「愛猫が迷子になったらどうしたらいいの…」と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

猫は身軽な身体をいかして思いもよらない場所に登ることも、隠れることもできます。迷子になった場合は、猫の特性を考慮しながら迅速に行動することが大切です。

本記事では、猫が迷子になった場合の探し方や必要な連絡先、保護した場合の注意点について説明していきます。

猫が迷子になった場合の3つの探し方

猫が迷子になった場合の3つの探し方

猫が迷子になった場合の探し方は以下の3つです。

  • 家の近くを探す
  • 夜に探す
  • ポスターやSNSを活用して探す

早く行動すれば行動するほど、猫は見つかりやすくなります。愛猫が迷子になった際は、本記事での探し方を頭に入れて直ぐに探し始めましょう。

家の近くを探す

室内で飼っている猫の場合、意外と家の周辺や室内にいる場合が多いです。まずは、ご自宅の隅から隅までを徹底的に探しましょう。次にご自宅周辺の狭い場所を重点的に探します。

探すときは必ず猫目線で探してください。軒下や狭い通路など人間なら入らないだろうと思う場所にも、猫は簡単に入れます。見逃すことがないように、ひとつひとつチェックしながら探してみてください。

ただし、1点注意が必要です。家猫であったとしても保護猫として引き取った猫の場合、野良猫だった背景があります。野良猫の経験がある場合は遠くへ行っている可能性もあるため、自宅から離れた場所も探すようにしましょう。

夜に探す

猫は夜行性の動物のため、夜に探すことも必要不可欠です。とはいえ、夜は視界も暗く、探すにも一苦労します。

そのうえ、猫は暗くて狭い場所が大好きです。側溝などにいることもあるため、飼い主様自身が怪我をしないように夜の捜索は慎重に行いましょう。

ポスターやSNSを活用した探す

猫の特徴を記載した写真入りのポスターを貼ったり、ネットの掲示板で呼びかけたり、他の人にも協力してもらってください。

猫の場合、犬と違って野良猫も多くいます。首輪をつけて歩いていても、よく見ない限り野良猫だと勘違いされてしまう場合があるのです。

早く見つけるために「飼い猫」であることを周囲に知らせることも重要です。ネットの掲示板やX(旧Twitter)、Instagramには行方不明の猫について多数の情報が掲載されています。飼い主様の猫が載っていないか、隅々まで確認してください。

猫が迷子になったときの必要な3つの連絡場所

猫が迷子になったときの必要な3つの連絡場所

猫が迷子になったときの必要な3つの連絡場所は以下の通りです。

  • 地域にある保健所
  • 警察署
  • 動物愛護センター

愛猫が迷子になってから直ぐにでも連絡すべき場所になります。しっかり覚えておきましょう。

地域にある保健所

迷子届を提出するためにも、地域にある保健所に連絡してください。既に保護されている場合もあるため、連絡時に猫の性別や体の特徴を伝えると良いでしょう。

警察署

警察署に連絡し「遺失物届」として飼い猫の迷子届けを提出してください。日にちが経つと捜索範囲は広がります。

愛猫が迷子になって1週間以上経った場合は、近くの警察署だけでなく管轄違いの警察署にも連絡が行くように手配してもらってください。

動物愛護センター

動物愛護センターは犬や猫などのペットを一時的に預かることのできる場所です。保護した方が動物愛護センターへ連れて行ってくれた可能性もあります。ご自宅近くのセンターから連絡を入れてみてください。

迷子猫を探すときの3つの注意点

迷子猫を探すときの3つの注意点

迷子猫を探すときの注意点は以下の3つです。

  • 名前を呼ぶときは穏やかに
  • 猫砂を使って探すと野良猫が寄ってくる場合も
  • 日にちが経つごとに捜索範囲を広げる

少しでも間違えた行動をすると保護できるはずの猫に逃げられてしまいます。落ち着いて、記載された通りに行動してください。

名前を呼ぶときは穏やかに

名前を呼ぶときは、できる限り穏やかに優しく呼びかけましょう。迷子になって不安になっているときに大声で呼ばれたら、人間でも驚いてしまいます。

飼い主様の声であっても隠れているところから出てきてくれない場合があるため、とにかく穏やかに辛抱強く呼びかけてください。猫が自ら出てきやすい雰囲気を人間側で作ってあげるのです。

猫砂を使って探すと野良猫が寄ってくる場合も

猫は自分の排泄物の香りに安心するため、使用済みの猫砂などをまくと戻って来やすいことがあります。しかし、匂いの強い猫砂を使った探し方をすると野良猫もやってくる可能性が高くなるでしょう。

猫砂に釣られてやってきた野良猫がその場にマーキングしてしまうと飼い猫は戻って来づらくなってしまいます。猫砂は最後の手段として取っておいた方が賢明でしょう。

日にちが経つごとに捜索範囲を広げる

大抵、猫は逃げ出したとしても家の付近に1週間ほど隠れていることが多いです。しかし、1週間を過ぎても見つからなかった場合は遠くに移動した可能性があります。1週間を目安として捜索範囲を徐々に広げていくと良いでしょう。

迷子猫を保護した場合の対処法

迷子猫を保護した場合の対処法

迷子猫は、安全な場所を離れたことで警戒している場合が多いです。そのため、どんな人間に対しても不安がる可能性があります。できるだけそっと近づいて保護してあげてください。

迷子札などを装着している場合は、直ぐに飼い主様に連絡しましょう。迷子札がない場合もマイクロチップを装着している可能性があるため、動物病院に連れて行ってください。

また、ベランダなどから落下して怪我をしている迷子猫もいます。見つけた際は全身をくまなくチェックして、異常があれば動物病院に連れて行った際に獣医師へ伝えてください。

迷子猫にならない対策方法

迷子猫にならない対策方法

猫が迷子にならないように、日ごろから脱出防止の対策方法をとっておくことが大切です。猫は玄関のドアやベランダから簡単に脱出することができます。

戸締りに用心しつつ、迷子札やマイクロチップの装着を心がけてください。犬と同じようにハーネスをつけることも良いでしょう。

愛猫が迷子になっても直ぐに見つけられる知識を学んでおこう

愛猫が迷子になっても直ぐに見つけられる知識を学んでおこう

本記事では、猫が迷子になった場合の探し方や必要な連絡場所、保護した場合の注意点を説明しました。

猫は素早く動き、人間が思いもしないような場所に逃げ込みます。そのため、捕まえにくく見つけるまでに何日も用意してしまう場合も少なくありません。

近年は野良猫も多いため、人手を増やして探しても野良猫と間違えてしまう場合もあります。ポスターやSNSで呼びかける場合は、必ず写真付きで特徴を記載してください

逃げ出した先で他の猫と喧嘩して怪我をしたり、交通事故にあったりする可能性もあります。普段からの迷子対策も忘れずに行っておきましょう。

COCOペットでは、コラムにて猫の情報を発信しており、猫に関する非常時の対策方法についても学ぶことができます。