「ペットのポメラニアンが亡くなったら一体どうすればよいのか?」「火葬方法やかかる費用についてよく知らない」といったことにお悩みではないでしょうか。

火葬方法は大きく分けて3つあり、かかる費用も火葬方法によって変わります。これらをあらかじめ知っておくことで、愛犬が亡くなったときでも適切な対応ができるでしょう。

また、ポメラニアンの特徴やかかりやすい病気を事前に理解しておけば、万が一の事態にも備えられるかもしれません。

そこで今回の記事では、ポメラニアンの特徴やかかりやすい病気、亡くなった際の火葬方法などをお伝えします。

ポメラニアンの特徴とかかりやすい病気

ポメラニアンはドイツ原産の小型犬で、ふわふわとした愛らしいシルエットが特徴的です。性格は好奇心旺盛で明るく、飼い主さんへの忠誠心も持っています。平均寿命は12~16歳といわれています。

そんなポメラニアンがかかりやすい病気としてよく挙げられるのが、気管虚脱・膝蓋骨脱臼(パテラ)・水頭症・流涙症などです。これ以外にも、子犬期や高齢期にかかりやすい病気もあります。

また、熱中症や皮膚炎、歯の病気にも注意が必要です。特に、ポメラニアンの被毛はふわふわしている分、熱がこもりやすかったり、皮膚に汚れがたまりやすかったりします。

ポメラニアンの火葬方法

ポメラニアンの火葬方法

前述の内容を踏まえると、万が一のときに備えて、ペットのお見送り方法を理解しておくことは重要です。ここでは、ポメラニアンの火葬方法にはどのような種類があるのかをご紹介します。

霊園や葬儀社の火葬

霊園や葬儀社で行なう火葬には、以下の3つのプランが用意されていることが多いです。

  1. ほかのペットと一緒に火葬する「合同火葬」
  2. 業者にペットを預けたのち単独で火葬する「個別一任火葬」
  3. ご家族が立ち会い単独で火葬する「個別立会火葬」

プランは、「返骨や立ち会いを希望するか」「予算はどのくらいか」「供養はどのように行ないたいか」などを考えたうえで選ぶとよいでしょう。

自治体の火葬

自治体によっては、ペットの火葬をお願いできる場合があります。霊園や葬儀社で行なうよりも安く火葬できるため、なるべく費用を抑えたい方は、一度お住まいの自治体のホームページを確認してみましょう。

ただし、自治体の火葬では、愛犬のご遺体とほかの廃棄物が一緒に火葬される可能性が高いです。「愛するペットを最後まできちんと見送ってあげたい」という方は、ほかの火葬方法を選んだほうが良いかもしれません。

訪問火葬業者の火葬

訪問火葬業者へ依頼すると、火葬炉を積んだ移動火葬車が指定の場所まで来て、無煙・無臭処理の施された車内で愛犬を火葬してくれます。ご自宅の前や近隣にある思い出の場所などで火葬できるため、火葬場が遠方で出向くのが難しい方におすすめです。

夜間や早朝に対応している訪問火葬業者も多いため、仕事で日中の火葬が難しい方でも、ご希望の日時で予約できる可能性が高いでしょう。

ポメラニアンの火葬でよくある疑問

ポメラニアンの火葬でよくある疑問

それでは最後に、ポメラニアンの火葬に関して、飼い主さんが疑問を抱きやすい点についてお答えしていきます。

火葬時間はどのくらい?

一般的な大きさのポメラニアンであれば、火葬時間は1時間程度が目安です。ただし、依頼場所によって多少前後する可能性があります。

火葬費用の相場は?

具体的な料金は依頼場所によって異なりますが、ポメラニアンの火葬方法別の費用は以下を目安にしてください。

  • 合同火葬:1万5,000円~2万円
  • 個別一任火葬:1万5,000円~2万5,000円
  • 個別立会火葬:2~3万円

火葬費用は、生き物の重さ(大きさ)によって分けられています。一般的なポメラニアンは体高20cm前後、体重は1.8~3.5kgといわれていますが、なかには4~10kgまで育つ場合もあります。重さが大きくなるほど金額が高くなり、火葬時間も長くなるでしょう。

何日以内に火葬すれば良い?

愛犬の火葬は、ご家族の希望するタイミングで行なって問題ありません。人間の場合は、死後24時間経たなければ火葬できないと法律で決められていますが、ペットにはそのような決まりがないためです。

依頼場所と飼い主さんの都合が合えば、亡くなった当日でも火葬できます。

ただし、亡くなってから時間が経つと腐敗が進んでしまうため、火葬はなるべく早めに行なうことをおすすめします。腐敗を少しでも遅らせるため、冷やして安置することも忘れないようにするのが大切です。

火葬・葬儀のときの服装は?

ペットの火葬・葬儀の服装について、明確なルールは設けられていません。そのため、TPOに合わせて服装を決めるとよいでしょう。例えば、ご家族のみでお見送りする訪問火葬なら暗めの色の普段着もしくは平服、人間の火葬も行なわれる施設でお見送りするなら喪服、といったものです。

なお、どのような状況であっても、毛皮のコートや派手なアクセサリー、香水などは避けるようにしましょう。

関連記事:ペット葬儀のマナー|服装や持ち物、よくある疑問を解説

まとめ

ポメラニアンの火葬方法には、霊園や葬儀社の火葬・自治体の火葬・訪問火葬業者の火葬の3つがあります。かかる費用や返骨の対応などが異なるため、ご家族が納得できるものを選びましょう。

火葬時間は1時間程度が目安ですが、体が大きなポメラニアンの場合は時間が長くなるかもしれません。

COCOペットでは、合同火葬や一任個別火葬、立会い個別火葬のほか、華やかなお花と一緒にお見送りできるプランもご用意しています。24時間365日いつでもご相談を受け付けているため、気になる点があればお気軽にお問い合わせください。