「ペット火葬において、棺などに写真を入れるべきなのかわからない」と悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
愛するペットの火葬はできるだけ丁寧に、後悔がないようにしてあげたいと思いますよね。思い出の写真を入れて、安らかに天国へ旅立ってほしいと考える飼い主様は多いはずです。
本記事では写真も含めて、ペット火葬で副葬品を選ぶ際の注意点を解説しつつ、副葬品としておすすめのアイテムも紹介します。副葬品を選ぶ際の参考にしてください。
目次
ペットの火葬で写真は入れるべき?
結論として、ペットの火葬時に写真を入れても良い場合が多いですが、写真を入れる際は2つ注意点があります。以下で、写真を棺に入れる意味と、写真を入れる時の注意点について解説します。
しかし、場面や宗派、葬儀場などにより、ルールが異なることもあるため不安な方は、直接ペット火葬業者に問い合わせる方法が確実です。
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家族との最後の思い出として写真を入れることが多い
天国への旅立ちが寂しくないように、ペットの火葬で写真を入れる飼い主様がいらっしゃいます。
大好きだったペットとの別れ。天国に行っても家族との日々を忘れないようにという思いで、元気だった頃の家族との写真を一緒に持たせてあげましょう。
また、ペットの火葬で棺に入れた写真と同じものを持っておく方もいます。天国にいるペットとずっと一緒にいるという気持ちになれるため、寂しい気持ちを和らげてくれます。
写真を棺に入れる際の注意点
写真を棺に入れる際は、事前に普通紙にプリントしたものを入れるようにしましょう。
写真用紙のまま棺に入れてしまうと灰になり燃え残る場合があるため、普通紙にプリントするとお骨をきれいな状態に保てます。
また、生きている方の写真を火葬すると、あの世に呼ばれるという迷信があり、不快に思う方もいらっしゃいます。そのため、写真を火葬する際は、事前に写っている人に許可を取りましょう。
ペット火葬で写真以外を棺に入れる
ペットの火葬の際、写真以外にもおやつやお花など入れると、ペットが喜んでくれるでしょう。以下で、写真以外の棺に入れられるものを解説します。
生前好きだったご飯やおやつ
天国でも大好きなものを食べられるようにという思いから、ペットが生前好きだったご飯やおやつを一緒に棺に入れて火葬できます。
あまり大量に入れてしまうと、火葬の際に燃え残る可能性があるため、少量をティッシュで包んで、口元に添えてあげると良いでしょう。以下で、飼い主様が火葬前によく持ち込まれるご飯やおやつについて解説します。
缶詰
缶詰が好きだったペットのため、缶詰をご持参していただく飼い主様もいらっしゃいます。
しかし、缶詰は金属類のため、一緒に火葬できません。中身を少量ティッシュに包んだり、紙皿に出したりすることは可能です。
ジャーキー・ガム
ペットが犬の場合、ジャーキーやガムが好きだった子も多いと思います。
ジャーキーやガムは火葬の際に溶けてなくなることがほとんどです。そのため、ペットの口元に置いて一緒に火葬してあげましょう。
果物
ほとんどの果物が一緒に火葬できます。しかし、水分を多く含んでいるため大きい果物はお骨に悪影響を及ぼす可能性があります。ペットが天国でも食べやすいように小さくカットして少量おいてあげましょう。
ささみ
ささみもペットの好物として一緒に棺に入れられます。傷まないように冷凍して持参しましょう。
ちゅーる
ちゅーるは、袋ごと火葬が可能なものが多いです。先端をカットしてあげて、いつも飼い主様があげていた状態で中身を出さずにご遺体のそばに添えてあげましょう。
干し草
うさぎを飼っていた飼い主様が大好きな干し草を持ってこられるケースもあります。干し草の場合は、ご遺体と火葬すると黒煙が舞い上がってしまい、お骨が黒くなるかもしれません。どうしても一緒に火葬したい場合は、少量にしておきましょう。
お花
ペットを天国に送り出す際に、棺をお花いっぱいにしてあげたいという飼い主様も少なくありません。
人間の仏花のように決められた種類もないため、好きなお花を棺に入れてあげることで愛するペットの最期を飾り付けてあげられます。
ただし、色の濃いお花や棘のお花を棺に入れてしまうと、お骨が痛む可能性があるため注意しましょう。
たすき、寄せ書き
「次の世界でも元気に走っていけますように」という思いで、エールや感謝の言葉を寄せ書きしたたすきを、ペットにかけてあげる飼い主様も多くいらっしゃいます。
ペットは亡くなった後に、虹の橋を渡って天国に旅立つと言われています。
楽しかった日々の感謝をつづった、たすきを一緒に火葬してあげることで、ペットもきっと安心して天国に旅立てるでしょう。
手紙
最愛のペットへのこれまでの感謝の気持ちを書いた手紙も一緒に入れられます。
手紙に気持ちを書くことで、飼い主様のお気持ちの整理にもなるため、棺に入れる方が多くいらっしゃいます。
装飾品が付いている便箋は、火葬できないことがあるため、棺に入れる手紙はシンプルなものにしましょう。
飼い主様の髪の毛
ペットの棺に飼い主様の髪の毛を一緒に入れる方もいらっしゃいます。
棺の中に髪の毛を入れることは、ペットが天国に行っても寂しくないようにという意味になるため、ペットを送り出す際はぜひ一緒に入れてあげてください。
髪の毛は、そのまま入れるのではなく、手紙の中に少量を入れてあげると良いでしょう。
ペット火葬で棺に入れられないもの
ペットの棺に入れられないものもあります。以下で3つ解説します。
金属類
金属やガラスなど、火葬しても燃えないものは、棺に入れることができません。
金属類を棺の中に入れてしまうと、爆発の危険性があるほか、鉄や銅などの金属が燃焼すると酸化して、お骨が変色してしまう可能性があります。
ペットの首輪やリードなどには、金属がついている場合が多いため、金属部分を外して入れるか、または入れないようにしましょう。
毛布や布団
毛布や布団もペットと一緒に火葬できません。
毛布や布団には綿が使われていることが多く、火葬時に炭が発生し、お骨を黒くしてしまう可能性があります。
また、黒煙が舞い上がり、近隣に迷惑がかかることも考えられるため、毛布や布団は一緒に火葬しない方が良いでしょう。
ビニールやナイロン製の化学繊維
ビニールやナイロン製など、化学繊維を使っているものも火葬できません。
化学繊維を燃やすことで有害物質が発生したり、お骨が傷んでしまったりと、火葬に悪影響を及ぼす可能性があります。
化学合成繊維は、ペット用のおもちゃによく使われています。ものにより火葬できる場合もあるため、事前に火葬場に確認を取ると良いでしょう。
ペット葬儀で準備しておいた方が良いもの
最愛のペットとの最期のお別れの日に準備しておいた方が良いものを解説します。火葬の際に心残りにならないためにも、ぜひチェックしてください。
カメラ
ペットの葬儀では、カメラを持参することをおすすめします。
当然ですがペットの火葬後、写真に収めることができなくなります。
愛情を込めて装飾した棺で眠るペットの姿を写真に残すために、カメラは準備しておいた方が良いでしょう。
スマホのカメラでも問題ありませんが、火葬場により写真撮影ができない場所もあるため、事前に霊園側に確認を取ることをおすすめします。
持ち帰り用の袋
ペット火葬の際、持ち帰り用の袋を持っておくと良いかもしれません。
ペットと一緒に火葬できるものとできないものについては、火葬場ごとに基準が異なるため、当日までに全てをご自身で判断することは簡単ではありません。
火葬当日に、棺に入れられない可能性もありますし、火葬せずに手元に残しておきたいと心変わりする場合もあります。
不測の事態に備えるために、持ち帰り用の袋を持参しておくと便利です。
ペットの棺に何も入れないという選択肢もある
ペットの火葬の際に、棺に副葬品を何も入れないという選択肢もあります。
棺に入れても良いとされるものでも、灰として残ってしまうものがあり、多少なりともお骨を黒くしてしまう可能性があります。
そのため、お骨をできるだけ綺麗な状態に残してあげたいという場合は、副葬品をあえて入れずにペットだけ火葬するという選択がおすすめです。
棺に副葬品を入れない分、棺を少し高価なものにしたり、祭壇に飾る花や装飾を少し豪華にしてあげたりすると、ペットも安心して旅立てるでしょう。
ご遺体を入れる棺は購入するべき?
ペットの棺は火葬業者を中心に、多くの種類が販売されています。基本はオンラインでの販売となっており、デザインなどは画像での判断になります。
以下でどのような棺を取り扱うべきか解説していきます。
基本的にダンボールで問題ない
棺を購入する必要はなく、一般的なダンボールで問題ありません。ホームセンターなどで、ペットに合わせたサイズのダンボールを購入できます。
また、ペットが亡くなった後、火葬までのご遺体の安置もダンボールで問題ありません。汚れていなければ、そのまま棺としても使えます。しかし、安置中に体液などで汚れてしまう可能性があるため、いくつか予備を用意しておくと良いでしょう。
火葬時はダンボールのままではなく、ご遺体のみ火葬します。ダンボールは燃えるとすすが出るため、ご遺体やご遺骨に悪影響になるからです。
手厚く弔いたい方は天然木製の棺
火葬業者やメモリアルグッズを扱うペットショップでは、ペット用の天然木製の棺も販売されています。綺麗なデザインも施されており、人間と同じような棺です。
天然木製のため、ご遺体と一緒に火葬しても問題ありません。形式的な意味からも、愛するペットを手厚く弔いたい方におすすめしています。
天然木製の棺を使用していても、火葬業者により棺の火葬を行っていない場合があります。飼い主様は棺の購入前に、依頼する火葬業者に確認すると安心です。
特殊ダンボールの棺も販売中
ペット火葬での使用を主な目的とした、燃えかすが出にくい特殊ダンボールの棺も販売しています。ダンボールのまま火葬してもご遺骨に悪影響を与えず、ご遺骨が綺麗に残ります。
天然木製の棺よりも安価で、ご遺体を入れたまま火葬できるとあって人気を博しています。多少ですが装飾も施されており、普通のダンボールのような無機質さはありません。
天然木製の棺には手が出ないものの、可能な限り丁寧にペットを弔いたい方におすすめです。
バスケットタイプ
近年では、バスケットタイプの棺も注目されています。ペットらしく可愛らしい姿でお見送りができるため、高い人気を誇ります。生前のベッドで眠る姿を連想できるため、飼い主様も明るい気持ちで葬儀に臨めるでしょう。
副葬品の花とも相性が良く、華やかな葬儀を演出したい飼い主様におすすめです。ペット用のものは金属などを使わず、そのまま火葬できるように配慮されています。
棺と一緒に火葬できるかは火葬業者次第ですが、丁寧かつポジティブな弔いには最適な棺です。
棺の購入場所
ペット火葬業者を中心に、棺の購入場所はいくつか種類があります。稀に実店舗で販売していることもありますが、基本的にはオンライン販売です。
以下で、棺の購入場所として代表的な3つを紹介します。棺の購入を検討している飼い主様は参考にしてください。
ペット仏具店
ペットの棺はもちろん、骨壺や位牌などの仏具を専門的に扱うお店です。実店舗も多く展開しており、専門性の高いスタッフが常駐していることも魅力のひとつ。専門家に質問しながら、商品選びができる利点があります。慎重に棺を選びたい飼い主様には最適な購入場所です。
ネット通販
ペットの棺を検討する際、主な購入場所となるのがネット通販でしょう。手軽に数多くの種類を比較検討できる点がネット通販のメリットです。対して、サイズやデザインを自分の目で確かめられない点はデメリットと言えます。
ペット供養において棺は大事なアイテムであるため、飼い主様も失敗したくないでしょう。ネット通販全体に言えることですが、購入時と実物とのギャップが生まれる可能性は否めません。
棺のネット通販は火葬業者やペットショップをはじめ、動物に関わる多くの会社が展開しています。
ペット火葬業者
ペット火葬業者でも棺を販売しています。基本的にはオンライン販売となっており、プラン次第で棺の代金がプラン料金に含まれていることもあります。おすすめの棺と併せて、依頼する業者に聞いてみると良いでしょう。
棺のデザインなどに大きなこだわりがない飼い主様は、火葬を依頼する火葬業者から購入するパターンがほとんどです。リサーチする手間が省けるなど、手軽に購入できる点が魅力でしょう。
棺のまま火葬できない業者もあるため、購入前に確認しておくと安心できます。
ペットの火葬の際に服装はどうする?
ペットの火葬後は、供養を行うことが一般的です。火葬の際は、人間と同じように喪服を着用する必要があるか疑ペットの火葬後は、供養を行うことが一般的です。火葬の際は、人間と同じように喪服を着用する必要があるか疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。私服でいい場合と喪服を着用した方がいい場合があるため、以下で解説していきます。
ペット葬儀専用の火葬施設の場合
ペット専用の葬儀場や火葬施設に行く場合は、派手な服装に気をつけていればその他は特に気にする必要はありません。
自分が飼っているペット以外の葬儀に参列する場合は、黒を基調とした地味目の服装にすることをおすすめします。
人間も使用する火葬施設の場合
人間の火葬や葬儀が行われたり、人間の火葬路が併設されたりしている施設では喪服が望ましいでしょう。高い確率で故人の葬儀に参列されている方々が利用するからです。そのため、周りの方々への気配りとして喪服で参列が望ましいと言えます。
ペットとの最後のお別れの場は、愛するペットと過ごす大切な時間です。周りへの配慮をしっかりしておくことで、他人の目が気にならずに葬儀や火葬に集中できるでしょう。
訪問火葬の場合
訪問火葬の場合は自宅で行う場合がほとんどのため、私服で問題ありません。普段どおりの格好でペットとの最後の時間を過ごしてください。
ペットの火葬前にご遺体の写真を撮ってもいい?
ペットの火葬前にご遺体を写真に収めておきたいと考える飼い主様も多いのではないでしょうか。以下でご遺体の撮影についてどうするべきか説明していきます。
ペットのご遺体の撮影自体は問題ない
人間の葬儀では、写真撮影が禁止されています。しかし、ペットの場合は火葬業者により、火葬前の写真撮影をサービスにしているところも存在します。
飼い主様に愛されて、生き切ったという姿を写真におさめることは決して不謹慎ではありません。飼い主様にとって大切な思い出となるでしょう。
ペットの撮影についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
参考記事:ペットの葬儀で写真撮影はできる?最期の写真を撮る意義や注意点
SNSへの投稿は賛否両論
ペットのご遺体の写真をSNSに投稿することについては、賛否両論があります。飼い主様からすれば、動かぬ姿も大切なペットであることには変わりありません。ペットのご遺体も、大事な命として尊重されるべきだと考える人もいます。
しかし、一部の人にとっては、ご遺体の写真をSNSに投稿するのは、不謹慎に映るかもしれません。「見たくない」「気持ち悪い」という意見もあるでしょう。
SNSは不特定多数の人が見るため、できる限り他人に不快な思いをさせないように配慮することが大切です。
亡くなった後のペットの写真の扱い
思い出のためにと撮り溜めたペットの写真ですが、亡くなった後の扱いに困ることもあるでしょう。そのまま残しておくのも良いですが、有効活用や整理したいと考える飼い主様も多いはずです。
以下では亡くなった後だからこそ可能な、ペットの写真の扱い方を紹介します。
手元供養の遺影に使う
ペットのご遺体の火葬が終わると、火葬プラン次第ですがご返骨があります。ご返骨とは、ペットのご遺骨が骨壺に入った状態で返却されることです。その後は供養することが一般的ですが、亡くなった後のペットの写真を遺影として使えます。お気に入りの写真や思い出の写真を遺影に使ってあげてください。
アルバムや写真立てを作る
生前のペットの写真を使って、アルバムや写真立てを作ることも可能です。近年ではアルバム作りを請け負う業者も増えており、メモリアルグッズとして依頼することもできます。
断片的だったペットとの思い出が、プロの手によってひとつの作品に生まれ変わります。愛情を込めて、飼い主様自身で手作りしても良いでしょう。
しかし、アルバムや写真立て作りは亡くなったペットに対して深く感情移入する行為のため、ペットロスにつながる可能性があります。ペットロスは飼い主様が感じる以上に精神的な負担があるため、注意してください。
火葬でペットの写真を入れて安らかに送り出す
思い出の写真を火葬の際に入れることで、愛するペットを安らかに天国まで送り出すことができます。同時に、飼い主様の気持ちを整理するきっかけにもなるでしょう。
火葬でペットの写真を入れるには、火葬ができる棺が必要です。棺の火葬の可否を依頼する火葬業者に確認しつつ、ペットに合う棺を選んであげてください。
初めてペットの葬儀をされる飼い主様は特に、分からないことや悩みが出てくるはずです。訪問火葬サービスのCOCOペットでは24時間365日、ペットの葬儀に関するご相談を受け付けています。
お見送りの際の火葬プランも、ペットの種類によって6,600円(税込)からさまざまなプランを提供しており、一般的な猫や小型犬であれば、17,600円(税込)から、中型犬であれば28,600円(税込)から、火葬方法やご供養の希望によってプランを選んでいただけます。
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