猫を飼いたいと思った場合に、どのくらい費用がかかるのか知りたい方も多いのではないでしょうか。猫を飼い始める際に必要な初期費用はもちろん、医療費や月々かかる費用の内訳なども気になるところです。

猫を飼うのに必要な費用として「初期費用」や「毎月かかる費用」の内訳を知り、ほかに医療費としてかかる目安など、事前にかかる費用を確認してからお迎えすることが大切となります。

本記事では、猫の寿命と生涯でかかる費用総額、猫を飼うのにかかる費用の一般的な内訳に加え、ほかにかかる可能性のある費用などについてわかりやすく紹介しています。

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猫を飼うのにかかる費用は生涯でどのくらい?

猫を飼ってから見送るまで、生涯でどのくらいの費用がかかるかについて紹介します。

猫の寿命は平均15年

一般的な猫の寿命は、平均15年ほどといわれています。
とはいえ、猫も人間と同様に寿命については個体差があり、もっと長生きする場合も少なくありません。20年以上生きるケースもあるのです。

猫を飼うのにかかる費用は生涯で約200万円

猫を飼って生涯育てた場合にかかる飼育費用は、約200万円といわれています。これもあくまで目安であり、もっとかかるケースもあります。生涯かかる費用については、猫の寿命や健康状態によって異なると考えた方がよいでしょう。

猫を飼うのにかかる費用の内訳について、以下でさらに詳しくみていきましょう。

猫を飼うために必要な費用の内訳

猫を飼うのに必要となる費用の内訳を紹介します。

初期費用

猫をお迎えする際にかかる初期費用の内訳を紹介します。

ペット購入費用

ペットショップなどから購入する際にかかる費用です。お迎えの方法によっては購入費用がかからない場合もありますが、ショップで購入する場合、猫の種類によっては数十万かかるケースも少なくありません。

飼育用品購入費用

トイレやキャットフード、食器や給水機など、飼育に必要な備品の購入費用です。どれだけアイテムを揃えるかにもよりますが、初期購入費用としては5万円ほどと考えておくとよいでしょう。

毎月かかる費用

猫を飼い始めたら毎月必ずかかってくる費用を紹介します。

フード、おやつ代

キャットフードやおやつにかかる費用です。毎月3,000~5,000円程度となるのが一般的ですが、高級なフードを選ぶともっと高額になる場合もあるでしょう。

消耗品代

トイレの砂やおもちゃ、爪とぎなど、消耗品としてかかる費用です。毎月2,000~3,000円ほどをみておくとよいでしょう。

空調代

気候のよい時期を除き、夏や冬には猫がずっと快適で健康に過ごせるよう、人間の外出時にも部屋の空調を整えておく必要があります。そのため、エアコン代などが余分にかかる場合が多いでしょう。

医療にかかる費用

前述の費用とは別に、準備が必要なのが医療費です。医療費としてかかるおもな内訳を紹介します。

ケガや病気の治療費

ケガや病気の度合い、検査の種類や数などによって異なりますが、3,000~5,000円程度となることが多いでしょう。手術、入院が必要な場合は10~20万円を超える場合もあります。

予防接種、健診費

予防接種や定期健診は、毎年かかる費用として考えておきましょう。予防接種には3,000~5,000円、健康診断には1~2万円ほどかかることが多いようです。

避妊手術費用

避妊手術は生涯に1度だけ必要となります。診察、検査、手術で3万円はみておきましょう。

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他にもある?イレギュラーに発生する可能性のある費用

必ず発生する訳ではないものの、かかる可能性のある費用についても紹介します。

旅行、不在時にかかる費用

旅行へ行く場合に猫をペットホテルへ預けたり、ペットシッターを依頼したりする際には費用がかかることとなります。ペットホテル代は1泊5,000円ほど、シッター代は1時間1,000~3,000円ほどをみておきましょう。猫を運ぶ際に使うキャリーバッグや、不在時には室内が確認できるよう設置するカメラ代などが必要となる場合もあります。

トリミング、身だしなみに必要な費用

ペット用のヘアサロンを利用する場合は、数千円のトリミング代が必要です。首輪や洋服、自宅でケアする用のブラシなど、身だしなみに必要な費用もあります。体毛のケアがどの程度必要となるかは長毛種か短毛種かなどの種類によっても異なります。不安な場合はショップやサロン、医療機関などで確認してみましょう。

猫を飼うための費用を準備する際のポイント

猫を飼う費用を準備する時のポイントについて解説します。

余裕を持って準備することが大切

初期費用や医療費、維持費の内訳を把握していても、イレギュラーな費用が発生することはあります。生き物を飼うことに対する責任感を持ち、イレギュラーな事態にも余裕を持って準備できるようにしておくことが大切です。

お迎えした猫にとって幸せな環境づくりを心がける

高価なグッズやフードを与えても気に入らなかったり、体質に合わなくて使えなかったりする場合もあるでしょう。
飼い主の好みよりも、お迎えした猫が健康で居心地よく過ごせるような環境づくりを心がけることが、準備する際の重要なポイントとなります。

まとめ

猫を飼うのにかかる費用は、生涯を通すと200万円ほどかかることとなります。お迎えする際に必要となる初期費用に加え、毎月かかる消耗品費や医療費、旅行時に預けるホテル代やトリミングの費用など、細かな出費も考慮しなければなりません。

大切な家族の一員として猫が快適に暮らせるように、費用や準備には余裕を持ってお迎えするようにしましょう。

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