「愛犬を飼うんじゃなかった」と悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

せっかく愛犬を飼うのであれば、飼い主様も愛犬も心地よく過ごせるようと良いですよね。

本記事では、「愛犬を飼うんじゃなかった」と後悔した理由や後悔した時の解決策を紹介します。失敗しない飼い方を把握して、できるだけ愛犬を飼ってから後悔しないようにしましょう。

愛犬を飼うんじゃなかったと後悔した理由

以下では、犬を飼って後悔した理由を解説します。

気軽に旅行に行けなくなる

仕事のストレスを解放するため、週末や連休に気軽に旅行に行きたいと思う方もいらっしゃるかと思います。

愛犬を連れての旅行はケージやドッグフード、トイレ用品など準備や配慮する点が多くあります。行動範囲も限定され、愛犬が行ける場所にしか旅行できません。

遅くまで家を留守にできない

愛犬を飼うと遅くまで家を留守にできません。長時間自宅を留守にする場合、ペットホテルやペットシッターの利用が必須です。

自由に時間とお金をかけられない

想像以上に時間とお金がかかるので、趣味に没頭できる自由はないかもしれません。休日はドッグランに出かけたり、愛犬が寂しそうにしていたり退屈そうにしていたら自分のことは後回しにして構ってあげる必要があります。

愛犬を飼うには、ドッグフード代やペット用品代、動物病院のワクチン代等の固定費が発生します。病気や怪我をした際の通院費や手術費は大きな負担になるでしょう。

お世話に手間と時間がかかる

お世話に手間がかかるため、愛犬に費やせる時間を確保しなければなりません。ただ、愛犬のしつけは難しく思うようにいかない点も多くあります。

一度教えただけではすぐに覚えられないため、適度なしつけトレーニングが必須です。例えば、無駄吠えや噛みつき等の行動はしつけが難しく、手間がかかります。

飼い主様と愛犬の間に適切な信頼・主従関係が重要なため、時間をかけて行いましょう。

犬を亡くした時にペットロスになる

愛犬も命のため必ずいつかはお別れの時が来ます。寿命は10~15年と言われており、犬種によりさらに短い場合もあります。

愛犬とお別れする時、居なくなった後は精神的な苦痛になりペットロスになるでしょう。

飼ってから後悔する場合がある犬種

飼うのが大変で、飼ってから後悔しやすい犬もいます。

シベリアン・ハスキー

シベリアン・ハスキーは、大型犬で力が強く運動量が多いため、毎日1時間以上の散歩が理想的です。

注意点として、熱さにとても弱い犬種のため、飼い主様が寒いと感じる室温に保つ必要があります。

ジャック・ラッセル・テリア

2つ目は、小型犬ながら運動量が多いジャック・ラッセル・テリアです。運動不足になるとストレスが溜まりやすいため、1日に1時間以上の散歩が求められます。

フリスビーやボール遊びも重要なため、多くの時間を確保しなければいけません。

フレンチ・ブルドッグ

マズルが短い短頭種のフレンチ・ブルドッグは、生まれつき呼吸器関連の疾患を持っていることがあり、病気にかかりやすい犬種です。白内障や緑内障になる可能性も高く、医療費が高額になるでしょう。

ボーダー・コリー

4つ目は牧羊犬として活躍していたボーダー・コリーです。多くの運動量を必要とし、毎日の散歩とフリスビーでの遊びが重要です。

とても賢い犬種のためしつけが難しく、信頼や主従関係が上手く構築できないと、飼い主様でも制御できなくなります。

柴犬

野生本能が強い中型犬の柴犬は、飼い主様には忠実でも、頑固な面がありしつけに苦労する可能性があります。

柴犬は換毛期があり抜け毛がとても多いのも特徴です。ブラッシングやシャンプーの被毛ケアに時間とお金がかかります。

愛犬との生活が苦しい瞬間

愛犬との生活が苦しい瞬間

犬を飼って後悔するのは、日々の積み重ねが原因です。愛犬との生活が苦しい瞬間を解説するため、気にしながら生活してみてください。

しつけ

1つ目は教える点が沢山あるしつけです。トイレや散歩、他の犬や人との接し方、お留守番中の過ごし方等があります。

想像よりも苦労し、鳴き声が大きく苦しい瞬間もあるでしょう。しつけを怠ると飼い主様が疲れて家に帰ったら、部屋中を散らかされているかもしれません。

ご飯

2つ目はご飯です。愛犬の一生は飼い主様により全て左右されます。愛犬を飼うのは命を預かるのと一緒なため、命に責任を持った行動が求められます。

散歩

犬を毎日散歩に連れて行くのが疲れて苦しい瞬間もあるでしょう。大型犬の場合は、運動量の多さも覚悟しておく必要があります。

掃除

トイレの場所を覚えるまでは部屋のあちこちで粗相をします。また、柱やテーブルの脚を噛んで傷だらけにしたり、壁に穴を開けたりするかもしれません。

抜け毛で部屋が汚れる度に掃除しなければならないのは苦しい瞬間でしょう。

健康管理

5つ目は慣れるまで時間がかかる健康管理です。愛犬が慢性疾患にかかり医療費が高額になる可能性もあります。

愛犬を受け入れる心構え

最後まで責任を持って面倒を見られるか、愛犬を受け入れる心構えをしましょう。具体的には、以下の項目を確認してください。

  • 愛犬のしつけ
  • 毎日の散歩
  • 愛犬を飼う経済力
  • 今後ペット不可の物件に引っ越す予定
  • 家族の犬アレルギー

愛犬が病気になったり、高齢になって介護が必要になったりしてもお世話ができるか、想像してみましょう。

失敗しない飼い方

失敗しない飼い方

飼い主様のストレスにならない犬の飼い方を解説します。

特性を勉強する

まずは飼おうとしている犬種の理解を深めましょう。犬種により性格や気質、特性は大きく異なります。

飼ったらまずはしつけを徹底する

プロのしつけ教室ならスムーズに習得可能です。間違ったしつけをすると、愛犬との信頼関係が築けず問題行動を引き起こす要因になります。

プロのトレーナーが愛犬と関り方の指導や悩み相談もしてくれます。

愛犬を看取る覚悟を持つ

飼い主様が愛犬を看取る覚悟を持ちましょう。シニア犬になると、介護が必要になりお別れまで目が離せなくなります。

愛犬を飼って後悔している人への解決策

愛犬を飼って後悔している人への解決策

犬を飼っていてストレスを感じている方は、解決策を怠っている可能性があります。解決策を実施してストレスを緩めましょう。

専門家に相談する

ドッグトレーナーやブリーダーなど、犬の専門家に相談しましょう。プロの専門家が悩みを聞いてくれ問題解決へと導いてくれます。自力でのしつけが難しい場合は、専門のしつけ教室も検討してください。

最初から完璧に上手くいかない

他の飼い主様も同じように、最初は愛犬のお世話やしつけに苦労します。粗相の垂れ流しや噛みつき、無駄吠えで夜寝られないなど経験しますが、愛犬と辛抱強く接することで状況は好転していきます。

愛犬の視点になって気持ちを理解する

愛犬の視点になって気持ちを理解しましょう。無駄吠えや噛みつき等の問題行動を起こすのは何か理由があります。愛犬のお世話に大変で苦労した分、絆を深められます。

病院で悩みを打ち明ける

愛犬のお世話やしつけが大変でノイローゼ状態になってしまった場合は、病院で悩みを打ち明けてみてください。心療内科でカウンセリングして人に話すと気持ちがラクになります。

まとめ|愛犬を飼うと手間と時間がかかると覚悟するのが大切

本記事では、犬を飼うとなぜ後悔する恐れがあるのか、犬を飼育することで起こるストレスの解消方法などを解説しました。

ストレスをため込んでしまうと飼い主様も犬も悪い方向に向かってしまいます。しっかりポイントを抑えて飼育するようにしましょう。