「ペット火葬をする際、ペットが生前好きだったエサを一緒に入れてもいいの?」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ペット火葬の際は、ペットの大好物だったエサを入れて天国でも元気に過ごしてほしいですが、種類により棺に入れて一緒に火葬できないことがあります。

本記事では、ペット火葬でエサを入れて良いか、また棺に入れて良いものとダメなもの、葬儀に持っていくと良いものを解説します。

ペット火葬で後悔なくペットとお別れしたい方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

ペット火葬でエサを入れられる?

ペット火葬でエサを入れられる?

ペット火葬では、ペットが生前好きだったエサを入れて火葬可能です。

しかし、ペットフードの種類によっては一緒に火葬してあげられません。

例えば、缶詰の場合、金属を一緒に燃やすことはできないため、中身を紙皿に移して火葬します。

ペット火葬の際、ペットのエサを一緒に棺に入れてあげたい方は、事前に依頼したペット火葬業者に相談しておきましょう。

ペット火葬で棺に入れられるもの

ペット火葬で棺に入れられるもの

ペット火葬の際に、天国でもペットが寂しくならないように、また最後に感謝を伝えるために棺に物を入れてあげたい方もいるでしょう。

ペットの棺に入れてもいいものは以下のとおりです。

お花

ペット火葬では、お花を一緒に入れて火葬可能です。

しかし、造花は一緒に火葬できないため、必ず生花を用意してください。お花の種類はどのようなものでも良いため、ペットに似合うお花や花言葉から選んであげると良いでしょう。

しかし、お花の色が濃いものだとお骨に色が移り、きれいにお骨を残せないことがあるため、注意が必要です。

写真

家族でペットを見守って火葬してあげたい方は、写真を入れてあげるといいでしょう。

ペットと家族の写真をたくさん持参した場合は、ペット火葬の際にお骨に燃えかすが広がらないように3枚ほどに枚数を絞る場合があります。

家族と顔を合わせたまま火葬してあげられるように、ペットの顔の近くに添えて火葬しましょう。

手紙

大切なペットに自分の想いと感謝に気持ちを伝えられるように、手紙を一緒に火葬してあげることもできます。

手紙に飼い主様の想いを綴ると、自分自身の気持ちの整理もできます。伝え残しがないよう、しっかり今までの感謝の気持ちを伝えてあげてください。

ペット火葬で一緒に入れるべきでないもの

ペット火葬で一緒に入れるべきでないもの

ペット火葬の際は、棺に一緒に入れるとお骨に影響が出るものもあります。

ペットが心地よく天国に向かえるよう、事前にペット火葬で棺に入れるべきでないものを理解しておきましょう。

首輪

ペットが生前つけていた首輪は、棺に一緒に入れて火葬してあげられません。

首輪には金具がついており、金具がお骨に付着してしまうことが考えられます。

どうしても首輪を一緒に火葬してあげたい場合は、金具を外してペットのご遺体から少し離れた位置で火葬しましょう。

厚手の生地のもの

タオルや洋服などの厚手の生地のものは、火葬の際に黒煙が上がりお骨が黒くなる可能性があるため、一緒に火葬できません。

また、洋服の場合、厚手の素材でなくてもキラキラの装飾やボタンがついていると同様にお骨に影響が出てしまいます。

一緒に火葬してあげたいタオルや洋服がある場合は、火葬スタッフに事前に確認しておきましょう。

金属・陶器・プラスチックのおもちゃ

小さいおもちゃは、物により1〜2個程度一緒に火葬してあげられます。

しかし、金属・陶器・プラスチック製のおもちゃはお骨に影響が出るため、一緒に火葬してあげられません。

ペットが生前よく遊んでいたおもちゃを一緒に火葬してあげたい場合は、火葬前に棺に入れてもいいかどうかを火葬スタッフに確認しておきましょう。

ペット火葬に持っていくといいもの

ペット火葬に持っていくといいもの

ペット火葬の際は、決められた持ち物等はありませんが持っていくと便利なものが4つあります。

ペット火葬の際は、以下の4点を持参しましょう。

数珠

ペット火葬の際は数珠を持っていくと良いでしょう。

ペット葬儀では、人間の葬儀と異なりルールはありません。しかし、ペット火葬の際は合掌礼拝があるため、数珠を持参しておくとしっかり手を合わせてあげられます。

人の葬儀の際と同じ数珠で問題ありませんが、ペット用と分けておきたい方は事前に購入しましょう。

ペット火葬の際は、袋を持参すると便利です。

一緒に火葬してあげたいと考えていたものでも、物により火葬できなかったり、やっぱり火葬したくなくなったりする場合があります。

火葬できなかったものを持ち帰るためにも、袋を持ち込んでおくと便利です。

カメラ

ペット火葬でペットの最期の姿を納めるためにもカメラを持参しておくと良いでしょう。

亡くなった姿を写真に撮るのは抵抗がある方もいるでしょう。しかし、近年ではペットの亡骸を写真に納めることを許可している火葬場も増えています。

後悔なくお別れするためにも、カメラを持参して最期の姿を納めておきましょう。

ハンカチ

ペット火葬では、ペットとのお別れをする場のため涙が溢れ出ることもあります。涙を拭くためにもハンカチを持参しておくと良いでしょう。

葬儀の際は、ハンカチの色は白か黒、またパステル調のものを使うことが基本です。

あまり派手な色や柄のものは持ち込まず、葬儀場の雰囲気に合わせてハンカチを選びましょう。

ペット火葬の流れ

ペット火葬の流れ

ペット火葬をスムーズかつペットに感謝の気持ちを伝えるためにも、ペット火葬の流れを事前に理解しておきましょう。

ペット火葬の流れは以下のとおりです。

ご遺体を葬儀場まで運ぶ

ペット火葬の際は、ご遺体を葬儀場まで運んであげましょう。

葬儀場まで運ぶ際は、ご遺体が傷つかないためにもペットのサイズに合う棺や箱に入れて持ち運びます。

火葬業者によりご遺体を迎えに来てもらえることもあるため、事前に確認しておきましょう。

セレモニーでペットとお別れする

ペットのご遺体を火葬場に持ち運んだら、セレモニーが実施されます。

セレモニーはペット火葬の種類により行われない場合があるため、セレモニーの有無は事前に確認しておきましょう。

また、セレモニーはペットに感謝や今までの想いを伝えられる最後のチャンスのため、後悔のないようお別れしてください。

火葬する

ペットセレモニー後は、火葬が実施されます。個別立会い火葬であれば、火葬中も家族が見守ってあげられます。

個別立会い火葬以外の方法では、お骨だけ返骨される、またはそのまま埋葬されるため要注意です。

お骨上げをする

火葬後はお骨上げを行います。ご遺骨はそのまま供養するか自宅に持ち帰ることもできます。

お骨上げした後のご遺骨をどうするかは、事前に考えておくと良いでしょう。

ペット火葬で生前好きだったものを一緒に入れてあげよう

本記事では、ペット火葬の際に棺にエサを入れてあげられるか、また棺に入れて良いものとダメなもの、持参すべきもの、火葬の流れについて解説しました。

ペット火葬の際は、缶詰の場合は入れ物から出して、口元にエサを置いて火葬してあげられます。

COCOペットでは、飼い主様のご希望に沿って最適な火葬プランを提供しています。葬儀のプランやお見積、生前の終活のご相談も可能です。

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