大切な家族が亡くなった時、葬式のために仕事を休むのは一般的です。しかし、ペットの犬が亡くなった際「犬の葬式で仕事を休める?」とお悩みになる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
結論、犬の葬式でも仕事を休むのは可能です。しかし、仕事を休む際には注意しておきたいポイントがあります。
本記事では、犬の葬式で仕事を休む方法や会社への伝え方を解説します。仕事を休んだ後の対応や仕事を休めない場合の対処法も紹介するため、犬の葬式で仕事を休むときにお役立ていただけるでしょう。
目次
犬の葬式でも仕事は休める!忌引以外の休み方とは?
犬の葬式でも仕事は休めます。しかし、一般的には犬の葬式に忌引を適用して休めません。以下では、忌引以外で休む方法を解説します。
有給休暇を取得する
有給休暇を使用することで、犬の葬式のために仕事を休めます。有給休暇は労働者の権利のため、犬の葬式でも使用可能です。
しかし、有給休暇の取得は、取得日の一定期間以上前に申請するルールを設けている会社もあります。事前申請制の場合、急な有給休暇取得ができない場合があるため、注意が必要です。事前に会社の有給休暇取得ルールを確認しておきましょう。
欠勤する
犬の葬式のため、欠勤して休むのも可能です。急な有給休暇の取得ができなかったり、有給休暇が残っていなかったりする場合には、休む選択肢は欠勤のみです。
欠勤する場合、休むことを上司に連絡して承諾を得ましょう。欠勤すれば、ご自身が担当していた仕事が滞り、上司および同僚の仕事にも影響がおよびます。そのため、報連相は社会人のマナーとして必須と考えましょう。
犬の葬式で仕事を休む際の会社への伝え方
犬の葬式で仕事を休む場合、休む理由をどのように伝えるか悩む方もいらっしゃるでしょう。そこで以下では、犬の葬式で休む際の会社への伝え方を紹介します。実際に休む際の参考にしてください。
犬の葬式で休むと伝える
犬の葬式で休むと伝えましょう。犬も大切な家族という考え方が広がってきたため、職場でも休みへの理解を得られやすくなっています。
しかし、犬の葬式で休むと正直に伝える場合には、伝える相手によって注意が必要です。犬の葬式で休むことに理解を示さない方もいます。犬の葬式で休むと伝える場合には、信頼できる方やペットに理解のある方に限定しておきましょう。
別の理由で休むと伝える
犬の葬式で休むと伝えるのではなく、別の理由で休むと伝えましょう。犬の葬式で休むことに理解を示さない方も一定数いるからです。休む理由を正直に伝えて余計なトラブルとなるようなら、別の理由を伝えたほうが良いでしょう。
別の理由で休む場合は、体調不良や親戚の都合などと伝えるのが一般的です。正直に伝えて職場で批判にあうリスクがあるようなら、波風を立てない休む理由を伝えるようにしましょう。
有給休暇の場合は理由を伝えなくてもOK
有給休暇で休む場合は、理由を伝えなくても構いません。有給休暇は労働者の権利です。有給休暇はどのような理由で休んでも問題なく、理由を伝えず申請のみで取得可能です。
ただし、有給休暇を申請した際、理由を聞かれることもあります。本来なら答える必要はありませんが、相手との関係性を考慮し、必要に応じて回答すると良いでしょう。
犬の葬式で仕事を休んだ後の対応
犬の葬式で仕事を休んだ場合、休んだ後の対応も大切です。以下では、休んだ後に忘れずおこないたい対応について解説します。
上司や同僚へのお礼
犬の葬式のための休みを承諾してくれた上司や同僚へのお礼をしましょう。
犬の葬式で休んでいる間、ご自身の仕事は止まってしまいます。止まった仕事は、上司や同僚の仕事に影響をあたえ、代わりに誰かが対応してくれることもあるでしょう。そのため、休みによる職場のフォローに感謝を示すことは、休んだ後の対応として重要です。
休んでいた仕事のリカバリー
休んで止まっていたご自身の仕事をリカバリーしましょう。上司や同僚が代わりに対応してくれる場合もありますが、通常より少ない人数で対応している分、休まなかった場合より遅れが発生しているはずです。遅れの状況を確認し、遅れを取り戻すよう計画を立てて仕事に取り組みましょう。
また、休みの間に仕事で困ったことがなかったか、同僚の仕事で手伝えることはないかを確認するなどの気遣いも重要です。
気持ちの整理がつかなければ休むことを検討
犬の葬式が終わり一段落すると、大切な家族である犬が亡くなってしまった悲しみを感じやすくなります。すぐに気持ちの切り替えができなければ、仕事が手につかず、同僚に迷惑をかけてしまうこともあるでしょう。仕事に影響が出てしまうほど辛いなら、有給休暇を取得して休むことも検討しましょう。
犬の葬式で仕事を休めない場合の対処法3選
犬の葬式で仕事を休みたくても、休めないこともあるでしょう。以下では、仕事を休めない場合の3つの対処法について解説します。仕事を休めなかったとしても犬の葬式はできるので、参考にしてください。
犬の葬式を仕事が休みの日にする
犬の葬式のために仕事を休めない場合、仕事が休みの日に葬式をしましょう。
遺体はいつまでも置いておけませんが、保冷剤を使えば夏なら1~2日、冬なら3~4日程度自宅に安置可能です。また、ペットを安置するための棺を利用したり、ドライアイスを利用したりすれば、1週間程度自宅で遺体を安置できます。犬の葬式ができる日程にあわせた安置方法を選択しましょう。
24時間365日対応してくれる業者に依頼する
仕事を休めなくても、24時間365日対応可能な葬儀専門業者に依頼すれば犬の葬式は可能です。仕事が終了した後の夜間に対応を依頼すれば、仕事に影響することなく葬儀ができるでしょう。
訪問ペット葬儀の専門業者の中には、24時間365日受付・対応しているところもあります。最短で当日対応可能な業者もあるので、仕事が終了した後に葬式を希望する場合には、専門業者に問い合わせしてみましょう。
訪問火葬サービスのCOCOペットでは、24時間365日、ペットの葬儀に関するご相談を受け付けています。
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家族に対応してもらう
仕事を休めなければ、葬式を家族に対応してもらうことを検討しましょう。
葬式に対応できなかったとしても、大切なのは家族である犬を送り出す気持ちです。犬への気持ちを手紙などに込め、家族に託して送り出してあげましょう。
犬の葬式でお見送りできるよう適切に仕事を休もう
犬の葬式で仕事を休む方法を解説してきました。
仕事を休むのに忌引は使えないことが多いため、有給休暇や欠勤で休みを取得する必要があります。また、休む理由は正直に伝えるだけでなく、職場の状況にあわせて別の理由を検討して伝えましょう。休んだ後の職場のフォローも忘れてはいけません。
仕事が休めない場合は、仕事の休みや仕事がない時間に葬式をおこなったり、家族に依頼したりといった方法で対応可能です。仕事の状況にあわせて、大切な家族である犬を適切な方法でお見送りしてあげましょう。