けたい方におすすめです。

ただし、火葬車のそばで火葬の間ずっといることになります。気候に合わせた服装にすることを心がけてください。

グレートデーンの火葬に関する3つの注意点

グレートデーンの火葬に関する3つの注意点

グレートデーンの火葬に関する注意点は以下の3つです。

  • 料金の高さを考慮
  • 骨壷の大きさを決めておく
  • 自宅用のメモリアルグッズは仏壇や祭壇がおすすめ

火葬をする前に必ずチェックしておきましょう。

料金の高さを考慮

グレートデーンは超大型犬なため、どうしても火葬費用が小型犬や中型犬より高くなります。相場は約7万円が目安です。費用を安く抑えられる「合同火葬」だとしても約6万円はかかります。

なるべく料金を抑えたい方は、生花を入れるオプションなどをつけずに、火葬のみを行えるよう葬儀社にご相談ください。

骨壷の大きさを決めておく

グレートデーンは超大型犬のうえ、硬い歯が特徴的なため、必然的に遺骨の量も多くなります。そのため、骨壷はあらかじめ大きめのものを選んでおくのが良いでしょう。

骨壷は1番大きいもので高さ約25cm、直径21cmです。亡くなった愛犬の体格を事細かに葬儀社へ伝えて、遺骨の量がどのくらいになるか推量しておくことをおすすめします。

自宅用のメモリアルグッズは仏壇や祭壇がおすすめ

グレートデーンのご遺骨は多いため、自宅に骨壷を置くよりも仏具と写真を飾った「ペット仏壇」や「ミニ祭壇」を置くこと方がおすすめです。

ご遺骨をパウダー加工する粉骨にもグレートデーンでは難しい場合があります。粉骨したい場合は葬儀社に問い合わせてみましょう。他にもペット霊園や墓地への納骨、海や山への散骨が可能です。

グレートデーンにおすすめのメモリアルグッズ2選

グレートデーンにおすすめのメモリアルグッズ2選

以下の2つがグレートデーンにおすすめのメモリアルグッズになります。

  • ペット仏壇
  • ミニ祭壇

2024年現在では、ご自宅のインテリアにも馴染むようなペット仏壇やミニ祭壇が人気です。飼い主様の大切なグレートデーンに似合うような仏壇や祭壇を見つけましょう。

ペット仏壇

ペット仏壇とは、ペットの写真とともにオリジナルの仏具を用意した仏壇のことです。体の大きなグレートデーンでも気にせずに自宅での供養ができます。

COCOペットは以下のような商品を取り扱っています。

ペット仏壇

ミニ祭壇

ミニ祭壇とは、写真と名前入りの遺影や小さな飾りを用意したミニサイズの祭壇になります。自宅のどこにでもおきやすく、インテリアの邪魔にもなりません。

いつでも大きな存在だったグレートデーンを思い出すことができます。COCOペットでは以下のような商品を取り扱っていますので、興味のあるものがあればチェックしてみてください。

ミニ祭壇

愛するグレートデーンとの思い出を最後まで大切に

愛するグレートデーンとの思い出を最後まで大切に

本記事では、グレートデーンの犬種から分かる火葬時のポイント、おすすめの火葬方法やメモリアルグッズについて紹介しました。超大型犬のグレートデーンの火葬には多くの準備が必要です。

そして、残念なことに他の犬よりも共に過ごす時間が短く、火葬の準備は意外と早くやって来るように感じるかもしれません。しかし、短命だからこそ火葬や供養が大切なのです。

その時が来たら、グレートデーンと過ごした日々をいつまでも忘れないように素敵な火葬をしてあげてください。

また、訪問火葬サービスのCOCOペットでは24時間365日、ペットの葬儀に関するご相談を受け付けています。

埼玉、東京(島しょ部除く)、千葉、神奈川、茨城エリアで最安を目指していますので、ペットのお見送りについてお考えの方は一度ご相談ください。

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