「ペットが死んだら動物病院に知らせるほうが良いだろうか」と疑問を抱く方もいるでしょう。
結論からいうと、動物病院にペットの死亡を知らせる義務はなく、そのタイミングも自由です。しかし、お世話になった動物病院へはなるべく連絡したほうが良いといえます。
この記事では、「ペットが死んだら動物病院に知らせるべきなのか」という疑問について詳しく解説するとともに、連絡すべき場所やお礼の品についても説明します。
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目次
ペットが死んだら動物病院に知らせる?
ペットが亡くなったことを動物病院に知らせる義務はなく、知らせてはいけない決まりもありません。そのため、知らせるかどうかは自分の気持ちにしたがって行動しましょう。
しかし、お世話になった動物病院にはなるべく連絡しておくことをおすすめします。継続的に来院していた方から突然連絡がなくなると、獣医師や動物看護師の方が心配になることがあるためです。
特にもう一度ペットを飼うかもしれない方や、亡くなった子以外にもペットがいる方は、今後のためにもお礼を伝えておくほうがよいでしょう。
ペットが亡くなったことを知らせる方法は口頭、電話、手紙のどの方法でも問題ありません。知らせるタイミングにも決まりはありませんが、口頭や電話の場合は動物病院が混んでいる時間帯を避けるようにしましょう。
ペットが死んだら動物病院へのお礼の品は必要?
ペットが亡くなったとき「動物病院へお礼の品は必要なのだろうか」「これまでお世話になった動物病院にお礼をしたいが、何を渡したらいいのだろう」などと考える方もいるのではないでしょうか。
ここでは、動物病院へのお礼の要否や注意点、送る品物について説明します。
お礼の品は必須ではない
ペットが亡くなったときにお礼の品を持っていかなければならない決まりはなく、渡さなくても失礼には当たりません。「感謝の言葉以外に品物も渡したい」と感じる場合は、お渡ししてもよいでしょう。
注意点としては、患者から金品やお礼の品を受け取らない、という方針を掲げている動物病院が多いことです。無理やり渡すと動物病院側に迷惑がかかる可能性もあるため、事前に確認するか、断られることを覚悟のうえで用意しましょう。
渡す場合は形の残らない菓子折りが無難
お礼の品を渡す場合は、形の残らない菓子折りが無難です。動物病院に勤める方々に行き渡りそうなものがよいでしょう。
何かの記念でお渡しするわけではないため、形の残るものはおすすめできません。高価なものも、動物病院側に気をつかわせてしまうため避けたほうが適切です。
ペットが死んだら最初にするべきこと
ペットが自宅で最期を迎えた場合、ご家族が死亡の確認をすることになります。その際は以下の3点を調べ、本当に亡くなっているかを判断しましょう。
- 呼吸停止の確認
- 心拍・脈の停止の確認
- 対光反射の消失
呼吸しているかはペットのお腹や口の動きを見て確認し、心臓が動いているかは脇の下や胸に手を当てて確認します。対光反射の消失は、目にライトの光を当てたときの瞳の反応でわかります。
なお、状況によっては仮死状態になっていることもあるため、意識がないだけで死亡と判断しないよう注意が必要です。ご家族での判断が難しい場合は、獣医師の方に診てもらいましょう。
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動物病院以外にペットが死んだら連絡すべき場所
ペットが亡くなったら、いくつかの手続きが必要になります。愛する家族が亡くなった直後は悲しい気持ちでいっぱいかと思いますが、以下の場所への連絡を忘れないようにしましょう。
役所
亡くなったペットが犬の場合は、30日以内に役所へ死亡届を提出しなければなりません。狂犬病予防法により、1年に1回の狂犬病予防注射が義務付けられているためです。
死亡届を提出しないまま放置していると、罰則が科されてしまう可能性もあります。
特定動物や特定外来生物に指定されているペットが亡くなった場合も、基本的に死亡届の提出が必要です。その他のペットは、死亡届を提出する必要はありません。
ペット保険会社
ペット保険に加入している方は、必ず保険会社に連絡して解約の手続きを行なってください。ペット保険は基本的に自動更新のため、解約しないと保険料を払い続けることになります。解約時に死亡診断書や火葬領収書を求められるケースがあるため、準備しておきましょう。
なお、ペット保険によっては、火葬や埋葬にかかる費用を補償してくれるものもあります。
葬儀業者
ペットの火葬・葬儀を行ないたい場合は、葬儀業者への連絡も必要です。ご遺体をきれいな状態のまま火葬するためにも、早めに連絡するよう心がけてください。葬儀業者によっては、24時間365日対応してくれるところもあります。
火葬方法は合同火葬、一任個別火葬、立会い個別火葬などがあります。プラン内容や料金設定が異なるため、ご家族でよく話し合って決めましょう。
ペットが死んでから供養までの流れ
ペットが亡くなってから供養するまでのおおまかな流れは以下のとおりです。
- ご遺体を安置する
- 葬儀業者に連絡する
- 火葬・葬儀を行なう
- 骨壺へ収骨する
- 納骨または手元供養をする
ペットの体の大きさにもよるものの、亡くなってから2~3時間後に死後硬直が始まります。棺に収められるよう、早めに手足を軽く胸のほうへ曲げておきましょう。
まとめ
ペットが亡くなっても動物病院に連絡する義務はないため、ご家族の意向に合わせて行動しましょう。これまでの感謝を伝えたい方や、今後もお世話になる予定がある方は、連絡しておくことをおすすめします。なお、お礼の品を渡したい場合は、形の残らない菓子折りが無難です。
ペットが亡くなったら、役所や葬儀業者にも連絡する必要があります。愛するペットを大切に火葬してあげたい方は、さまざまなプランをご用意しているCOCOペット(ココペット)へご相談ください。
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