「秋田犬は火葬できるのか疑問」と思っている方もいらっしゃるでしょう。実際に秋田犬を含む大型犬の火葬は困難が多く、トラブルが起こりやすいため注意が必要です。
本記事では、秋田犬の火葬において注意するべき点について解説いたします。トラブルは事前の対応や予め知識をつけることで避けられるため、ぜひご一読ください。
目次
秋田犬の火葬は可能
秋田犬を弔う上で、火葬は最も一般的な弔い方です。ルールを守れば土葬も可能ですが、秋田犬のような大型犬の土葬はかなり困難です。弔いやすく、丁寧な葬儀を行えることから火葬をおすすめしています。
しかし秋田犬を含めた大型犬の火葬は、小型犬と比較すると難しいうえに特有の注意点があります。直前になって焦らないよう、事前に把握しておくことが肝心です。
火葬当日や供養中に飼い主様の中で焦りや不安などの感情があると、愛するペットとの最後の時間に向き合えなくなります。
ペット火葬業者のCOCOペットでは、秋田犬の火葬も承っております。火葬実績も豊富で、安心して愛犬を弔えます。
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秋田犬の火葬が難しい理由
近年人気になった秋田犬ですが、飼育数は多くなく調べても情報が少ないですよね。大型犬のため、火葬ができない場所もあり心配な要因です。以下では、秋田犬の火葬について注意するべきポイントをご紹介します。
秋田犬は火葬炉に入らない場合がある
秋田犬は大型犬のため、火葬炉に収まらない場合があります。秋田犬は非常に大型で、体長が約1 m、体重が50 kgを超える個体もいるほどです。対応できない火葬業者もあるため注意しましょう。
大型犬用の火葬プランを選ぶことは大前提として、業者の実績や口コミを参考に選ぶことが重要です。秋田犬の火葬実績があると尚、良いです。
秋田犬の大きさは日本トップクラスであることを念頭に置いて、トラブルが起きにくい業者を選ぶことをおすすめします。
火葬場までご遺体を運ぶのが大変
同様の理由で秋田犬は、火葬場までのご遺体の運搬が困難です。50 kgにもなると成人女性と同等の重さのため、車でのご移動も重労働になります。
秋田犬におすすめなのが移動火葬車です。
移動火葬車とは、火葬炉が搭載されている車のことで、ご自宅や動物病院までお迎えに来ます。その後、家の前や駐車場など、飼い主様が希望する場所で火葬できます。ご遺体の運搬もプランに含まれている業者がほとんどのため、大型犬の火葬の中でも人気です。
万が一追加料金が発生する可能性を考慮して、事前に確認しておきましょう。
秋田犬を火葬するまでの流れ
以下では秋田犬を火葬するまでの流れと共に、火葬後にご返骨されたご遺骨の供養方法も紹介します。
ペットが亡くなった後は忙しく、火葬や供養について調べる時間はなかなかありません。飼い主様は事前に一連の流れを把握しておくことで、愛するペットが亡くなってからスムーズに火葬と供養まで進めます。
ご遺体を安置する
ペットが亡くなった後は、ご遺体に正しい処置を施して火葬当日まで安置します。腐敗の進行を防ぎ、ご遺体を綺麗な形で火葬するためです。ご遺体の死後硬直や腐敗が進む前に、飼い主様はできるだけ素早く安置しましょう。
手足を折りたたむ
ご遺体を発見したら、まずは手足を折りたたみましょう。
先述した通り、秋田犬は非常に大型のため火葬炉に入らない場合があります。体勢によっては無理やり押し込まざるをえません。またご遺体が左右に偏っていると、火の当たり方にムラが出て、ご遺骨が綺麗に残らない原因になります。
ご遺体は時間が経つと死後硬直し、関節も動かなくなるため、早めに姿勢を整えてください。辛い時間ではありますが、ご遺体やご遺骨のためにも適切に処置しましょう。
ご遺体を清潔にする
秋田犬などの大型犬の場合、口やお尻から体液が出ます。体液が付着するとご遺体が腐敗しやすくなるため綺麗に拭き取りましょう。
体液は体内に残った糞便や、死後硬直によりリンパ管や血管が破裂することにより出てくる液体です。秋田犬は体が大きいため、出てくる体液も多く、脱脂綿を口とお尻に詰めて体液による汚れを防ぎましょう。最後に毛並みを整えて完了です。
保冷剤やドライアイスで冷却措置
ご遺体を綺麗にしたら、保冷剤やドライアイスで冷やしましょう。秋田犬は大きいがゆえにご遺体が冷えにくく、腐敗しやすいです。中でも内臓は在来菌が多くすぐ腐敗するため、重点的に冷やしましょう。
まず、保冷剤や袋に入れたドライアイスをタオルで包んでお腹周りや首元に乗せます。その際、結露の水滴は腐敗を促進させるため、タオルや中の氷は定期的に交換してください。
冷却処置をすることでご遺体を腐らせずに保てますが、大型犬は腐敗が早いため、安置は1〜2日と短めに済ませましょう。
ペット火葬業者に連絡する
ご遺体の安置が済んだら、ペット火葬業者へ連絡して火葬の依頼をしましょう。火葬業者や飼い主様の予定もありますが、大型犬の腐敗の早さも考慮すると猶予は2日ほどです。可能な限り早めに火葬できるように調整することをおすすめします。
ご遺体の安置から火葬まで意外と時間が限られているため、ある程度は事前にペット火葬業者をリサーチしておくとスムーズに火葬まで進めます。
ペット火葬業者をリサーチする際のポイントは、秋田犬など大型犬の火葬実績です。加えて、大型犬用の火葬プランが用意されているペット火葬業者を選ぶと安心です。
ご遺体を火葬する
ペットの火葬は、以下の火葬形式に分かれることがほとんどです。
- 合同火葬
- 一任個別火葬
- 立会い個別火葬
民間のペット火葬業者へ依頼する場合、どの方法でもご遺体を丁寧に扱ってもらえます。注意すべき点は火葬形式により、ご返骨の有無が変わることです。ご返骨ができるのは、一任個別火葬か立会い個別火葬になります。
飼い主様やご家族様でご遺骨の供養を行いたい場合は、ご返骨が可能な一任個別火葬か立会い個別火葬を選びましょう。
ご遺骨を供養する
ご遺体の火葬終了後、ご遺骨を供養します。ご返骨がある火葬プランを申し込んだ場合、飼い主様の手でご遺骨を供養する必要があります。対して、合同火葬などのご返骨がない火葬形式の場合は飼い主様がご遺骨を供養する必要はありません。
自宅供養
最も一般的で、実行しやすい供養方法です。自宅でご遺骨を保管し、半永久的に手元に置いておくことから手元供養とも呼ばれます。
愛するペットを身近に感じられるほか、いつでも手を合わせられる点が自宅供養の魅力です。仏壇などの設置は飼い主様の任意のため、費用がほとんどかからない点も多くの方に選ばれている理由のひとつです。
自宅供養は亡くなったペットを身近に感じられる反面、ペットロスに陥りやすい点には注意してください。ある程度の時間が経ったタイミングで、別の供養方法に切り替えることもおすすめです。
自然散骨
ペットのご遺骨は自然散骨できます。海洋散骨や樹木葬が一般的で、飼い主様の好みで選んで問題ありません。他の供養方法と比較すると数は少ないものの、古くから親しまれている供養方法のひとつです。
自然散骨の際にはご遺骨を粉骨しますが、飼い主様自身による粉骨は精神的に厳しいこともあるでしょう。粉骨は専門の業者に依頼することも可能で、粉骨から散骨まで一連して依頼することもできます。
自然散骨する場合、他人の私有地には散骨できません。トラブルになりかねないため、散骨する場所のリサーチは入念に行ってください。
納骨する
ご遺骨の納骨は自宅供養と並ぶほど、一般的な供養方法です。基本的には納骨堂やペット霊園などに納骨します。人間と同じ感覚でペットを供養できるため、丁寧な供養を施したいと考える飼い主様に支持されています。
手元供養など、他の供養方法と比較すると管理と維持に費用がかかりますが、手間をかけずにご遺骨を綺麗な状態で保存できる点が魅力です。個別での納骨はもちろん、他のペットと一緒に納骨できる納骨堂などもあります。
アクセサリーにして残す
ご遺骨の一部を加工し、ペンダントやネックレスなどのアクセサリーにして残す供養方法も人気です。最も身近にペットの存在を感じられる供養方法といえます。
アクセサリーに使うご遺骨は一部のため、他の供養方法との併用も可能です。火葬後に残るご遺骨の量はペットにより異なるため、ご遺骨の加工は他の供養方法も含めて計画的に行いましょう。
ご遺骨の加工に違法性はありませんが、抵抗を感じる方は一定数いらっしゃいます。ご家族様の間で意見が割れた場合は、よく話し合ってから決めてください。
秋田犬の火葬は高額
秋田犬の火葬は、比較的高額になる傾向にあります。費用相場として、合同火葬が60,000〜70,000円、立会い個別火葬が100,000円程度です。なぜここまで高額になるのか、以下で紹介します。
大型犬対応の火葬会社に限定されるため
大型犬に対応している火葬業者がそもそも少ないから高額になりやすいです。秋田犬の場合、価格にこだわれるほどの業者の選択肢がありません。さらに霊園や寺院での火葬の場合、輸送サービスを依頼するため追加で料金がかかることもあります。
これらの費用は削れないため、仕方のないことだと諦めましょう。しかし、額が大きいため予め予算として確保しておくことをおすすめします。
体重が重いため
もうひとつの理由として、体重が重いため燃料代や焼却のコストがかかる点が挙げられます。ほとんどの火葬業者の料金設定は、犬種ごとではなく体重を基準として料金が確定します。
同じくらいの大きさのドーベルマンが29〜41 kgであるのに対し、秋田犬は34〜50 kgと、他の犬種と比較しても重量感があります。この重さが火葬の費用と直結しているため高額になります。
秋田犬の体重が重いのは仕方のないことです。費用は高額になりますが、丁寧に弔いましょう。
ペット火葬業者の選び方
秋田犬を含め、大型犬の火葬には特殊な側面があります。トラブルを回避するためにも、ペット火葬業者を選ぶ際には細心の注意を払ってください。以下では、ペット火葬業者の選び方を3つの項目に分けて紹介します。
大型犬が対応しているか確認する
前提として、大型犬の火葬に対応している火葬業者か確認しましょう。小型犬用など一般サイズの火葬炉では大型犬のご遺体が入らないためです。
火葬直前になってご遺体が火葬炉に入らず、ペット火葬業者と飼い主様の間でトラブルになることも少なくありません。
公式サイトなどで大型犬のご遺体に対応しているか確認したうえで、ペットの実際のサイズを伝えて問い合わせてみることをおすすめします。
口コミを確認する
口コミを見ることで、ペット火葬業者の火葬実績や対応を確認できます。小型犬よりも大型犬の火葬の方が要求される火葬技術が高いため、ペット火葬業者により火葬後のご遺骨などに違いが生まれます。
公式サイトの口コミに加えて、第三者的なサイトに載っている口コミも確認しておきましょう。より客観的な視点で口コミが掲載されているため、リアルな情報を得られます。
なお、最も信用できる口コミは大型犬の火葬経験がある友人に聞くことです。実体験の情報を得られるため、自分が火葬を依頼する際のイメージをしやすくなります。
料金体系を確認する
予期せぬトラブルを避けるため、料金体系は詳細まで確認してください。ペット火葬業者と飼い主様の間で、火葬料金にまつわるトラブルが頻発しているからです。また、料金体系の明朗さはペット火葬業者を選ぶうえでの大事な指標にもなります。
ペットの火葬料金は大きさと体重により異なることが一般的です。秋田犬は大きさに対して体重が重いため、火葬料金を予測しづらい側面があります。
火葬料金を問い合わせる際には、大きさと共に体重も忘れずに伝えて詳細な費用や内訳を確認しましょう。
まとめ
本記事では秋田犬の火葬における注意点を解説いたしました。
秋田犬は大型犬の中でも体重が重く、火葬でのトラブルや困難が多い傾向にあります。しかし、大切な家族はきちんと丁寧に弔いたいですよね。今回ご紹介した注意点に留意することで、いざという時に迅速に対応できます。
COCOペットでは、秋田犬などの大型犬の火葬も承っており、実績も豊富です。お電話にて24時間365日いつでもご予約・お問い合わせを受け付けております。どうぞお気軽にお問い合わせください。