「うさぎが亡くなった場合、葬儀をするべきなのかわからない」と悩んでいる方もいらっしゃるでしょうか。
うさぎに限らず、ペットが亡くなった後は何らかの方法でご遺体を処理しなければいけません。うさぎの場合は火葬を施し、状況に合わせてご遺骨を供養することが一般的です。
本記事ではうさぎが亡くなった場合の葬儀について、供養のやり方や亡くなった直後にすべき行動と合わせて解説します。うさぎの葬儀や供養方法に悩んでいる飼い主様は、ぜひ参考にしてください。
目次
うさぎが亡くなった場合は葬儀する?
うさぎが亡くなった場合、葬儀をするケースは決して珍しくありません。特にきちんと葬儀をして見送りたい場合は、民営のペット葬儀業者を利用するのが一般的です。
どのような葬儀を行うのか、料金がいくらかかるのかなどの違いがあるため、しっかりと比較して葬儀業者を選びましょう。
ペット火葬業者COCOペットでは、うさぎの火葬も承っております。24時間365日お見積もりやご相談を無料で承っております。
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そもそもうさぎの葬儀とは
うさぎの葬儀は、他のペットの葬儀と特別変わりません。大切なペットを供養する方法として徐々に普及しており、大きく分けて以下3つの火葬方法に分類されます。
- 個別火葬
- 合同火葬
- オーダーメイドの火葬
上記の中でも合同火葬が一般的な方法であり、葬儀費用の節約が可能です。ただし、他のペットと一緒に火葬することになるため、ご遺骨を手にすることはできません。
葬儀そのものを大切にしたいのであれば、個別火葬やオーダーメイドの火葬を利用するのが良いでしょう。
葬儀をしないとどうなるか
ペットの葬儀を行わない場合、当然ながらご遺体を何かしらの方法で処理しなければなりません。火葬しない場合は土葬するのが一般的ですが、衛生面で推奨されていないのも事実です。
実際、ペットの葬儀については約99%が火葬を選択しているともいわれています。上記のことから、葬儀をしない選択肢の方が稀であるといえるでしょう。
ご遺体の処理についても、適切な方法を取らなければトラブルにつながる可能性があります。基本的には、ペットが亡くなった際は葬儀をするようにしましょう。
うさぎが亡くなったら供養のやり方を考える
うさぎが亡くなってしまったら、しっかりと供養してあげる必要があります。以下では、具体的な供養のやり方として、2つの方法を解説します。
自宅の庭に埋葬する
戸建てに住んでいる人限定の方法にはなりますが、自宅の庭に埋葬するのはひとつの手段です。
自宅の庭に埋葬する際は、なるべく深い穴を掘りましょう。穴の深さが不足すると、匂いを嗅ぎつけた野生動物が掘り返してしまったり、何かの拍子に遺体が出てきてしまったりします。
また、衛生的にも良くはないため、できるだけ地中深くに埋めてあげることが大切です。なお、日本の法律では公共の場所に埋葬することはできないため、注意してください。
ペット霊園でうさぎの葬儀を行う
うさぎが亡くなってしまった際、ペット霊園でうさぎの葬儀を行うのもひとつの供養方法です。
犬や猫同様、うさぎの葬儀は全国ほとんどのペット霊園で対応しています。また、火葬炉を持っているペット霊園であれば、葬儀から火葬まで一貫して対応してもらえるでしょう。
実際にペットを亡くしてしまった人のほとんどは、火葬による供養を行っています。ご遺体の処理や埋葬についても手間がかからないため、うさぎの葬儀としてはおすすめの方法です。
うさぎが亡くなったらまずするべきこと
最愛のペットであるうさぎが亡くなってしまった際、何をすればよいかわからない人は珍しくありません。万が一うさぎが亡くなってしまったら、以下5つのことを済ませてあげましょう。
うさぎの死亡を確認する
うさぎは死んだふりをすることがあるため、まずは確実に死亡を確認する必要があります。死んだふりとは呼吸や意識はあるものの、身体が動かなくなっている状態です。
飼育下でもすることがありますが、基本的には野生化で捕食者から逃れるための本能的な行動です。飼育下でも稀に起こり、仰向けに寝た状態で気絶したように動かなくなります。
そのため、うさぎが仰向けのネタ状態になっているのを見つけたら、まずは呼吸を確認して死んだふりか死亡かを確実に見極めてください。
ご遺体を収める
うさぎが亡くなってしまったら、まずご遺体を収める必要があります。収める際は段ボールを用いて、中にタオルや毛布を敷いてあげましょう。
ご遺体を収める際、決して乱暴に扱ってはいけません。また、死後1〜2時間経過すると、ご遺体は硬直を始めてしまいます。硬直する前にご遺体を折りたたみ、安置するようにしましょう。
目や耳などにガーゼを当てる
ご遺体を収めてあげたら、目や耳などにガーゼを当ててあげましょう。ご遺体からは体液が出てくることがあり、ガーゼを当てておかないと段ボールの中が汚れてしまいます。
ご遺体が汚れてしまうこともあるため、体液はしっかり処理してあげましょう。ガーゼを当てておくべき場所については、以下の通りです。
- 目
- 耳
- 鼻
- 口
- 肛門
ご遺体を涼しい部屋へ移動させる
ご遺体を収めたり、ガーゼを当てたりした後は、ご遺体を涼しい部屋へ移動させる必要があります。
ご遺体は暑さによって傷んでしまう可能性があり、特に夏場は腐敗してしまうかもしれません。そのため、できるだけ冷暗所にご遺体を置いておくようにしましょう。
また、保冷剤やドライアイスなどを箱の中に添えてあげるのも必要な処理です。最愛のペットが最期まで綺麗な状態でいられるよう、適切な方法で処理してあげてください。
ペット葬儀を予約する
ご遺体の処理と安置が済んだら、専門の業者に連絡してペット葬儀の予約をします。ご遺体が腐敗する前に、なるべく早く予約するようにしましょう。
うさぎの場合はペット火葬業者に火葬を依頼し、ご返骨されたご遺骨を飼い主様の手で供養するケースが一般的です。火葬形式によりご返骨がない場合もあるため、火葬から供養までペット火葬業者に任せる場合もあります。
自治体に火葬を依頼することも地域により可能ですが、丁寧な火葬を望む場合は民間のペット火葬業者への依頼をおすすめしています。
うさぎの葬儀プランと費用
うさぎの葬儀プランは火葬形式と付帯サービスにより異なります。火葬形式の違いで費用やご返骨の有無が変わるため、飼い主様の予算や供養プランに合わせて選択しましょう。
以下では3つの火葬形式について、費用相場も含めて紹介します。
合同火葬
合同火葬は他のペットと共に火葬する火葬形式で、ご遺骨の判別ができないためご返骨はありません。飼い主様によるご遺骨の供養や火葬の立会いはなく、火葬当日にスタッフへご遺体をお渡しして終了となります。
うさぎの合同火葬の費用相場は16,000円となっており、他の火葬形式と比較して費用を抑えられる点が合同火葬の魅力のひとつです。
ご返骨がなく、ご遺骨の供養までペット火葬業者に任せるため、供養の時間が取れない忙しい飼い主様に向いているプランといえます。
一任個別火葬
一任個別火葬は個々のペットに対して火葬を施す火葬形式です。ご遺骨の判別が可能なため、ご返骨がある点が特徴といえます。
ご返骨の仕方はペット火葬業者によりますが、基本的には火葬後数日してからご遺骨を骨壺に納めた状態で、飼い主様のご自宅に郵送されるケースがほとんどです。
ご遺骨の供養日が決まっている場合は、事前にご返骨のタイミングを問い合わせることをおすすめします。うさぎの一任個別火葬の費用相場は22,000円となっており、ご返骨ができるプランとして人気があります。
立会い個別火葬
立会い個別火葬の大きな特徴は、飼い主様が火葬に立会える点にあります。個別に火葬するためご返骨はもちろん、飼い主様がご収骨を行うことも可能です。人間の葬儀に近い形で、より丁寧にペットを弔える点が立会い個別火葬の魅力です。
立会い個別火葬では、基本的にその場でご遺骨を骨壺に納めてもらえます。即日ご遺骨を受け取れるため、早めに供養したい飼い主様におすすめです。
費用相場は25,000円と他の葬儀プランに比べると高額ですが、最大限丁寧な葬儀を行いたいと考える飼い主様に支持されています。
うさぎの葬儀ができる場所について
うさぎの葬儀を行う場合、どこに依頼すればいいかわからないという飼い主様もいらっしゃるでしょう。
ペット葬儀を行える場所は基本的に3つの選択肢があります。以下では、うさぎの葬儀ができる場所について解説します。
ペット霊園
ペット霊園では、人間と同じようにお葬式を行えるプランも用意されています。
セレモニーや火葬、お骨上げなどもペット霊園により実施されます。そのため、人間と同じような形式でうさぎを天国へ送り出してあげたいという場合は、ペット霊園の利用がおすすめです。
ペット霊園によりサービスは異なりますが、多くのペット霊園ではご遺体のお迎えサービスがあります。
移動火葬車
自宅や思い出の場所で火葬したい方には、移動火葬車の利用がおすすめです。移動火葬車は、火葬炉が搭載された車であり、指定した場所まで来てご希望の場所でペットを火葬してくれます。
近年の移動火葬車は、黒煙や異臭も出ないように工夫されているため、近隣に迷惑をかけることもほとんどありません。
しかし、自宅の近くで動物が火葬されるのは不快だと感じる方もいます。近隣トラブルを防ぐためにも、火葬前に近隣の方に火葬のことを伝えるか、自宅付近を避けた場所で火葬するよう心がけましょう。
ペット葬儀社
ペット葬儀社は、ペットのお葬式に特化した葬儀社を指します。お通夜や告別式、火葬など、人間と同じような形式でペットとお別れできます。
また、ペット葬儀社により、ペット墓地や納骨堂などと提携している場合があり、信頼できる方法で供養できる点もメリットです。
しかし、ペット葬儀社の中には悪徳業者も混じっているため、事前に信頼できる葬儀社かどうか確認したうえで依頼しましょう。
うさぎのペット葬儀社を選ぶ際のポイント
近年では、ペット葬儀社も増えており、どの葬儀社を利用すればいいかわからない方もいらっしゃるでしょう。
大切なペットとお別れする際に悲しい思いをしないためにも、業者は事前に選ばなければいけません。以下では、ペット葬儀社を選ぶ際のポイントについて解説します。
うさぎの火葬実績があるか
ペット葬儀社を選ぶ際は、うさぎの火葬実績があるか確認しましょう。うさぎの火葬は、犬や猫よりも難易度が高く、火力調節がうまくできなかったり、火葬時間が長かったりすると、お骨が焼き尽くされてうまく残らない恐れがあります。
お骨を返してもらうつもりでいても、上記のようなトラブルがあるとご希望通りの供養をしてあげられず悲しい思いをするでしょう。そのため、火葬依頼する際は、必ずうさぎの火葬実績があるかを確認しましょう。
見積もりの内容が明確か
ペット葬儀を依頼する際に、トラブルに発展しやすいのが費用です。実際に、火葬後に見積もりの段階よりも高額な請求が行われた事例もあります。
優良な葬儀社の場合、見積もり書には具体的な金額まで記載されています。また、詳しく記載されていない内容でも、問い合わせれば丁寧に返答してくれるでしょう。
そのため、見積もり内容に不信感があったり、問い合わせても明確な返答がなかったりする場合は、依頼を避けましょう。
口コミや評判が悪くないか
ペット葬儀社に依頼する際は、口コミや評判についても確認しましょう。
ペット葬儀社のホームページを確認すると、口コミが記載されている場合がありますが、口コミは企業側が選ぶことができ、リアルなレビューを確認することは困難です。
そのため、XやGoogleなどで葬儀社のリアルなレビューを確認しておきましょう。ペット葬儀社を利用した感想は個人により異なるため、あくまでも参考程度に考えると良いです。
後悔のない葬儀をするには
以下では、飼い主様が後悔のない葬儀をするためにすべきことを紹介します。
葬儀は愛するうさぎと同じ時間を共有できる最後の瞬間です。葬儀の際に後悔が生まれると、ペットロスにつながることがあります。可能な限り、後悔のない葬儀を実現させましょう。
お花を棺に添える
お花を棺に添えることで、愛するうさぎをより丁寧にお見送りすることができます。棺の材質やペット火葬業者により、棺にお花を添えたまま火葬することも可能です。
ペット火葬業者へ火葬の依頼をする際に、事前に問い合わせて相談しておくと良いでしょう。
棺に添えるお花に人間ほど特別な慣習はないため、飼い主様の好みで選んで問題ありません。うさぎにお花の名前を付ける飼い主様も多いため、同じ名前のお花を添えることもよくあります。
慣習的な決まりはありませんが、ご遺体やご遺骨に影響を及ぼす造花や色の濃いお花は避けた方が賢明です。
ご遺骨を残して供養する
ご返骨がある火葬プランを選択し、飼い主様の手でご遺骨を供養することは後悔を残さない方法としておすすめです。火葬だけでなく、ご遺骨の供養までより丁寧な弔いを実現できるからです。
ご返骨がなく、ご遺骨の供養まで依頼できる火葬プランもありますが、寂しいと感じる飼い主様も多くいらっしゃいます。ご遺骨を飼い主様が供養することで、愛するうさぎの死や寂しさを受け入れるきっかけにもなります。
ペットロスを防ぐ方法としても、飼い主様によるご遺骨の供養はおすすめです。
ペットロスとの向き合い方
以下では、ペットロスとの向き合い方について紹介します。
愛するペットの死や葬儀において、ペットロスは付き物です。悲しみを感じることは自然なことですが、ペットロスによる精神的な負担は飼い主様が感じる以上に深刻な場合があります。
ペットロスにより体調を崩すことも少なくないため、正しい向き合い方を学んでおきましょう。
感情を無理に抑えない
ペットロスに向き合い、上手く乗り越えるコツは感情を無理に抑えないことです。愛するペットを失ったことによる悲しみや喪失感を表に出すことで、飼い主様自身の中でペットの死を受け入れることができます。
感情を抑えること自体が精神的な負担になるため、ペットロスによる喪失感と合わせて多大な負担を感じる原因になります。行動する気力が起きず、私生活に影響を及ぼすこともすくなくありません。
限度はありますが、感情を抑えずに悲しみに浸ることはペットロスと向き合ううえで大切です。
思い出のものを飾る
愛するペットとの思い出の品を飾り、ペットロスによる悲しみを美しく楽しい思い出で塗り替えることもペットロスに対する向き合い方としておすすめです。ポジティブな気持ちを持ち続けることで、ペットロスを乗り越えられます。
ペットロスやうさぎの死後を特別に意識する必要はありませんが、思い出として生前の写真などを撮影しておきましょう。
生前は目の前にいるため意外と気づかず、ペットが亡くなった後に思い出の品や生前の写真がないことに気づく飼い主様は多くいらっしゃいます。
家族や友人とうさぎの思い出を語る
ご家族や友人とうさぎの思い出を語り、共有することもペットロスの向き合い方としておすすめしています。自分以外の誰かに話を聞いてもらうことで、入り組んだ感情や悲しみに整理を付けられることは少なくありません。
誰かに思い出を語ることは飼い主様自身の感情を言語化することであるため、愛するうさぎの死を受け入れてペットロスを乗り越えることにつながります。
うさぎの死後、落ち着いたタイミングで一緒にうさぎを愛してくれた友人やご家族様と思い出話に花を咲かせてみてください。
うさぎが亡くなった場合は、葬儀業者へご相談を
本記事ではうさぎの葬儀について解説しました。うさぎが亡くなってしまった場合、葬儀をするのは珍しいことではありません。むしろ葬儀・火葬をしない割合の方が少なく、しっかりと見送ってあげるのが一般的といえるでしょう。
もしうさぎが亡くなってしまった場合は、ペットの葬儀を手がける業者へ相談してみてください。
COCOペットでは、大切なペットが亡くなってしまった際の葬儀・火葬についてご相談を承っています。葬儀のやり方や手順について疑問を抱いているなら、ぜひ一度お問い合わせください。