「ラブラドールの火葬は大変そう」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。実際にラブラドールを含む大型犬の火葬では、トラブルが起こりやすいため注意が必要です。

本記事では、ラブラドールの火葬の前後にやるべきことや注意するべき点について解説いたします。トラブルは事前の対応や予め知識をつけることで避けられるため、ぜひご一読ください。

ラブラドールのご遺体の処置

愛するペットとの別れは突然で、パニックで何をしたら良いかわからなくなる方が多いです。

しかし、ご遺体のためにも迅速にやるべきことがあります。大型犬の場合は、特に注意が必要なので、以下で解説します。

手足を折りたたむ

ご遺体を発見したら、まずは手足を折りたたんであげましょう。

ラブラドールは非常に大型のため、これを怠ると火葬炉に入らなくなり、無理やり押し込まざるをえません。また、ご遺体が左右に偏っていると、火の当たり方にムラが出てご遺骨が綺麗に残らない原因になります。

ご遺体は時間が経つと死後硬直し、関節も動かなくなるため、早めに姿勢を整えてください。ご遺体の処置は、ご遺体やご遺骨を綺麗に残すために重要です。辛い時間ではありますが、適切に処置しましょう。

保冷剤やドライアイスで冷却措置

ラブラドールは、大きいがゆえにご遺体が冷えにくく、腐敗しやすいです。中でも内臓は在来菌が多くすぐ腐敗するため、重点的に冷やしましょう。

保冷剤やドライアイスで冷やすと良いです。冷却処置をすることでご遺体を綺麗に保てますが、大型犬は腐敗が早いため、安置は1〜1.5日程度にしておきましょう。

口やお尻に脱脂綿を詰める

ラブラドールなどの大型犬の場合、口やお尻から体液が出ます。汚れを拭き取ったら脱脂綿を詰めましょう。体液でご遺体が汚れるのを防いでくれます。

体液は体内に残った糞便や、死後硬直によりリンパ管や血管が破裂して出てくる液体です。小型犬の場合は、出てきた体液を拭き取るだけで問題ないですが、ラブラドールは体が大きいため、出てくる体液も多いです。

体液が付着するとご遺体が腐敗しやすくなるため注意しましょう。

火葬業者を手配する

火葬業者を手配することは当然ですが、大型犬の場合は早めに手配することが重要です。業者によっては、火葬炉が小さくラブラドールを含む大型犬の対応ができないからです。

事前に大型犬の火葬が可能で、実績豊富な業者をピックアップすると良いでしょう。

ラブラドール火葬のおすすめ

ラブラドールは犬の中でも大型で体重が重いため、火葬業者を選ぶ際に注意が必要です。以下では、ご遺体運びを楽にするおすすめのサービスをご紹介します。

移動火葬車による出張火葬

移動火葬車によるサービスを依頼することで、ご遺体を運ぶ労力を省けます。業者がご自宅に直接来てくれるためです。

移動火葬車とは、火葬炉が搭載されている車を指します。ご自宅や動物病院までお迎えにあがり、家の前や駐車場など飼い主様が希望する場所で火葬できます。ご遺体の運搬もプランに含まれている業者がほとんどのため、大型犬の火葬の中でも人気です。

万が一追加料金が発生する可能性を考慮して、事前に運搬については確認しておきましょう。

ご遺体の運搬サービスを利用する

ペット霊園や寺院での火葬の場合、ご遺体の運搬サービスの有無を確認しましょう。個人でのご遺体の移動は労力がかかる上に、ご遺体の状態を悪くしかねません。

業者や施設により、オプションで対応可能な場合やプランに含まれていることもあります。ご遺体の運搬に慣れているプロの方にお願いすることで、ご遺体をスムーズにかつ安全にご移動可能です。

ペットとのお別れは辛い上に突然で、できるだけ不安要素は払拭したいですよね。お願いできる部分はプロにお願いしましょう。

ラブラドールご遺骨の取り扱い

ラブラドールご遺骨の取り扱い

火葬後、ラブラドールのご遺骨をどうするか決める必要があります。ご返骨後の対応は人それぞれです。以下では、3つの方法についてご紹介します。

大きめの骨壷を用意しておく

ご遺骨を骨壷に納めて自宅で供養できます。自宅供養はいつでも愛するラブラドールに手を合わせられるため、ペットを身近に感じられる方法です。

注意点として、ラブラドールの場合は大きめの骨壷を用意しておきましょう。火葬が終わって収骨した際に、骨壷に入り切らなかったら虚しいですよね。6〜7寸の骨壷が最適です。

ペット供養の仏具を一式揃えても1〜2万円のため、納骨より費用がかからないのも特徴です。

散骨して自然に返す

近年人気なのが自然散骨です。ペットのラブラドールを自然に返す方法として選ぶ飼い主様が増えています。

民間に依頼する際の費用は10,000〜300,000円以上とプランに幅はありますが全体的に高額です。しかし管理費や維持の手間がないことを考えると妥当な金額でしょう。

海洋散骨や樹木葬など、お好きな場所を選んで散骨できます。特にラブラドールは散歩を好む犬種です。自然に還すことでいつまでも大自然の中を駆け巡る姿が思い浮かびますよね。

ペットを自然に返す方法としておすすめです。

ご遺骨をカプセルに残す「分骨」も人気

ご遺骨をカプセルに入れてアクセサリーなどにして残す「分骨」も人気です。毎日身につけられるため、ペットをいつもそばに感じられます。

ネックレスやキーホルダーとお好きなものを選べ、お色も選べるためどんな方でも身につけやすいです。ご遺骨の納骨や散骨をする際に一部をカプセルに残す方も多くいらっしゃいます。

メモリアルグッズはオンラインショップ&cocoにて取り揃えております。ぜひご参考ください。

ラブラドールを火葬する際の注意点

ラブラドールを火葬する際の注意点

ラブラドールを火葬する際には、大型犬ならではの注意点があります。

  • 大型犬が対応しているか確認する
  • 大型犬の火葬実績が豊富な業者を選ぶ
  • ご遺体の運搬工程を考慮する

ラブラドールの体は大きく体重も重いため、火葬や運送に時間や労力がかかります。運搬の際にご遺体を傷つけることや、火葬でご遺体が綺麗に燃えないなどトラブルが起こりやすいです。

予め業者の実績や口コミはよく確認しましょう。実績数や過去の口コミを読んで、トラブル無く執り行えているのかで業者を選ぶと良いです。

まとめ

今回はラブラドールの火葬における注意点を解説いたしました。

家族同然のトイプードルとのお別れは辛いですよね。しかし丁寧に弔うためには事前にご遺体の処置方法や業者、霊園の把握をしておくべきです。いざという時に迅速に対応できるようにしましょう。

COCOペットでは、ラブラドールなどの大型犬の火葬も承っております。また、仏壇や仏具といったご供養アイテムやメモリアルアイテムも販売中です。お電話にて24時間365日いつでもご予約・お問い合わせを受け付けております。どうぞお気軽にお問い合わせください。