亡くなったパグの火葬方法について悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

パグの火葬方法は主に4種類あり、飼い主様の方向性で火葬方法が決まります。

本記事では、具体的な火葬の種類や、火葬料金について解説します。パグが亡くなって悲しいですが、供養をする必要があるので、ぜひ参考にしてください。

パグの特徴

パグは、紀元前400年から中国で生息していたと言われる古い歴史を持つ犬種です。その後、貿易などを通じて欧州各国に広まっていきました。

以下では、更に詳しい特徴について解説します。

他の犬種との比較

パグやフレンチブルドッグ、ボストンテリアはよく間違えられたり、比較されたりします。耳やおしりの特徴などそれぞれの犬種で違いがあります。

特徴パグフレンチブルドッグボストンテリア
原産国中国フランスアメリカ合衆国
体重約6-8kg約9-14kg約7-11kg
体高約25-28cm約24-35cm約28-38cm
しっぽ丸まっているほとんどないとても短いがフレンチブルドックよりは長い
特徴垂れた耳、おでこにしわがある大きくて先が丸い立耳、四角い顔大きくて先の尖った立耳、
タキシードのような被毛のパターン
平均寿命12-15歳10-12歳13-15歳

パグの寿命

平均寿命と最高年齢を確認していきましょう。

平均寿命と最高年齢

平均寿命は12~15歳と言われており、比較的長寿な犬種であるといえます。

南アフリカで飼われていたパグは27歳まで生き、パグの最長寿命としてギネス記録に登録されているとのことです。2018年に他界したSnookie(スヌーキー)という名前だったそうです。

パグが快適に過ごすためには

パグは太りやすい体質であり体型をキープし、ストレスを溜めないために毎日のお散歩を欠かさず行いましょう。できれば朝晩の1日2回が望ましいとされています。パグは暑さや寒さが苦手なため、比較的快適な時間のときに散歩しましょう。

また、室内にいる際も一定的な湿度を保ってください。

パグがかかりやすい病気

パグがかかりやすい病気は2種類あります。以下で解説します。

壊死性髄膜脳炎

パグに良くみられる脳炎ということで「パグ脳炎」と呼ばれている病気です。現在ではパグ以外の特定の犬種にも発生することが分かってきましたが、原因ははっきりと分からず、確実な治療法はありません。

発症すると、けいれん発作が現れるとされています。治療の効果が見られなければ、数週間〜数ヶ月で死に至ることもある病気です。

血液検査やMRI検査などの治療が必要となるため、発作などの神経症状が見られる際にはすぐにかかりつけの病院へ相談しましょう。

短頭種気道症候群

パグは頭蓋骨の長さに比べて鼻の長さが短く、ほかの品種よりも鼻の孔や通り道が狭く、呼吸をするときに気道に圧力がかかりやすくなります。

若齢から発症し、気道の負荷により次第に重症化することもあります。呼吸困難を起こすと、最悪の場合、命を落としてしまう可能性もあるでしょう。

パグはいびきをよくかくため、病気ではないと思い込む飼い主様もいらっしゃいますが、いびきが激しい場合や運動後に苦しそうにしている場合は、病院に相談してみると良いです。

パグの火葬方法

パグの火葬方法

飼い主様の希望を考慮し、最適な選択ができるよう、火葬方法の種類を理解しておきましょう。それぞれの火葬の形式と費用の相場をご案内いたします。

合同火葬

複数のペットと一緒に火葬される方法です。一度の火葬で複数のペットと一緒にご遺体を火葬するため、ご遺骨は返ってこず、一部または全てが合同供養塔などに納骨されることが多いです。費用相場は、16,000円前後となります。

一任個別火葬

火葬業者にパグの火葬を全て任せられる方法です。合同火葬と違い、ペット個別で火葬をするため、ご遺骨を残すことができます。

自宅供養をしたい、ペットを個別でしっかりと弔いたいという人におすすめの方法です。

立合い個別火葬

火葬炉への入炉から火葬の終了までペットに寄り添い、お別れすることができる葬儀のスタイルです。ご希望により、収骨できるところもあります。費用相場は25,000円前後です。

お花で送るペット火葬

立会い個別火葬と、お花がセットになったプランです。費用相場は47,000円前後と、他の火葬方法に比べて高額です。

程よくアレンジされた花とブーケ、バスケット棺がセットになっております。

パグの火葬料金

パグは一般的に6~8kgであるため、火葬費用の相場は下記です。

ペットのサイズ合同火葬一任個別火葬立会い
個別火葬
お花で送る
ペット火葬
小型犬 (5~10kg)20,000~22,000円27,000~29,700円29,000~31,900円59,000~64,900円

パグを火葬する流れ

愛するパグが亡くなってしまった時は、胸にぽっかりと穴があいたような大きな喪失感を覚えるかと思います。悲しいとは思いますが、丁寧に大切にお見送りするために、何をするべきか確認していきましょう。

死後硬直する前に体を折りたたむ

パグが亡くなると数時間で死後硬直が始まります。死後硬直が始まると、パグの足を折り曲げられなくなるため、硬直する前にやさしく折り曲げてあげましょう。

足が伸びた状態だと火葬炉に上手く入らない可能性もあるため、可能な限り折り曲げると良いです。

ご遺体をきれいにする

ご遺体は、清潔に保つことが重要です。柔らかい布で優しく体を拭き、可能であれば軽くブラッシングして毛並みを整えます。目や口周りも清潔にし、お気に入りの毛布やおもちゃを一緒に安置して安心して旅立てるようにしましょう。

火葬方法を決めて業者に依頼する

パグの安置が完了したら、火葬・供養方法を考える必要があります。火葬・供養方法を考える際は、ペットだったパグがどのような弔い方をしてもらいたいか想像すると良いでしょう。

弔い方を決めたら、その弔い方をできる信頼できる火葬業者に依頼しましょう。

パグとのお別れの時に備えて

いつか必ずやってくるお別れの時に備えて、最期の良い時間を過ごすために、あらかじめどのように過ごすかを考えておきましょう。

お別れまでの期間は、思い出を作る大切な時間です。愛情を込めたケアと共に、穏やかな環境を提供しましょう。また、パグは寂しがり屋な一面もあるため、できる限り一緒に過ごす時間を作ってあげると良いでしょう。

パグとお別れする際はCOCOペットにご依頼を

大好きなパグとのお別れを考えることはつらいことですが、いつか必ずやってくるその日に後悔がないよう、準備をしておきましょう。

ペットの葬儀に関することは、COCOペットで24時間365日受け付けています。火葬前の安置方法、火葬のご依頼手順など、お気軽にご相談ください。