「ペットの火葬や葬儀の際に、喪服を着用した方が良いのだろうか」と悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

葬儀や火葬は、愛するペットとの最後のお別れです。ペット葬儀は人間の葬儀と異なり、厳密なルールやマナーはありません。しかし、せっかくなら最低限のマナーに則り、適切にお別れをしたいですよね。

本記事ではペット火葬の際に着る服装や葬儀のマナーについて解説します。ペットをきちんとお見送りしてあげたいと思う飼い主様はぜひ参考にしてください。

ペット火葬で喪服を着る必要はある?

ペット火葬で喪服を着る必要はある?

結論、ペット火葬では最低限のマナーを守っていれば、特に服装を気にする必要はありません。ペット火葬は人間の火葬と異なり、宗教のルールやマナーがないためです。

しかし、火葬を執り行う場所により、ふさわしい服装があることも事実です。ご家族のみで移動火葬車の中で執り行う場合などは、服装を気にする必要はありません。

公共の場で行われる火葬では周囲の目もあるため、喪服を着用するか、暗い色の落ち着いた服装を選びましょう。

ペット火葬場所別の服装マナー

ペット火葬を行う際に最低限のマナーを守っていれば服装を気にする必要はございません。しかし、火葬を行う場所によりふさわしい服装があるのも事実です。場所別に4つ解説します。

人間の火葬場が併設された施設

人間の火葬場が併設された施設では、喪服を着用しましょう。当たり前ですが、人間の葬儀では喪服を着ることが一般的です。喪服を着ていない場合や、派手な服装の場合は不快に感じる方もいらっしゃるかもしれません。

喪服を用意できない場合、男性は黒のジャケット、女性は黒のワンピースなど落ち着いた服装を選びましょう。周囲の人々が不快な気分になることを避けられます。

ペット霊園

ペット霊園で火葬を行う場合、特に服装の規定がありません。家族のみで火葬を行うのであれば、基本的に露出の少ない黒を基調とした服装で問題ないです。

一方で親族や友人のペット葬儀に参列する場合は、喪服が望ましいです。喪服以外の格好で行くと、相手に不快な思いをさせてしまいます。心配な方は、事前にお相手に服装を確認すると良いでしょう。

ペット霊園での火葬では、周囲の環境に合わせて服装を選ぶことが大切です。派手な色の服やジーンズなどはなるべく避けましょう。

自治体での火葬

自治体での火葬は厳密には供養でないため、服装は自由です。大切なペットのご遺体であっても、自治体での扱いとしては「一般廃棄物」に含まれるためです。

基本的に自治体での火葬は、ご遺体のお渡しのみです。飼い主様やご家族のみであるため、服装やマナーに気を使う必要はありません。自治体での火葬は供養にはなりませんが、せめて気持ちだけはペットにしっかり伝えるようにしましょう。

一部の自治体では丁寧な個別火葬や合同火葬も行っています。予め住んでいる自治体の行う火葬について調べておくと良いでしょう。

訪問火葬

訪問火葬の場合は、服装にこだわる必要はありません。極論私服やジーンズでも問題ないです。私有地や家の前で、家族だけが参加する形式で行われるためです。

訪問火葬の多くは、移動火葬車にて行われます。移動火葬車とは、火葬炉を搭載した車のことです。家族のみで家の前や駐車場で行われるため、周囲の目がありません。家族だけでリラックスした格好でお別れできるでしょう。

COCOペットでも火葬車にて個別火葬を行い、可能な限りペットとの思い出の地で火葬できるように努めています。飼い主様が心地よく感じる服装を選び、ペットへの最後の別れを大切にしましょう。

ペット葬儀に参列する時の注意点

ペットの葬儀に参列する際の服装に関する注意点

ペット葬儀のマナーや服装は、厳密な正解はありません。しかし、周囲の方に不快な思いをさせないためにも、最低限のマナーを守りましょう。

以下ではペット火葬において守るべき最低限のマナーを3つご紹介します。

動物の素材が使用された製品は身につけない

動物の毛皮や革を使用した製品は身につけないようにしましょう。一部の人々にとって殺生を連想させる可能性があるからです。

特に多くの人が冬場になると毛皮やファーのついたコートなどを着用することが多く注意が必要です。

また、コートやジャケット、靴やベルトには革の素材が多く使われています。たとえフェイクの素材でも他の参列者を不快な気持ちにさせてしまう可能性もあるため、葬儀では避けるようにしましょう。

派手な化粧やアクセサリーを控える

ペットの葬儀に参列する際は、服装だけでなく化粧やアクセサリーにも注意しましょう。派手な化粧や過度なアクセサリーは、葬儀独特の静かな場の雰囲気を壊す可能性があります。

大きすぎるイヤリングや真っ赤なリップなどは葬儀にミスマッチです。人により、失礼と捉える方もいらっしゃいます。

化粧をする際はナチュラルメイクが最適です。ブラウン系のアイシャドウや薄づきのチークやリップを使用し、アクセサリーは控えめな1連のパールなどにしましょう。ロングタイプや連なったものは目立つため避けるべきです。

葬儀は愛するペットと最後のお別れをする場所です。TPOをわきまえた服装を選びましょう。

香りが強いものの使用は避ける

香水など香りが強いものの使用は避けるべきです。お線香の香りを邪魔してしまいます。

お線香を焚く理由として、身を清める意味合いや「ここで手を合わせているよ」とペットにわかるようにするためとされています。

強い香りのものは、お線香の香りをペットに届きにくくさせてしまいます。以下のものは、日常的に使用していたとしても避けましょう。

  • 香水
  • 香りの強い柔軟剤
  • 香りの強い整髪料やスプレー

葬儀の日はできるだけ無香料のものを選ぶと良いでしょう。

ペット火葬や葬儀のマナー

香水など香りが強いものの使用は避けるべきです。お線香の香りを邪魔してしまいます。

お線香を焚く理由として、身を清める意味合いや「ここで手を合わせているよ」とペットにわかるようにするためとされています。強い香りのものは、お線香の香りをペットに届きにくくさせてします。以下のものは、日常的に使用していたとしても避けましょう。

•	香水
•	香りの強い柔軟剤
•	香りの強い整髪料やスプレー

葬儀の日はできるだけ無香料のものを選ぶと良いでしょう。

ペット火葬や葬儀はペットとの最後の時間です。後悔の残らないよう、以下の基本的なマナーを3つ押さえておきましょう。

お焼香

お焼香は宗派により正確な回数が異なります。不明確な場合は、1回だけお焼香すると良いでしょう。宗派による回数の違いは以下の通りです。

  • 真言宗:3回
  • 曹洞宗:2回
  • 臨済宗:1回
  • 浄土宗:1~4回
  • 日蓮正宗:3回

心配な方は、事前にお焼香の回数をスタッフに確認しておくと安心です。お焼香はペットへの最後の別れを伝える重要な儀式のひとつです。周囲の参列者に気を配り、静かな雰囲気を保つようにしましょう。

お骨上げ

お骨上げでは、ペットのご遺骨を1つずつ骨壷に入れていきます。1つずつ感謝をこめて丁寧に拾い上げるのがマナーです。

亡くなったペットのお骨を見ることがつらい飼い主様もいるでしょう。お骨上げがつらい場合や飼い主様が行うのが難しい場合は、施設スタッフが代わりに行ってくれる場合もあります。お骨上げは大切な儀式ですが、無理せずにご自身の感情を優先しましょう。

香典

ペット火葬で香典を送る習慣はありません。人間のお葬式とは異なるため、渡すとむしろ相手を困惑させる場合があります。香典返しについても考える手間を与えてしまうため避けた方が良いでしょう。

しかし、親族や親しい知人のペット葬儀に参列した場合、香典を送るか悩まれる方もいらっしゃるかと思います。ペット火葬では香典の代わりに、お悔やみの言葉や軽いお菓子などを送ってあげましょう。

しかし、ペットを亡くされてすぐには気持ちを整理できていないかもしれません。後日、ゆっくりお話を聞いてあげるなどの配慮が必要です。

ペットの火葬や葬儀に必要な持ち物

ペットの火葬や葬儀に必要な持ち物

ペット葬儀や火葬で必要な持ち物がわからない方も多いのではないでしょうか。以下では葬儀に参列する際に役立つ持ち物をご紹介いたします。

ハンカチ

ハンカチは涙を拭うためや手を洗った後に水気を拭き取るために必要です。

葬儀の雰囲気に合わせて、白やグレーなどシンプルなデザインを選ぶと良いでしょう。タオル生地のハンカチはカジュアルな印象を与えるため、避けた方が無難です。

ハンカチは葬儀だけでなく、日常的なマナーの観点からも葬儀会場に持っていくべきです。

数珠

数珠はご焼香時に使用します。必ずしも使用するわけではありませんが、念のため持っておくと良いでしょう。

特に寺院やペット霊園で宗教者をお招きした葬儀では必要になります。数珠はかさばるものではないため、鞄に入れておきましょう。

また、一般的な数珠には宗派によって種類が異なりますが、ペットの葬儀では関係ないため、普段使っている数珠を持参することで問題ありません。

お供物

お供物はペットの好きなおやつや、手紙、写真などが望ましいです。

お供物を棺に入れる場合は、おやつを紙皿や紙コップに出してあげると良いでしょう。おやつの包装はプラスチックのため、ご遺体と一緒に燃やせないからです。

5-4.棺に入れるお花

ペットの棺に入れるお花を持っていくと、飼い主様や亡くなったペットも喜ぶでしょう。

棺に一緒に入れるお花は、以下がおすすめです。

  • カスミソウ
  • マーガレット
  • スイートピー
  • チューリップ
  • ガーベラ

ご遺体に色が移る可能性があるため、色が濃い花や花粉の多い花は避け、飼い主様の好みやペットのイメージカラーに合わせてお花を選びましょう。

ペット火葬の当日までの流れ

ペット火葬の当日までの流れ

ペットとのお別れは突然です。飼い主様の中には動揺して、パニックになる方も多くいらっしゃいます。事前に火葬までの流れを知っておくことで、落ち着いて適切な行動を取れます。

ペットの死亡を確認する

まずはペットの死亡を確認しましょう。

本来であれば獣医師による診察が確実ですが、自宅で亡くなった場合には、ご自身で判断する必要があります。

ペットが亡くなっているかどうかは以下の3点を確認しましょう。

  • お腹に手を当ててみて、呼吸が停止しているか
  • 心臓のあたりに手を当ててみて、心拍が停止しているか
  • 目に光を当てて反応が返ってくるか

上記3つとも反応がなかったり停止していたりする場合は、残念ながら死亡している可能性があります。

ペット葬儀社に連絡する

ペットを看取ったら、ペット火葬に対応している業者に連絡をとりましょう。ペットの葬儀社は、様々あるため葬儀形態やプランの内容にも大きな差があります。飼い主様やご家族の希望通りの葬儀社を見つけるためにも、複数の葬儀社について調べて目星をつけておくと良いでしょう。

もし亡くなってから葬儀社を調べると、バタバタして満足のいく葬儀ができない可能性もあります。考えたくない内容ですが、生前のうちから葬儀の希望や葬儀社の選択肢を予めピックアップしておくことがおすすめです。

また、ご遺体は時間の経過とともに腐敗します。冬場は2〜3日後、夏場は1〜2日後を目安に火葬しましょう。

ご遺体を適切に安置する

ペットのご遺体は放っておくと腐敗が進みます。亡くなった後に適切に処置をすることで、ご遺体を綺麗に保ったまま安置できるでしょう。

  1. ご遺体の手足を折りたたみ、小さく眠っている姿勢にする
  2. お尻の穴などから出てきた体液や便を拭き取る
  3. ブラッシングをして大まかな汚れを落とす
  4. ペットシーツの上にご遺体を置く
  5. 氷嚢や保冷剤などでご遺体を冷やす
  6. 直射日光の当たらない涼しい場所にて安置する

特に夏場は、ご遺体の腐敗が進みやすいです。腐敗しやすい内臓を重点的に冷やし、冷房をつけることで腐敗を抑制できます。最後まで綺麗なペットとお別れできるように辛い時間かもしれませんが、ご遺体は適切に処置しましょう。

火葬を執り行う

予約した日時に火葬が執り行われます。移動火葬車の場合はご自宅までお迎えが来ますが、ペット霊園などの場合はご遺体と一緒に移動する必要があります。火葬の内容はプランにより異なりますが、大まかには以下の通りです。

  1. ご遺体と一緒に火葬場所に向かう
  2. 葬儀を執り行う(読経・焼香など)
  3. ご遺体を火葬する
  4. お骨上げをする
  5. ご返骨(プランによっては後日返却されます)

葬儀当日の不明な点は、業者に確認すると親身に教えてくれます。

ペット火葬の依頼先

ペット火葬の依頼先

ペットの火葬を依頼できる場所は大きく3つあり、それぞれ提供しているサービスが異なります。

ペットの火葬を悔いなく行うためにも、どのような依頼先があるのかを把握し、ご自身の考えに寄り添ってくれる依頼先を見つけておきましょう。

地方自治体

お住まいの地方自治体に依頼することで、ペットの火葬が行えます。

地方自治体での火葬は、他のペットや野生動物と一緒に火葬する合同火葬が一般的で、火葬にかかる費用を抑えられるメリットがあります。

依頼先の自治体にもよりますが、費用の相場は、1,000円~10,000円程度の場合がほとんどであるため、「できるだけ費用を抑えて火葬したい」という希望を叶えられます。

ただし、自治体による火葬にはペットに対する弔いという考え方ではなく、あくまで「一般廃棄物」としての処理という考え方に基づいて行われます。

そのため、火葬後はごみと一緒に埋め立てられるため、火葬後のご遺骨の返却が無く、その後の供養が行えないというデメリットもあります。

火葬後もしっかり供養してあげたいと考えている方は、自治体以外の依頼先を検討するようにしましょう。

ペット霊園

ペット霊園では、ペット専用に作られた火葬炉があり、大きさに関わらず火葬ができます。

また、ペット霊園では、火葬施設だけではなく、ペット専用のお墓や納骨堂など、火葬後の供養についても同時に依頼できる点がメリットです。

また、ペットを見送るための斎場も併設されていることが多く、飼い主様の希望に応じてお別れのセレモニーや、僧侶様による読経などを行えるため、飼い主様毎のニーズに応えられる点も大きな特徴です。

一方で、ペット霊園は郊外に所在している場合が多く、お住まいの場所によっては、ペットの持ち込みやお墓参りのために長い距離を移動する必要があります。

そのため、足腰の弱いお年寄りの方や、頻繁に通えない方には、利用が難しくなってしまうこともある点に注意しましょう。

ペット火葬業者

ペット火葬業者では、主にご自宅にて火葬を行う「訪問火葬」を主に行っています。

火葬プランが豊富にあるため、飼い主様の火葬に対する希望をしっかりとヒアリングし、最適なプランを提供してくれることが大きな特徴です。

また、火葬後の供養についても相談できる場合が多く、供養のためのペット霊園の紹介や、ご遺骨の返却など、飼い主様が叶えたい供養の形を最大限サポートします。

注意すべき点としては、ペットの火葬業者はインターネット上に数多くあり、中には悪質な業者も存在しているため、口コミや実績などを事前に確認し、信頼できる業者かどうかを見極める必要があります。

ペット火葬業者のCOCOペットでは、ペット葬儀に関するご相談を24時間365日受け付けています。

動物葬祭に関する有資格者が多数在籍しており、飼い主様とペットの両方に寄り添えるサービスを提供しているため、多くのお客様より好評の声を頂いております。

相談については無料で実施できるため、お気軽にお問い合わせください。

COCOペットの無料相談(24時間365日受付)はこちらから

COCOペットの訪問火葬プランについてはこちらから

ペット火葬の主な種類

ペット火葬の主な種類

ペットの火葬では主に3種類の方法があります。それぞれの特徴を押さえた上で、どの火葬方法がご自身の考えに合っているかを判断しましょう。

合同火葬

合同火葬は、他の飼い主様のペット達と一緒に火葬する方法です。

同じ火葬炉で一度に数匹のペットを火葬し、共同墓地に埋葬するため、火葬にかかる人件費や費用が少なく済むことから、他の火葬方法と比べて料金が安い傾向にあります。

また、天国でも他のペットと一緒に楽しく過ごして欲しいといった想いから、合同火葬を選択する飼い主様も増えています。

一方で、合同火葬では火葬後のご遺骨が混ざり合ってしまうため、ご遺骨は基本的に返ってこない点に注意が必要です。

火葬にかける費用をできるだけ抑えたい、天国でも友達と暮らして欲しいとお考えの方に合同火葬はおすすめの選択肢です。

一任個別火葬

一任個別火葬は、火葬場のスタッフにペットのご遺体を預け、火葬からお骨上げまでの工程を行ってもらう火葬方法です。ペットを預けてから当日~数日以内に火葬を行います。

合同火葬と違い、ペット単体で火葬してくれるため、ご遺骨が飼い主様の元に返ってくるため、火葬後の供養もしっかり行いたい方にはおすすめの火葬方法です。

また、ペットをスタッフに預ければ、後は火葬してくれるのを待つだけなので、忙しくて火葬に立ち会える時間がないといった方にもおすすめです。

ただし、ご遺体をスタッフに預けた後は、火葬を一任するため、飼い主様による立会いやお骨上げができませんので、事前にお別れは済ませておきましょう。

立会い個別火葬

立会い個別火葬は、ペットの火葬からお骨上げまでのすべての工程において飼い主様が立会ってあげられる火葬方法です。

プランによっては、お別れのセレモニーや僧侶様による読経も行ってくれます。また、火葬後には飼い主様ご自身でお骨上げをして骨壺に納めていくため、ペットのとのお別れの時間をゆっくり過ごせます。

他の火葬方法に比べてサービスが充実している分、料金は高くなりますが、大切なペットに最後まで寄り添ってあげたい、しっかりと見送ってあげたいとお考えの方には、立会い個別火葬がおすすめです。

火葬が終わったら供養をする

人間と違い、ペットは供養方法が決まっているわけではありません。ペットを思って悔いなく供養することで、飼い主様の気持ちが安らぐことが何よりも大切です。以下では一般的に行われている供養の方法を紹介します。

自宅で供養する

ペット供養の方法で最も一般的なのは、自宅に祭壇を設けてペットの遺骨を祀る「自宅供養」です。省スペースなペット供養の仏壇なども販売されており、飼い主様もご家族も、いつでも手を合わせられます。

デメリットとしては、ペットロスが長引く可能性が挙げられます。心配な方は四十九日を目安に自宅供養をやめて、他の供養方法に切り替えると良いでしょう。

また近年では、アクセサリーなどにご遺骨を納めて持ち歩く「手元供養」も人気を集めています。ペットを身近に感じられ、スペースもとらないことでも人気です。

お寺などに納骨する

お寺や霊園で火葬し、そのまま墓に納骨するケースも増えています。お墓の種類も多岐に渡るため、飼い主様のご希望に沿う種類を選びましょう。

  • 合祀墓:他のペットと一緒に納骨
  • 個別墓:個別で納骨
  • 納骨堂:室内の棚に遺骨が収められる
  • 家族のお墓に入る:すでにお持ちのお墓に収められる

私有地に埋骨する

ペットの骨をお庭に埋める「埋葬」も可能です。法律上、ペットの埋骨は私有地であれば問題ありませんが、いくつか注意しなければならない点があります。

ペットのご遺骨が分解されるのに約100年かかります。ペットを埋骨後、引っ越しや不測の事態で土地を手放すときにご遺骨が残ってしまうため、ご遺骨を掘り返しが必要です。

自然散骨する

自然散骨とはご遺骨をパウダー状に粉骨し、自然へ撒くことをいいます。

散骨の方法も、山林葬や海洋葬、空中葬など、散骨する場所によって違いがありますが、ご自宅のお庭や思い出の地、海や山などの美しい場所を選ばれることがほとんどです。

例えばお散歩が好きな犬であれば、山や原っぱに散骨することで、いつまでも楽しく大自然を駆け巡っている姿が思い浮かびますよね。ペットが生前好きだった環境を考慮して場所を選ぶと、喜んでもらえるでしょう。

自然散骨を行う際は、必ず業者を通して行ってください。勝手に行うことは法律で禁止されているため注意が必要です。

ペット火葬でよくある質問

ペット火葬でよくある質問

ペット火葬については初めての方も多く、不安や疑問に思っている点もたくさんあるでしょう。

以下ではペット火葬についてよく上がる質問についてまとめました。今後の参考にしていただければ幸いです。

ペットの火葬に宗教は関係する?

結論から申し上げると、ペットに宗派はないためご希望の宗教で行うことはできます。例えば土葬が一般的なクリスチャンでも、ペットの葬儀は火葬でも埋葬でも問題ありません。

飼い主様の好きな方法で供養してあげることが重要です。ただしペット葬儀業者によっては引き受けてもらえない場合もあります。念の為確認しておくとトラブルが少なく済みます。

ペットの火葬で会社を休んでいいのか?

親族が亡くなった時は忌引き制度がありますが、ペットが亡くなった場合は適応外です。

ペットに対する扱いは会社や個人によって大きく異なり、「ペットは家族」と理解してくれるところもあれば、「ペットが亡くなったくらいで」と思われることもあります。

いずれの場合でも多様な考えがあることを踏まえて、どのようにして会社を休むか考えましょう。どうしても休めない場合は火葬日の変更を検討してください。

ペットに対しては、飼い主様にしか分からない思いがあります。お別れに悔いが残ると、生涯にわたって辛い気持ちが続くことも珍しくありません。事情をしっかり話して休むことも選択肢の1つです。

暦を気にした方が良い?

ペット火葬の場合は、暦を気にする必要はありません。暦の中の六曜は、中国から日本伝来したとされ、時間・方角・日にちなどの運勢についての考え方です。

ペット火葬でも日にちを決める際、その日が「友引」にあたると気にされる方がいらっしゃいますが、ペットの火葬には関係ないため気にする必要はありません。

関係ないとはいえ、やはり仏滅や友引などを気にする方もいらっしゃるでしょう。どうしても縁起の悪さを感じてしまう方は、暦に合わせて火葬しても問題ないでしょう。飼い主様が後悔しないような選択をすることが重要です。

服装やマナーを守ってペットをお見送りしましょう

今回はペット火葬の服装やマナーについて解説いたしました。

ペットのお見送りにおいて、喪服を無理に着る必要はありません。しかし、TPOを守った身だしなみを心がけることが重要です。ペットのお見送りの際に服装やマナーで他の参列者から不快に思われないよう配慮しましょう。

COCOペットでは、ペットの火葬を承っています。移動火葬車による訪問火葬を行うため、普段着のままリラックスした状態でペットをお見送りできます。さらに、お花と個別火葬のセットプランも用意されており、きれいなお花を棺に入れてお見送りできます。24時間365日お問い合わせ可能なため、お気軽にご相談ください。

COCOペットの無料相談(24時間365日受付)はこちらから

COCOペットの訪問火葬プランについてはこちらから