「毎日の散歩を楽しみにしていたのに、突然愛犬が散歩に行きたがらなくなってしまった」
そんな突然の出来事にどうすればいいのか悩んでいる飼い主さんもいるかもしれません。つい先日まで好きだった散歩を嫌がる場合は、何か理由がある可能性があります。

この記事では愛犬がなぜ突然散歩に行きたがらなくなったのか、その理由や対処方法をご紹介します。愛犬が散歩を嫌がる原因を知って不安を取り除いてあげましょう。

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愛犬が突然散歩に行きたがらなくなる原因

愛犬が突然散歩に行きたがらなくなる場合、いくつかの原因が考えられます。

首輪やハーネスが合っていない

もしかすると首輪やハーネスの大きさが愛犬にあっていないのかもしれません。愛犬の首に対して首輪やハーネスの大きさが合っていないと愛犬が苦しいと感じることがあります。

また、首輪やハーネスの固い部分が当たって痛かったり、紐が擦れてしまい靴擦れのような炎症を起こしたりしている場合もあるため注意が必要です。

なお子犬の場合は、適切なサイズでも首輪やハーネスを付けること自体に慣れておらず、散歩を嫌がることもあります。

気温が暑すぎたり雨で地面が濡れたりしている

そもそも犬は体温調節が苦手な動物です。気温が暑すぎる場合、体温調節しきれず散歩を嫌がる場合があります。特に小型犬は頭と地面が近いため、太陽の照り返しを受けやすい状態です。夏の暑い時期は熱中症になりやすいため注意してあげましょう。

また、子犬やシニア犬の場合も注意深く見てあげる必要があります。

さらに雨で地面が濡れていると散歩を嫌がる子もいます。愛犬が嫌がる季節や天候がないか一度確認してみましょう。

ケガや病気をしている

今までは散歩を喜んでいたのに突然嫌がるようになった場合は、もしかするとケガや病気が原因かもしれません。足をケガしていたり、体調不良だったりする可能性があります。また年を重ねると関節疾患を発症しやすくなります。

犬はとても我慢強い動物です。痛みを隠すこともあるため、少しでも異変を感じたら病院へ連れていくようにしましょう。

そもそも犬にとって散歩が必要な理由とは?

そもそも犬にとって散歩が必要な理由とは?

愛犬を散歩に連れていくことはとても大切です。ではなぜ散歩をする必要があるのでしょうか。ここからは犬にとって散歩が大切な理由を解説していきます。

運動不足を解消するため

1つ目の理由は、犬の運動不足を解消するためです。外では自由に身体を動かしたり走ったりできるため足腰が鍛えられ、心臓の働きも強くする効果が期待できます。また、ストレスの発散にもなります。

コミュニケーションを図るため

2つ目の理由は、愛犬と飼い主がコミュニケーションを図るためです。犬はもともと群れで暮らす動物です。散歩は愛犬と飼い主がコミュニケーションを図る絶好の機会となっています。散歩中に愛犬が飼い主の顔を見上げたとき、やさしく見つめ返してあげると信頼度もアップするでしょう。

気分転換のため

3つ目の理由は、愛犬の気分転換になるからです。散歩することで視覚や聴覚、そして嗅覚などが刺激されます。外に出れば、室内だけでは感じることのできない匂いや景色などの刺激を感じることもできます。さまざまな刺激を受けることでリフレッシュでき、ストレス解消につながります。

「関連記事:愛犬の健康に効果的な散歩の方法|散歩をする必要性とメリットを紹介!

愛犬が突然散歩に行きたがらないときの対処方法

愛犬が突然散歩に行きたがらないときの対処方法

ここからは愛犬が突然散歩に行きたがらなくなったときの対処方法を解説します。

首輪やハーネスを変えてみる

まずは愛犬の身体と首輪のサイズが合っているか確認しましょう。もしサイズがあっていない場合は、新しい首輪やハーネスを用意します。また、新しい首輪に変えてから散歩を嫌がり始めた場合は、前に使っていたものに戻してみましょう。

首輪を愛犬の首に付けた際、飼い主の指1本が首と首輪の間に入れられる程度のゆるみがある状態がベストです。

散歩の時間帯やコースを変えてみる

散歩のコースや時間帯を変えてみるのも一つの対処方法です。もし愛犬が特定の場所で散歩を嫌がる場合は、散歩コースを変更してみましょう。愛犬にとって何か怖い思いをした場所なのかもしれません。また、散歩コースを変えることで愛犬の好奇心を刺激しながら楽しんで散歩ができます。

暑すぎる、雨で地面が濡れているからなど、天候や気温が原因で散歩を嫌がる場合は、時間帯を変えて散歩してみましょう。特に夏場は日中の気温が高いため、気温が比較的涼しい早朝か夕方に散歩するのがおすすめです。その際は、できるだけ日陰の場所を選んで歩いてあげるようにしましょう。なお、夜は涼しいですが、周りが暗くて見えにくくなることから不安になることもあるため注意が必要です。

ご褒美を用意する

散歩中におやつなどのご褒美を与えるのもよいでしょう。散歩中、もし苦手なものに遭遇したら一度愛犬の名前を呼んでこちらに注目させます。そのあと「お手」「待て」などをして、おやつをあげることで徐々に散歩の印象を良くする効果が期待できます。

おやつにあまり興味がない場合は、音が鳴るおもちゃでも問題ありません。

まとめ

今回は、愛犬が突然散歩に行きたがらなくなった際に考えられる原因や対処方法を紹介しました。原因としては考えられるのは「首輪のサイズがあっていない」「気温や気候が関係している」などです。愛犬が嫌がる理由に合わせて対処していくようにしましょう。

もし原因が見つからないときは、体調不良やケガをしている可能性もあります。いつもと様子が違うなと思った場合は、一度病院に連れていくようにしましょう。