「猫の散歩を始めたいけれど何から始めたら良いの?」と悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
せっかく愛猫を散歩させるのであれば、飼い主様も愛猫も安心して心地よく散歩できると良いですよね。
本記事では、愛猫を安心して散歩させるために必要で知っておきたいメリットとデメリット、散歩に必要なことについて徹底解説します。愛猫の散歩をする際に散歩の注意点をチェックしておきましょう。
目次
猫の散歩は必要か
そもそも、猫の散歩は必要なのでしょうか?下記に猫の散歩について解説しますので見ていきましょう。
猫は基本的に室内で飼われることが多い動物ですが、外の世界を探索することで、猫の好奇心を満たし、運動不足を解消できると言われています。
猫の性格により散歩が不要な場合もありますが、外の世界を体験させると新たな刺激を感知できます。大多数の猫の場合、新しい環境を探索することで、精神的にも肉体的にもリフレッシュが可能です。
外に出ることで猫は新しい匂いや音、視覚的な刺激に触れ、室内だけでは得られない経験が得られるのです。外の世界での刺激は猫の感覚を豊かにし、日常の単調な生活に刺激を与え、新鮮さを与えるでしょう。
猫を散歩させるメリット
まずは猫を散歩させるメリットを解説していきます。
ストレス発散になる
ストレス発散になるのがメリットの一つとして挙げられます。室内だけで過ごす猫は、時としてストレスを感じている場合もあるのです。新しい環境を探索することで猫のストレスが軽減され、精神的な健康が向上すると言われています。
新しい匂いや音に触れることで猫の感覚が刺激され、より活発になることが期待できるでしょう。外の環境で新しい経験をすることは、日常生活のマンネリ化を防ぎ、猫の認知機能を活性化する効果もあります。
動物本来の状態を保てる
二つ目のメリットは動物本来の状態を保てることです。そもそも、猫には野生本能があるため、自然界での生態系の一部として生きることを本能的に望んでいます。
外を歩くことで猫は自然な行動を取り戻し、狩りの本能や探索の欲求を満たせるため、猫の全体的な幸福度が向上すると言われています。猫が本能を発揮できる環境は、精神的な健康を保つためにも非常に重要です。
猫を散歩させるデメリット
一方で猫を散歩させるにはデメリットもあります。以下に解説しますのでチェックしていきましょう。
怪我や病気のリスクを上げる
一つ目は、外に出ることで怪我や病気にかかるリスクが高まる点です。他の動物との接触による感染症のリスクや、危険物に触れる怪我の可能性が考えられます。外の環境には、猫にとって危険な要素が多く存在します。
例えば、鋭利な物や毒性のある植物、害虫などが挙げられます。散歩中は猫を常に見守り、危険を避けるのが重要です。
特に、交通事故や他の動物とのトラブルには十分注意しましょう。飼い主様としては、猫の健康と安全を第一に考え、適切な対策を講じる必要があります。
脱走のリスクがある
二つ目のデメリットには脱走のリスクがあります。外の世界を知ってしまった猫は、再び外に出たがることでしょう。猫が外の世界に興味を持ち始めると、室内に戻りたがらなくなる場合があります。
万が一、散歩中にリードが外れてしまうと、そのまま猫が脱走するリスクが高まります。飼い主様はハーネスやリードの選び方と使用方法には十分に注意しましょう。適切なハーネスとリードを選び、しっかりと装着することが重要です。
脱走防止のためには、ハーネスやリードの装着に加えて、猫の行動を常に観察することが必要です。自宅周囲には脱走防止の環境を整えることも考慮しましょう。
猫の散歩までに必要なこと
では、続いて猫の散歩までに必要なことを紹介します。
ハーネスを購入して慣れさせる
まずは、猫用のハーネスを購入して慣れさせることから始めましょう。猫用のハーネスは、安全に散歩を楽しむための必須用品です。
最初は室内でハーネスを装着し、猫が慣れるまで徐々に時間を延ばしましょう。猫がハーネスに慣れることで、散歩中のストレスが軽減されます。ハーネスは猫の体にしっかりとフィットし、快適に装着できる物を選びましょう。
脱走するリスクに備えてマイクロチップを検討する
他には、万が一の脱走に備えて、猫にマイクロチップを装着することを検討しましょう。マイクロチップがあれば、迷子になった愛猫を素早くに見つけ出す手助けになります。マイクロチップは、猫の身元を確認するための重要な手段です。
マイクロチップは小さなデバイスなため、猫の皮膚の下に埋め込めます。動物病院で簡単に装着でき、猫にはほとんど痛みを感じさせません。
ダニやノミの駆除剤を付ける
愛猫にはダニやノミの駆除剤を付けるようにしましょう。外に出ることで、猫はダニやノミに感染するリスクが高まります。散歩前には、ダニやノミの駆除剤を使用して予防対策を行いましょう。
駆除剤は、動物病院で適切なものを選んでもらうのが重要です。ダニやノミは猫にとって非常に不快なため、健康に悪影響を及ぼすことがあります。猫の皮膚にかゆみや炎症を引き起こし、重篤な場合には感染症を引き起こす可能性があるのです。
猫を散歩させる際の注意点
次に、猫を散歩させる際の注意点を紹介しますのでご覧ください。
マナーを守って散歩をする
最優先事項として、マナーを守って愛猫を散歩させましょう。公共の場所で猫を散歩させる際には、他の人や動物に配慮することが大切です。猫が他の動物と接触しないように注意し、糞の処理などマナーを守りましょう。
また、猫が公共の場所で迷惑をかけないための準備も必要です。散歩中に他の人や動物と出会った際には、猫を引き寄せて安全な距離を保つようにしましょう。
ワクチン接種をしてから散歩する
外に出る前に、猫に必要なワクチンを接種しておくことも重要です。ワクチン接種により、猫が感染症にかかるリスクを減らせます。特に、外に出ることで接触する可能性のある病原菌に対する予防は必要になります。
動物病院で適切なワクチン接種方法について相談しましょう。動物病院での定期的な健康チェックと併せてワクチン接種を適切に行うことで、猫の健康を維持できます。
車や人でのパニックを想定する
愛猫が車や人でのパニックを想定しておきましょう。外の世界には、猫にとって驚く機会が多く、車や人通りが多い場所では、猫がパニックになる可能性があるのです。
外の環境は、猫にとって非常に刺激的であると同時に、ストレスフルな場所でもあります。特に車の音や人の声、急な動きなどは猫に強い驚きや衝撃を与えることがあります。
ストレスを防ぐために、最初は静かな場所から始め、猫が徐々に外の環境に慣れるように段階を踏んで進めましょう。また猫が驚いた時には、すぐに安全な場所に戻す準備をしておきましょう。
まとめ|猫の散歩は準備や安全対策をしっかり行うのが重要
本記事では、愛猫を安心して散歩させるために必要で知っておきたいメリットとデメリット、散歩に必要なことなどについて解説しました。
猫の散歩には多くのメリットがありますが、適切な準備と注意が必要です。ハーネスやリードの選び方、マイクロチップの装着、ダニやノミの予防、そして公共の場でのマナーを守ることが大切になります。
また、ワクチン接種を忘れずに行い猫の健康を守ることも重要です。対策を講じることで猫との散歩は楽しく安全なものにしていきましょう。