モモンガの火葬は可能？葬儀や供養の方法を解説

「モモンガは火葬できるの？」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

犬や猫の火葬はよく耳にしますが、モモンガのような小動物の情報はまだ多くありません。

モモンガを飼育している方は、いざという時のために予め火葬や葬儀について決めておく必要があります。

本記事ではモモンガの火葬や葬儀、供養の方法について解説します。小動物を飼育している方の参考になれば幸いです。

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モモンガのご遺体は火葬できる？

モモンガの弔い方法は、主に「火葬」と「土葬」の2種類です。どちらも正しい弔い方ですが、近年は火葬するのが一般的です。

以下ではそれぞれの方法について詳しく解説します。

近年では火葬が一般的

近年は、モモンガなどの小動物も火葬するのが一般的です。

ペット火葬は土葬と異なり、手元にご遺骨を残せます。自宅やペット霊園にて供養できる点も人気の理由です。

また、大切な家族としてのお別れにも最適です。人間と同様に弔えるため、丁寧なお別れとして火葬が選ばれています。

ペットが亡くなった際に多くの方がペットロスに陥りますが、火葬をすることで気持ちの整理がつきやすいです。

火葬は供養や弔い方法として非常に丁寧であることから、一般的な方法になっています。

土葬も可能ではある

モモンガのご遺体は、土葬も可能です。火葬と比べるとほとんどお金がかからないことから、一昔前までは一般的な方法でした。

しかし、近年土葬によるトラブルが頻発しています。事前にトラブルの原因やデメリットを把握しておきましょう。

• 私有地以外には埋葬できない
• 臭いや害虫による近隣トラブルの原因になる
• 野生動物に掘り返される可能性がある

土葬する場合は1〜2mほどの深い穴を掘り、防臭効果のある石灰と一緒に埋葬することでトラブルの対策ができます。

土葬をする場合は、近隣への配慮も忘れずに細心の注意を払いましょう。

モモンガを火葬する方法の種類

モモンガを火葬する場合、「民間の火葬業者」か「自治体」に依頼することになります。

各火葬内容や料金には大きな差があるため、以下で確認してください。

民間の火葬業者に依頼

モモンガを含む小動物の火葬場所としてまず思い浮かぶのが、民間の火葬業者でしょう。

民間企業の執り行う火葬は、移動火葬車による火葬か、ペット霊園で火葬するかの2つです。

民間の火葬業者ではペットを丁重に弔える分、費用は高額になります。また、ほとんどの業者が土日や深夜早朝も対応しているため、日取りやサポート体制を重視する方は民間企業による火葬が安心です。

自治体に依頼

自治体では費用を抑えて火葬できますが、注意が必要です。

まず、自治体での火葬は供養ではありません。大切なペットでも、扱いとしては一般廃棄物に含まれるためです。

ほとんどの場合、焼却処理した後にお墓に埋葬されるのではなく、埋め立てられます。

同様の理由から、自治体でご遺骨は返却されない場合が一般的です。事前に自治体に確認し、内容に納得したうえで依頼すると良いでしょう。

モモンガの具体的な火葬方法

モモンガを火葬してもらえる業者について説明しましたが、具体的にどのように火葬できるかわからない飼い主様もいらっしゃるでしょう。

モモンガを火葬する方法は、大きく分けて3つあります。以下では、モモンガの具体的な火葬方法について解説します。

合同火葬

合同火葬は、他のペットと一緒に火葬する方法です。複数のペットと火葬するため、火葬後のお骨が混じり、特定のペットのお骨上げは行われません。

そのため、ペットのご遺骨を返却してほしいとお考えの飼い主様には向いていない火葬方法です。

火葬後は、合同墓地に埋葬されます。また、複数のペットと一緒に火葬することにより火葬費用は他の方法よりも安い傾向にあります。

COCOペットでの合同火葬の費用目安は以下のとおりです。

「天国でも寂しくないように、他のペットと一緒に火葬してあげたい」「できるだけ費用を抑えて火葬したい」とお考えの飼い主様には合同火葬がおすすめです。

一任個別火葬

一任個別火葬は、火葬業者に火葬からお骨上げまでをすべて任せる火葬方法です。

個別で火葬されますが、ペットのご遺体を引き渡したら火葬に立会うことはできないため注意が必要です。ただし、合同火葬とは異なり、お骨上げが行われるため、火葬後に返骨してもらえます。

しかし、火葬プランにより返骨がないこともあるため、事前に確認しておきましょう。

COCOペットでの一任個別火葬の費用目安は以下のとおりです。

「お骨上げをしてあげるのはまだつらい」「火葬はしっかりしてあげたい」とお考えの飼い主様に、一任個別火葬が適しているでしょう。

立会い個別火葬

立会い個別火葬は、飼い主様が火葬に立会い、お骨上げまでしてあげられる火葬方法です。

お骨上げした後は、骨壺に収めて自宅に持ち帰ることもでき、施設に供養するスペースがある場合はそのまま供養できます。

立会い個別火葬は、人間と同じように火葬できる方法のため、個別火葬でも費用が高くなります。

COCOペットでの立会い個別火葬の費用目安は以下のとおりです。

「人間と同じようにお別れしたい」「最後までそばにいてあげたい」とお考えの飼い主様には、立会い個別火葬がおすすめです。

モモンガを火葬する前にすべきこと

モモンガを火葬する前には、きれいな状態でお別れできるように正しく安置してあげなければいけません。

正しい安置方法を理解しておかなければ、きれいな状態でのお別れが難しくなります。以下では、モモンガを火葬する前にすべきことについて解説します。

体勢を整える

モモンガを火葬する前は、体勢を整えてあげましょう。動物は亡くなったら死後硬直が始まり、筋肉が固まり始めます。

一般的に、死後硬直が始まるまでの時間は2〜3時間程度であり、始まる前に身体の姿勢を整えてあげる必要があります。

例えば、手足が伸び切っている場合は、寝ているときの体勢と同じように優しく折り曲げることが重要です。

手足を曲げることにより、火葬の際にも動かしやすくなり、モモンガの体に負担をかけることなく火葬してあげられます。

また、モモンガのまぶたが開いている場合は、優しくまぶたを閉じてあげてください。まぶたを閉じることにより、モモンガを安らかな状態で火葬してあげられるでしょう。

さらに、まぶたを閉じると周囲の環境からの刺激を最小限に抑え、穏やかに火葬できます。上記の手順により、適切にモモンガの体勢を整えてあげられます。

身体をきれいにする

モモンガを火葬する前に、身体をきれいにすることも重要です。

身体をきれいにするためには、お湯で湿らせたタオルやガーゼを固く絞り、モモンガの身体を優しく拭いてあげましょう。身体を拭くことで、汚れやほこりを取り除きやすくなります。

とくに、口や鼻、お尻からは体液が出る場合があるため、入念に拭き取ることが大切です。

拭き取った後は、毛並みに沿って優しくブラッシングしましょう。ブラッシングにより、毛並みを整えて清潔感を維持できます。

モモンガの身体をきれいにしてあげるのは、モモンガへの最後のお世話となるでしょう。そのため、時間をかけて丁寧に行ってあげましょう。

身体を冷却する

モモンガを火葬する前に、身体を冷却してあげましょう。ご遺体を冷やすことにより、腐敗を防げます。

まず、保冷剤やドライアイスを使用して、モモンガの腹部や頭部を中心に冷やしてください。腹部や頭部には臓器が入っており、臓器は腐敗しやすいため、入念に冷却する必要があります。

お腹を冷やすことで、体温が下がり、腐敗が進むのを遅らせることが可能です。

しかし、ご遺体に直接、保冷剤やドライアイスが触れると、結露や水滴により腐敗が促進する可能性があります。そのため、保冷剤やドライアイスを直接触れないように、タオルで包むようにしましょう。

とくに夏場は気温が高く、腐敗が進みやすいため、ご遺体を安置できる期間は2日程度です。一方、冬場は気温が低くなるため、ご遺体が冷えやすく通常より長く安置できます。

腐敗させずにきれいな状態でお別れするためにも、モモンガを火葬する前は身体の冷却を十分に行いましょう。

モモンガを火葬する際の注意点

モモンガを含む小動物の火葬では、注意するべき点があります。大切なペットとのお別れの日に、トラブルが生じるのは避けたいですよね。

以下では、2つの注意点についてご紹介します。

小動物に対応している業者を選ぶ

依頼を検討している火葬業者が、犬や猫以外の小型動物に対応しているか確認しましょう。

火葬業者の中には、小動物の火葬を承っていない業者もあります。また、モモンガを含む小型の動物の場合、火葬した後にご遺骨が残らないトラブルが起こりやすいです。

具体的に気をつける点は以下の2点です。

• 小型動物でもご遺骨が残りやすい小型炉を所有しているか
• 小型動物について火葬の実績があるか

口コミを確認することで、業績や評判がよくわかります。事前に確認して、信頼できそうな業者を複数ピックアップしておくと、いざという時に役立つでしょう。

ご遺骨が返却されるか確認する

ご遺骨の返却を希望される場合、希望は確実に業者に伝えるべきです。火葬後のお骨の取り扱いは、業者やプランにより異なります。

自宅供養や埋葬などすでにご家族の意向がある場合は、希望がとおる業者プランを選びましょう。

問い合わせや打ち合わせの段階で希望を伝えておくとトラブルが起こりづらいです。

モモンガの供養方法

モモンガの供養方法は、ご家庭により異なります。供養方法に正解はありませんが、以下ではおすすめの供養方法を3つご紹介します。

自宅で供養する

自宅供養は愛するモモンガを最も身近に感じられる供養方法です。

いつでも好きな時にペットに手を合わせられます。仏具などを一式揃えても1〜2万円ほどと安価なため、費用が抑えられるのもメリットの一つです。

しかし、ずっと側にモモンガの面影を感じるため、飼い主様のペットロスを長引かせる要因となります。

心配な方は四十九日を目安に自宅供養を終わらせて、ご遺骨の納骨や散骨を検討すると良いでしょう。

海や山に返す自然散骨

ご返骨されたお骨を自然に返す「自然散骨」が近年人気です。海洋散骨や樹木葬など、好きな場所を選んでご遺骨を自然に還せます。

特にモモンガと言えば、森の中で木と木の間を飛んでいるイメージですよね。自然に還すことで、いつまでも大自然の中を飛び回っている姿を思い浮かべられます。

飼い主様も安心して送り出せる散骨を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

ご遺骨をカプセルに入れて身につける

ご遺骨をカプセルに入れてアクセサリーなどにして残す「分骨」も人気です。

アクセサリーとしてご遺骨を毎日身につけられるため、愛するモモンガを常にそばで感じられます。

ネックレスやキーホルダーなど選べるためどんな方でも身につけやすいです。メモリアルグッズは、オンラインショップ＆COCOにて取り揃えているので、ぜひご覧ください。

飼い主様に合ったモモンガの火葬を

今回は、モモンガの火葬や葬儀の方法について解説しました。

結論、モモンガのご遺体も火葬可能です。火葬することで愛するモモンガを丁寧に弔うことができるため、近年は一般的になりつつあります。

しかし業者の中には、小動物の火葬プランがない場合や遺骨トラブルが起きやすい場合があります。

あらかじめ信頼できる業者選びや、希望する供養方法などをご家族で話し合っておくと良いでしょう。

訪問火葬サービスのCOCOペットでは24時間365日、ペットの葬儀に関するご相談を受け付けています。

お見送りの際の火葬プランも、ペットの種類によって6,600円（税込）からさまざまなプランを提供しており、一般的な猫や小型犬であれば、17,600円（税込）から、中型犬であれば28,600円（税込）から、火葬方法やご供養の希望によってプランを選んでいただけます。

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