ペットとして最も人気があるのは犬と猫ですが、うさぎを飼いたいと思っている方もいらっしゃるでしょう。現代のうさぎは、ヨーロッパアナウサギという種類を、改良したのが主流です。そのため、うさぎにはさくたんの種類がいます。

当然、種類によって、性格も特徴も異なります。本記事では、うさぎの種類ごとに異なる性格や特徴を紹介するので、うさぎの飼育を検討されている方はぜひ参考にしてください。

人気のうさぎの品種を紹介

人気のうさぎの品種を紹介

ペットとして飼育できるうさぎは、約50種類いると言われています。そのため、うさぎを飼いたい場合、どの種類を選べばいいか迷うでしょう。人気のうさぎの種類を解説するので、参考になれば幸いです。

ネザーランドドワーフ

ネザーランドドワーフは、うさぎの中でもうさぎは耳が大きいのが特徴ですが、ネザーランドドワーフは耳が小さく、丸い顔でかわいらしいのが特徴です。体重は約1kgで、体調は約25cmになるでしょう。

警戒心が強い性格をしていますが、飼い主様に慣れると非常に甘えん坊になります。うさぎの中でも、カラーバリエーションが豊富です。ネザーランドドワーフの公認カラーだけで70種類もあるので、お気に入りのカラーの個体を見つけられるでしょう。

ホーランドロップ

うさぎは耳が立っているのが特徴ですが、ホーランドロップは、耳が垂れ下がっているのが特徴です。耳がチャームポイントですが、蒸れやすいため、定期的な耳のケアが必要になります。

のんびり屋な性格で、好奇心旺盛です。そのため、飼い主様とのスキンシップをよく取ります。

非常に懐きやすいため、飼い主様によくついていくでしょう。ただ、寂しがり屋な性格でもあるため、1匹だけにしてしまうと、強いストレスを感じるかもしれません。とにかくうさぎに甘えられたい方にはおすすめです。

ミニレッキス

ビロードという布地のような手触りの毛並みが魅力的です。抜け毛がすくないため、毛の手入れはあまりかからないでしょう。とてもかわいらしい見た目をしているのですが、意外にも筋肉質なのが特徴です。

穏やかで、物怖じしない性格なので、撫でられたり抱っこされたりしても、あまり嫌があらないでしょう。手触りも良く、艶がある毛並みがとても魅力的ですが、この毛並みを維持する場合、体重の約16%のタンパク質を接種させる必要があります。

アメリカンファジーロップ

最初に紹介したホーランドロップの長毛種から生まれた種類のうさぎです。長い毛はとてもフワフワで、触り心地も抜群です。垂れ耳でとてもかわいらしいため、ぬいぐるみのような見た目をしています。

それほど大変ではありませんが、飼育する場合、毛と耳の手入れが必須です。性格は優しくて、穏やかですが、少し気が弱いところもあります。当然個体差はありますが、人懐っこい性格でもあるため、初めてうさぎを飼育する方におすすめです。

ちょっと特殊なうさぎの種類

ちょっと特殊なうさぎの種類

ここまで人気の種類のうさぎを紹介しました。みんな穏やかな性格をしており、比較的飼いやすいうさぎです。うさぎの種類の中には、少し特殊な種類のうさぎもいます。前述のうさぎとは少々異なる外見をしている種類が多いので、ぜひご覧ください。

チェッカードジャイアント

チェッカードジャイアントは、全体的に白に白く、目や口、耳に黒い模様があるのが特徴のうさぎです。名前に「ジャイアント」がつくように、大きく成長するのが特徴です。そのため、飼育する場合は広めのスペースが必要になるでしょう。

比較的野性味が強く、少々気性が荒い性格をしています。飼育する場合は、知識や経験が必須になるでしょう。個体によってはアグレッシブな性格をしており、番犬代わりにもなるようです。

イングリッシュスポット

イングリッシュスポットは、全体的に白い毛並みですが、黒色や茶色の斑点模様があるのが特徴です。フルアーチタイプという、四肢が細く長い体をしており、ネザーランドドワーフといった種類のうさぎと比べると、立派な体をしています。

中型のうさぎですが、人懐っこく、甘えん坊な性格をしています。日本ではあまり流通していない種類のため、見つけるのは非常に難しいでしょう。飼育する場合、料金がかなり高くなる傾向があります。

ヒマラヤン

ヒマラヤンは、世界最古のうさぎと言われています。ペット用に改良されているのですが、自然発生した種類のため、厳密な原産地は分かっていません。体長が20cm~30cmほどで、体重は1.5kg~2kgほどとなっており、うさぎの種類の中では小型です。

赤い目と、耳や鼻、手足に黒い模様があるのが特徴です。人懐っこく、甘えん坊な性格をしており、人間にはすぐに懐きます。小型のうさぎですが、かなり活発なので、走ったりジャンプしたりします。

ベルジアンヘア

ベルジアンヘアは、茶色の毛並みをしており、野うさぎのような見た目をしているのが特徴です。体長が45cm~60cmと、うさぎの中では大型です。

前述の人気の種類のうさぎは、体が小さくてコンパクトな見た目をしているのが特徴でしたが、ベルジアンヘアは引き締まった体をしており、シャープな顔つきをしています。そのため運動神経もよく、走る速度はとても速くなっています。

性格は甘えん坊で、人を怖がることはありません。大きい体で人間に甘えてくるので、とても迫力がありますが、そこがチャームポイントだといえるでしょう。

うさぎを飼育する際の注意点

うさぎの人気の種類は?種類ごとの性格や特徴を紹介

犬や猫と同じようにうさぎを飼育すると、失敗するかもしれません。当然、うさぎは犬や猫とは違う動物です。続いては、うさぎを飼育する際に、最低限把握すべき注意点を紹介していきます。これからうさぎの飼育を考えている方は、ぜひご覧ください。

オスとメスで行動が異なる

うさぎはオスとメスで習性や行動が異なるため、注意しなければなりません。まず、オスうさぎは「スプレー行為」をします。スプレー行為とは、うさぎ自身のオシッコをスプレーのように撒き散らす行為のことです。

スプレー行為は、縄張りを主張するために行うと言われています。メスの場合「偽妊娠」に注意しなければなりません。偽妊娠とは、妊娠していないにも関わらず、毛をむしり取ったり巣作りをしたりする行動のことを示します。

偽妊娠の状態になると、攻撃的になるだけではなく、母乳が溜まって乳腺炎を引き起こすこともあります。

種類によって適切な飼育環境が変わる

犬に小型犬や大型犬と種類があるように、うさぎにも小型の種類や大型の種類があります。小型のうさぎの場合、運動量が少ないため一般的なうさぎ用のゲージを使い、狭いスペースで飼育することが可能です。

大型のうさぎの場合、うさぎ用のゲージだと窮屈になるでしょう。犬用のゲージか屋外のうさぎ小屋で飼育するべきです。また、うさぎは温度の変化に敏感な生き物です。低体温症や熱中症に注意しなければいけません。

定期的なブラッシングが必要

うさぎの種類に限らず、定期的なブラッシングは必要です。ブラッシングをしない状態だと、うさぎが自分の毛を飲み込んでしまい、毛球症という病気になってしまいます。

短毛のうさぎの場合は、週に1度ブラッシングを行い、長毛のうさぎの場合は、毎日こまめに行うべきです。冬毛や夏毛に切り替わる時は、1日~2日に1回ほどブラッシングを行うといいでしょう。

種類によって適切な飼育を

犬や猫のように、うさぎにもたくさんの種類がいて、それぞれ性格や特徴は大きく異なります。軽い気持ちで飼ってしまうと、うさぎにも飼い主様にもストレスがかかってしまうでしょう。

うさぎと飼い主様がお互い楽しい日々を過ごすためにも、適切な飼育をするよう心がけましょう。