「リスの寿命はどのくらいだろう」と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

リスは世界で250種類以上生息しますが、犬や猫よりもペットとしてポピュラーな動物ではないため、情報もあまり多く出回っておらず、不安なことが多いですよね。

そこで今回は、リスの平均寿命や長生きするために気を付けること、リスがなりやすい病気、異変のサインについて解説します。ぜひ参考にしてください。

リスの平均寿命

リスの平均寿命

シマリスの平均寿命は6~8年です。ポピュラーな種類なので、ペットとして飼うリスといえばシマリスを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。体長は12~15cmで体重は100g程なので小型で可愛らしい見た目が人気です。

リチャードソンジリスの平均寿命は5~7年です。リチャードソンジリスはシマリスと異なり、地上で生活するリスでペットとしても人気です。体長は30cm前後で体重は約500gとシマリスより大きい中型のリスです。

プレーリードッグの平均寿命は7~8年です。体長30cm前後とサイズが大きいので以外かもしれませんが、リスの仲間で良く知られている品種です。

どのリスも平均寿命は6~8年前後ですが、飼育下では外敵からの攻撃がなく、エサも安定して食べられるので10年以上生きることがあります。

リスが長生きするために気をつけること

リスが長生きするために気をつけること

リスが長生きするために飼育時に気を付けることについて解説していきます。

室温管理

室温は20~25℃、湿度は40~60%が理想です。リスは冬眠する動物ですが、飼育下では冬眠の準備を十分にできません。そのため、準備不十分のまま冬眠に入ってしまうと体力を消耗し、そのまま餓死してしまう危険があります。

エアコンやペットヒーターなどを活用して室内の温度が下がらないようにしましょう。

正しい食生活

リスは雑食の野で多くの種類の食べ物を食べます。シマリスなどの木の上で生活するリスは、木の実や果物、きのこの他に昆虫を食べます。

リチャードソンジリスやプレーリードッグなどの地上で生活するリスも雑食ではありますが、メインは草食です。ペレットや牧草、チモシーを与えると良いでしょう。また、キャベツやニンジンなどの野菜、リンゴなどの果物も食べます。

クルミなどの種実類も食べられますが、種実は脂質が多いため注意が必要です。飼育下では野生と違い運動量が少ないため、カロリー消費が上手くできず肥満のリスクが高まります。量を調節して与えるようにしましょう。

また、玉ねぎなどのネギ類は赤血球を破壊して貧血を引き起こします。チョコレートは嘔吐や下痢の原因になるので避けましょう。

多頭飼いをしない

リスは、木の上で生活するリスと地上で生活するリスの2種類に分けられます。シマリスなどの木の上で生活するリスは単独行動を好み、プレーリードッグなどの地上で生活するリスは集団行動しますが、縄張り意識が強いです。

そのため、多頭飼いをするとストレスを感じたり、重症になるほどのケンカをしたりすることがあります。1匹以上で飼育する場合はケージを分けるなどして単独行動できるようにしましょう。

運動ができる環境にする

元々リスは木の上を飛び移ったり、地面を掘ったりと運動量の多い動物です。飼育下では野生程の運動はできないかもしれません。しかし、運動不足は肥満だけではなくストレスの原因にもなってしまいます。

そのため、ケージは大きいものを用意してケージ内には登り木や回し車などを設置し、運動できるようにしましょう。また、ケージから出して広い部屋を自由に動き回れる時間を作るのもおすすめです。

定期健診

定期健診は病気の早期発見に役立ちます。日頃からよく観察し健康状態を知ることも大切ですが、小さな皮膚の異常や内臓系の異変に気付くのは難しいです。定期的に健診を行い、病気を早期発見できるようにしておきましょう。

リスがなりやすい病気

リスがなりやすい病気

あらかじめリスがなりやすい病気について知っておくことも大切です。

不正咬合

不正咬合とは、歯が伸びすぎてしまい、かみ合わせが悪くなることです。リスの歯は生涯伸び続けるもので、年間約20cm延びるといわれています。歯が上手く削れていないと、上下のかみ合わせが悪くなり、食事がうまく食べられなくなり、歯で口内を傷つけてしまいます。

木の実など硬いエサや歯を削る用の木を用意するなど普段から気を付けましょう。また、定期的に病院を受診してきれいに削ってもらうと安心です。

自咬症

自咬症とは自分自身を咬んで傷付けることです。痒みやストレスが原因で体を傷付けてしまい、悪化すると脱毛や出血してしまいます。皮膚に異常がないか観察し、ストレスのない環境を整えましょう。

熱中症

シマリスなど寒い地域が原産のリスは暑さに弱いです。梅雨時期から高温多湿の気候になると熱中症の恐れがあり室内飼育でも危険です。リスは汗をかかないので体温調節が難しい動物です。

風通しの良い部屋やエアコンを活用して室内温度を管理しましょう。また、ケージを直射日光に当たらない場所に移動させ、水も随時補充し水分補給ができるようにしましょう。

骨折

リスの骨折は珍しくありません。何かに引っ掛かり骨折したり、勢いよく飛び出し高い場所から着地して骨折したりするケースもあります。

リスが引っかかってしまうような物を置いていないか、ケージや部屋の中を確認してみましょう。

リスの異変のサイン

リスの異変のサイン

日頃の観察で異変に気付き、不調を早期発見することが寿命を延ばすうえで大切です。リスの異変のサインについていくつか解説します。

食欲不振

すべての動物にいえることですが、食欲不振は不調のサインです。不正咬合をはじめ肺炎など、さまざまな病気の可能性があります。

老化やエサが好みではないという場合もあるので食欲不振の症状が見られたら病院を受診して原因を把握しましょう。

睡眠時間の増加

リスの睡眠時間は平均12時間ほどなので元々よく眠る動物ですが、活動量が減り睡眠時間が普段よりも増加していれば不調のサインかもしれません。

暑い時期なら熱中症、寒い時期なら冬眠の準備をしている場合もあります。しかし、室内飼育であれば冬眠の可能性は低いので注意しておきましょう。

下痢

ストレスのほかに普段の食事が原因で下痢をすることがあります。食べすぎや飲み過ぎ、食べ物が痛んでいないかどうか、飲み水が放置されたまま取り替えられておらず不衛生でないか確認しましょう。

肛門付近が汚れていたり、ケージ内に水様便が落ちていたりすれば下痢をしている可能性があります。水様便は脱水症状にもなりうるので危険です。すぐに病院を受診して治療しましょう。

まとめ

リスの平均寿命は野生では6~8年前後ですが、飼育下では10年以上生きることがあります。長生きするために室温や食事の管理などきちんと行い大切に育てましょう。

COCOペットでは生前からの終活や火葬方法に関するご相談を承っております。豊富な火葬方法から飼い主様のご要望に合うプランをご提案いたします。

24時間365日無料でご相談を承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

COCOペットの無料相談(24時間365日受付)はこちらから

COCOペットの訪問火葬プランについてはこちらから