「インコの寿命が近づいてきており、死ぬ前にはどのような行動を見せるか知っておきたい」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

インコは体調不良を隠しがちなペットなので、死ぬ前のサインを見逃さないようにすることが大切です。

本記事では、インコが死ぬ前に見せるサインや特にかかりやすい病気、亡くなってしまった場合の供養方法について解説します。今すぐ供養方法を知りたい方は、COCOペットにお問い合わせください。

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インコの平均寿命

インコの平均寿命

インコの平均寿命は大体10年前後です。ただし、インコは種類が多く、300種類を超えるともいわれているため、寿命についても個体により異なります。

例えば、ペットとして飼われることの多いセキセイインコやボタンインコは5~8年、オカメインコは15~20年ほど生きるといわれています。

種類によっては30〜50年程度生きるインコもいるため、事前に平均寿命についても確認しておきましょう。

インコが死ぬ前に見せるサインについて

インコが死ぬ前に見せるサインについて

インコが死ぬ前には、いくつかの行動や身体的なサインを見せます。寿命が近いと感じたら、注意深く観察することが大切です。

甘えるようになる

インコはケージで飼われることが一般的ですが、ケージに入ることを嫌がり、飼い主様から離れようとしないことがあります。

特に普段甘えてこないのに、急に甘えてくる場合は、体調に何らかの変化があり、飼い主様に助けを求めているサインかもしれません。インコが甘えてくる仕草を見せたら、早めに動物病院で診察してもらいましょう。

食欲がなくなる

食欲が無くなることも、死ぬ前に見せる行動の一つです。半日から1日程度餌を食べていない場合は、命の危険がある可能性があります。年齢を重ね寿命が近くなってくると、食べ物を消化する機能が衰えてくるため、食欲も徐々に低下していきます。

特に、急に食べなくなったという場合には注意が必要です。何らかの病気にかかっていたり、寿命が近づいていたりする場合があるため、注意深く観察し、気になる場合は診察を受けてください。

嘔吐や下痢を繰り返す

死ぬ直前や、病気による症状で嘔吐や下痢を繰り返す場合があります。ただ、インコは求愛行動の一つとして、「吐き戻し」を行うことがあるため、病気による嘔吐や下痢なのかを判断することが難しいとされています。

そのため、嘔吐や下痢をしている場合は、他にいつもと違う点はないかをよく観察することが大切です。

止まり木に掴まれなくなる

インコは寿命が近づくにつれて脚力も衰えていくため、死ぬ前には止まり木に掴まれなくなる場合があります。ケージの床を歩いていたり、長時間止まり木に留まっていられなかったりする場合は、寿命が近い可能性を意識しましょう。

また、高い位置に止まり木を置いている場合は転落の恐れがあるため、低い位置につけるようにしましょう。

羽が乱れる

インコは綺麗好きで有名な動物で、毎日欠かさず毛繕いをしていますが、羽が乱れている場合は病気や寿命のサインの可能性があります。

特に年齢を重ね、老年期になる頃には体力が著しく低下するため、毛繕いをする余裕がなく、その結果、羽が乱れたりパサパサになったりする場合があります。

インコに多い病気

インコに多い病気

インコは弱っていることを隠す動物であり、飼い主様が体調不良に気付きにくい場合があります。そのため、かかりやすい病気を知っておくと、体調不良にいち早く気づいてあげられるでしょう。

メガバクテリア症

メガバクテリア症は、胃に生息するカビに感染することで発生する病気です。多くの鳥類が感染する病気で、なかでもセキセイインコは症状が重くなる傾向にあり、突然死するケースもあります。

よく見られる症状としては、以下があります。

  • 便が硬い、食べ物を消化できていない便
  • 食欲がない
  • 元気がない

胃腸の消化機能が落ちるため、食べていても体重が著しく減る場合などには注意が必要です。

疥癬症

疥癬症は、皮膚についた小さいダニにより、強いかゆみを引き起こす病気です。

インコ同士の接触などで感染する恐れがあるため、多頭飼いの場合、感染が疑われたらすぐに隔離しましょう。顔や足を中心に、皮膚が白くなりウロコ状になるため、病気を特定しやすいことが特徴です。

放置するとインコが衰弱死する可能性もあるため、上記の症状が見られたらすぐに病院に連れていきましょう。

そのう炎

「そのう」は、インコの首元にある食べ物を一時的にためておく場所で、そのうで細菌が繁殖することで炎症を起こす場合があります。

そのう炎の主な症状は以下です。

  • 嘔吐・下痢
  • 頻繁にあくびをする
  • 水を大量に飲む

特にあくびを多く繰り返したり、水を大量に飲んでいたりする様子が見られた場合は、そのう炎を疑いましょう。

インコを長生きさせるには

インコを長生きさせるには

「大切な家族であるインコにはできるだけ長生きさせてあげたい」とお考えの飼い主様もいらっしゃるでしょう。インコを長生きさせてあげるためにできることは、主に7種類あります。

以下では、インコを長生きさせる方法について解説します。

環境を整える

インコの生活環境を整えることは長生きするうえで重要です。インコのケージは常に清潔に保ってあげられるようにしましょう。

ケージ内が汚れていると、インコが感染症にかかるリスクが高まります。そのため、定期的な掃除と消毒をして、糞尿や食べ残しがケージ内に残らないように気をつけましょう。

また、インコにえさや水を与える際は、新鮮なものを与えることが重要です。水は毎日取り替えて、えさは古くならないように気にかけてあげてください。インコにとってストレスのない環境を整えることで、長生きにつながるでしょう。

室温を調整する

室温の調節も忘れずに行いましょう。インコの適正温度は約25度前後、湿度は60%程度が最適であるといわれています。インコは体が小さく、体調管理が難しい傾向にあります。

適温を維持すれば、インコの健康を保ち、ストレスも軽減してあげられるでしょう。

急激な温度変化はインコにとってストレスとなり、体調を崩して病気になるリスクが高まります。そのため、エアコンや暖房を使用して、室温を一定に保つように心がけましょう。

バランスの良い食事を与える

インコを長生きさせるためには、バランスのいい食事を与えましょう。インコは体が小さいですが、栄養の必要性は他のペットと同じです。特に脂肪分が多いえさの与えすぎには注意が必要です。

種子類はインコの好物でもありますが、脂肪分が多く、多く与えると肥満や栄養不足のリスクが高まります。

インコの健康を保つためには、バランスよく食べ物を与える必要があります。新鮮な野菜や果物を与えれば、ビタミンやミネラルを補給できるでしょう。さらに、新鮮な水を常に用意し、適度な運動をさせることも健康維持に最適です。

体重を管理する

インコの健康を保つためには体重を管理しましょう。肥満はインコにとって大きな健康リスクであり、長生きできない原因にもなります。そのため、定期的に体重管理をし、えさの与えすぎと運動不足に気をつけましょう。

まず、インコの食事のバランスはもちろん、十分な運動が重要です。インコにとって飛ぶことは自然な運動方法であるため、ケージの外に出て飛び回れる時間を確保してあげましょう。また、ケージ内にも遊び道具を設置すれば、インコは楽しく運動ができるはずです。

定期的にインコの体重を測定し、増えすぎたり減りすぎたりしないように管理しましょう。

日光浴させる

日光浴は、インコが長生きできる要素の一つです。日光浴することで、インコは体内でビタミンDを生成し、カルシウムの吸収を効率的に行えます。ビタミンDは、骨の健康を保つ効果があり、カルシウム不足により骨折や病気を防げます。

インコの日光浴は週に4回程度、合計10時間を目安に行うと良いでしょう。ただし、日光浴をする際は日差しが強い時間帯は避け、風通しが良い場所で行ってください。

また、窓越しの日光では紫外線が十分に届かないこともあるため、必要に応じて専用の紫外線ライトを使用すると良いでしょう。

ストレスをためない

インコを長生きさせるにはストレスをためないことが重要です。インコは敏感な生き物で、環境の変化や生活リズムの乱れを敏感に感じ取ります。

日常的におもちゃで遊んであげたり、刺激を与えたりすることでストレスが解消できます。また、定期的に自由に飛ぶ時間を確保してあげると、運動不足にもなるでしょう。

インコ対応の動物病院を探す

インコ対応の動物病院は事前に探しておきましょう。犬や猫を診てくれる動物病院は多くありますが、鳥を専門に診てくれる病院は多くありません。そのため、インコを飼う前から近くにインコを診てくれる病院があるかを確認しておきましょう。

専門的な知識がある病院を見つければ、健康チェックや病気の早期発見も可能です。

インコが突然死する原因

インコが突然死する原因

インコは死ぬ前のサインを見せることなく、突然亡くなってしまうこともしばしばあります。以下では、インコが突然死する原因について解説します。

事故

インコが突然死する原因として、事故が挙げられます。インコは小さい動物であるため、少しの事故でも命を落とす可能性があります。

例えば、毛布の下に隠れていたインコに気づかずに座ってしまったり、飼い主様を追いかけてドアに挟まってしまったりすることも珍しくありません。インコをケージから出している際は、常に位置を確認して事故を防ぎましょう。

ショック死

インコは繊細な動物であるため、強いショックを受けると突然死する可能性があります。特にインコは光や音に対して敏感で、花火の音や雷の音が原因でショック死することも珍しくありません。

ショック死を防ぐためには、インコが外部の騒音や強い光にさらされないように注意が必要です。外の音があまり響かない静かな環境で飼育し、花火や雷の季節には特に注意してあげてください。

栄養不足

インコが突然死する原因は、栄養不足が挙げられます。特に若いインコは多くの栄養が必要で、2〜3時間おきにえさを与えなければ栄養不足になります。

半日でもご飯を食べなければ、栄養不足が原因で命を失うかもしれません。インコの成長期には十分な栄養が必要であるため、バランスのいい食事を与えてインコの健康を守ってあげましょう。

中毒

インコは中毒になると突然死する可能性が高まります。インコは中毒反応を起こしやすく、食べてはいけない食べ物を一口食べただけでも命を落とすことがあります。

インコが中毒を起こすものは、家具の金具やバッテリー、おもちゃなどです。過程内でも存在するものでも中毒を起こす可能性があるため注意が必要です。特に食べ物ではネギ類やアボカドは中毒性が高いため、与えないようにしてください。

熱中症や低体温症

インコは熱中症や低体温症により命を落とすことは珍しくありません。インコは寒さに弱い生き物であり、真冬にケージをかけずに室外に放置すると一晩で凍死する可能性もあります。そのため、寒い季節は室温を適切に保てます。

同様にインコは暑さにも弱い生き物であるため、日光浴中に熱中症になることもあります。そのため、インコからは目を離さず、適切な温度管理を心がけましょう。

誤飲

インコの誤飲も注意が必要です。インコはついばむ力が強く、紙やプラスチック、布製品を破ることがあります。そのため、部屋で自由に飛ばせる場合は部屋のものを片付け、動かせないケーブルは噛まれないように隠しましょう。

さらに、ケージ内でも誤飲の危険が潜んでおり、おもちゃや止まり木の破片を誤飲する可能性があります。日頃からケージ内を確認にし、おもちゃなどが劣化してきたら新しいものに変えるようにしましょう。

インコが亡くなったら

インコが亡くなったら

寿命を迎え、インコが亡くなってしまったら、適切な方法で安置してあげましょう。

インコのご遺体を清める

インコが亡くなってしまったら、まずはご遺体を清めてあげましょう。

インコが死亡すると、数時間程で硬直が始まります。できれば硬直が始まる前に、羽毛のブラッシングや、ガーゼなどで体液や体についた汚れを拭きとり、ご遺体をきれいにすると良いでしょう。

この時に、生前の思い出として羽を取っておく飼い主様もいらっしゃいます。

体を冷やしながら安置する

ご遺体の手入れが終わったら、腐敗を防ぐために体を冷やしながら安置します。保冷剤やドライアイスを布で包んで、段ボールなどに敷き詰めてから日陰の涼しい場所に安置すると、腐敗を遅らせられます。

安置できる期間は季節にもよりますが、3日程度はきれいな状態を保てるでしょう。

インコの供養方法

インコの供養方法

大切なペットであるインコが亡くなってしまったら、しっかりとした供養をしてあげましょう。

火葬する

インコが亡くなったら火葬を行う飼い主様が多くいらっしゃいます。インコをはじめとしたペットの火葬には、専門の業者に依頼することが一般的ですが、業者ごとにサービスの特色があります。

例えば、火葬車で自宅まで訪問して火葬してくれる業者や、ご遺骨を返却してくれるプランを提供している業者など、業者により異なります。

中には悪質な業者もいるため、火葬の依頼の前に問い合わせてみて、信頼できる業者かどうかを見極めることが大切です。

土葬する

自宅に庭などの私有地がある場合は、土葬も検討できます。ただし、ご遺体をそのまま土に埋めてしまうと、時間が経つにつれて悪臭を放ったり、野生動物に掘り返されたりする危険性があります。

そのため、インコを土葬する場合は、穴は30~50cmくらい深めに堀ってから埋葬すると良いでしょう。

プランター葬

インコは体が小さいため、プランターを使用した葬儀方法も可能です。プランター葬は、土葬とは違い持ち運びが可能なため、引っ越しする時でも対応でき、インコの亡骸をそばにずっと置いておける点がメリットです。

ただし、プランター葬では土の量が少なく微生物の数が少ない為、完全に土に還るまでは10年ほどかかる点は注意が必要です。

インコが亡くなる前は行動に注目しよう

まとめ

インコが亡くなる前に見せるサインについて解説しました。インコは体調不良を隠してしまうペットですが、行動や体の変化を注意深く観察することで、寿命が近づいているかどうかの判断基準になります。

本記事を参考にして、大切なインコと少しでも長く一緒にいられるようにしましょう。 インコの供養や葬儀について困ったことや疑問点がある場合は、COCOペットへの相談がおすすめです。ペット葬儀のプロが24時間365日対応しているので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

また、火葬方法も豊富なプランをご用意しており、自宅付近で火葬できる訪問火葬も実施しています。火葬方法にこだわりがある方もない方にも、最適な方法をご提案させていただきます。

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