「文鳥って火葬できるのかな」と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ピチピチと鳴きながら羽を羽ばたかせる文鳥は、大人から子どもまで幅広い世代に人気のペットです。しかし、文鳥の亡き後は火葬方法について悩む方も多いでしょう。

本記事では、文鳥に適した安置方法や火葬プラン、埋葬について紹介していきます。

文鳥とは?

文鳥は日本をはじめとして世界中で生息している鳥です。美しい姿以外にも、以下のような特徴があります。

  • ピンクのくちばしと赤く縁取られた目が魅力的な鳥
  • 絶滅危惧種に指定されている
  • 甘えん坊で寂しがり屋な性格

文鳥は、私たち人間が思うよりもはるかに感情豊かな動物です。文鳥の魅力的なポイントを紹介しましょう。

ピンクのくちばしと赤く縁取られた目が魅力的な鳥

文鳥はスズメに分類される鳥類であり、インドネシアのジャワ島が原産国です。ピンク色のくちばしに赤く縁取られた丸い瞳を持っています。また、触り心地の良い羽も文鳥の魅力といえるでしょう。

文鳥は、全長15cmから17cmで体重は約25gです。春秋が発情期、夏が換毛期にあたります。暖かい地域で誕生したため寒い気候が苦手であり、寿命は10年ほどです。

絶滅危惧種に指定されている

飼育されている文鳥とは異なり、野生で生きている文鳥は1997年にワシントン条約における絶滅危惧種に指定されました。世界各国で飼育されている鳥ですが、野生の文鳥は極めて珍しいです。

日本には、17世紀初頭の江戸時代に持ち込まれました。観賞用の鳥として愛され、明治時代には白い個体が誕生し「白文鳥」と呼ばれて全国に広まります。

他にも、オーストラリアで誕生したシナモン色の文鳥やヨーロッパで誕生したシルバー色の文鳥も魅力的です。

甘えん坊で寂しがり屋な性格

文鳥は人懐っこい性格をしています。頭も良く、自分の名前を覚えることが可能です。飼い主様が名前を呼べば寄ってくることもあります。

ほかにも、手に乗せるなどの直接的なスキンシップも可能です。こうした行動から「手乗り文鳥」とも呼ばれています。ただし、好き嫌いも激しいため、複数飼いには気をつけてください。

文鳥は火葬できるのか

結論、火葬業者によって火葬が可能です。ただし、注意すべき点が多くあります。

「極小動物でも可能な業者に依頼する」「火力の調節について業者に相談する」などの細かい点について、業者側と相談しなければなりません。相談方法について以下で解説します。

極小動物でも火葬可能な業者に依頼する

火葬業者のなかには、鳥類の火葬を受け付けていない業者もいます。鳥類は極小動物にあたるため、極小動物の火葬を手がけている火葬業者が最適です。ホームページなどで必ず確認してください。

ただし、極小動物と記載されていても鳥類が可能かどうかわからない場合もあります。必ず電話やメールにて尋ねるときは「極小動物」であるとともに「鳥類」であることを記載しましょう。

火力の調整について業者に相談する

極小動物である文鳥は約15cmと非常に小さいです。そのため、火力によっては骨まで焼き尽くされてしまう恐れがあります。

火葬業者は火葬作業のプロです。火力の調整については熟知しているはずですが、心配な場合は必ず業者にあらかじめ相談してください。

文鳥にも可能な3つの火葬プラン

文鳥でも火葬できるプランは3つあります。

  • 立会い個別火葬
  • 一任個別火葬
  • お花で送るペット火葬

他のペットと火葬する「合同火葬」も、文鳥には可能ですが、文鳥はとても小さい動物のため、個別火葬でも費用はそこまでかかりません。そのため、ご返骨不可能な「合同火葬」よりも、ご返骨が可能な火葬が適しているといえます。

立会い個別火葬

立会い個別火葬は、火葬の全てを見届けることができる火葬プランです。COCOペットの場合、文鳥は極小動物にあたるため、1万8700円で行うことができます。

ご返骨も可能なため、ご自宅での供養も可能です。COCOペットでは、ご自宅で供養できる以下のような商品を取り扱っています。

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一任個別火葬

一任個別火葬は、専門スタッフが火葬から納骨までを行ってくれる火葬プランで、1万6500円で行うことができます。

ご返骨も可能であり、羽などを取っておけばメモリアルグッズに利用することも可能です。COCOペットでは、以下のようなメモリアルグッズ商品も取り扱っています。
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お花で送るペット火葬

お花で送るペット火葬は、バスケットの棺にお花を添えた立派な飾りのついたセットで立会い個別火葬により火葬するプランです。小型犬でも高くなるプランですが、文鳥ならば5万1,700円で行うことができます。

さらに、遺影プレートを購入すれば、いつでも手を合わせてお墓参りをすることが可能です。COCOペットでは、以下のような商品を取り扱っています。
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https://shop.cocopet.jp/products/メモリアルアクリル位牌-オーバル型-丸形-四角型

亡くなった文鳥の適切な3つの安置方法

亡くなった文鳥の適切な安置方法は、以下の3つです。

  • 目と口を閉じさせる
  • 体を清潔にして寝ているように整えてあげる
  • 体全体を冷やす

体が小さいため、目や口を閉じさせたり、体を拭いたりする作業は難しいかもしれません。しかし、無事に天国へ送り届けるためには必要なことです。怠らずにしてください。

目と口を閉じさせる

ほとんどの動物が目と口を開けたまま亡くなります。死後硬直が始まる前や硬直が解けた後に、慎重に目と口を閉じてあげましょう。

文鳥の綺麗な瞳が傷つかないよう慎重に行うことが大切です。くちばしに触れる際は、折れないように注意してください。

体を清潔にして寝ているように整えてあげる

嘔吐物などの液体が付着している場合があります。濡れタオルやティッシュなどで体を拭いて清潔にしてあげましょう。無理に拭いて羽を傷つけないように注意してください。

また、死後硬直が始まる前に体を動かして寝ているような姿勢にしてあげると良いでしょう。文鳥は手足も細く難しい作業かもしれませんが、根気強く整えてあげてください。

体全体を冷やす

最後に保冷剤などで体全体を冷やし、腐敗を防ぐことが大切です。文鳥は小さい体をしているため、保冷剤一個でも充分冷やすことができます。

しかし、夏など暑い気候の時期で心配な場合は、文鳥を箱にドライアイスと一緒に入れておくと良いでしょう。

幸せをくれた愛鳥を天国に見送ろう

本記事では、文鳥に適した安置方法や火葬プラン、埋葬方法を紹介しました。文鳥は人懐っこく、気づいたらそばにいてくれるような可愛らしいペットです。犬猫とはまた違った愛らしさがあるといっても良いでしょう。

しかし、鳥類ゆえに安置方法や火葬プランには難しい側面があります。必要な段取りをおさえて、戸惑わないようにしましょう。

COCOペットでは、文鳥の火葬も行っております。もし火葬方法や供養方法でお困りの方は、いつでもご連絡ください。