「シニア向けのおやつ選びのコツを知りたい!」と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、シニア犬のためにおやつを選ぶ際のポイントや、おすすめの素材を使ったおやつについてご紹介します。また、おやつばかりで食事を食べない時の対処法なども解説します。シニア犬と暮らしている方は、ぜひ最後までご一読ください。
目次
シニア犬のためのおやつを選ぶポイント
シニア犬にもご褒美や健康のサポートとして、おやつを与える機会は多くあります。しかし、成犬時までとは異なり、選ぶ際のポイントが異なります。シニア犬向けのおやつを探している方は、ぜひ以下の3つのポイントをご確認ください。
柔らかいものを選ぶ
シニアになるにつれて顎や歯、飲み込む力が弱ってきています。そのため、しっかりとした硬さのあるおやつは、歯が折れたり飲み込めずに喉に詰まったりする可能性もあります。口腔内のトラブルを避けるためにも、シニア用の柔らかい素材のおやつを選びましょう。
また、犬によっては噛まずに飲み込んでしまう場合もあるため、あげる際は細かくちぎる必要があります。飲み込みやすく、内臓への負担が大きくならないような素材や形状で与えましょう。
栄養や水分を含んだおやつ
おやつといっても、単純に美味しいものをあげれば良いわけではありません。そのため、犬の健康に関わるため、栄養や水分を含んだものを選びましょう。栄養素であれば、腸内環境を整える善玉菌や関節に大切なグルコサミン、コンドロイチンなどが入ったものがおすすめです。
また、老犬は動くのが面倒だったり、喉の乾きに鈍感だったりして水分が不足する場合があります。脱水状態になるのを少しでも防ぐため、水分を含んだおやつもシニア犬には最適です。
低脂肪で消化にいいもの
年齢が上がってくると消化吸収機能が衰え、下痢や便秘などのトラブルが発生しやすくなります。脂肪分が多いおやつは内臓への負担も大きくなるため、できるだけ低脂肪で消化の良いおやつを選びましょう。
また、おやつには水分量が多いため、添加物が使用されている可能性が高いです。添加物は体に影響を与える場合があるほか、歯石がたまりやすくなるといった影響もあります。なるべく、無添加のものを選ぶと健康へとつながるでしょう。
シニア犬のおやつにおすすめの素材
シニア犬向けのおやつを実際にどのような素材を選ぶべきか悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。以下では、シニアにおすすめの素材についてもご紹介します。
野菜やくだもの
シニア犬のおやつにおすすめの素材として、野菜やくだものを使用したものがあります。抗酸化作用があるものや食物繊維が含まれたものがあり、犬には嬉しい栄養が含まれている場合が多いです。以下では、特におすすめの素材と商品についてご紹介します。
りんご
りんごには抗酸化作用が含まれており、血行改善やアレルギー抑制、がん細胞の生成を抑える効果などがあります。りんごを使用したおやつはもちろん、生のりんごをそのまま与えるのも問題ありません。
例えば、帝塚山のりんごころころは、無添加・無着色・保存料不使用と嬉しい商品です。香料や砂糖、オイルディッピングなどもされておらず、自然の味をそのまま味わえます。りんごは約1cm角に手作業でカットされているため、小型犬でも安心して食べられます。
細かくカットされているため、おやつとしてはもちろん、ご飯にトッピングも可能です。
原材料 | りんご |
原産国 | 日本 |
対象年齢 | 子犬〜 |
チャックが付いた保存袋に入っているため、気軽に保存ができるのは嬉しい点です。
バナナ
バナナにはさまざまなビタミンB群が含まれており、栄養をうまく代謝させるサポートをしてくれます。カリウムやマグネシウムも豊富なため、血流改善や血圧の調整などの効果も期待できます。
しかし犬にとっては糖分がやや多いほか、アレルギーを起こす場合もあるため、しっかりと様子を見ながらあげましょう。
バナナのおやつは「ドットわんフルーツクッキー」がおすすめです。
原材料にこだわっており、米ぬかとマッシュポテトをベースに作られています。また、マッシュポテトはすべて手作業で作られているなど、こだわりのクッキーです。しっかりと固めの食感ですが、切り込みが入っているため、割りやすくなっています。
原材料 | 小麦粉、米ぬか、バナナ、じゃがいも、鶏レバー、黒糖 |
原産国 | 日本 |
対象年齢 | 子犬〜 |
さつまいも
さつまいもは糖質が豊富なため、犬にとっての栄養源となる食材です。また、食物繊維も豊富なため、便秘になりがちな時にもおすすめの食材となります。さつまいもを使用したおやつはもちろん、さつまいも自体を蒸したものもおやつとして最適です。
さつまいものおやつは帝塚山の「干し芋スティック」がおすすめです。
無添加かつ、保存料不使用となっており、シニアにも優しいおやつとなっています。程よい硬さがあるため、子犬から老犬までが楽しめます。手で簡単に割けるため、犬のサイズや状態に合わせて飼い主様で調整できるのも魅力的です。
原材料 | さつまいも |
原産国 | 日本 |
対象年齢 | 子犬〜 |
また、干し芋スティックは硬さや甘さで分けられた商品があるため、犬の好みに合わせて選びましょう。
お肉
犬向けのおやつとして、お肉を使った商品も多くあります。良質なタンパク質を取れるため、衰えがちな筋肉のサポートにつながります。
ただし、老犬に与える場合、ジャーキータイプは避けるようにしましょう。タンパク質は取りすぎると腎臓や肝臓に負担がかかり、腎臓病や肝臓病を発症する場合もあります。そのため、お肉を使ったおやつをあげる場合は、シニア用のものを選びましょう。
お肉のおやつとして「馬肉五膳」が人気です。馬肉と5種類の高級薬膳を配合した機能性おやつで、おやつを通して免疫力向上や栄養補給、毛艶の改善を手伝います。
馬肉にはビタミンのほか鉄分や必須脂肪酸α-リノレン酸などを豊富に含んでいますが、低脂肪のため鶏や豚が食べられない犬でも美味しく食べられるでしょう。
原材料 | 馬肉、高麗人参、田七人参、コラーゲン、コンドロイチン、グルコサミン |
原産国 | 日本 |
対象年齢 | 子犬〜 |
犬が水分を摂りたがらないなら水分系のおやつ
歳を取るにつれて動くのが億劫になったり、喉の渇きに気づかなかったりと水分が不足する場合があります。また、夏場は水分が不足しやすくなるため、水分を多く含んだおやつを考慮しましょう。
ドギーマンペットの「シニア犬用牛乳」には、着色料や香料、防腐剤は使用されていません。犬がお腹を壊す原因になる、乳糖も入っていないため、安心です。ほかのおやつやフードと混ぜ込み、少しでも水分と栄養を補給できるようにしましょう。
こだわりたいなら手作りおやつ
おやつ選びにこだわりたい場合は、手作りのおやつもおすすめです。食欲のない犬には好きな食材を使ったものを、タンパク質が気になるならお肉を使うなど、目的に合わせて用意できます。
手作りとなると、少しハードルを高く感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、家にある食材が犬にとってはおやつにもなります。
きゅうりやレタスなどの野菜、りんごやバナナのほか、無糖のヨーグルトもおやつのひとつです。ぜひ、気軽に与えてあげましょう。
シニア犬がおやつしか食べない時の対処法
もし、犬が食事を食べずにおやつだけを食べる場合は、食欲が落ちている可能性が高いです。犬の状態をよく確認し、体に異変がないか、あった場合は動物病院を受診しましょう。
おやつはあくまで補助のため、しっかりと食事を食べられるよう、食事内容や環境の見直しも大切です。さまざまな工夫で、楽しく食べられるようにサポートしましょう。
まとめ
シニア犬の、おやつの選び方やおすすめの素材などをご紹介しました。おやつは犬の健康につながるため、しっかりと選びましょう。
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