大切な家族である犬が亡くなってしまったとき「犬も永代供養できる?」と考える飼い主様もいらっしゃるのではないでしょうか。

犬も永代供養ができ、人と同じように手厚い供養が可能です。

本記事では、犬を永代供養する方法について解説します。永代供養のメリット・デメリットや費用相場も紹介しているので、犬の供養を考える際の参考にしてください。

犬の永代供養とは

犬の永代供養とは

犬の永代供養とは、飼い主様に代わってペット霊園や寺院が犬の遺骨を供養し続ける方法です。

ペット霊園や寺院が長きに渡って犬を供養するお墓を管理してくれるため、お墓を家族に継承する必要がありません。そのため、家族に迷惑をかけたくない方や身寄りのない方の永代供養の利用が増えています。

永代供養では、犬のみ供養する方法の他、人間と一緒に供養する方法もあります。

犬を永代供養する際の埋葬方法5選

犬を永代供養する際の埋葬方法5選

犬を永代供養する埋葬方法は複数あります。以下では、永代供養に使われる主な埋葬方法を5つ紹介します。それぞれの特徴を解説していますので、犬を永代供養する際の参考にしてください。

ペット霊園

犬の遺骨は、ペット霊園で埋葬できます。ペット霊園とは、ペット専用のお墓を設置して供養をおこなう専用施設です。

ペット霊園での埋葬には、個別のお墓での埋葬以外にも、ひとつのお墓に複数のペットの骨壺を埋葬する集合型、複数の遺骨をまとめて埋葬する合祀型などの方法があります。ペット霊園によって対応できる埋葬方法が異なるため、注意しましょう。

納骨堂

犬の遺骨は、納骨堂でも埋葬できます。納骨堂とは、屋内にある納骨専用スペースです。屋内にあるため、天候が悪いときでもお参りできるのが嬉しいポイントです。

納骨堂では、納骨堂内にある専用スペースに骨壺を収めて供養します。一定期間経過後、合祀施設に遺骨が移されて永代供養されるのが一般的です。

人間と一緒に入れるお墓

犬の遺骨は、人間と一緒のお墓に埋葬できることもあります。以前は宗教上の理由から、犬を人間と一緒のお墓に入れることは困難でした。しかし、犬は家族であるという考え方が一般的になり、対応する寺院が増えてきています。

犬を人間と一緒のお墓に埋葬する場合、他の家族の同意が必要です。後でトラブルにならないよう、事前に調整しておきましょう。

寺院墓地

犬の遺骨を寺院墓地に埋葬する方法も増えてきました。寺院には個別のお墓や納骨堂・合祀墓などの埋葬方法があります。

ただし、寺院によって対応方法が異なり、対応する寺院がまだ少ないのが現状です。

人間の墓地内での合祀

犬の遺骨は、人間の墓地内で合祀することも可能です。寺院にペット専用エリアを設けるところが増えてきており、ペット用のお墓だけでなく合祀墓を設けて対応しているところもあります。

人の墓地内での合祀の需要は年々高まっていますが、お墓と同様に対応している寺院が少ないのが現状です。

犬を永代供養するメリット3選

犬を永代供養するメリット3選

犬の永代供養にはメリットがあります。以下では、代表的な3つのメリットについて解説します。メリットを把握して、犬の永代供養を検討する際の参考にしてください。

無縁仏にならずに済む

犬を永代供養すれば、無縁仏にならずに済むでしょう。飼い主様に万が一の事態があり、お参りに行けなくなったとしても、ペット霊園や寺院に供養し続けてもらえるのが永代供養です。

永代供養であれば、誰もお参りに来ずに寂しい思いをしてしまう無縁仏にならずに済むので安心です。

半永久的な供養による安心感

永代供養であれば、半永久的に供養し続けてもらえる安心感が得られるのもメリットといえるでしょう。飼い主様がお参りに行けなくなったとしても、ペット霊園や寺院がお墓を管理し、長期的に供養し続けてくれます。

自分以外に供養し続けてくれる人がいるという安心感が得られるでしょう。

気持ちの整理がつけられる

永代供養が1つの区切りとなり、気持ちの整理をつけやすくなるでしょう。気持ちの整理がつけられれば、ペットロスが長引かなくて済むといったメリットもあります。

犬を永代供養するデメリット3選

犬を永代供養するデメリット3選

犬の永代供養にはメリットがありますが、デメリットも存在します。以下では、永代供養による主なデメリットを3つ解説します。デメリットも把握したうえで、犬を供養する方法を考えましょう。

お参りに行く機会が減る可能性がある

ペット霊園や寺院がお墓を管理・供養してくれているという安心感から、お参りに行く機会が減ることもあります。

大切な家族であった犬のお参りを継続しておこなうなら、お参りに行く日を計画的に決めておくと良いでしょう。

永代供養の実態が見えにくい

犬の永代供養は、供養の実態が見えにくいのがデメリットです。ペット霊園や自身で、誰がどのように、どの程度の頻度で供養してくれているかが見えにくいため、不安に感じる方もいらっしゃるでしょう。

供養の実態は、事前にペット霊園などの施設に確認すると良いです。

遺骨を移すのが難しい場合がある

犬を永代供養すると、遺骨を移したいと考えたときに対応が難しい場合があるのもデメリットです。永代供養で合祀される場合、犬の遺骨が他のペットの遺骨と一緒になるため、分別して回収できません。

後から遺骨を移すことを考えるなら、合祀されない供養方法を選択しましょう。

犬を永代供養する費用相場

犬の永代供養をおこなうには、主に遺骨の埋葬と火葬に費用がかかります。遺骨の埋葬にかかる費用相場は以下の表のとおりです。

埋葬方法費用相場
ペット霊園10,000円~
納骨堂10,000円~
人間と一緒に入れるお墓1,000,000円~
寺院墓地5,000円~
人間の墓地内での合祀10,000円~

上記は最低限の金額であり、別途年間管理費などが発生することもあります。

続いて、火葬にかかる費用相場を、ペット葬儀専門業者のCOCOペットの情報を参考に紹介します。

火葬方法費用相場
合同火葬16,000~57,000円
一任個別火葬22,000~63,000円
立会い個別火葬25,000~65,000円

火葬にかかる費用は、犬の大きさによって変わるのが一般的です。犬の永代供養を検討する際の参考にしてください。

大切な家族である犬に適切な形の永代供養を選ぼう

犬の永代供養について解説しました。犬も永代供養が可能で、以下の埋葬方法により供養されます。

  • ペット霊園
  • 納骨堂
  • 人間と一緒に入れるお墓
  • 寺院墓地
  • 人間の墓地内での合祀

犬の永代供養にはメリットだけでなくデメリットもあるため、両方をふまえて犬を供養する方法を検討する必要があるでしょう。当記事を参考に、犬と飼い主様にとって最適な供養方法を検討してください。

また、訪問火葬サービスのCOCOペットでは24時間365日、ペットの葬儀に関するご相談を受け付けています。

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