「ボーダーコリーの火葬はどのくらいかかるのか」と疑問に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
愛するペットの旅立ちを後悔のないものにしたいと思うのは、大切なご家族だからです。しかし、同じ火葬でも火葬方法により埋葬の仕方も変わってきます。
本記事では、ボーダーコリーの火葬費用をはじめ、火葬の種類やご遺骨の保管などを解説します。すぐにボーダーコリーの火葬方法を知りたい方は、COCOペットにお問い合わせください。
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目次
ボーダーコリーの特徴
ボーダーコリーは非常に運動能力が高く、飼い主様に従順な一面をもっています。飲み込みも早く、しつけに苦労することも少ないといわれています。
その分、毅然とした態度で接することが非常に大切です。賢い犬種であるため、飼い主様が優柔不断な指示や態度を取ってしまうと、ボーダーコリーは混乱してしまいます。
遊ぶことが非常に大好きなため、運動する時間をたくさん作ってあげましょう。
ボーダーコリーの平均寿命
ボーダーコリーの平均寿命は10〜17歳といわれています。犬は体が大きいほど寿命が短い傾向にあり、ボーダーコリーが分類される中型犬の平均寿命は11〜15歳といわれています。
そのため、ボーダーコリーは中型犬の中でも長生きする犬種です。ボーダーコリーの年齢を人の年齢に換算すると以下のとおりです。
ボーダーコリーの年齢 | 人に例えた年齢 |
---|---|
1歳 | 12歳 |
2歳 | 19歳 |
3歳 | 26歳 |
4歳 | 33歳 |
5歳 | 40歳 |
6歳 | 47歳 |
7歳 | 54歳 |
8歳 | 61歳 |
9歳 | 68歳 |
10歳 | 75歳 |
11歳 | 82歳 |
12歳 | 89歳 |
13歳 | 96歳 |
14歳 | 103歳 |
15歳 | 110歳 |
16歳 | 117歳 |
17歳 | 124歳 |
18歳 | 131歳 |
19歳 | 138歳 |
ボーダーコリーのなかには17歳以上長生きする子もいます。飼い主様が健康管理を徹底してあげれば、ボーダーコリーも平均寿命以上に長生きするでしょう。
ボーダーコリーがかかりやすい病気
ボーダーコリーにはかかりやすい病気があり、遺伝性のものだけでなく生活習慣により病気にかかるケースもあります。以下では、ボーダーコリーがかかりやすい3つの病気を解説します。
股関節形成不全
股関節形成不全は、関節部分の骨が変形することで股関節が異常になる病気です。成長スピードが速く、急激に体重が増加する中型犬や大型犬がよくかかります。
ボーダーコリーが運動を嫌がったり、歩く際にお尻を揺らしたりしている症状が現れたら、股関節形成不全の疑いがあります。
軽度の症状の場合、飼い主様が気づかない可能性もあるため注意が必要です。症状が重度になってしまった場合は歩行が不自由になったり、歩行が困難になったりするでしょう。
股関節成形成不全は、遺伝的な要因が多いといわれています。しかし、肥満や激しい運動をしたことにより、関節に負担がかかって発症する場合もあるため歩き方に異常がないか確認しましょう。
コリー眼異常(CEA)
コリー眼異常は、遺伝性の疾患でコリーアイとも呼ばれています。軽度の症状から重度の症状があり、最悪の場合は失明するケースもあります。
コリー眼異常の原因は、遺伝です。完治するための治療法はありませんが、早期に治療を開始すれば進行を遅らせられます。
愛犬が物にぶつかることが増えてきたり、異常な行動が見られるようになったりする場合はできるだけ早く動物病院に連れていきましょう。
糖尿病
犬の糖尿病は、人間と同じようにインスリンというホルモンが不足したり、働きが弱くなったりすることで血中糖度が過多になる病気です。
犬の糖尿病は一型糖尿病と二型糖尿で分けられます。一型糖尿病の場合、インスリンが分泌されなくなったことにより、糖分が細胞に吸収されにくくなり、血中糖度が過剰になる状態です。
二型糖尿病はインスリンの働きが弱くなることで発症しますが、犬がかかることはほとんどありません。ただし、メスは発情期を過ぎてから2カ月は黄体ホルモンが上昇しやすく、かかりやすいといわれているため注意が必要です。
愛犬の水を飲む量が増えたり、食欲が異常に増したり、体重が減ったりした場合には糖尿病の可能性が考えられます。症状が進行すると命に関わるため、すぐに動物病院へ連れて行ってください。
ボーダーコリーを火葬する場合いくらかかる?
ボーダーコリーは中型犬の仲間です。中型犬を火葬すると費用はどのくらいかかるのか、火葬プランごとに3つ解説していきます。また、火葬がどのように執り行われるのかもあわせて解説していきます。
一任個別火葬
他のペットと一緒ではなく、飼い主様のペットのみをスタッフに委託して火葬する方法が一任個別火葬です。個別での火葬とはなりますが、火葬炉に入炉するのを立会うことはできません。
火葬し焼却されたご遺骨はスタッフの手で骨壷へご収骨され、飼い主様の元へご返骨されます。ご遺骨の保管はご飼い主様のご意向に沿われます。
そのため、どこでご遺骨を保管するのか、あらかじめご家族で話し合っておくといいでしょう。COCOペットでの中型犬の一任個別火葬の費用は35,200〜41,800円(税込)です。
合同火葬
合同火葬は他のペットと一緒に火葬される方法です。飼い主様の手元にはご遺骨はご返骨されません。焼却されたご遺骨はスタッフの手により骨壷へと収骨しましたら、葬儀社やお寺などにあります合同の墓地へと埋葬・供養されます。
COCOペットでの中型犬の合同火葬費用は28,600〜34,100円(税込)です。
立会い個別火葬
立会い個別火葬は、火葬炉にご入炉するところから火葬終了まで最愛のペットに寄り添うことができる火葬です。
個別・合同の場合、ご遺骨のご収骨はスタッフが行っていますが、立会いはご希望がありましたら飼い主様の手でペットのご遺骨を骨壷にご収骨することができます。
ご遺骨はご返骨されますので、保管先を決めておくといいでしょう。COCOペットでの中型犬の立会い個別火葬の費用は37,400〜44,000円(税込)です。
自治体に火葬を依頼する
葬儀社やお寺など以外に、自治体でも火葬を依頼することができます。自治体になるため、ご遺体を火葬するのみになり、ご返骨がない可能性もあるため注意が必要です。
自治体により費用は異なりますが、火葬のみのため数千円〜10,000円ほどです。火葬の中で、一番費用を抑えて火葬することができます。
ご自身がお住まいの自治体ではどのような火葬が行われるのか、一度確認してみるといいでしょう。
火葬以外の葬儀とは?
火葬以外にどのような葬儀が執り行われるのでしょうか。火葬以外で執り行われているのは埋葬と出張葬儀です。どのような葬儀内容なのかご紹介します。
埋葬
穴を深く掘り、穴の中にご遺体をそのままの状態で埋める方法が埋葬(土葬)です。最近は火葬が主流になりつつありますが、少し前は埋葬が多かったです。
ご自宅に庭やペットのご遺体を埋めてもいい場所がある場合に限ります。法律で決められており、土があるところであれば、どこに埋めてもいいというわけではありません。
ご遺体を埋めていい場所がない場合は、火葬を選択するのがいいでしょう。
出張葬儀
ご自宅まで葬儀社のスタッフが出張をし、火葬炉を備えた専用車で火葬を行うことができる出張葬儀があります。
日時を指定すれば、葬儀社からご自宅へ訪問するため、ご自宅でゆっくり過ごさせたいと思っている方や、ご自身では移動が難しい方でも安心して火葬を行えます。
環境に配慮した火葬炉にてご遺体を焼却するため、その点も安心して火葬を依頼できるでしょう。
ボーダーコリーの火葬を待つ間の過ごし方
ボーダーコリーの火葬を待つ間はどのように過ごすべきか悩む飼い主様は多くいらっしゃいます。以下では、火葬が終わるまでの時間をどのように過ごすべきかを紹介します。
火葬炉の前で見守る
ペットの火葬は飼い主様が立会いできるプランと業者にすべて任せるプランがあります。選んだ火葬の種類により見守る方法も異なりますが、立会い個別火葬であれば火葬炉の前で見守って挙げられます。
ペット火葬業者の専用火葬炉を使用する場合や移動火葬車でも返骨してもらえる場合は、火葬炉のそばでお別れできるでしょう。
ただし、施設により待機する部屋に椅子が設置されていなかったり、火葬炉とは別の場所で待機する部屋が設けられていたりする場合があるため、事前に確認してください。
別室で待つ
火葬場に別室が設けられている場合は、別室で待機すると良いでしょう。
ペットの火葬中は1〜2時間程度かかるケースもあり、ずっと近くで待機するのはつらいという方もいらっしゃるでしょう。別室は火葬炉から近い場所に設けられていることがほとんどであるため、別室でも近くにいてあげることは可能です。
また、長い待ち時間でも不便を感じることなく過ごせるため、立ちっぱなしで疲れることもありません。
自宅で待つ
ペット火葬車を利用する場合であれば、自宅で待機するといいです。ペット火葬車は火葬炉が搭載されている車ですが、車内には火葬中に待機できるようなスペースはありません。
火葬中は車を駐車した状態で火葬されるため、近くで待機していたい方は自宅の敷地内で待つと良いでしょう。
しかし、火葬は時間がかかることもあったり、雨や風など天候が悪く外で待機するのが難しかったりする可能性があります。上記のような場合は自宅での待機がおすすめです。
葬儀をした後のボーダーコリーのご遺骨はどこに保管する?
一任個別火葬や立会い個別火葬をご希望された方は、ご遺骨はご返骨されます。ご遺骨を保管する場所はペット霊園をはじめ、納骨堂、ご自宅で保管することが可能です。
ペット霊園
ペット霊園にて、ボーダーコリー専用のお墓にご遺骨を保管する方法です。霊園によってお墓の種類は異なりますが、永代供養や樹木葬などがあります。
最近はペットと一緒に眠れる霊園もありますが、まだ数は多くありません。将来、ペットと一緒にとお考えの方は検討されるのもよいでしょう。
納骨堂
墓地以外に、ご遺骨を棚の中に納める納骨堂もあります。葬儀社やお寺などがご用意しております。仕切りが一つひとつ区切られているため、区切られたスペースの中をペット一色にすることも可能です。
保管するのに費用は定期的にかかってしまいますが、手元におけない方にとってはありがたい保管場所ではないでしょうか。
ご自宅で保管
ペット霊園や納骨堂でご遺骨を保管するのではなく、ご自宅でご遺骨を保管するケースも増えています。愛するご家族だからこそ、いつでもそばにいたいと思うでしょう。
ご自宅でご遺骨を保管するため、他の保管方法より費用はかからないですが、扱い方を間違えるとご遺骨にカビが生える可能性があります。
ご遺骨を収骨している骨壷ですが、陶器製です。高温のご遺骨を収骨するには適していますが、長期保存に適している形状ではありません。そのため、湿気がこもりやすくカビが生えやすい環境になっています。
湿気が骨壷の中に溜まらないよう、定期的に骨壷の中の空気を循環させたりシリカゲルといった乾燥剤を入れたりしましょう。乾燥させることで、ご遺骨にカビが生えるのを防ぐことが可能です。
ボーダーコリーの火葬の流れ
ペットと初めてお別れする場合は、どのような流れで火葬が行われるかわからず不安に感じる方もいらっしゃるでしょう。ボーダーコリーの火葬を行う際は、ご遺体の安置から火葬までの流れを確認しておくと、当日でもスムーズにお別れができるでしょう。
ご遺体を安置する
ボーダーコリーが亡くなったら、ご遺体を適切な方法で安置しましょう。
ペットが亡くなったら2時間程度で死後硬直が始まってしまうため、楽な姿勢で安心して眠れるように手足を動かしてあげます。寝ているときと同じ姿勢に整えてあげると、楽な姿勢かつきれいに体勢を整えてあげられます。
身体に汚れが付着していると腐敗が進む可能性があるため、固く絞ったタオルやガーゼで汚れを拭き取り、ブラッシングしてあげましょう。
その後、ご遺体を柔らかいタオルやペットシートの上などに優しく置いてあげます。死後、腐敗は進むため、お腹や背中といった内蔵が集中しているところに保冷剤を置いておきましょう。
ペット火葬業者に連絡する
ご遺体の安置が終わりましたら、火葬をしてくれる葬儀社を見つけます。深夜や早朝など、どの時間でも対応してくれる24時間365日の葬儀社に絞るといいでしょう。いつでも連絡が取れる点は非常に安心材料です。
葬儀社が決まりましたら、次はボーダーコリーの葬儀日時を決めます。葬儀社を決めるときに、メールやお電話などで打ち合わせが可能かどうか事前に調べておくとスムーズです。
また、火葬方法の希望を家族と話し合い、プラン料金やオプションなども事前に確認してから決定しましょう。火葬が終わってから別の方法で火葬しなおすことはできないため、慎重に火葬方法について考えることが重要です。
葬儀場まで足を運ぶ
ペットの火葬当日になれば、ペットのご遺体と一緒に火葬場まで足を運びましょう。ペットを葬儀場に連れて行く際は自家用車で運ぶか、ペット火葬業者に自宅まで迎えに来てもらう方法があります。
大型犬や中型犬は棺も大きいため、飼い主様自らで運ぶのは難しいケースがあります。火葬業者により送迎が行われているかは異なるため、事前に問い合わせて確認し、必要に応じて利用しましょう。
最期のお別れをする
火葬場まで足を運べば、最期のお別れをしましょう。プランによりお別れの時間が設けられており、お別れの時間ではペットに感謝の気持ちを伝えられます。
悔いが残らないように、今までの思い出やペットへの感謝の気持ちを伝えましょう。また、最期の姿を写真で収めておくのもおすすめです。スタッフに写真を撮っていいか許可を得てから、最期の思い出として写真に収めてみてはいかがでしょうか。
火葬・お骨上げをする
お別れの時間が終われば、火葬が行われます。火葬に必要な時間はペットの大きさや体重により異なりますが、ボーダーコリーを含む中型犬の場合は1時間半程度かかります。
火葬が終了すれば、骨壺へお骨上げが行われます。立会い個別火葬であれば、飼い主様自身でお骨上げしてあげられます。しかし、お骨上げがつらい場合は、スタッフに伝えれば代わりに実施してもらえることもあるため、相談してみましょう。
お骨上げが終了すれば、骨壺を受け取り終了です。
ボーダーコリーの最期のお別れまで大切に過ごそう
身体能力が高く、飼い主様に従順なボーダーコリーとはたくさんの思い出を持たれるご家族が多く、お別れは本当につらいものがあるでしょう。
しかし、たくさんの愛情を注いだとしても残念ながらお別れはやってきてしまいます。だからこそ、悔いのない最期を過ごしてほしいと思うでしょう。
COCOペットでは、最期の最期までペットとご家族様の気持ちに寄り添えるよう、対応はもちろん、スタッフへの教育をしております。いつでもご相談できますので、どのようなプランがあるのかなどお問い合わせしてみてください。