「うさぎの健康管理の方法がわからない」と悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。
犬や猫に比べてうさぎは飼育頭数が少ないため、健康管理に関する情報は犬や猫ほど多くありません。飼い主様がうさぎの健康管理について調べようと思っても、目的の情報に辿り着けないこともあります。
本記事ではうさぎの健康管理のやり方と共に、長生きさせるためのポイントも紹介します。うさぎの健康管理についてわからずに悩んでいる飼い主様は、ぜひ参考にしてください。
目次
うさぎの健康管理方法5選
体調不良を隠す性質を持つうさぎは、気付かぬ間に病気やけがを患っていることがよくあるため、こまめなチェックが不可欠です。以下では、うさぎの健康管理におすすめの5つの方法を詳しく説明いたします。
食事やおやつの時間を細かくチェックする
食事やおやつを与える際、うさぎの食べる様子をよくチェックしてください。食行動の異常は、病気の初期症状としてあらわれやすいためです。
うさぎの胃腸はとても繊細であり、ささいなきっかけですぐ消化器系のトラブルを発症します。うさぎによくある消化器系疾患の代表格は「胃腸うっ滞」です。
何らかの原因で胃腸の動きが鈍くなり、食欲が低下したり餌の好みが変わったりします。気付かぬまま放置すると消化器の内部にガスが溜まり、ある日突然症状が悪化することもめずらしくありません。
「食事量が減った」「いつも好んでいた餌を食べなくなった」など、食事に異変がないか、細かく気を配りましょう。
部屋の中での行動を確認する
部屋の中で過ごす様子に普段と異なる点がないか、毎日欠かさず確認してください。例えば、以下のような行動が見られた場合は、体調不良のサインかもしれないため、要注意です。
- 足を引きずるような様子が見られる
- 首が不自然に傾いている
- じっと動かずに震えている
うさぎの様子に目立った異常がなくても、何となく元気がないように感じられる際も気をつけましょう。
室内を散歩させようとしてもケージからなかなか出てこない、隅で寝そべるような姿で動く様子がないなど、様子がおかしいときは何らかの異常が発生している可能性があります。
トイレの様子を確認する
うさぎのうんちとおしっこの量や状態は、毎回把握しておきましょう。
体調不良は、排泄に大きな影響を与えるためです。例えば、おしっこや便に血が混じっている場合や軟便・下痢の際は、何らかの病気にかかっている可能性があるため、かかりつけ医に相談してください。
同じく、排泄の量がいつもより極端に減った場合や、徐々に少なくなっていく際も、消化器官や排泄器官に何らかの異常をきたしている可能性があります。
トイレの様子に異常があるからといって必ずしも病気とは限りませんが、ちょっとしたサインを見落とさないようにすることが大切です。
全身の様子を確認する
毎日、実際に体を触ってチェックすることもうさぎの健康管理において重要なポイントです。うさぎの体をチェックする際には、次のような項目を重点的にチェックしてみましょう。
- 目ヤニや涙が出ていないか
- 耳垢は溜まっていないか
- 被毛に異常はないか
- 皮膚が傷ついていないか
- お腹が張っていないか
表面上は問題なくとも、毛の下の皮膚に異常が見られたり、腹部が張っている様子だったりすることも多いため、チェックは念入りにしてください。
全身確認におすすめのタイミングは、うさぎとのふれあいの時間です。飼い主様に触れられたとき、普段とは異なる反応が返ってきたときは体調不良が原因かもしれません。
なでるときや抱っこするときなど、コミュニケーションの一環として信頼関係を深めつつ、健康状態も確認するとよいでしょう。
くしゃみや鼻水の有無を確認する
うさぎにくしゃみや鼻水の症状がないかは、毎日欠かさずチェックしてください。気になる症状が見られる際は、呼吸音を確認しましょう。苦しそうに鼻で息をする様子なら「スナッフル(呼吸器感染症)」の可能性があります。
また、くしゃみがひどくなったときや、鼻水が透明でさらさらしている状態から膿性のドロドロしたものになった場合は、炎症が悪化しているサインです。
うさぎの健康を守るために必要な飼育環境とは
うさぎの健康を守るためには、体調不良に対処するだけではなく、病気になりにくい環境をあらかじめ整えてあげることが大切です。
具体的には、温度・湿度に気を付けるほか、物理的な危険を遠ざけてあげなければなりません。
また、健康の基本となる食事内容にも配慮してあげましょう。以下で、うさぎに最適な飼育環境を整えるコツをお伝えいたします。
適度な温度や湿度の部屋で飼育する
一般的に、ペットとして飼育されているうさぎの多くは、過度な暑さや寒さが苦手です。また、急激な温度変化のある環境も厳禁だといわれています。
最適な環境は、温度18〜23℃、湿度は45〜60%です。うさぎの本来の巣である穴蔵をイメージするとよいでしょう。
少しの風でも想像以上に温度・湿度へ大きな影響を与えるため、ドアや壁にすきまがないかどうかも確認しておくことをおすすめいたします。
うさぎがかじると危ないものは近くに置かない
うさぎは、身近にあるものをかじる習性がある動物です。そのため、うさぎをケージの外から出すときは決して目を離さないようにしましょう。
かじると危ないものが無いのが一番ですが、電気コードなど、どうしても移動させられないものがあるときは、保護カバーを利用すれば危険を減らせます。
また、盲点になりやすいのが、うさぎのケージです。金属製のケージをかじることで、歯に異常をきたすこともめずらしくありません。
噛んでも問題ない木製のおもちゃを与えるなど、ケージをかじらせないような工夫を凝らしてみてください。
高カロリーな食事は与えない
うさぎは本来、草食性の動物です。与えれば何でも食べるからといって、高カロリーな食事ばかり与えると、うさぎの胃腸や歯にとってよくありません。
高カロリーな餌は嗜好性が高い傾向にあり、癖になりやすい点も問題だといえます。また、うさぎは高カルシウム尿症になりやすいため、カルシウムを多く含むフードは避けましょう。
うさぎの主食として最適な食材は、チモシーなどの干し草です。干し草は研磨効果がうさぎにとってちょうどよく、歯を健康な状態に保ってくれます。
ラビットフードやペレットを与える際は繊維質が豊富でカロリーが低いものを選び、あくまでも不足しがちな栄養の補助的な役割として取り入れてください。
うさぎの体調不良のサイン
うさぎの健康管理において、体調不良の見極めは非常に重要です。基本的にうさぎは体調不良を隠す動物のため見抜くことは困難ですが、注意深く観察すれば充分に可能です。以下で、代表的なうさぎの体調不良のサインを紹介します。
食欲が低下している
食欲の低下はうさぎの体調不良の中でも、わかりやすいサインのひとつです。胃腸が繊細なうさぎは消化器系のトラブルが多いことでも知られています。うさぎが悩まされる病気の多くは初期症状として食欲の低下が起こりがちです。
ご飯を食べた量だけでなく、食いつきにも注目してください。ペレットや牧草の片方だけ残すなど、食事のバランスも重要です。少しでも違和感を覚えた場合は、速やかに動物病院で診察を受けることをおすすめします。
毛の艶がない
毛に艶がなくなるなど、うさぎに起こる見た目の変化も体調不良のサインです。うさぎの毛並みは栄養状態の影響を強く受けます。うさぎの毛に艶がなく、毛並みが悪い場合は栄養的な健康状態が悪化している可能性があります。
うさぎの被毛に関しては毛の艶と合わせて、フケが出ていないかも確認しましょう。フケはうさぎがよく悩まされるツメダニ症の症状でもあり、他の皮膚疾患の代表的な症状でもあるからです。
日常的にスキンシップを取りながら、毛並みの変化に気付けるようにしておきましょう。
うんちやおしっこがいつもと違う
うさぎも他の動物と同様に、うんちやおしっこは健康状態を表す重要なバロメーターです。特に注目すべきポイントは、以下の4つです。
- 血が混ざっていないか
- いつもと量に変化がないか
- うんちの形状に違いがあるか
- おしっこの色に違いがあるか
異常が見られた場合は動物病院を受診すると共に、うんちやおしっこの写真を撮影しておきましょう。獣医師に見せることで診断がスムーズになるからです。直近の場合は、異常のあるうんちを持参することで、詳しい検査を受けられます。
お尻が汚れている
下痢をしているウサギのお尻は汚れていることが多々あります。うさぎの下痢は非常に深刻で、場合により命を落とす危険性もあります。注意深く観察しておきましょう。
下痢をしているうさぎは食欲が低下していることも多いため、食事にも注目しましょう。対して食欲があるうさぎのお尻が汚れている場合、肥満の可能性があります。
うさぎは栄養摂取のために盲腸便を食べますが、肥満により食べられずお尻に付着するからです。どちらの場合でもウサギの健康に悪影響であることに変わりありません。見つけ次第動物病院に相談してください。
腫瘍がある
うさぎの身体に触れることで、腫瘍を発見できることがあります。腫瘍には多くの種類がありますが、うさぎがよく引き起こすものは膿瘍です。膿瘍とは傷から発生する膿が溜まった腫瘍のことで、顔周りや特に口の付近に多く発生します。
膿瘍は治りづらいうえに食欲の低下や衰弱などにつながることも多いため、早期の特定と治療が必要です。
見た目の変化以外に、うさぎの健康管理は触れてわかることが多くあります。定期的に触れ合うことで、日々の健康状態を確認することが大切です。
うさぎの健康状態が悪化してきたら
健康管理を徹底していても、繊細なうさぎは病気になりやすいもの。うさぎの健康状態が悪化してきた場合は、すぐに医療機関を受診してください。
うさぎの健康を保つためには、ちょっとした変化を見落とさず、早めに対処することが不可欠です。
時間が経つほど症状が悪化し、取り返しのつかないことになるかもしれません。いざというとき気軽に相談できるよう、うさぎのかかりつけの病院を持っておくと安心です。
うさぎがかかりやすい病気について
うさぎがかかりやすい病気と予防法について知っておくことで、うさぎを健康的に長生きさせるための手助けとなります。
よく見られる症状も紹介するため、うさぎの健康を守るためにもぜひチェックしておきましょう。
胃腸うっ滞
うさぎは消火器系の病気にかかりやすく、特に胃腸うっ滞は、食事内容や気温の変化、ちょっとしたストレスなどで胃腸の動きが悪くなる病気です。胃腸うっ滞を発症すると、以下のような症状が現れます。
- 食欲の減退
- 便が小さく、量が少なくなる
- お腹が張っている
軽症であれば、自宅療養で回復することもあります。
しかし、1日中何も食べないといった場合や、うずくまって動かないといった場合には、急変して亡くなってしまうケースもあるため、できるだけ早い段階で受診することが大切です。
特に食欲や排便に変化が見られやすい病気なため、常日頃から食欲があるか、便に異常がないかなどを確認しましょう。
不正咬合
うさぎの歯は、ハムスターやモルモットなどと同様に歯が一生伸び続けるという特徴があり、牧草など繊維質の多い草をよく噛むことで歯を削り、適切な長さに保っています。
不正咬合は、何らかの理由で歯がうまく削れずに伸びすぎてしまい、かみ合わせが悪くなってしまう病気です。不正咬合になると、以下のような症状が見られます。
- 食欲が無くなる
- よだれが増える
- 歯ぎしりをするようになる
また、伸びすぎた歯が口内を傷つけてしまうことで、傷口から菌が入り感染症を発症してしまう場合もあるため、不正咬合はうさぎの命にも関わる病気です。
そのため、不正咬合を防ぐために、普段から牧草を多く与えるようにしましょう。特に、繊維が多いイネ科の牧草は歯の研磨効果が高いため、積極的に与えることをおすすめします。
熱中症
うさぎは毛におおわれており汗をかけず、熱がこもりやすいため、うさぎを飼育する上では熱中症に注意が必要です。
特に昨今の日本の夏場は、日中の気温が35℃を超える場合も珍しくなく、うさぎにとっては危険な暑さです。人間の場合でも死亡例がある通り、うさぎの場合でも熱中症を引き起こすと、死に至る場合があります。
動かずにぐったりしていたり、激しい呼吸をしていたりといったような熱中症を疑う症状が見られたら、できるだけ早く診断を受けてください。
また、熱中症にならないための予防も大切です。エアコンの利用や冷感プレートの設置など、熱中症対策を徹底して行うようにしましょう。
ソアホック
ソアホックは、うさぎの足の裏の被毛が薄くなり炎症を起こしてしまう病気です。
直接命に関わる病気ではありませんが、炎症による痛みで歩けなくなったり、痛みのために食欲がなくなってしまったりと、二次的な病気を引き起こすきっかけにもなります。ソアホックが起こる原因としては、以下のようなものが考えられます。
- 足に負担がかかる飼育環境
- ストレス
- 肥満
特に固い床で飼育していたり、爪が伸びすぎていたりする場合、足に負担がかかってしまうため、飼育する場所ではマットやカーペットを敷き、爪も定期的に切ってあげるとソアホックの予防になります。
また、体重が重すぎても足に負担をかけてしまうため、食事内容の見直しや運動を行うことで、健康的な体型維持を心がけましょう。
角膜炎
うさぎの目は顔の横に出ているため目に傷を負いやすい特徴があり、目の炎症である角膜炎を発症しやすいです。
角膜炎が起こる原因として考えられるものは以下があります。
- 食事の際に牧草が目にあたる
- 毛繕いの際にひっかいてしまう
- 小さなごみが目に入ってしまう
うさぎが角膜炎を発症すると、常に涙があふれたり、痛みのために目が開けられなくなったりといった症状を見せます。
悪化すると、視力が落ちてしまったり、場合によっては失明してしまったりする場合もあるため、日ごろから目元をチェックし、異常が見られたら動物病院に連れていきましょう。
そもそもうさぎの寿命とは
ここからはうさぎの年齢について、寿命やライフステージなどを紹介します。健康管理の結果として、うさぎの寿命や年齢を気にされる飼い主様は多くいらっしゃいます。
うさぎの寿命を決める全ての要因が健康管理ではありませんが、うさぎを長生きさせるコツのひとつは健康管理です。
うさぎの平均寿命
うさぎの平均寿命は5〜8年とされていますが、10歳を超えるうさぎも多くいます。なお、ギネスには18歳10ヶ月のうさぎが最高齢として登録されており、平均寿命の倍以上生きた計算になります。
うさぎの平均寿命は種類ごとに多少の違いがありますが、犬や猫ほどではありません。うさぎの種類によりなりやすい病気に違いはあれど、根本的には飼い主様の健康管理による影響の方が大きいといえます。
仮に完璧な健康管理が実現できたとしても、平均寿命を迎えることなく亡くなるうさぎはいます。飼い主様がプレッシャーを感じるほど、気にする必要はありません。
うさぎの年齢を人間で表すと何歳?
うさぎの年齢を人間で表す場合、換算される年齢はうさぎの成長段階により異なります。以下の表に、うさぎの年齢を人間で表した場合の推移をまとめました。
うさぎの年齢 | 人間の年齢 |
1ヶ月 | 2歳 |
3ヶ月 | 7歳 |
6か月 | 13歳 |
1歳 | 20歳 |
2歳 | 28歳 |
3歳 | 36歳 |
5歳 | 52歳 |
7歳 | 68歳 |
10歳 | 92歳 |
上記の表はあくまで目安ですが、うさぎの1歳は人間の20歳に相当します。なお、1歳以降は一定の変化に留まり、うさぎの1年は人間に換算すると8年になります。
7歳以上は高齢期
うさぎは年齢によりライフステージが定められますが、健康管理などの目安としても重宝します。以下の表に、年齢と対応するライフステージをまとめました。
年齢 | ライフステージ |
1歳まで | 成長期 |
4歳まで | 維持期 |
7歳まで | 中年期 |
7歳以上 | 高齢期 |
うさぎは上記のライフステージに合わせた健康管理をすることが重要ですが、高齢期は特にシビアな健康管理が求められます。体力と共に、自然治癒力も衰えるからです。
また、高齢のうさぎは自分自身で体調不良や身体の変化に気付けないことも多くあります。うさぎの代わりに、飼い主様が見つけられるように気を配りましょう。
うさぎを健康的に長生きさせるコツ
大切な家族の一員であるうさぎには、できるだけ長生きしてほしいですよね。以下では、うさぎを健康的に長生きさせるコツについて3つご紹介します。
うさぎに適した環境を準備する
うさぎを健康的に長生きさせるには、うさぎに適した過ごしやすい環境を作ることが大切です。かじり木やベッドの有無など、最適な環境はうさぎにより異なるため、少しずつ試行錯誤していくことをおすすめします。
うさぎの生活スペースの室温は18〜23度ほど、湿度については45〜60 %を目安にしてください。常に温湿度計で管理しつつ、エアコンなどで調整しましょう。湿度の変化が激しい場合は状況に合わせて除湿器や加湿器を導入して、最適な環境を維持しましょう。
ストレスをできるだけ与えないようにする
うさぎは聴覚や嗅覚が敏感なため、大きな音や臭い、温度の変化などの周囲の環境でストレスを感じやすい動物です。
特に、一緒に生活する環境では以下のようなことでもストレスを感じてしまうため、注意が必要です。
- テレビやドライヤーの音
- 焦げた魚やたばこのにおい
- いつもと違う場所
また、うさぎは寂しがりやということを聞いたことがあると思いますが、あまり構いすぎてもストレスを与えてしまう要因となるため、数時間はひとりでいる時間を作ってあげてください。
適度な運動をする
運動不足になると、肥満やストレスをはじめとした病気にかかりやすくなります。
そのため、定期的に適度な運動を行うことで、適切な体重を維持やストレスを発散させてあげることが大切です。
運動量については、特に1日どれくらいといった指標があるわけではありませんが、1日30分~2時間を目安にケージの外に出してあげると良いでしょう。
うさぎにリードをつけて外に連れ出してあげる「うさんぽ」も効果的です。
避妊および去勢手術を行う
うさぎは生殖器の病気になりやすい動物であるため、避妊・去勢手術を行うことで病気の予防につながります。
メスのうさぎの場合、4歳以上の個体の50%~80%が子宮がんになると言われています。
オスの場合でも、メスほどの確率ではありませんが、精巣炎や腫瘍といった病気や、性ホルモン関連のストレスを受ける場合もあるため、早いうちに対処が必要です。
特に生殖器系の疾患は体調の変化に表れにくいため、うさぎを健康的に長生きさせるためにも、若いうちに避妊手術を行うことがおすすめです。避妊手術の適齢は生後6ヶ月~1歳の間に受けることが望ましいとされています。
まとめ
本記事ではうさぎの健康管理を中心に、健康に長生きさせるためのポイントや注意すべき体調不良のサインなどを紹介しました。うさぎの健康管理は難しいものの、飼い主様に課せられた責務です。