「ペットが亡くなった時、火葬で弔ってあげたいけど、個別火葬と合同火葬のどちらが良いのだろう」と悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。大切なペットの葬儀では、後悔のないお別れをしたいものです。
本記事では、ペットの個別火葬について、合同火葬との違いやメリット・デメリット、火葬の流れなどを解説します。最愛のペットを悔いなく弔えるよう、個別火葬についての情報を掴んでいきましょう。
目次
ペットの個別火葬とは
ペットの個別火葬とは、ペットを一体ずつ個別に火葬する方法です。一体ごとに火葬を行うため、ペットのご遺骨が飼い主様のお手元に返ってくるのが大きな特徴になっています。
ペットを個別火葬する際は、ご遺骨を綺麗に残すためにも、ペット火葬に特化した信頼できる業者に依頼するのが肝心です。COCOペットでは、60年以上葬祭業に関わってきた経験を活かし、心を込めてペットを見送れる個別火葬プランをご用意しております。
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ペット葬儀は個別火葬と合同火葬の2種類
ペット葬儀の方法は大きく2つ、個別火葬と合同火葬というものに分けられます。2つの火葬の違いを解説していきましょう。
個別火葬
個別火葬とは、ペットを一匹ずつ火葬する方法です。個別火葬は、さらに「一任個別火葬」と「立会い個別火葬」に分けられます。
ここからは、一任個別火葬と立会い個別火葬の特徴を解説します。
一任個別火葬
「一任個別火葬」とは、火葬から拾骨までをスタッフにすべてお任せするプランです。遺骨や遺灰は返却してほしいが、自分ではお骨上げをしなくてもいいという人に最適なプランといえます。家族は立会わないため、遺族の準備や手間などが省けます。
また、火葬炉に遺体を入れたり、骨だけになった姿を見たりするのは、人によりショッキングなことです。一任個別火葬は、精神的な負担を軽減したい方にも最適な火葬方法といえます。
プランによりご遺骨が返骨してもらえない可能性もあるため、事前に確認しましょう。
立会い個別火葬
「立会い個別火葬」は火葬から拾骨まで、家族で立会うことができます。人間の火葬に立会ったことがある人は、イメージがしやすいかもしれません。
立会い個別火葬では、火葬が終了するとみんなでお骨上げをします。スタッフがお骨の説明などをしながら、ひとつひとつ骨壷に納め、骨壷がいっぱいになったら返骨されます。
最初から最後まで立会えるため、見送った実感が持てます。 出張火葬業者が行う「立会い個別火葬」は、自宅付近にて火葬してもらう事ができるサービスです。火葬のために遠方へいけない、ご遺体を運べない人などが利用します。
合同火葬
合同火葬とは、他のペットたちと一緒に火葬する歩法です。複数のペットを同時に供養できるため、費用が抑えられるのが一番のメリットです。
また、旅立つペットが寂しい思いをしなくてもいいようにと考える飼い主様にも選ばれている方法です。他のペットと一緒なら、天国への旅立ちもにぎやかで楽しそうですよね。
ただし、他のペットと一緒に火葬するため、遺骨を返却してもらうことはできません。また、合同火葬は時間が決まっていたり、ある程度揃わないと火葬ができなかったりします。
今すぐに火葬してほしいと思っても、タイミングにより火葬を受け付けてくれない可能性もあります。費用的な面ではメリットがある分、融通が利きにくいのが合同火葬の特徴です。
合同火葬は、数千円から火葬できます。こちらも、動物の身体の大きさにより費用は変わりますが、合同火葬は最も費用のかからない供養方法です。
個別火葬と合同火葬の違い
ペットの火葬には、個別火葬と合同火葬の2種類があります。合同火葬は、他のペット達と一緒に火葬する方法です。火葬時の費用は個別火葬よりも安くなりますが、他のペットと同時に火葬を行うため、ご遺骨は残りません。火葬後のご遺骨は、まとめて合祀されます。
一方の個別火葬は、先述の通り、ペットを単体で火葬する方法です。火葬時の費用は割高ですが、ご遺骨は飼い主様に返却されます。火葬後は、飼い主様のご希望に沿った形で供養を行います。
個別火葬のメリット
「個別火葬と合同火葬の違いは分かったけど、個別火葬にするメリットは何だろう」と思っている方もいらっしゃるでしょう。
ペットを個別火葬するメリットは、以下の2点です。
ペットを丁寧に弔える
個別火葬を選ぶメリットの1つ目は、ペットを丁寧に弔えるという点です。個別火葬では、ペットを一体ずつ丁寧に火葬するため、気持ちの面でも、大切な家族の一員であるペットをきちんと弔えます。
個別火葬の場合、飼い主様による火葬時の立会いやお骨上げが可能なプランを用意している火葬業者もあります。最期までペットの側に寄り添うことができるのも、個別火葬のメリットの1つです。
ご遺骨を残せる
また、個別火葬は合同火葬と異なり、ペットのご遺骨をお手元に残すことができます。合同火葬では、他のペットと一緒に火葬されてしまうため、ご自身のペットをお骨だけを拾い上げることはできません。
「ペットのお骨を手元に残しておきたい」「供養の方法を自由に決めたい」という飼い主様には、個別火葬がおすすめです。
個別火葬のデメリット
個別火葬のデメリットは、合同火葬よりも費用がやや割高になる点です。個別火葬はペットのご遺体を一体ごとに火葬するため、ペットを何匹かまとめて火葬するよりも、料金は高くなってしまいます。
とはいえ、個別火葬における料金以外のデメリットはあまり見当たりません。「最愛のペットをできる限り丁寧に見送りたい」「ご遺骨は自分の手で供養したい」など、ペットに寄り添いたい飼い主様の思いを叶えてくれるのが、個別火葬になります。
個別火葬までの流れ
ペットの個別火葬は、以下の流れで行います。いざという時に慌てないよう、予め個別火葬の流れを確認しておきましょう。
ご遺体の安置
ペットが亡くなった際、すぐに個別火葬を行えるわけではありません。亡くなった当日から火葬日まで日にちが開くこともあるため、ご遺体の安置が必要になります。安置の手順は、以下の通りです。
- 死後硬直が始まる前に、ペットを楽な姿勢に整える
- ペットシーツや薄手のタオルを敷いた箱に、ペットを寝かせる
- 背中・腹部を中心に保冷剤を当て、冷暗所で安置する
ペットのご遺体は、徐々に腐敗が進んでいきます。葬儀当日、綺麗な姿でお別れするためにも、適切に安置を行いましょう。
ペット火葬業者へ連絡
ご遺体の安置を終えたら、個別火葬を依頼したいペット火葬業者に連絡します。個別火葬を行いたい旨を伝え、火葬の日時やプラン、オプション等について打ち合わせを行いましょう。
どんなに適切な安置を行っても、ペットのご遺体の保管期限は2~3日です。火葬業者への連絡は、ペットが亡くなった当日、もしくは翌日までに入れるようにしましょう。
ご遺体のお渡し
火葬当日は、ペットのご遺体をセレモニースタッフに受け渡します。ペット霊園や火葬場に行く場合は飼い主様ご自身で斎場までご遺体を運んでください。移動火葬車による火葬の場合は、ご自宅までスタッフがお迎えに来てくれます。
お渡ししたペットのご遺体は丁寧に納棺されます。火葬の前に葬儀を執り行われるため、ペットと十分に最期のお別れをしてください。
ご葬儀
火葬の前には、最後のお別れをするための時間を設けるのが一般的です。みんなでペットを囲んで思い出話をしたり、お経を読み、安らかに逝けるようにと祈ったり、お別れの時間の過ごし方は様々です。
COCOペットの移動火葬では、ご自宅でご自由にお別れの時間をお過ごしいただけます。
火葬の執り行い
葬儀の後、火葬を執り行います。ペット霊園や火葬場の場合は場所が固定された火葬炉になりますが、移動火葬車での火葬の場合、ご自宅だけでなくペットとの思い出の場所に移動して火葬することも可能です。
火葬時に飼い主様のお立会いができるかは、火葬プランによります。立会いを希望される方は、予約の際に火葬時の立会いができるプランを予め選んでおきましょう。
ご返骨
骨壷にすべての骨を納めたら、拾骨後のご遺骨は骨壷・骨袋に納めて返却されるでしょう。 家庭で一定期間保管したのち、ペット専用のお墓に納骨したり、アクセサリー等に加工して手元供養したりする場合もあります。
COCOペットでは、オリジナルの骨壺カバーや仏具、手元供養BOXなど、様々なメモリアルグッズを取り扱っております。ぜひお気軽にご相談ください。
ペットの火葬料金
火葬は、ペットの種類とサイズにより、料金が異なります。下記では、COCOペットの火葬料金を記載しました。ぜひ参考にしてみてください。
合同火葬 | 一任個別火葬 | 立会い個別火葬 | お花で送る ペット火葬 | |
---|---|---|---|---|
極小動物 おおむね10cm未満 | 6,000円 | 15,000円 | 17,000円 | 47,000円 |
小動物 (2kg未満) | 13,000円 | 19,000円 | 21,000円 | 51,000円 |
うさぎ (2〜5kgまで) | 16,000円 | 22,000円 | 25,000円 | 55,000円 |
猫・小型犬A (2〜5kgまで) | 16,000円 | 22,000円 | 25,000円 | 55,000円 |
猫・小型犬B (5〜10kgまで) | 20,000円 | 27,000円 | 29,000円 | 59,000円 |
小型犬・中型犬 (10〜15kg) | 26,000円 | 32,000円 | 34,000円 | 64,000円 |
中型犬・大型犬 (15〜20kg) | 31,000円 | 38,000円 | 40,000円 | 70,000円 |
大型犬 (20〜25kg) | 37,000円 | 43,000円 | 45,000円 | 75,000円 |
特大犬A (25〜30kgまで) | 43,000円 | 50,000円 | 52,000円 | 82,000円 |
特大犬B (30〜35kgまで) | 50,000円 | 56,000円 | 59,000円 | 89,000円 |
特大犬C (35〜40kgまで) | 57,000円 | 63,000円 | 65,000円 | 95,000円 |
安心して個別火葬を任せられる業者の特徴
大切なペットを後悔なく見送るために、安心できる火葬業者を選択することが大切です。以下では、火葬を丁寧に行ってくれる業者選びで、見極めておくべきポイントをご紹介します。
ホームページや口コミで信頼性がある
ホームページが見やすく、定期更新されているかを確認しましょう。特に、今まで葬儀会社を利用したことがある飼い主様の口コミは、一番信用のあるものです。
また、ホームページで実績を確認しましょう。自分が行っていただきたい葬儀プランの実績を見て、信頼できる業者であるかを見ておきましょう。
対応が丁寧
ペットが亡くなった直後は、飼い主様も悲しみに暮れているはずです。
プラン説明だけではなく、飼い主様の気持ちを察して丁寧に対応してくれる葬儀業者は、安心して火葬を任せられるはずです。
料金設定が詳細
火葬業者とのトラブルで多いことは、後から追加で高額料金を請求されるというパターンです。料金表示が、最低価格のみの業者には注意しましょう。
依頼する際に、見積もりを提示してもらい、高額な料金設定をされていないかどうか確認しましょう。
ペットの個別火葬後の供養方法
個別火葬が終わり遺骨を受け取ったら、お墓の準備に取り掛かります。亡くなったペットの墓を用意し、供養できるようにするのがベストです。
ペット火葬後の供養には、いくつか種類があります。以下では、それぞれの供養方法について解説します。
手元供養
手元供養はご遺骨を骨壷やアクセサリーに納め、手元で供養する方法です。近年では、ペット用の仏壇が販売されているため、仏壇に骨壷と遺影を飾って供養しましょう。 また、仏壇がなくてもリビングの一角に仏壇と遺影を置き、手を合わせられる空間を確保できれば問題ありません。仏壇には、お気に入りのおもちゃやおやつを置き、頻繁に声をかけてあげましょう。
ペット霊園に納骨
ご遺骨を持ち帰れない場合は、ペット霊園に納骨しましょう。
ペット霊園の屋内施設には個別スペースが設けられており、骨壷や遺影を保管できます。また、納骨堂の受付時間内はいつでもお参りできるため、安心感があります。
保管料は年に1〜2万円程度で、最初の1年は火葬料金に含まれているケースも有るため、事前に確認しておきましょう。ご自身で御遺骨の管理が難しい方におすすめの方法です。
散骨
散骨は、ご遺骨を粉状にして自然に還す方法です。散骨は自然葬の一つであり、誰でも行える供養方法の一つです。
しかし、公共の場所など許可が降りていない場所で散骨すると廃棄物処理法に引っかかり、処罰を受ける可能性があります。散骨する際は、許可が降りている霊園の散骨場所や海洋散骨から選びましょう。
また、一度粉状にしてしまったご遺骨はもとの姿に戻せません。後悔しないためにも、分骨しておくことがおすすめです。
埋骨
埋骨は、敷地内にお墓を作る方法です。火葬後のご遺骨を埋めるため、ご遺体をそのまま埋める土葬と比べても臭いや菌のリスクを抑えられます。 しかし、まったく菌が発生しないわけではないため、近隣への被害や対策を事前に考えた上で埋骨しましょう。
ご遺骨をアクセサリーに加工
ご遺骨を粉砕してパウダー状にし、ペンダントやキーホルダーに入れる方法です。いつでもペットを身近に感じられます。アクセサリーに加工すると、湿気によるカビ対策にもなります。
ご遺骨の一部を加工することに不信感を感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、分骨自体は仏教で昔から行われている供養方法です。ペットが成仏できないということはないため、安心して形見として持ち歩いてください。
ペット葬儀は火葬車での個別火葬も
火葬場で行う火葬は、ペット火葬業者や、霊園で行います。火葬炉が完備されているため、火葬にかかる時間は比較的短く、費用も安価です。
しかし、火葬場まで出向く必要があるため、何らかの事情で火葬場までの移動が難しい方や、自宅で火葬したいと思う方には不向きかもしれません。
一方、訪問火葬は、ペット火葬業者が自宅や指定の場所まで火葬車を運んで、火葬を行うサービスです。火葬場に出向けない方も自宅で火葬したい方もペットと一緒に最後のお別れができます。飼い主様やペットにとって、より安らかな旅立ちを迎えられるでしょう。
ペットの葬儀は個別火葬でお別れを
本記事では、ペットの個別火葬について、メリットや火葬の流れ、料金など隅々まで解説してきました。個別火葬は、合同火葬よりも費用が割高になる方法ですが、最期まで丁寧にペットを見送れるため、人気の火葬プランになっています。
COCOペットは、長年葬祭業に携わってきた経験を活かし、飼い主様やご家族に寄り添ったペット葬をご提供いたします。
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