「ペット葬儀は24時間以内でもしてあげられるの?」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
動物のご遺体は時間の経過とともに腐敗が進み、長い期間安置するときれいな状態での火葬が難しくなります。
そのため、できるだけきれいな状態で葬儀をしてあげたいという飼い主様も多いでしょう。
本記事では、ペット葬儀を24時間以内にできるか、また適切な火葬期間について解説します。ペット葬儀について知りたいとお考えの方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
目次
ペット火葬は24時間以内にしてもいい?
結論、ペットは24時間以内に葬儀を実施しても問題ありません。
人間が亡くなった場合は、火葬まで24時間以上空けることが法律で定められていますが、ペットには法律は適用されません。
ただし、もしペットが犬の場合、お住まいの地域の役所に「死亡届」を提出する必要があります。
死亡届の提出を忘れると「狂犬病予防法 第四条」の違反となり、20万円以下の罰金が課せられます。
24時間以内にペット火葬を依頼できる場所
24時間以内にペット火葬を依頼できる場所は限られています。急にペットが亡くなった際も、当日火葬を依頼できる場所は以下のとおりです。
自治体に依頼する
ペット火葬をお住まいの地域の自治体で依頼できるケースがあります。民間のペット火葬と比べても、自治体の火葬は安価で利用しやすいです。
しかし、自治体により火葬方法は異なり、合同火葬やゴミと一緒に火葬されてしまい、お骨を返してもらえないケースがあります。
料金は抑えられますが、お骨を返してもらいたいという方は、事前に自治体に問い合わせて火葬方法を確認しておきましょう。
民間のペット火葬業者に依頼する
民間のペット火葬業者の場合、24時間対応しているところがあります。
火葬業者やプランにより対応は異なりますが、当日の火葬も受け付けていることも。ペット火葬業者に依頼すれば、プランも豊富で火葬後の供養方法についての選択も可能です。
しかし、どの火葬業者も24時間以内の火葬に対応しているわけではないため、公式サイトなどで当日火葬できるかどうかを確認しておきましょう。
24時間対応のペット葬儀業者の選び方
ペット葬儀業者を検討する際、何を重視すれば良いかわからずお困りの方もいらっしゃるでしょう。
ペット葬儀社を選ぶ際は、4つのポイントに注目しましょう。以下では、ペット葬儀社を選び方について解説します。
料金プランが明確か
まず葬儀業者が提供する火葬プランが明確であるかどうかを確認しましょう。
料金が安すぎる場合やあいまいな料金表記の場合は、後から追加料金を請求される可能性があります。そのため、料金プランが明確で透明性が高く、追加料金が発生しないかについても確認することが重要です。
また、見積もりを取る際は、料金だけでなくサービス内容を比較して検討する必要があります。料金以外に、火葬やお別れのセレモニー、骨壺の選択肢など、提供されるサービスの内容や品質も考慮することが大切です。
安心して最後のお別れができるように、慎重に考えましょう。
実績が豊富か
ペット葬儀業者を選ぶ際は、実績の豊富さも重要なポイントです。
実績が豊富な業者は、長年にわたって多くのペットの火葬を行ってきた経験があり、今までに蓄積された知識や技術を活かして高品質なサービスを提供しています。
また、実績が豊富であれば、信頼性も高く、顧客のニーズに応えるための体制やサポートが整っています。火葬の手順や手続きでも確かな技術と経験を持っているため、スムーズに行われ、安心感があるでしょう。
実績豊富な業者を選ぶためには、公式ホームページなどで企業の創業年数を確認することが重要です。創業年数が長いほど、企業がペット葬儀の分野で信頼されてきたことが分かります。
スタッフの対応が良いか
ペット葬儀社を選ぶ際は、スタッフの対応についても確認してください。
信頼できるスタッフが在籍しているかどうかは、ペットの火葬を依頼するにあたり重要なポイントです。
スタッフの対応を確かめるためには、業者に電話やメールで問い合わせてみましょう。飼い主様の悲しみに共感し、丁寧で親身に対応してくれるスタッフがいるかどうかは、スタッフがペット葬儀を真剣に取り組んでいるか判断できる指標となります。
そのため、適切なアドバイスや情報提供を行い、ペットと飼い主様に寄り添ってくれるスタッフがいるかを確認しましょう。
また、実際に施設に足を運ぶとスタッフの対応を見て確認できます。親切で丁寧な対応をしてくれるスタッフがいる場合、ペット葬儀を安心して任せられるでしょう。
一方で、無愛想で冷たい対応をするスタッフが居る場合は、不安を感じるかも知れないため避けてください。
口コミが良いか
ペット火葬業者に依頼する前に、口コミを確認することも重要です。実際に業者を利用した人の体験談や評価は、信頼性やサービスの質を知るうえでも有益です。
まず、インターネットやSNSなどで口コミやレビューを確認してみましょう。複数のサイトを参考にすると、偏りなく情報を得られます。とくに、具体的な体験談や感想が含まれた口コミは、業者のサービスや対応を知るうえで役立ちます。
さらに、身近な友人や知人からの話も参考にしてみると良いでしょう。実際に業者を利用した経験がある方の意見やアドバイスは、具体的で信頼性も高い情報です。
ただし、口コミは、個人の主観や感じ方が影響するため、一概に業者の全体像を判断するのは困難です。そのため、すべての口コミを鵜呑みにするのではなく、参考程度に考えておくと良いでしょう。
ペット葬儀は何日後にするのがいい?
ペットのご遺体をきれいに火葬してあげるためにも、ペット葬儀は早めに行ってあげたいという飼い主様もいるでしょう。
実際、ペット火葬は亡くなってから何日後に行えば良いのかわからない方は、以下を参考にしてください。
ペットが亡くなった当日
ペットが亡くなった当日からペット火葬は行なえます。
しかし、ペットが動かないからという理由だけで亡くなったと判断してしまうと、まだ生きているのに火葬してしまったということもありえます。
ペットが亡くなった当日に火葬するためには、必ず正確な死亡確認をしましょう。
ペットが亡くなった翌日
ペットが亡くなった翌日に火葬すると、飼い主様の気持ちも落ち着き冷静にペットとお別れができるでしょう。
翌日であれば、ご遺体の状態もきれいに保てるため、きれいな状態でお別れできます。
悲しみやパニックを抑えて冷静にお別れしたい場合は、翌日以降の葬儀がおすすめです。
家族が揃っているとき
家族や飼い主様の都合が合う日に葬儀を行ってあげると、ペットも安心して天国へ向かえるでしょう。
今まで一緒に過ごした家族に見守られた中で葬儀を行ってもらえることは、ペットもきっと喜んでくれるはずです。
スケジュールを合わせてあげられる場合は、日程を調整して家族全員で見送ってあげましょう。
すぐにペット葬儀すべき状況
ペットの葬儀をすぐにするべき状況もあります。
最適な状態でペット葬儀してあげるためにも、以下を参考にしてください。
暑い時期
夏の暑い時期は、3日以内にペット火葬を行いましょう。
特に、日本の夏は高温多湿で、ご遺体の安置を適切にしていても腐敗が進んでしまいます。
ご遺体を冷却しても、体内の腐敗が進み、異臭が発生してしまうこともあるため、きれいな状態でお別れすることが困難です。
事情によりすぐに火葬してあげられない場合、直射日光が当たる部屋は避けて涼しい部屋で安置してあげましょう。
爬虫類や両生類、魚類
爬虫類や両生類、魚類は腐敗が進みやすいため、早めに火葬してあげましょう。
爬虫類や両生類の場合、中には疑似冬眠で体が動いていないということもあります。
そのため、亡くなっているかどうかは必ず確認してください。また、小さい生き物はご遺骨を残すことができないケースもあります。
小動物を火葬する際は、事前に火葬業者にご遺骨が残るかを確認しておきましょう。
ペットのご遺体を安置する方法
ご遺体をきれいに火葬するためにも、ペット葬儀を行うまで、ご遺体を適切に安置しなければいけません。
以下では、ご遺体の安置方法について解説します。
ご遺体を整えて棺に入れる
まずは、死後硬直が始まる前にご遺体を整えてあげましょう。
亡くなってから2〜3時間以内に死後硬直が始まるため、手足を優しく折りたたんで寝ているときと同じ体勢に整えてください。
また、ご遺体からは体液が出てくることもあるため、顔やお尻の周りを優しく拭いてあげましょう。
安置している間もガーゼを詰め、定期的に汚れがないか確認してください。
ペットのご遺体を冷却する
火葬当日までは、ご遺体の腐敗を防ぐために冷却してあげましょう。
保冷剤やドライアイスを直接肌には触れさせず、タオルに包んでお腹周りを中心に冷却します。
安置する際は、直射日光を避け、涼しい部屋で安置しましょう。
3種類のペット葬儀から選ぼう
ペット火葬は大きく分けて3種類の選択肢があります。
法律上、火葬は個人で行うことはできず、必ずペット専門の火葬業者に依頼しなければいけません。以下では、ペット火葬する際の方法について解説します。
合同火葬
合同火葬は、他のペットと一緒に火葬する方法です。個別の火葬ではないため、火葬後はお骨が混じることからお骨上げが行われません。
そのため、ご遺骨を返却してもらいたい方には向いていない方法です。しかし、合同火葬は費用が安いため、費用を抑えたい方に向いています。
COCOペットでの合同火葬の費用目安は以下のとおりです。
合同火葬できる動物とサイズ | 合同火葬の費用 |
---|---|
極小動物 おおむね10cm位 | 6,600円(税込) |
小動物 2kg未満 | 14,300円(税込) |
うさぎ 2〜5kg | 17,600円(税込) |
猫・小型犬A 2〜5kgまで | 17,600円(税込) |
猫・小型犬B 5〜10kgまで | 22,000円(税込) |
小型犬・中型犬 10〜15kgまで | 28,600円(税込) |
中型犬・大型犬 15〜20kg | 34,100円(税込) |
大型犬 20〜25kg | 40,700円(税込) |
特大犬A 25〜30kgまで | 47,300円(税込) |
特大犬B 30〜35kgまで | 55,000円(税込) |
特大犬C 35〜40kg | 62,700円(税込) |
「天国でも寂しくないように、他のペットといっしょに火葬してあげたい」「できるだけ費用を抑えて火葬したい」という飼い主様に合同火葬が最適です。
一任個別火葬
一任個別火葬は、ペットのご遺体を火葬業者に引き渡し、火葬からお骨上げまですべて任せる方法です。
合同火葬とは異なり、個別で火葬されるため、お骨上げ後のご遺骨は返却されることが一般的です。しかし、プランにより返骨がないこともあるため、事前に確認しておきましょう。
一任個別火葬は、合同火葬よりも費用がかかりますが、個別火葬の中で安い火葬方法です。COCOペットでの一任個別火葬の費用目安は以下のとおりです。
一任個別火葬できる動物とサイズ | 一任個別火葬の費用 |
---|---|
極小動物 おおむね10cm位 | 16,500円(税込) |
小動物 2kg未満 | 20,900円(税込) |
うさぎ 2〜5kg | 24,200円(税込) |
猫・小型犬A 2〜5kgまで | 24,200円(税込) |
猫・小型犬B 5〜10kgまで | 29,700円(税込) |
小型犬・中型犬 10〜15kgまで | 35,200円(税込) |
中型犬・大型犬 15〜20kg | 41,800円(税込) |
大型犬 20〜25kg | 47,300円(税込) |
特大犬A 25〜30kgまで | 55,000円(税込) |
特大犬B 30〜35kgまで | 61,600円(税込) |
特大犬C 35〜40kg | 69,300円(税込) |
「個別で火葬したいけど、費用はあまりかけられない」「火葬後のお骨上げをするのがつらい」という飼い主様に一任個別火葬がおすすめです。
立会い個別火葬
立会い個別火葬は、火葬に立会い、飼い主様自身でお骨上げできる火葬方法です。
人間と同じような方法でお別れできるため、最後まで感謝を伝えたい方に向いています。また、プランにより火葬前にセレモニーが行われたり、僧侶による読経が行われたりします。
しかし、依頼するペット火葬業者によりプランの内容は異なるため、事前に確認することが重要です。
立会い個別火葬は、火葬方法の中でも費用が高い傾向にあります。COCOペットでの立会い個別火葬の費用目安は以下のとおりです。
立会い火葬できる動物とサイズ | 立会い個別火葬の費用 |
---|---|
極小動物 おおむね10cm位 | 18,700円(税込) |
小動物 2kg未満 | 23,100円(税込) |
うさぎ 2〜5kg | 27,500円(税込) |
猫・小型犬A 2〜5kgまで | 27,500円(税込) |
猫・小型犬B 5〜10kgまで | 31,900円(税込) |
小型犬・中型犬 10〜15kgまで | 37,400円(税込) |
中型犬・大型犬 15〜20kg | 44,000円(税込) |
大型犬 20〜25kg | 49,500円(税込) |
特大犬A 25〜30kgまで | 57,200円(税込) |
特大犬B 30〜35kgまで | 64,900円(税込) |
特大犬C 35〜40kg | 71,500円(税込) |
「人間と同じようにお別れしたい」「最後までそばで感謝の気持ちを伝えたい」という飼い主様に立会い個別火葬がおすすめです。
ペット葬儀の際は悔いなくお別れしよう
本記事では、ペット葬儀を24時間以内にできるかについて解説しました。
ペット葬儀は、人の葬儀と異なり法律が定められておらず、亡くなってから24時間以内に火葬可能です。
しかし、疑似冬眠や実際にはまだ息をしているという可能性も考えられるため、ペット葬儀を依頼する際は必ず死亡確認しましょう。
COCOペットでは、24時間365日いつでもご予約やお問い合わせを受け付けています。移動火葬車の火葬プランもご用意しているため、早朝や深夜の火葬も対応可能です。
ペット火葬のご利用をお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
ペットの葬儀や供養、終活についてもっと詳しく知りたい方は、ぜひCOCOペットにご相談ください。
生前のお見積り、ご相談も承っていますので、お気軽にお問い合わせください。