「ペットを火葬したらかわいそう」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
家族のように大切なペットのご遺体を燃やすことに、抵抗を感じる方は少なくありません。
しかし、火葬することで、ペットを安心して天国にお見送りできます。
本記事では、ペットの火葬について丁寧に弔う方法について解説します。
ペットをどのように火葬するか迷っている場合やわからないことがある場合、最も確実なのは、ペット火葬業者に確認することです。
訪問火葬サービスのCOCOペットでも、24時間365日、ペットの葬儀に関するご相談を受け付けています。
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目次
ペットの火葬はかわいそうではない
結論、ペット火葬はかわいそうではありません。むしろ、人間と同じように火葬をすることで、より丁寧にペットを弔えるといえます。
ペットは愛すべき家族の一員であり、大切な存在です。
そんなペットとのお別れはつらく、火葬をかわいそうだと思う飼い主様もいらっしゃいます。
一方でペットは生き物であり、お別れの時が必ず訪れます。
ご遺体を放っておくと腐敗が進み、綺麗な状態を維持できません。火葬することでご遺体を綺麗なままお見送りできます。
また、飼い主様の心の整理をつけるためにも火葬は重要です。
ペットの火葬は大切な家族を丁重に弔うことであり、最後のお別れとして適切な選択肢でしょう。
ペットがかわいそうでも自分で火葬してはいけない
ペットが亡くなった際に「かわいそうだから自分で火葬して見送りたい」と考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、ペットの種類やサイズに関係なく、自宅での火葬はどのようなペットでも禁止されています。
また、ペット火葬は、高度な技術を要するため、自分で火葬してもきれいにお骨は残りません。火葬炉は800〜1,000度の温度で、ペットの種類やサイズに応じて適切な温度に調節する必要があります。
温度が高すぎるとお骨は残らず、低すぎると完全に火葬できない可能性があります。中途半端な火葬やお骨の焼きすぎは、ペットにとってもつらい状態でしょう。また、火葬中は煙や臭いも問題となります。
結果的にトラブルを引き起こし、近隣への迷惑につながるため、自分での火葬は技術的にも不可能であることを理解しましょう。
自分で葬送するなら土葬がおすすめ
ご自身で火葬するのは困難ですが、ご遺体を火葬せずに埋葬する土葬であれば、飼い主様自身で弔うことができます。
以下では、ペットを土葬する方法について解説します。
自宅の庭で土葬する方法
土葬する際は私有地が必要であり、一軒家で庭を所有していれば土葬可能です。
ただし、マンションの敷地内や公共の場所など、他人と共有する場所の場合は埋葬できません。
自宅の庭に土葬する際は、悪臭が出ないようにするためにも穴を深く掘りましょう。
穴の底には石灰を撒いてからご遺体を寝かせ、上からも石灰を被せ、さらに土を被せてあげると防臭に効果的です。
また、微生物が含まれている腐葉土もご遺体をスムーズに土に還すための効果が期待できます。
ただし、土葬する際に生前ペットが好きだったおやつやフードを一緒に埋めると、害獣が匂いに誘われて掘り返してしまう可能性があります。
一度害獣に荒らされてしまうと、動物は場所を覚えてしまい、再び被害に合う可能性もあるため気をつけましょう。
また、首輪やおもちゃ、洋服などは土に還らないため土葬しないようにしてください。
プランター葬をする方法
自宅に私有地がない方の場合、小動物であればプランターを利用して土葬してあげられます。
プラスチック製のプランターは光で劣化してしまうため、陶器のプランターを利用しましょう。
プランターに土と石灰を入れてご遺体を寝かせたら、上から土を被せてください。埋葬したプランターに植物を埋めても問題ありませんが、ご遺体が土に還るまでに時間がかかったり、花の植え替えが難しかったりするため、よく考えたうえで行いましょう。
また、プランター葬は、浅い場所で埋葬するため、害獣に掘り返されやすいです。そのため、埋葬後は害獣に荒らされていないか定期的に確認し、対策を取るようにしてください。
ペットのご遺体を発見したら行うこと
ペットのご遺体を見つけたらまずは落ち着いて、安置をしましょう。大切なペットとの別れは非常につらく、パニックになる方がほとんどです。
安置する手順をあらかじめ知っておくと、いざという時にスムーズに対応できます。
ご遺体の姿勢を整える
ご遺体は時間が経過すると死後硬直が始まり、関節を動かせなくなります。
そのため、死後硬直が始まる前に手足を優しく折り曲げ、寝ているような姿勢にしましょう。
次にご遺体を清潔にしてください。
清潔にする際は、ご遺体の下にペットシーツや新聞紙を敷き、出てくる排泄物や体液による汚れを防ぎます。
ご遺体に体液が付着している場合は、濡れたタオルやガーゼで優しく拭き取りましょう。
そして、毛をブラッシングして大まかな汚れを落とし、蓋つきの箱に安置して完了です。
ご遺体の発見から迅速に対応することで腐敗を防ぎ、ご遺体の綺麗な状態を維持できます。
ご遺体を涼しい場所に安置する
ご遺体は時間とともに腐敗が進みます。
ご遺体を涼しい場所で冷却し、腐敗の進行を抑えましょう。ご遺体の中でも最も痛みやすい部位は「内臓」です。ご遺体のお腹や頭に保冷剤や氷を入れた袋を置き、重点的に冷やしましょう。
結露の水分でご遺体が濡れると腐敗の原因になるため、保冷剤や氷嚢にはタオルを巻くことが重要です。
ペット火葬の種類
ペット火葬には、4種類あります。
火葬の内容はご家族の希望や優先事項をもとに選ぶと、悔いのないお別れが可能です。
他のご遺体と一緒に火葬する「合同火葬」
合同火葬は、費用の抑えられる火葬です。
ご遺体を渡したら他のご家庭のペットと合同で火葬し、埋葬されます。
合同火葬の注意点として、ご遺骨が返却されない点が挙げられます。
ご遺骨を自宅で供養したい方や火葬や埋葬まで立ち会いたい方や、火葬をかわいそうだと感じる方には不十分なプランかもしれません。
後日ご遺骨が届く「一任個別火葬」
一任個別火葬は、費用を抑えながらもご返骨されるプランです。
安価でかつサービスが充実しており、バランスのとれた火葬プランです。
プランには、ご遺体の受け渡しから個別火葬を執り行うまでが含まれています。
リーズナブルかつ個別火葬のため、バランスの良いプランとして人気を集めています。
最後までそばで見守る「立会い個別火葬」
立会い個別火葬は、最も丁寧な弔い方法です。ペットとのお別れ直前まで一緒にいられます。
最愛のペットが亡くなった時、ペットロスに陥る方がほとんどです。
人間と同様に弔える立会い個別火葬は、ペットの死を受け入れて気持ちを切り替えるきっかけになるでしょう。
火葬プランの中では最も高額ですが、愛するペットを人間と同じように弔いたい方にはおすすめです。
華やかにお見送りする「お花で送るペット火葬」
一部の火葬業者では、お花と一緒にペットを個別火葬するプランもあります。華やかにペットをお見送りできる点が特徴です。
ご棺にご遺体とお花を入れて、丁寧に火葬できます。
ペットの火葬をかわいそうに感じてしまう方も、安心してペットを送り出せるでしょう。
COCOペットでもお花で送るペット火葬をご用意しております。愛するペットを華やかにお見送りするプランとして人気です。
ペット火葬当日の流れ
火葬当日、スムーズにペットとお別れするためにも、事前に流れを理解しておくことが重要です。
以下では、ペット火葬当日の流れについて解説します。
ペット火葬業者に予約する
まずは、ペット火葬に対応している業者に連絡して予約しましょう。
当日予約ができる場合もあれば、スケジュールにより日程を調節する必要がある場合もあります。
なかには当日予約が埋まっていなければ、予約なしでもペット火葬してもらえることもあるため、まずは連絡してみましょう。
葬儀場に移動する
亡くなったペットのご遺体と一緒に葬儀場に向かいましょう。
自家用車により自分で火葬場まで向かうケースと、火葬業者が迎えに来てくれるケースがあります。
お迎えがあるか、また料金は発生するかどうかは事前に確認しておきましょう。
お別れの時間を過ごす
葬儀場に到着すれば、お別れのセレモニーが実施されます。火葬業者により僧侶の読経が行われることもあります。
セレモニーがプランに含まれていない場合もあるため、事前に火葬業者に確認しておきましょう。お別れの際は、棺にお花や手紙、生前好きだったおやつを入れてあげてください。
火葬する
お別れが終われば、ご遺体が火葬されます。火葬にかかる時間はペットのサイズにより異なります。
小動物であれば30分〜1時間程度、大きいサイズであれば3時間以上かかる場合もあるため、事前に目安時間を確認しておくといいでしょう。
他にも冷却時間として10分以上必要のため、火葬の際は待合室で待つことが一般的です。
お骨上げをする
立会い個別火葬であれば、火葬後に飼い主様によるお骨上げが行われます。
ご遺骨を丁寧に拾い上げ、骨壺に入れてあげてください。
ご遺骨はそのまま自宅に持ち帰ることもでき、納骨堂がある場合は納めることも可能です。
ペットの供養方法
ペットの供養方法は選択肢が豊富にあり、正解はありません。
そのため、ご家族の希望に沿う形で供養することが重要です。
以下では、一般的な供養方法について5つ紹介します。ご家族での話し合いの参考にしてください。
自宅で供養する
自宅供養はペットが亡くなった後も、ペットを身近に感じられる方法です。
いつでも好きな時に思いを馳せ、手を合わせられます。
しかし、ずっと側にペットの面影を感じるため、飼い主様のペットロスを長引かせる原因にもなりかねません。
不安な方は四十九日を目安に自宅供養を終わらせて、ご遺骨の納骨や自然散骨を検討すると良いでしょう。
海や山に返す自然散骨
ご返骨されたお骨を自然に返す自然供養が近年人気です。
海洋散骨や樹木葬など、お好きな場所を選んで散骨できます。
ペットと遊んだ海や、好きだった自然に散骨することで、いつまでも楽しい思い出とともに過ごせるでしょう。
ただし、散骨する際は、事前にご遺骨を細かく砕く粉骨をしなければいけません。
粉骨はご自身でも可能ですが、ペットのお骨を砕くことに抵抗がある場合は業者に依頼することをおすすめします。また、一度散骨してしまえば、手元にお骨が残ることはありません。
お骨を手元に残しておきたい場合は、事前にお骨の一部を残す分骨をしておきましょう。
ご遺骨をカプセルに入れて身につける
ご遺骨をカプセルに分骨してアクセサリーとして残すのも人気です。
ご遺骨を肌身離さず身につけられるため、愛するペットを常に側に感じられます。
たとえば、ネックレスやキーホルダーなどにご遺骨入りのカプセルを付けます。
火葬をかわいそうに思っていた方も、毎日ご遺骨を身につけることで心のつらさが和らぐでしょう。
メモリアルグッズは、オンラインショップ&COCOにて取り揃えております。ぜひ一度ご覧ください。
ペット霊園にお墓を建てる
ペット霊園にスペースがある場合、個別でお墓を建ててあげることも可能です。お墓を建てる際は、お墓を購入した際の初期費用と年間管理料のバランスを考慮しましょう。
ペット霊園でお墓を建てる場合、初期費用が割安に設定されていることもありますが、年間管理料が割高に設定されていることもあります。
そのため、納骨後のランニングコストも事前に確認しておくことが重要です。
また、ペット霊園でお墓を建てる際、他社のペット火葬業者で火葬したご遺骨を持ち込む場合は、別途料金が発生する可能性があります。
ペット霊園でお墓を建てる際は、一貫して同じ場所で火葬と供養することをおすすめします。
納骨堂に納める
納骨堂は、個別スペースや共同スペース、納骨棚などのスペースに骨壺を納める方法です。
納骨堂の場合、施設内で納めることになるため、天候の影響を受けずに手を合わせてあげられます。
納骨堂には永代供養がついていることが多く、永代供養の期間は施設により異なります。
そのため、事前に確認し、必要に応じて契約更新するといいでしょう。
ペットを丁寧に弔いたい方は、COCOペットにご相談ください
今回は、ペットの火葬について解説しました。
ペット火葬について、かわいそうに思う飼い主様もいらっしゃるでしょう。しかし、火葬をすることでより丁寧にペットを弔えます。
火葬をつらく感じてしまう方には、立会い個別火葬やお花で送るペット火葬がおすすめです。
また、ご遺骨をアクセサリーにして常に身につけることで、愛するペットをすぐそばで感じられます。
ペットとのお別れは悲しいですが、悔いのない選択をしましょう。
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お見送りの際の火葬プランも、ペットの種類によって6,600円(税込)から豊富なプランを提供しており、一般的な猫や小型犬であれば、17,600円(税込)から、中型犬であれば28,600円(税込)から、火葬方法やご供養の希望によってプランを選んでいただけます。
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