大切な家族の一員としてコーギーを飼っている方のなかには、「将来お別れがきたとき、どのように見送ってあげればよいのだろう」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
愛犬が亡くなってしまった場合は、ペット火葬により供養することが一般的です。コーギーは、個体差がありますが中型犬に分類されることが多く、火葬業者へ依頼する際は中型犬として見送ってあげるケースがほとんどです。
本記事では、コーギーの特徴やペット火葬の基礎知識を解説するとともに、コーギーの火葬における注意点を解説します。
目次
火葬をするうえで知っておきたいコーギーの特徴
火葬する際、愛犬の体格や体重により料金などが変わることがあります。そのため、まずはコーギーの特徴についておさらいしていきましょう。
コーギーは一般的に中型犬に分類され、さらに「ウェルシュ・コーギー・ペンブローク」と「ウェルシュ・コーギー・カーディガン」の2種類に分けられます。どちらも骨太な骨格と胴長短足の体型を持ちますが、カーディガンのほうがペンブロークに比べてひと回り大きく、胴も長いのが特徴です。
具体的には、ペンブロークの場合で体高がおよそ25~30㎝、体重はオスでおよそ10~12㎏、メスでおよそ9~11㎏です。カーディガンの場合は、体高がおよそ30㎝、体重はオスでおよそ14~17㎏、メスでおよそ11~15㎏とされています。
また、コーギーの平均寿命は、およそ12~13歳です。
事前に知っておきたいペット火葬の基礎知識
続いて、ペット火葬の基礎知識として、「火葬の種類」「火葬ができる場所」「火葬にかかる時間・費用」の3つの項目に分けて解説します。
ペット火葬の種類
ペット火葬は、プラン内容により分けられます。コーギーとの最期をどのように過ごしたいかで変わってくるため、ぜひご確認ください。
合同火葬
合同火葬は他のペットとともに火葬する方法です。他のペットと一緒に火葬することで、費用を抑えながら、ペットの尊厳を守りつつ送り出せます。個別火葬に比べて費用が安いのが特徴です。特に公営の火葬場は、民間の業者よりも低価格で合同火葬を提供しています。
しかし、合同火葬は他のペットと火葬するため、返骨ができません。そのため、火葬後のペット供養を考えている飼い主様にはおすすめできません。
一任個別火葬
一任個別火葬は、火葬を個別で行うため、ご遺骨を受け取れる方法です。
ペットの供養についてゆっくりと決めたい飼い主様は、個別火葬を選ぶことをおすすめします。費用は合同火葬よりも高くなります。ペットとの最期の時間をゆっくり過ごしたいと思う方は、下記の立会い個別火葬もぜひ検討してみてください。
立会い個別火葬
葬儀の立会いとお骨上げまで行えるのが立会い個別火葬の特徴です。一任個別火葬と異なり、最期の時間をゆっくりと過ごしたいと思う飼い主様におすすめです。
火葬料金は他のプランよりも高く設定されているため、金銭面を抑えたい場合は合同火葬や一任個別火葬の方が良いでしょう。
訪問火葬
ペット火葬を検討する中で、自宅から火葬場への移動が困難な場合や、ペットにとっても慣れ親しんだ場所で最期を迎えさせたいとお考えの飼い主様には訪問火葬がおすすめです。
自宅に火葬業者が来るため、移動の負担がなく、ペットにとって安心できる自宅で家族に囲まれて最期を迎えられます。今まで一緒に過ごしてきた場所で、ゆっくりと愛するペットに感謝の気持ちを伝え、お別れが可能です。
火葬ができる場所
火葬の実施場所は、おもに「ペット霊園」と「訪問火葬車」の2つです。ペット霊園で火葬する場合は、立会火葬プランなど選択するプランにより、出棺から納骨まで丁寧に供養できるのが特徴です。
訪問火葬車による訪問ペット火葬の場合は、自宅近くの適した場所のほか、ペットとの思い出の場所やその近くで火葬することが可能です。
火葬にかかる時間・費用
火葬にかかる時間は、選択するペット火葬業者やプラン内容、ペットの体の大きさにより異なります。
たとえば、うさぎや猫、小型犬などの約3㎏前後の動物はおよそ40分前後、中型犬などの7~15㎏前後の動物はおよそ1時間前後です。費用については、ペット火葬業者のプラン内容やペットの体重により異なります。
以下はCOCOペットの料金表です。ぜひ参考にしてください。
合同火葬 | 一任個別火葬 | 立会い個別火葬 | お花で送る ペット火葬 | |
---|---|---|---|---|
極小動物 おおむね10cm未満 | 6,000円 | 15,000円 | 17,000円 | 47,000円 |
小動物 (2kg未満) | 13,000円 | 19,000円 | 21,000円 | 51,000円 |
うさぎ (2〜5kgまで) | 16,000円 | 22,000円 | 25,000円 | 55,000円 |
猫・小型犬A (2〜5kgまで) | 16,000円 | 22,000円 | 25,000円 | 55,000円 |
猫・小型犬B (5〜10kgまで) | 20,000円 | 27,000円 | 29,000円 | 59,000円 |
小型犬・中型犬 (10〜15kg) | 26,000円 | 32,000円 | 34,000円 | 64,000円 |
中型犬・大型犬 (15〜20kg) | 31,000円 | 38,000円 | 40,000円 | 70,000円 |
大型犬 (20〜25kg) | 37,000円 | 43,000円 | 45,000円 | 75,000円 |
特大犬A (25〜30kgまで) | 43,000円 | 50,000円 | 52,000円 | 82,000円 |
特大犬B (30〜35kgまで) | 50,000円 | 56,000円 | 59,000円 | 89,000円 |
特大犬C (35〜40kgまで) | 57,000円 | 63,000円 | 65,000円 | 95,000円 |
コーギーの火葬の流れ
ペットが亡くなったときは、なるべく早く火葬してあげましょう。火葬までの期間、なにをすべきか以下で説明します。
ペットが亡くなってから何をすべきか迷った場合、最も確実なのは、依頼する予定のペット火葬業者に確認することです。
訪問火葬サービスのCOCOペットでも、24時間365日、ペットの葬儀に関するご相談を受け付けています。
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死亡確認
ペットのコーギーが亡くなったら、はじめに死亡確認を行いましょう。自宅で亡くなった場合、呼吸や心拍がないかを確認してください。死亡確認ができたら、死後硬直する前にペットの目や口を優しく閉じてください。
安置
死亡確認をしたら、ペットのご遺体を横向きに寝かせてあげましょう。ご遺体の手と足を胸元に寄せ、背中を少し丸くした体勢が自然な姿勢です。ご遺体が外気に触れると、腐敗が進みやすくなります。
そのため、タオルでくるんだり、上からバスタオルをかけたりしましょう。また、保冷剤やドライアイスなどを利用して、ご遺体を冷やしましょう。
ペット火葬業者へ連絡
安置が終了したら、ペット火葬業者に連絡しましょう。ペットであるコーギーが無くなる前から葬儀や火葬に関する希望を家族で話し合っておくことをおすすめします。近隣で飼い主様の希望を叶えてくれる火葬業者がないか探しましょう。
業者の訪問・葬儀
希望する日時を業者に伝えるとスタッフが訪問し、選択したプランによりご遺体を引き取ったり、自宅で火葬を行ったりします。
合同火葬や一任個別火葬を選択した場合、火葬業者が訪問した時点でご遺体は引き取られるため、お別れの時間をしっかり取りましょう。
火葬
葬儀が終わった後は火葬に移ります。棺の中にお花や生前コーギーが好きだったおもちゃやおやつなどを入れてあげましょう。金属類は火葬できないため、心配であれば火葬業者に確認しておきましょう。
お骨上げ
ペット火葬の後は、お骨上げになります。お骨上げは火葬後に残ったご遺骨を箸で拾い、骨壷に納める大切な儀式です。
お骨上げはプランにより、火葬業者が行うものと飼い主様が行うものに分かれます。お骨になったペットを見るのが辛い飼い主様は業者にお骨上げを任せましょう。
コーギーの火葬の際に気を付けるべき3つの注意点
次に、コーギーを火葬で見送ってあげる際の注意点を3つ解説します。
ペット火葬業者に依頼する際は必ず犬種や体重を伝えること
コーギーは一般的に中型犬に分類されます。ただし、中型犬には厳密な体重や体格の基準がありません。そのため、火葬依頼時に「中型犬」と伝えるだけでは、ペット火葬業者が料金を決定できない恐れがあります。
一般的にペット火葬業者のプランは、犬種や体重を目安にしています。そのため、依頼する際は必ず犬種や体重を伝えましょう。
個体によっては追加費用がかかる可能性に留意する
コーギーの場合、その特徴的な体格や骨格から、体重のみに合わせたプランではご遺骨を納めるための骨壺のサイズが合わないケースもあります。その際、骨壺のサイズを変更すると、追加費用が発生することもあります。
また、コーギーのなかには犬種の平均を超えて大きい、もしくは小さい個体もいるため、これらの事情に配慮しながら柔軟に対応してくれる火葬業者を見極めることが大切です。
火葬当日までのご遺体の安置方法に注意する
コーギーに限らず、火葬当日まで自宅でペットのご遺体を安置する場合は、部屋のなかでも涼しい場所や直射日光が当たらない場所を選びましょう。室内の温度が高くなると、ご遺体の痛みの原因となる細菌の繁殖や増殖につながる恐れがあります。
併せて、葬儀まで数日空いてしまう場合は、お腹を中心に保冷剤やドライアイスなどで冷やしてください。ただし、細菌の繁殖を防ぐため、可能な限り水滴などの水気がご遺体に付かない注意が必要です。
関連記事:ペットが亡くなってしまったときの火葬までの安置方法|ドライアイスの使い方
コーギー火葬後の供養方法
人のご遺骨は墓地以外の場所に埋葬できません。一方、ペットのご遺骨は自由に埋葬できます。以下では、一般的なペットの供養方法をご紹介します。
手元供養
ペット火葬後、ご自宅で遺骨を安置し、供養する方法を手元供養と言います。小さな仏壇を設けたり、アクセサリーに加工して身に着けたりできます。毎日手を合わせられてペットを身近に感じられる点や、費用を抑えられる点でメリットがある方法です。
また、急にペットをなくして、心の整理がついていない飼い主様が手元供養を行います。気持ちの整理がついた段階で納骨や埋葬も可能です。
お寺やペット霊園の合祀墓で埋葬
ペット火葬後、合祀墓と呼ばれるお墓に埋葬する方法があります。これは、他のペットと一緒に祀られる共同のお墓で、永代供養墓と呼ばれることもあります。
合祀墓の場合、納骨時以外は費用がかからず、一般のお墓に必要な年間の管理費が必要ありません。納骨の費用も個別のお墓と比較すると安価です。
しかし、合祀墓は他のペットと一緒に埋葬する方法のため、一度お墓に入れたお骨は取り出せません。後から手元供養にできないため、後悔がない選択をしてください。
納骨堂に納骨
ペットの納骨堂は棚に骨壷を安置するタイプや、ロッカーに骨壷を安置するタイプがあります。年単位で管理費がかかるケースがほとんどです。
また、施設によりスペースに限りがあるため、骨壷と一緒に飾られるものに限りがあったり、線香が供えられなかったりなどするため、納骨先に確認しましょう。室内で供養できるため、雨の日でもお骨に手を合わせることが可能です。
散骨
ペット火葬後にご遺骨を粉骨し、海や山などの自然へ散骨する供養方法が人気を集めています。業者に依頼するだけでなく、ご自身で散骨を行うことも可能です。散骨はお骨を管理する必要もなく、費用もかかりません。
しかし、生活用水として使用される川や湖、住宅地で行う場合は周囲に配慮する必要があります。散骨に関する法律がないため、トラブルには十分に気をつけてください。
まとめ
大切なペットであるコーギーが亡くなられた際は、一般的に合同火葬、個別火葬(一任火葬)、立会火葬のなかから選びます。
火葬の料金は火葬方法で変わるほか、体重や体格により異なります。コーギーは多くの場合、中型犬の料金です。
ただし体格などは個体差があるため、コーギーにより、追加費用が発生することがあります。そのため、ペット火葬業者には必ず犬種や体重を伝えるようにしましょう。
訪問火葬サービスのCOCOペットでは24時間365日、ペットの葬儀に関するご相談を受け付けているため、いつでもご連絡ください。
お見送りの際の火葬プランも、ペットの種類によって6,600円(税込)からさまざまなプランを提供しており、一般的な猫や小型犬であれば、17,600円(税込)から、中型犬であれば28,600円(税込)から、火葬方法やご供養の希望によってプランを選んでいただけます。
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