「うさぎは火葬しても遺骨は残るの?」と疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
結論、うさぎの火葬で遺骨が残るかは、火葬方法や業者によって異なります。愛するペットの火葬のため、確実にご返骨して欲しい、家で遺骨を保管したいという方は多いでしょう。
本記事では、うさぎの火葬で遺骨を残す方法から綺麗に保管する方法まで詳しく解説します。これからうさぎの火葬を控えている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
うさぎの火葬までの流れ
うさぎが亡くなってすぐは混乱してしまうかもしれません。
以下では、後から後悔しないために、ペットが亡くなってから火葬までの流れをご紹介します。もしもの時のために確認しておきましょう。
ご遺体をきれいに整える
ペットが亡くなると、死後硬直と呼ばれる筋肉の硬化が始まります。個体差はありますが、一般的には2時間程度で始まり、数時間かけて全身に広がっていきます。
硬直が始まる前に、手足を胸の方へ優しく折り曲げてあげましょう。棺に納めやすく、安らかな姿で旅立たせることが可能です。
また、亡くなった時、ペットの目が開いている場合は、そっと閉じてあげてください。ペットを安らかに眠らせてあげましょう。何らかの事情で、死後硬直が始まってしまった場合は、無理に手足を曲げないでください。
硬直した体を無理に動かすと、骨折などの原因となる恐れがあります。死後硬直は時間が経つと解けるため、ゆっくりと体を整えてあげましょう。
火葬業者に連絡する
ペットであるうさぎの体を整えた後は、火葬業者に連絡し、日程や火葬プランなどを決めましょう。大切なペットを送り出すために、信頼できるペット霊園を選択することが重要です。
火葬プランには様々な種類があり、費用も異なります。事前に見積もりを取って、内容と費用をしっかりと確認しましょう。不明瞭な料金体系のペット霊園は避け、明確な料金体系を提示してくれる業者選びをしてください。
また、火葬場が自宅から離れていないかも重要なポイントです。距離が遠いと火葬場に行くのが大変になります。自宅からの距離も考慮し、無理なく行ける場所にある火葬場を選びましょう。
棺か箱の中でご遺体を安置する
火葬業者が来るまで、ご遺体は棺か箱の中に入れてあげましょう。ペットのご遺体からは体液や排泄物が出てくることがあります。ペットの肛門や鼻はガーゼを詰め、箱の底は新聞紙やペットシーツを敷いてきれいにしましょう。
ご遺体は夏場で2日、冬場でも3日以内に火葬しましょう。ご遺体の腐敗を遅らせるために、保冷剤やドライアイスで冷やします。また、高温多湿の環境では腐敗はどんどん進行します。エアコンや扇風機を使って、風通しを良くしておきましょう。
おもちゃやお花を入れる
安置が終わったら、ペットにお供えをしてあげましょう。棺の中に入れて天国で困らないためにと考える飼い主様も多いでしょう。代表的なものは以下のとおりです。
- おやつやペットフード
- お花
- 手紙
- お気に入りのおもちゃ
しかし、火葬する際にお骨に色やにおいがついてしまう恐れのあるプラスチックや金属類などは、安置が終わって火葬業者に引き渡す時に取り出しておく必要があります。一緒に火葬できないものは、飼い主様のご自宅で大切に残しておきましょう。
うさぎを火葬して遺骨は残る?
うさぎの火葬で遺骨が残るかは、火葬プランによって異なります。
大切なペットの遺骨なため、返骨して欲しい方は多いです。しかし、施設や火葬方法によっては、遺骨が残らなかったり返骨されなかったりする場合があります。
うさぎの火葬や遺骨について知りたい場合、最も確実なのは、依頼する予定のペット火葬業者に確認することです。
訪問火葬サービスのCOCOペットでも、24時間365日、ペットの葬儀に関するご相談を受け付けています。
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火葬業者により残らない場合がある
火葬業者によっては、遺骨が残らない場合があります。
これは、火葬の方法や温度、時間などによってご遺体が完全に燃え尽きてしまうことがあるからです。
火葬した後に返骨されないからと言って悪徳業者というわけではありません。事前に確認すれば基本的には、遺骨が残るかどうか分かります。
火葬後に遺骨を持っておきたい方は、業者に依頼する前に遺骨が残るか公式サイトやお問合せから確認するのがおすすめです。
火葬方法により残らない場合もある
火葬方法は一般的に、個別火葬と合同火葬の二種類があります。
個別火葬は個別で火葬されるため費用が高い分、遺骨を残すことができ、返骨される場合がほとんどです。
合同火葬は、他のペットたちと一緒に火葬されるため遺骨が残ったとしてもどの骨が誰のペットのものか分からないため、返骨されることはありません。
遺骨を持ってかえりたい人は、個別火葬を選びましょう。
自治体の施設で火葬する場合は残らない
ペットが亡くなってしまった際に自治体で火葬する方もいます。
自治体で火葬する場合は、ペット専用の火葬施設が用意されているわけではないため、基本的に遺骨が残ることはありません。
うさぎの火葬種類
うさぎを含むペットの火葬方法は、特徴や料金が大きく異なります。以下を参考に、何を優先した火葬にするのか家族とよく話し合ってください。
合同火葬
合同火葬とは、複数のペットをまとめて火葬する方法を指します。個別火葬に比べて費用が抑えられるのが最大のメリットです。
複数のペットをまとめて火葬するため、人件費や施設利用料などのコストが削減されます。また、他のペットと一緒に火葬することで、ペットが寂しくないという考え方もあります。
合同火葬では、個別に火葬した遺骨と区別することができないため、返骨はできません。火葬後の供養も考えている飼い主様にはおすすめできない火葬方法になるでしょう。
一任個別火葬
一任個別火葬は、ペットのご遺体を預けてから火葬までの全てをスタッフに任せる火葬方法です。合同火葬とは異なり、個別で火葬されるため、火葬後に遺骨が返骨されます。
立会いからお骨上げは火葬業者に任せるため、火葬しているところを見たくないと考える飼い主様も安心して依頼できます。
しかし、業者が一旦引き取ると返骨までペットとお別れになるため、火葬にも立会いたいと考える飼い主様は次の立会い個別火葬をおすすめします。
立会い個別火葬
立会い個別火葬は、火葬中も立会い、お骨上げを自身で行うことができる火葬方法で、多くの飼い主様に選ばれています。お骨上げも、ご自身で行うことが可能です。ペットの遺骨を拾い上げるのが辛い場合は、スタッフに依頼できるため、相談してみてください。
しかし、費用面では最も高いプランになっているため、火葬業者に費用を確認し、ご家族と相談することをおすすめします。
訪問火葬
訪問火葬は、火葬炉を搭載した車が自宅や希望の場所まで来訪し、火葬を行う方法です。24時間営業している場合がほとんどのため、深夜や早朝などの時間を気にする必要がありません。
また、ご家族に体の不自由な方がいらっしゃる場合、移動の負担が軽減される点もメリットです。
しかし、場所選びには注意しましょう。自宅付近で火葬する場合、ご近所トラブルに発展するかもしれません。自宅付近で火葬を行うことに気を悪くされる方もいらっしゃるため、事前に確認をとりましょう。
うさぎの火葬料金
ペットの火葬は火葬種類や大きさにより異なります。以下はCOCOペットの料金表です。うさぎは、合同火葬で16,000〜55,000円となっています。他にもオプションをつけると高価なものになってくるため、予算を担当者と相談し、検討してみてください。
合同火葬 | 一任個別火葬 | 立会い個別火葬 | お花で送る ペット火葬 | |
---|---|---|---|---|
極小動物 おおむね10cm未満 | 6,000円 | 15,000円 | 17,000円 | 47,000円 |
小動物 (2kg未満) | 13,000円 | 19,000円 | 21,000円 | 51,000円 |
うさぎ (2〜5kgまで) | 16,000円 | 22,000円 | 25,000円 | 55,000円 |
猫・小型犬A (2〜5kgまで) | 16,000円 | 22,000円 | 25,000円 | 55,000円 |
猫・小型犬B (5〜10kgまで) | 20,000円 | 27,000円 | 29,000円 | 59,000円 |
小型犬・中型犬 (10〜15kg) | 26,000円 | 32,000円 | 34,000円 | 64,000円 |
中型犬・大型犬 (15〜20kg) | 31,000円 | 38,000円 | 40,000円 | 70,000円 |
大型犬 (20〜25kg) | 37,000円 | 43,000円 | 45,000円 | 75,000円 |
特大犬A (25〜30kgまで) | 43,000円 | 50,000円 | 52,000円 | 82,000円 |
特大犬B (30〜35kgまで) | 50,000円 | 56,000円 | 59,000円 | 89,000円 |
特大犬C (35〜40kgまで) | 57,000円 | 63,000円 | 65,000円 | 95,000円 |
うさぎの遺骨を綺麗に残す方法
うさぎを亡くしてしまった方の中には、遺骨を綺麗に残したいと思う方もいるでしょう。
以下では、うさぎの遺骨を綺麗に残す方法について解説します。
火葬に適した棺を選ぶ
遺骨を綺麗に残すために1番大切なことは、灰や燃え残りが出るものをご遺体と一緒に燃やさないことです。
ご遺体を入れる棺も例外ではなく、以下のものは影響を及ぼすことがあります。
- 段ボール
- 木
- プラスチック
- 布の棺
- 毛布
火葬用の棺があるため、遺骨を綺麗に残したい方は専用の棺を購入するのがおすすめです。
火葬業者選びを徹底する
火葬業者の中には、うさぎなどの小さい動物の遺骨を残せない業者があります。
そのため、事前に電話やホームページで問い合わせるのが良いでしょう。COCOペットでは、24時間365日お問い合わせを受け付けております。
安置する際のサポートなどもさせていただくため、お気軽にお問い合わせください。
色が濃いお花は一緒に火葬しない
うさぎの火葬をする際は、色が濃いお花を一緒に火葬してはいけません。
色が濃いお花を一緒に火葬すると、色が遺骨に付いてしまう場合があります。
遺骨に色が付いてしまうと、後味が悪いです。また、アクセサリーにする場合は、遺骨にお花の色が付いていない方がきれいに見えます。
うさぎを火葬した後のご遺骨はどうしたらいい?
うさぎを火葬した後の遺骨は、供養する必要があります。供養方法は3種類あるため、以下で解説します。
納骨堂に納める
遺骨を納骨堂に収める方法があります。納骨堂は、タイプによって費用が異なり、専用スペースの小さい棚式やロッカー式は比較的費用が安く、仏壇タイプは費用が高いです。
費用をできるだけ抑えたい方は、納骨堂の合祀タイプを選ぶのがおすすめでしょう。 合祀タイプは、5,000〜3万円程度、個別タイプで5〜35万円程度です。
手元供養をする
うさぎを火葬した後、遺骨を骨壺のまま自宅で保管することもできます。
手元供養は自宅で遺骨を保管できるため、ペットを失った後の喪失感を緩和することが可能です。
しかし、金属などの骨壺に入れておいたまま放置してしまうと。湿気でカビが生えてきてしまう場合があるため、定期的に手入れする必要があります。乾燥剤などを入れて対処しましょう。
自宅の庭に散骨する
家や納骨堂に保管せず、うさぎが遊んでいた庭に散骨するのもおすすめです。
自宅の庭に散骨することでより近くで供養できます。
しかし、散骨する際に近隣に配慮せず行ってしまうと、近隣トラブルになりかねないため注意が必要です。
ペット霊園で埋葬する
ペット霊園では、他のペットと一緒に埋葬する合祀墓と個別で埋葬する個別墓に分かれます。合祀墓は管理費がかからないことが多いですが、他のペットと一緒に埋葬するため、あとから別の供養方法を選択することは不可能です。
一方、個別墓は個別法要も可能です。しかし、年間管理費がかかるため、費用面を重視する方にはおすすめできないでしょう。
うさぎの遺骨を綺麗に残したいならCOCOペットがオススメ
今回は、火葬でうさぎの遺骨は残るのか解説しました。
火葬方法や業者によって遺骨が残るかどうか異なります。火葬する際は、事前に公式サイトから遺骨に関する情報を確認しておきましょう。
また、訪問火葬サービスのCOCOペットでは24時間365日、ペットの葬儀に関するご相談を受け付けています。
お見送りの際の火葬プランも、ペットの種類によって6,600円(税込)からさまざまなプランを提供しており、一般的な猫や小型犬であれば、17,600円(税込)から、中型犬であれば28,600円(税込)から、火葬方法やご供養の希望によってプランを選んでいただけます。
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