「ペット火葬をしてあげたいけど、できるだけ安く済ませたい」「ペット火葬の料金相場がどれくらいかわからない」とお悩みの方もいらっしゃるでしょう。

ペット火葬を安く済ませるには、料金相場を知り、事前にどのような火葬方法があるか理解する必要があります。

本記事では、ペット火葬を安くする方法や自治体と火葬業者の違い、火葬方法や注意点について解説します。

亡くなったペットを火葬してあげるためにも、ぜひ本記事を参考にしてください。

ペット火葬は安くできる?

ペット火葬は安くできる?

事情によりペット火葬にあまりお金をかけられないという方もいらっしゃるでしょう。

しかしお金はかけてあげられなくても、最期のお世話としてペットを火葬してあげたいですよね。

ペット火葬を安くする方法は、2種類あります。できるだけ安くペット火葬してあげるために以下を参考にしてください。

自治体に依頼する

自治体にペット火葬を依頼できる場合があります。

自治体でのペット火葬は、民間の火葬業者と比べて値段を抑えて火葬できます。

自治体にもよりますが、ペット火葬は1頭2,000円前後で火葬可能です。また、自治体での火葬は、合同火葬でほかのペットと火葬されるケースと一般廃棄物としてゴミと一緒に焼却されるケースがあります。

お住まいの地域により、ペット火葬が行われていない場合もあるため、事前に確認しておきましょう。

ご遺体を土葬する

ご遺体をそのまま土葬する場合は、無料でご遺体を処置できます。

ご遺体の土葬は、私有地や土葬が許可された場所にご遺体を埋める方法です。深く穴を掘り、ご遺体を埋めるだけで簡単にできます。

しかし、ご遺体のままの土葬は土に還るまで時間がかかり、腐敗臭や害獣に掘り返されるなどのトラブルに発展します。

小動物であれば土葬でもリスクは最小限に抑えられますが、中型から大型の動物には向いていない方法です。

ご遺体を土葬する際は、ご遺体がしっかり埋まるほどの深い穴を掘り、石灰や腐葉土を撒いたうえで埋めると臭い対策にもなります。

自治体と火葬業者の違い

自治体と火葬業者の違い

自治体と火葬業者では、主に以下の3点が異なります。

  • ご遺体の扱い
  • 火葬方法
  • 料金

まず、自治体では、ペットを「一般廃棄物」として処理します。大切なペットでも廃棄物として高温で焼却されるため、ご遺骨が残ることはありません。

ペット火葬にかかる料金は1,000〜10,000円程度ですが、無料で対応していることもあります。

一方、火葬業者ではペットを飼い主様の大切な家族として、火葬されます。合同火葬と個別火葬から火葬プランを選ぶことができ、人間と同じような形式で火葬可能です。李料金は15,000〜50,000円程度が相場です。

できるだけ安く火葬したい方は「自治体」への依頼、最後までしっかりお別れしたい場合は「ペット火葬業者」への依頼が良いでしょう。

自治体で安くペットを火葬する際の注意点

自治体で安くペットを火葬する際の注意点

自治体でのペット火葬は安く利用できますが、注意点もあります。しかし注意点を知らずに自治体で安く火葬してもらうと、後悔する恐れがあります。

自治体での火葬を検討している方は、以下の注意点を踏まえたうえで依頼しましょう。

返骨されないことがある

自治体で火葬依頼した場合、一般廃棄物として高温で焼却されることが多いため、ご返骨されません。自治体の合同火葬の場合でも同様です。

お住まいの地域の自治体により、個別火葬が実施されている場合もありますが、多くの場合では合同火葬または一般廃棄物として処理されます。

ご遺骨を手元供養したい、ご返骨してもらいたい方は、ペット火葬業者へ依頼しましょう。

ペット火葬後は死亡届を提出しなければいけない

飼っていたペットの種類により、死亡届の提出が必要です。

例えば犬の場合は、死亡届の提出が必須で、死亡届を提出しないかぎり犬は生きていると判断されます。

そのため、狂犬病の予防接種の通知がされ、無視してしまうと20万円以下の罰金を請求されることもあります。

ペットが亡くなったら、30日以内にお住まいの自治体の保健所に死亡届を忘れずに提出しましょう。

自治体によりルールが異なる

自治体での火葬は、飼い主様のお住まいの地域によりルールが異なります。

一般廃棄物としてご遺体を処理される、また合同火葬としてほかのペットと火葬される、そもそもペットの火葬を受け付けていないケースがあります。

自治体で火葬をご依頼したい方は、お住まいの地域の自治体に必ず確認してから依頼しましょう。

ペット火葬の種類と値段相場

ペット火葬の種類と値段相場

ペット火葬は、合同火葬と個別火葬の2種類あり、個別火葬の中にも2種類あります。依頼する火葬方法により、特徴は大きく異なります。

ペット火葬業者に依頼する場合は、以下の火葬方法を事前に確認しておきましょう。

合同火葬

合同火葬は、ほかのペットと一緒に火葬する方法です。

一回で複数のペットを火葬するため、他の火葬方法と比べても費用を抑えられます。

ペットのサイズと種類合同火葬の費用
極小動物(おおむね10cm位)6,600円(税込)
小動物(2kg未満)14,300円(税込)
うさぎ(2〜5kg)17,600円(税込)
猫・小型犬A(2〜5kgまで)17,600円(税込)
猫・小型犬B(5〜10kgまで)22,000円(税込)
小型犬・中型犬(10〜15kgまで)28,600円(税込)
中型犬・大型犬(15〜20kgまで)34,100円(税込)
大型犬(20〜25kgまで)40,700円(税込)
特大犬A(25〜30kgまで)47,300円(税込)
特大犬B(30〜35kgまで)55,000円(税込)
特大犬C(35〜40kgまで)62,700円(税込)

COCOペットの場合、料金は上記の表のとおり6,600〜62,700円です。

合同火葬は費用が安いですが、お骨上げが行われず、飼い主様にご返骨されません。火葬後はそのまま合同墓地に埋葬されるため、ご遺骨を返してほしい方には向いていない方法です。

できるだけ安く火葬したい、自宅で供養できない方に合同火葬がおすすめです。

一任個別火葬

一任個別火葬は、ペットを個別に火葬できますが、火葬の立ち会いやお骨上げは立会いできず、すべてスタッフにより行われます。

ペットのサイズと種類一任個別火葬の費用
極小動物(おおむね10cm位)16,500円(税込)
小動物(2kg未満)20,900円(税込)
うさぎ(2〜5kg)24,200円(税込)
猫・小型犬A(2〜5kgまで)24,200円(税込)
猫・小型犬B(5〜10kgまで)29,700円(税込)
小型犬・中型犬(10〜15kgまで)35,200円(税込)
中型犬・大型犬(15〜20kgまで)41,800円(税込)
大型犬(20〜25kgまで)47,300円(税込)
特大犬A(25〜30kgまで)55,000円(税込)
特大犬B(30〜35kgまで)55,000円(税込)
特大犬C(35〜40kgまで)69,300円(税込)

個別火葬の中では一番安い方法で、COCOペットでは16,500〜69,300円で火葬できます。

火葬後、飼い主様にご返骨されます。ペットの火葬に立会うのはつらい、時間がないけれど火葬はしてあげたいという方に一任個別火葬がおすすめです。

個別立会い火葬

個別立会い火葬は、飼い主様が立会い、自らお骨上げをできる方法です。

人間の火葬方法に一番近く、最後までペットの側で声をかけてあげられます。火葬後は、飼い主様によりお骨上げが行われ、ご遺骨は自宅に持ち帰れます。

ペットのサイズと種類個別立会い火葬の費用
極小動物(おおむね10cm位)18,700円(税込)
小動物(2kg未満)23,100円(税込)
うさぎ(2〜5kg)27,500円(税込)
猫・小型犬A(2〜5kgまで)27,500円(税込)
猫・小型犬B(5〜10kgまで)31,900円(税込)
小型犬・中型犬(10〜15kgまで)37,400円(税込)
中型犬・大型犬(15〜20kgまで)44,000円(税込)
大型犬(20〜25kgまで)49,500円(税込)
特大犬A(25〜30kgまで)57,200円(税込)
特大犬B(30〜35kgまで)64,900円(税込)
特大犬C(35〜40kgまで)71,500円(税込)

COCOペットでの個別立会い火葬は、上記の表のとおりで18,700〜71,500円です。個別火葬の中でも彫金は高い傾向にありますが、手厚いサービスのもとお別れができます。

大切なペットの火葬を最後まで見届けてあげたい、家族や友人とお別れしたい方に個別立会い火葬がおすすめです。

ペット火葬業者を選ぶ際のポイント

ペット火葬業者を選ぶ際のポイント

ペット火葬業者に依頼する際は、悪質な火葬業者に依頼して悲しい思いをしないためにも、事前に信頼できるペット火葬業者かどうかを判断しなければいけません。

ペット火葬業者を選ぶ際は3つのポイントに注目しましょう。以下では、ペット火葬業者選ぶ際の3つのポイントについて解説します。

プラン内容と料金が適切か

ペット火葬業者を選ぶ際は、ペット火葬プランの内容と料金が適正かどうかを確認しましょう。

例えば、ホームページなどで火葬方法別にプランが記載されており、さらにペットの種類や体重、サイズに合わせて料金が記載されていると安心できるペット火葬業者であるといえます。

また、ホームページに会社の基本情報(住所や連絡先など)や運営歴等が掲載されているかも確認しておきましょう。

信頼できるペット火葬業者では、会社の情報についてしっかり記載されているため、万が一、情報が記載されていない場合は依頼を避けましょう。

スタッフの対応が良いか

ペット火葬業者に依頼する際は、スタッフの対応が良いかも重要なポイントです。

スタッフの対応は、実際に訪問して確認することが確かですが、訪問できない場合は電話で確認するといいでしょう。

電話でわからない点や不安な点を相談したい際に、質問に対して丁寧な説明が受けられるか、また希望するプランがない場合に他のプランを提案してくれるか、飼い主様に寄り添ってくれるかで、対応の良さを判断できます。

プランや料金に不満がなくても、スタッフの対応が悪いと悲しい印象が残ってしまいます。

そのため、問い合わせをしてみて、スタッフの対応が飼い主様に合わないと感じた場合は、別のペット火葬業者で火葬依頼をしましょう。

生前から火葬業者の情報収集をする

ペットが亡くなると悲しみにより冷静な判断ができないという飼い主様も少なくありません。

そのため、突然のペットの死にも対応できるように、生前から火葬業者の情報収集をしておくことは大切です。

また、生前からペットの死と向き合うとペットロスに陥りづらいというメリットがあります。

ペットの死を考えることはつらいですが、人間の終活と同じように何かあったときのために少しずつ火葬業者に関する情報収集をしておきましょう。

ペット火葬までにペットにしてあげるべきこと

ペット火葬までにペットにしてあげるべきこと

ペットが亡くなったら火葬までの間は、ご遺体の腐敗を防ぐために正しい方法で安置する必要があります。

大切な家族であるペットときれいな姿でお別れするためにも、安置方法を事前に確認しておきましょう。ペット火葬までにペットにしてあげるべきことの手順は以下のとおりです。

ご遺体の体勢を整える

ペットが亡くなったら、まずはご遺体の体勢を整えてあげましょう。ペットは亡くなると体の中で病原菌を発生させる場合があります。

ご遺体から出た体液に素手で触れてしまうと、感染症を起こす場合があるため、ご遺体に触る際は必ずビニール手袋を着用しておきましょう。

また、ペットは亡くなると死後硬直が始まり、筋肉が徐々に固まっていきます。手足が伸びた状態のままだと、火葬の際に棺に入らず、トラブルを引き起こす可能性があるため要注意です。

トラブルを避けるためにも、死後硬直が始まる前に手足を折りたたんで寝ているときと同じ状態に整えてあげてください。体勢を整えている際に、目や口が開いた状態になっている場合は優しく閉じてあげましょう。

しかし、眼球が乾いてしまってまぶたが閉じないという際は、無理やり閉じる必要はないため、ガーゼやタオルを顔にかけてあげてください。

ペットのご遺体を清める

ペットのご遺体の体勢を整えたら、布かガーゼでペットの体を拭いて、生前使っていたブラシで毛並みを整えます。

亡くなってから時間が経つと、口や鼻、肛門などから体液が漏れ出します。体液が漏れると棺やご遺体を汚してしまい、腐敗を進める原因となるでしょう

そのため、体液が漏れ出ている場合はガーデやタオルで拭き取って、定期的に体を清めてあげてください。

死後硬直が始まると体液は出てこなくなりますが、数日間安置する場合はこまめに体を拭き取ってあげましょう。

また、体液が漏れてこないように、ガーゼなどを口に詰めてしまうとガスが体内に溜まって体が膨らむ恐れがあるため要注意です。

ご遺体を冷却する

ペットのご遺体を整えたら、ご遺体を冷却しましょう。ペットは亡くなった時点から時間が経過するに連れて、体が腐敗していきます。きれいな状態で火葬してあげるためにも、冷却して腐敗を遅らせることが重要です。

とくに頭やお腹は水分が多いため、腐敗が進みやすいです。ご遺体を冷却する際はお腹周りと頭を中心にしてあげると、腐敗を遅らせられます。

また、保冷剤でご遺体を冷却する際は、体に水滴がついてしまわないようにタオルに包んで体にあててあげましょう。水滴がついてしまうと水滴がついた部位から徐々に腐敗が進んでいくため要注意です。

ご遺体の冷却を終えたら、火葬する日まで日光があたらない涼しい場所で安置しましょう。

ペット火葬を安くするには自治体での火葬を考えてみよう

本記事では、ペット火葬を安くする方法や自治体とペット火葬業者の違い、自治体で依頼する際の注意点などを解説しました。

結論、ペット火葬をできるだけ安く火葬したい場合は、自治体への依頼がおすすめです。しかし、お住まいの地域によりルールが大きく異なるため、事前に確認する必要があります。

COCOペットでは、合同火葬と個別火葬をご用意しています。合同火葬の場合、極小動物であれば6,600円で火葬が可能です。

飼い主様のご希望する火葬プランや料金の見積もりも行います。お気軽にお問い合わせください。

ペットの葬儀や供養、終活についてもっと詳しく知りたい方は、ぜひCOCOペットにご相談ください。生前のお見積り、ご相談も承っていますので、お気軽にお問い合わせください。