うさぎの火葬時間はどれくらい？当日の流れも詳しく解説

「うさぎの火葬の流れがわからない」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。犬や猫の場合、火葬事例が多く情報が手に入りやすいですが、うさぎの情報はわずかです。

本記事では、うさぎの火葬時間やご遺体を発見してから供養までの流れを解説します。愛するうさぎが亡くなることを考えるのは辛いですが、ペットの死は必ず訪れます。事前に情報だけでも取得しておきましょう。

うさぎの火葬時間は30分～1時間

うさぎのサイズにもよりますが、火葬時間は30分ほどです。火葬炉を冷まして収骨まで行う場合は、1時間前後かかります。

ペットの火葬時間は、動物の種類や大きさにより変動します。猫の火葬は約1時間、大型犬にもなると2時間以上です。中でもうさぎの体は小さいため、犬や猫と比べると短時間で終了します。

また、プランによってはご遺体の引き渡しのみの場合や、最初から最後まで立会うプランもあるなど、かかる時間に差があります。時間をかけたくない方は、プランを選ぶ時点で火葬時間を考慮しましょう。

うさぎの火葬時間は、火葬種類により異なる

うさぎを含むペットの火葬は、選択するプランにより、立会う時間や費用が異なります。以下でうさぎの火葬種類と火葬のタイミングについて説明します。飼い主様が気になる費用面についても紹介しているため、ぜひ参考にしてください。

うさぎの火葬種類

うさぎの火葬種類は大きく分けて以下の3種類です。葬儀時間を十分に取れるか家族とよく相談してプランを選択してください。

葬儀の時間がない場合は「引き取り火葬」

引き取り火葬とは、ご自宅まで業者が迎えに来て、ご遺体を引き取るサービスのことです。主に「引き取り合同火葬」と「引き取り個別一任火葬」に分けられます。

引き取り合同火葬では、他のご遺体と一緒に合同火葬をした後に、提携の合同墓地へ埋葬します。合同墓地へ埋葬されるためご返骨はありません。引き取り個別一任火葬の場合は業者の方が個別火葬を執り行い、後日自宅にお骨が返却されます。

「忙しくて時間が取れないけど、丁寧に弔いたい」という方におすすめのサービスです。

最後までペットの火葬に立会いたい場合は「個別立会い火葬」

個別立会い火葬は、飼い主様が葬儀場までペットを連れて行き、葬儀から火葬後のお骨上げまで立会えるプランです。

引き取り火葬よりも費用がかかりますが、火葬種類の中では、最も手厚くペットのお見送りをサポートしてくれます。

業者により、お別れの時間に読経やお焼香をしてくれるかもしれません。読経を希望する場合は、プランに含まれているかを確認しましょう。

火葬時間がないが最後まで見送りたい場合は「訪問火葬」

訪問火葬とは、いわゆる移動火葬車による火葬のことです。家の前や駐車場で火葬できるため、飼い主様のご移動やご遺体の輸送の手間がかかりません。

業者の方がお迎えに来て、そのまま車に搭載してある火葬炉で火葬します。火葬中は火葬炉の前で見守るか、自宅で待機される方がほとんどです。実質の拘束時間はご遺体のお渡しのタイミングとご遺骨の確認時のみのため、お忙しい方でも安心です。

時間が取れない方でも丁寧な火葬と供養ができます。選択肢の一つとして知っておくと、もしもの時に役立つでしょう。

また、訪問火葬は高齢者や障害があり、火葬場に訪問できない方にもおすすめです。飼い主様が健康であっても、ご家族様の中で該当する方がいらっしゃる場合、ぜひ検討してみてください。

うさぎの火葬にかかる費用

うさぎの火葬費用の相場は16,000円から55,000円です。引き取り火葬は業者が主体で火葬を行うため、安価な傾向があります。一方、個別立会い火葬は、飼い主様のサポートを業者が行う形になるため、引き取り火葬よりも費用がかかるでしょう。

葬儀会社により、お花や祭壇をつけるプランもあるため、どのようにうさぎのお見送りをしたいかご家族様と相談してみてください。下記の表はCOCOペットの料金表です。ぜひ参考にしてみてください。

うさぎの火葬のタイミング

人間は、法律で死後24時間経過しないと火葬できないと定められています。しかし、ペットの火葬に関しては特に決まりはありません。そのため、飼い主様が希望する日時に火葬できます。しかし、ペットのご遺体は遅くとも3日以内に火葬した方が、状態変化が少なく良いとされています。

火葬までの期間を伸ばしたい場合は腐敗の進行を防ぐために、クーラーの効いた涼しい部屋に寝かせ、お腹と頭の下に保冷剤を敷いてあげましょう。

また、ペット霊園や葬儀場では、ペット安置室や霊安室を完備しているところもあります。葬儀や火葬まで時間を置きたい方や、週末まで休めないという方などにおすすめです。

うさぎを火葬する当日の流れ6ステップ

うさぎの火葬の流れを把握しておくことで、当日スムーズに動けます。

以下では、当日の流れをご紹介します。ご遺体を発見してからの業者の手配や安置方法など、知らないと当日パニックになり適切な対応ができないことがあります。

先のことかもしれませんが、事前に把握しておきましょう。

申し込み

うさぎが亡くなったら、火葬業者に申し込みをします。ペットの火葬はご遺体の腐敗を考慮して、死後5日以内に行うべきです。早めに依頼しましょう。

火葬業者の選択肢は幅広く、民間業者もしくは自治体に依頼するのか選べます。業者の中でも、ご遺体の引き渡しのみから最後まで立会うプランまであります。

問い合わせや予約を24時間受け付けている業者もあります。不安を解消するためにも、すぐに相談しましょう。

ご遺体を綺麗にする

ご遺体を清潔にすることで、ご遺体を綺麗なまま安置できます。うさぎが亡くなると、口やお尻から排泄物や体液が出てくるため、綺麗にしてあげましょう。

体液は、死後硬直によりリンパ管や血管が破裂することで出てくる液体です。体液や排泄物が付着すると、ご遺体が腐敗しやすくなるため、布などで拭き取ります。最後にブラッシングで毛に付着した細かい汚れを落とし、ふたつきの箱に入れて完了です。

うさぎを安置

うさぎを安置するために、ご遺体の体勢を整えます。せっかくならリラックスした体勢で火葬してあげたいですよね。

ご遺体は、時間が経過すると「死後硬直」します。体が固まって動かなくなる前に、うさぎの足を曲げて小さく眠っている姿勢に動かしましょう。死後硬直は1日ほど経つと解けるため、すでに固まっていた場合、無理に動かす必要はありません。

しかし、当日に火葬を行う場合もあるため、ご遺体はなるべく早く体勢を整えて安置します。

火葬

死後約5日以内に火葬を行います。火葬は、ペットとの最後の時間です。悔いのないように予めお見送りの準備をしましょう。

火葬前にお別れの時間が10〜20分ほど設けられています。ペットを撫でて精一杯気持ちを伝えられる最後の時間です。言葉に詰まり話せない方は手紙を準備するのも良いでしょう。

悔いが残らないように愛情や感謝を伝えて、飼い主様もペットも安心してお別れできます。

ご遺骨の拾い上げ

ご遺骨の拾い上げとは、火葬に立会ったご家族でうさぎのご遺骨を１つずつ拾い上げ、骨壷に納めることです。「収骨」「拾骨」とも呼ばれます。

火葬プランによっては、ご遺骨の拾い上げは含まれません。立会い火葬の場合は含まれますが、心理的にご収骨が辛い方は業者の方に代わってもらえます。

無理のない範囲でお骨を拾いましょう。

ご遺骨の供養

火葬のプランによっては、ご遺骨が返却されます。お骨の供養方法は近年多様化しているため、ご家族の希望に沿った方法で供養しましょう。

供養の例は以下の通りです。

●  納骨堂に納める

●  お仏壇を購入して自宅供養する

●  自然散骨する

●  私有地に埋葬

●  アクセサリーにして手元供養

また、お骨の一部をアクセサリーにして、残りを散骨や埋葬するという複合的な方法を選ぶ方もいます。事前にご家族の意向をまとめておくとスムーズです。

うさぎの火葬時間中の過ごし方

うさぎの火葬時間は30分から1時間ですが、どのように過ごすべきかと悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。うさぎの火葬中は、選んだサービスによって待つ場所が異なります。以下では、うさぎが火葬されている間の過ごし方について説明します。

火葬種類により、待合場所が異なる

たとえば、移動火葬車の個別立会い火葬の場合は、火葬炉の前や自宅で火葬を見守ります。ペット霊園の火葬では待合室や控室などの別室が用意され、ペットを近くに感じながら火葬が終わるのを待つのが一般的です。

合同火葬や一任個別火葬の場合は、火葬中の待ち時間がありません。合同火葬はご遺体の引き渡しのみを行い、一任個別火葬は火葬の執り行いまでです。

火葬中もペットを見守りたい方は、個別立会い火葬を選びましょう。

うさぎとの思い出を振り返る時間に

火葬時間は、様々な感情が交錯するものですが、うさぎと過ごした幸せな思い出を振り返る貴重な機会でもあります。アルバムを開いて、大切な瞬間を思い出しましょう。

また、ペットのおもちゃや首輪など、身近なアイテムを手に取りながらうさぎとの生活を振り返るのも良い方法です。うさぎが生きていた証しであり、絆を形にしたものです。

外に出て気分転換をしましょう

近隣に大きな公園や海岸などがある施設なら、火葬中に出かけることも可能です。火葬が終わったら、業者から連絡がくるため安心してください。 待合室で待っていると落ち着かない飼い主様もいらっしゃいますが、うさぎとの思い出を振り返りながら、ゆっくりとお別れをする時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

うさぎの火葬時間を把握し、後悔のないお見送りをしましょう

今回はうさぎの火葬時間や当日の流れについて解説いたしました。うさぎの火葬時間は30分から1時間と他の犬や猫と比べると短時間です。

ご遺体の発見から火葬、ご遺骨の供養までの手順は多く、下調べのない状態で当日を迎えるとパニックになることがあります。事前に流れを把握すると火葬の執り行いまでがスムーズです。 COCOペットでは、うさぎなどの小動物の火葬も承っております。移動火葬車による火葬や引き取り火葬など、忙しい方向けのプランもございます。お電話にて24時間365日いつでもご予約・お問い合わせを受け付けておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。