「飼っていたマンチカンが亡くなってしまったが、火葬はどのように行えばいいのか」と悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
以前はペットが亡くなると庭に埋めてお墓を作る人も多かったですが、近年では住宅事情やライフスタイルの変化などにより難しくなりました。
何より「ペットも家族」という考えが浸透してきた現代では、人間と同じように火葬して供養するのが主流になってきています。本記事では、マンチカンとの最後の時間をどのように過ごしたら良いかご説明いたします。
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目次
マンチカンの平均寿命は11.2歳
マンチカンは、「子ども」「小さい」「短い」の意味を持つマンチキンに由来してつけられた短い足が特徴の猫です。
マンチカンの平均寿命は11.2歳だといわれています。猫全体の平均寿命は14歳〜15歳であるため、他の種類よりも短めです。
マンチカンの年齢 | 人間の年齢 |
---|---|
1カ月 | 1歳 |
2カ月 | 3歳 |
3カ月 | 5歳 |
6カ月 | 9歳 |
9カ月 | 13歳 |
1歳 | 18歳 |
1歳半 | 20歳 |
2歳 | 24歳 |
3歳 | 28歳 |
4歳 | 32歳 |
5歳 | 36歳 |
6歳 | 40歳 |
7歳 | 44歳 |
8歳 | 48歳 |
9歳 | 52歳 |
10歳 | 56歳 |
11歳 | 60歳 |
12歳 | 64歳 |
13歳 | 68歳 |
14歳 | 72歳 |
15歳 | 76歳 |
16歳 | 80歳 |
17歳 | 84歳 |
18歳 | 88歳 |
マンチカンは人間の5〜6倍のスピードで成長するため、1歳半の時点で人間の20歳に値します。
しかし、マンチカンにも個体差があり、平均寿命よりも長く暮らしているマンチカンもいるため、あくまでも目安として考えておきましょう。
マンチカンの火葬前の「最後のお世話」や準備
マンチカンはとても穏やかでおとなしい性格ですが、社交性が高く人懐っこい特徴がある猫です。そんな甘えん坊で好奇心旺盛なマンチカンの旅支度を整え、元気いっぱいで旅立てるようにお手伝いしていきましょう。
ご遺体を清める
まずは、ご遺体を清めるために濡らしたタオルを固く絞り、優しく全身をふき取ってあげます。ご遺体から体液がにじみ出る可能性があるため、ペットシートや新聞紙を敷いてあげると安心です。
ご遺体に雑菌や体液が付着していると、腐敗が進む原因となります。体液は定期的に漏れ出ることがあるため、頻繁に体液が漏れていないかを確認し、拭き取ってあげてください。
ブラシや手ぐしで毛並みを整えてあげたら、死後硬直が始まってしまう前に手足を優しくお腹の方に曲げ、寝ているような姿にしてあげましょう。もし、死後硬直が始まってしまっていたら無理に曲げることはせず、できる範囲内で優しく曲げてあげましょう。
暑い季節、寒い季節で対応が変わる
暑い季節は特にご遺体が傷みやすくなります。保冷剤や氷をタオルで包み、お腹の辺りに入れてエアコンで室内の温度をできる限り低く設定するようにしましょう。
ただし、ドライアイスは死後硬直を早めてしまうのでおすすめしません。そのため、保冷剤などでご遺体を冷やしてあげましょう。
寒くなる地域や季節の場合は、暖房のかかっている部屋は避け、涼しい部屋を選ぶことをおすすめします。
納棺する
マンチカンの体の長さはオスもメスも平均、子猫の時で30cm、成猫で60cm程です。マンチカンのご遺体を安置する際は、身体がすっぽりと収まるサイズの段ボール等を用意すると良いでしょう。
体液がにじみ出る可能性があるため、一番底にはペットシートを数枚重ねて敷き、バスタオルを敷いてからご遺体を納棺します。
お腹以外の場所にも数個、保冷剤を置いてシーツをかけてあげましょう。タオルやバスタオル、シーツ等は新品である必要はありません。清潔なものであれば、生前の愛用品の方が安心してくれるかもしれません。
マンチカンの祭壇の作り方
マンチカンの性格の一つに好奇心旺盛というものがあります。生前好きだったものを飾ったり、棺のそばに置いたりしてあげれば、きっと喜んでくれるでしょう。きれいに撮れた写真を飾るのも良いです。
以下で祭壇について解説します。
祭壇を作る場所
人間の場合と違い、こうしなければならないといった決まりはありません。安らかに眠ってほしいという思いから、生前によく居た場所やゲージの中に祭壇を作っても良いです。
外が好きだった場合、外の景色が見える窓際に祭壇を作ろうとしてしまいがちですが、温度変化の激しい窓際はご遺体の管理がとても難しくなるため避けた方が良いでしょう。
そして、飼い主様が祭壇を管理しやすい場所にすることも大切です。
宗派はあるの?
基本的にペットの祭壇に宗派はありません。ただし、飼い主様のご意向で仏式、神式、キリスト教式などの祭壇にすることは問題ないため、心を込めた祭壇を作ってあげましょう。
お線香やお香はあった方がいい?
猫が嫌がる匂いには、柑橘系の香り、ミント系の香り、フレグランス商品などがあり、人間にとってはいい香りだと感じるものも多いです。ものにより、有害になる可能性があることもあるので焚かない方が良いでしょう。
お棺の中に入れて良いもの・ダメなもの
マンチカンは他の種類の猫と比べても身体の小さい猫です。思い出が詰まったものばかりだとは思いますが、できる限りきれいにご遺骨を残してあげるためにも、お棺に入れて良いものとダメなものを知っておきましょう。
お棺の中に入れて良いもの
お棺に入れて良いものは、基本的に燃え残りがしないものが一般的です。生花や一握り程度のおやつ、手のひらサイズのぬいぐるみ1個、写真や手紙などを入れられます。
ただし、生花は色の濃すぎるお花だった場合、燃え残ってしまった際にご遺骨にお花の色が移ってしまうことがあります。そのため、ユリのような白いお花やトルコキキョウ、カーネーションなどの淡い色のお花を選ぶと良いでしょう。
また、生前好きだったおやつが缶詰に入っている場合は、缶詰から出して顔の近くに置いてあげましょう。
お棺の中に入れてはダメなもの
人間の場合も同様ですが、燃え残ってしまう金属製のものや難燃性のゴム素材・プラスチックでできているものは、入れない方が良いでしょう。
金属製のものはご遺骨に傷をつけてしまう可能性がありますし、ゴム素材・プラスチックは溶けてご遺骨にくっついてしまう場合があります。
缶詰は破裂してご遺骨を破壊するため、絶対に入れないでください。缶詰のごはんを入れたい場合は、中身だけ入れるようにしましょう。入れて良いものと入れてはダメなものの判断がつかない場合は、火葬業者に尋ねると良いです。
マンチカンのご葬儀・火葬の種類と料金
マンチカンのご葬儀・火葬にはどんな種類のものがあり、どのくらいの費用がかかるのかご説明いたします。飼い主様のライフスタイルに合うものを選び、心穏やかに見送ってあげましょう。
合同火葬
他のペットと一緒に火葬・納骨されるのが合同火葬です。火葬業者やスタッフがご遺体をお迎えに来てくれ、火葬・納骨まで行ってくれるため、飼い主様の手間はほとんどないでしょう。
ただし、お骨上げはできないため、ご遺骨は返ってきません。火葬後は、合同墓地に他のペットのご遺骨と一緒に埋葬されます。COCOペットでの料金相場は2~5kgまでは17,600円、5~10kgまでは22,000円で合同火葬ができます。
一任個別火葬
飼い主様のペットだけを火葬する個別火葬を行い、ご遺骨を火葬業者やスタッフが骨壺に入れ、飼い主様の元へと返してくれる方法が一任個別火葬です。
火葬業者やスタッフ等がご遺体をお迎えに来てくれ、希望すれば個別火葬の様子を写真に撮ってもらうことができます。
一体だけで火葬を行うため、飼い主様にご遺骨を返してあげることができ、霊園で埋葬しても良いですが、ご自宅で供養することも可能です。ただし、ご遺骨が返ってくるまでに2~3日かかることが多いようです。
COCOペットでの一任個別火葬の費用は2~5kgまでは24,200円、5~10kgまでは29,700円で行うことができます。
立会い個別火葬
人間の火葬する時と同じような火葬方法が、立会い個別火葬です。火葬を行う場所に飼い主様も立会い、ご遺体を火葬後骨上げ・骨壺に入れることすべてを飼い主様ができます。
立会い個別火葬の場合は、火葬を行ったその日にご自宅へご遺骨と一緒に帰ることができるため、寂しくなることはないでしょう。ただし、立会い個別火葬はやれることや手間も多いため、金額が他の火葬よりも高くなりがちです。
COCOペットでの立会い個別火葬の料金は、2~5kgまでは27,500円、5~10kgまでは31,900円です。
マンチカンを火葬するまでの手順
マンチカンを亡くしてつらい気持ちになっていても、大切な家族を火葬してあげるまでが飼い主様の務めです。初めてペットとお別れするから火葬までの手順がわからないという方のために、以下ではマンチカンを火葬するまでの流れを解説します。
火葬業者に連絡する
ペットのご遺体をきれいに整えて安置したら、火葬業者に連絡しましょう。
ご遺体の火葬は夏場で2日前後、冬場は長くても1週間程度で火葬することが重要です。人のお葬式と同じように、1〜3日程度は一緒に過ごす時間を設けてから火葬します。
ご希望のペット火葬プランがあるか、火葬プランの料金やスタッフの対応などを確認して火葬業者を選ぶようにしましょう。ペットとの最期のお別れで悔いが残らないように生前から終活して、火葬業者を比較して、ある程度決めておくことをおすすめします。
ご遺体を火葬場に運ぶ
火葬業者に依頼したら、火葬日にご遺体を火葬場に運びましょう。自家用車でご遺体を火葬場まで連れて行く際は、ご遺体が揺れて影響が出ないように、ご遺体に合った棺を用意してしっかり固定してあげてください。
合同火葬や一任個別火葬は火葬業者にご遺体を任せるため、スタッフがご遺体を自宅まで迎えに来ることがほとんどです。ご遺体を迎えに来たら、送り出すときが最期のお別れとなるため悔いなくお別れできるように準備しておきましょう。
万が一、自家用車がなくご遺体を火葬場まで搬入するのが難しい場合は、火葬業者のサービスでご遺体の送迎が行われているか確認してください。
お別れの時間で感謝を伝える
ご遺体を火葬場に搬入したら、プランによりお別れの時間が実施されます。立会い個別火葬の場合は人間の葬儀と同じように、読経や焼香が行われる場合があります。ただし、お教については葬儀社や寺院により異なるため注意が必要です。
祭壇に花や写真を添え、今までの思い出を振り返り、感謝の気持ちを伝えてお別れの準備をしましょう。
火葬・お骨上げをする
お別れの時間を終えたら、火葬します。マンチカンは体が小さい動物であるため、火葬にかかる時間は30分〜1時間程度です。
体が大きい動物であれば、火葬に1〜2時間程度かかることもあります。火葬中は別室で待機するか、訪問火葬の場合は自宅で待機しましょう。
火葬が終われば、お骨上げが行われます。立会い個別火葬は、飼い主様がペットのお骨上げをしてあげられます。しかし、お骨上げがつらい場合はスタッフに伝えると、代わりにスタッフが行ってくれるケースがあるため相談してみてください。
お骨上げが終われば、骨壺を受け取り葬儀は終了です。
お見送りの服装について
ペット葬儀は人間の葬儀のようにルールが設けられていないため、派手すぎる色味のお洋服でない限り普段着で参列しても問題ありません。しかし、霊園などで納骨等する場合は、喪服を着た方が無難で、数珠などもあった方が良いでしょう。
ペット火葬に厳格なルールはありませんが、派手な化粧やアクセサリー、また香りの強い香水などは避けてください。
また、革製品や毛皮などは殺生を連想させるため、ペット葬儀には向いていません。特に冬場は動物性の素材が使われる服装が多くなるため、注意が必要です。
マンチカンを火葬した後の供養方法
マンチカンを火葬した後は、正しい方法で供養してください。マンチカンの供養方法は主に5種類あります。以下では、各供養方法について解説します。
手元供養をする
手元火葬は、ペットのご遺骨を手元に残して供養する方法です。自宅で保管する場合は骨壺や小さめの容器で人間用またはペット専用の仏壇の一角に設置します。
人の目が気になる場合はデザインにこだわった容器を利用したり、木製やガラス製のものなど素材で選んだりしましょう。
また、近年では身につけるタイプの手元供養として、ペンダントにご遺骨を納めて身につける方法があります。一見、ネックレスと見た目が変わらないため、人の目を気にすることなく、どんなときでもペットと一緒にいてあげられます。
納骨堂に納める
納骨堂はペット霊園内の屋内施設であり、ロッカー型の個別スペースに骨壺や遺影を置いて供養する方法です。具体的な供養方法が決まっていない場合や自宅にご遺骨を持ち帰れない方におすすめです。
納骨堂の受付時間内であればいつでもお参りしてあげられ、屋内施設であるため天気に左右されることもありません。納骨堂では年間1〜2万円程度の保管料が必要で、最初の1年は保管料が火葬料金に含まれている場合もあります。
ペット霊園にお墓を建てる
ペット霊園内にあるスペースにペット専用のお墓を建てることも可能です。個別にスペースを確保する必要があり、墓石も建てなければいけないため、納骨堂よりも費用がかかる傾向にあります。
お墓を建てたとしても、頻繁にお墓参りをしてあげられないとペットも悲しむはずです。そのため、ペット専用のお墓を建てる場合は、いつでもお墓参りができるように自宅から近い場所で選びましょう。
自宅の庭に埋骨する
私有地がある場合は自宅お庭に埋骨すると良いでしょう。ご遺骨を埋骨する際は、深い穴を掘ります。
異臭や虫の発生、野生動物に掘り返されないようにするためには1〜2m程度の穴を掘ってください。穴を掘ったら石灰や腐葉土、炭などを撒いて、ご遺骨が土に還りやすくします。
石灰を撒いたらペットのご遺骨を綿や麻など自然素材100%の布で包んであげましょう。ペットのご遺骨を置いたら、残りの石灰を撒いて掘る前よりも高く盛って埋骨した場所がわかるように目印を付けます。
自宅に埋骨する際は、必ず私有地か許可を取った場所で行うようにしましょう。
散骨する
散骨は、ペットのご遺骨を粉状に粉骨して海や山に撒く供養方法です。人間のご遺骨を散骨する際は、ご遺骨を粉骨して自然に還りやすくしなければいけません。
粉骨は個人でも行えますが、抵抗がある場合は業者に依頼してください。粉骨しなければ自然に還りにくくなるだけでなく、人骨と誤解されて事件性があると判断される可能性があります。
また、ご遺骨を散骨する際は人目がつかない場所で行うように配慮しましょう。ペットのご遺骨でも身近な場所に散骨されることに抵抗を感じる方もいらっしゃいます。
そのため、散骨する際は指定の場所に行うか、ご近所に迷惑がかからない場所で行いましょう。
マンチカンを正しく火葬してお別れしよう
ペットが亡くなってしまうことは、悲しい出来事です。最後をどのように過ごすことができるかで、飼い主様との楽しかった思い出とともに旅立つことができるのではないでしょうか。
飼い主様のお気持ちに寄り添いたいと考え、COCOペットでは、COCOペットならではの特別なプランや、日本動物葬儀霊園協会が認定する「動物葬祭ディレクター」という資格を持ったプロフェッショナルが担当いたします。安心してお任せください。
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