「ペットの文鳥が死んだら、どのように弔えば良いのだろう」と悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。大切な家族の一員である文鳥が亡くなった際、心を込めて丁寧にお別れしたいものです。
本記事では、文鳥が死んだらどのように弔い供養すれば良いのか徹底解説していきます。後悔のないお別れをするためにも、文鳥の葬儀や供養について予め把握しておきましょう。
目次
文鳥の死についての基本知識
まずは、文鳥の寿命や老衰による死のサインについて解説します。
文鳥の平均寿命は?
文鳥の寿命は、平均8~10年といわれています。ただし、寿命には個体差があり、性別や生活環境によっても異なります。
最近では、小動物を診察できる動物病院が増えたこともあり、文鳥の平均寿命は以前より延びているようです。
文鳥の老化と死ぬ前のサイン
文鳥は、老化して死期が近くなると、以下のような姿を見せることがあります。
- 活動量の低下:体力が落ち、長時間動かずにうずくまる
- 食欲の減退:えさや水を口にしなくなる
- 動きの変化:脚力の低下から、バランスを崩してヨロヨロする
そのほか、前触れのない下痢や嘔吐が見られる場合もあります。これらのサインに気付いたら、病気の可能性も考慮し、獣医師に相談するとよいでしょう。
文鳥が死ぬ前にすべきこと
文鳥の寿命が近づいていると感じたときには、以下のようなことを行ないましょう。
文鳥の後追いを防止する
文鳥をつがいで飼っている場合、片方の文鳥が亡くなると、もう片方の文鳥が後追いするケースがあります。文鳥の異変に気付いたら、もう一羽への後追い防止対策をして次の2点を行ないましょう。
- 片方の文鳥を別の部屋やケージに移す
- 飼い主様と過ごす時間を増やす
文鳥同士が一緒に過ごす時間を減らしつつ、飼い主様への愛着を深めることが、後追い防止につながります。
葬儀の方法を調べる
いざというときに慌てず文鳥を見送るためにも、葬儀や埋葬方法の下調べは重要です。
文鳥の葬儀には、火葬や土葬、プランター葬など複数の方法があります。飼い主様の希望や文鳥への思いを踏まえて、最善の方法を選んでください
ただし土葬やプランター葬は、埋葬場所が限られたり、におい・害虫などが発生したりとさまざまな問題が発生する可能性があります。特別なこだわりがなければ、基本は火葬を選ぶほうが安心です。
なお火葬には、合同火葬・一任個別火葬・立会個別火葬などの種類があります。火葬の依頼先も、自治体やペット火葬業者など複数の選択肢があるので、飼い主様の希望に合う方法を決めておきましょう。
文鳥が死んだらすべきこと
文鳥が亡くなったあとにすべきことを解説します。
安置の方法や葬儀の準備に迷った場合、最も確実なのは、依頼する予定のペット火葬業者に確認することです。
訪問火葬サービスのCOCOペットでも、24時間365日、ペットの葬儀に関するご相談を受け付けています。
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文鳥の適切な安置
文鳥が亡くなったら、まずは適切な方法で安置しましょう。できれば、死後硬直が始まる前に目を閉じさせ、羽根や足なども整えます。死後硬直が始まっている場合は、無理に動かすと骨折しかねないため、硬直がゆるむまで待ってください。
また、濡れたタオルで体を拭くなどして汚れを取り除きます。ガーゼや新聞紙、タオルなどを敷いた箱に文鳥を入れ、葬儀まで腐敗しないように保冷しましょう。
一時的に冷蔵庫に入れてご遺体の腐敗を遅らせる方法もありますが、抵抗感がある・衛生面での懸念があるという場合には、無理に入れる必要はありません。
保冷剤やドライアイスを文鳥の近くに置き、できるだけ涼しく日光の当たらない場所に箱ごと安置します。
葬儀の準備
事前に調べておいた火葬業者などに連絡して、葬儀を行ないます。亡くなってから葬儀まではできるだけ早いほうが良く、最大でも4日ほどを限度としてください。
なお、この日数はあくまで平均的な数値です。季節や安置場所の環境によっては、より早く腐敗が進むこともあるので注意しましょう。
ご遺骨の供養
火葬が終わって手もとにご遺骨が戻ってきたら、供養を行ないます。供養の方法には、手元供養・埋骨・散骨・納骨などがあります。
ただし、埋骨や散骨はどこでもできるわけではありません。原則、埋骨は私有地のみ、散骨は私有地や許可された霊園、遠洋などでのみ可能とされています。公共の場所での埋骨・散骨はできないため注意しましょう。
記念品の作成
文鳥との思い出を残すために、記念品を作成するのもよいでしょう。記念品作成により、精神的ダメージをやわらげられるため、ペットロス対策としても有効です。
記念品の例としては、遺骨の一部をカプセルなどに納めたネックレスやキーホルダーなどが挙げられます。また、火葬までの間に足型をとったり、羽を保存したりすることで思い出を残す方もいます。
文鳥が死んだ後の弔い方
ペットの文鳥を弔う主な方法として、火葬と土葬が挙げられます。それぞれがどのような弔い方になるのかを確認していきましょう。
火葬
火葬は、ご遺体を燃やした後お骨の供養を行う、文鳥の弔い方として最も丁寧で一般的な方法です。ペット火葬業者に依頼して行う形になります。
合同火葬か個別火葬か、火葬時の立会いが可能か、ご遺骨のご返却があるかなどは、業者によって異なります。また、火葬場まで出向く必要があるのか、ご自宅まで迎えに来てくれるのかも業者次第です。
予算や状況を考慮しながら、飼い主様やご家族が希望する火葬が叶えられる業者を選びましょう。
土葬
土葬は、文鳥のご遺体をそのまま土に埋めて弔う方法です。専門の業者に依頼せず、飼い主様ご自身の手で埋葬することができます。土葬の際は、以下の点に注意が必要です。
- ご自宅のお庭など、必ず私有地内に埋葬する
- 異臭や害虫・害獣、菌が発生する可能性がある
- 引越しなどの移動が難しくなる
特に異臭や害虫・害獣被害は、近所トラブルの原因になり得ます。埋葬できる私有地から長く移動する予定がない場合に、異臭や害虫・害獣対策をきちんと行った上で土葬してください。
プランター葬
集合住宅など、私有地を持っていない場合でも、プランターを利用することで土葬することが可能です。陶磁器製のプランターを用意して、文鳥を埋葬しましょう。
ご自宅のお庭などで行う土葬よりも土が少ないため、ご遺体が土に還るまでにより長い時間がかかります。したがって、異臭や害虫・害獣被害もお庭などでの土葬より長引いてしまう点に注意が必要です。
ベランダなど外にプランターを出すと、より害虫・害獣被害が出やすくなり、近所トラブルにも繋がるため、なるべく部屋の中で管理を行いましょう。
文鳥の供養方法
文鳥を火葬で弔った場合は、ご遺骨の供養についても考えなければなりません。ご遺骨を供養する方法として代表的なものをご紹介します。
自宅供養
自宅供養は、ご遺骨の埋葬や納骨をせず、ご自宅や飼い主様の手元で供養する方法です。仏壇を整えるほか、ご遺骨の一部をアクセサリーやキーホルダーに入れて持ち歩くのも自宅供養のひとつに入ります。
死んだ後もずっと近くにペットを感じられ、いつでも手を合わせられますが、文鳥が亡くなった喪失感や寂しさが続きやすく、ペットロスが長引くリスクもあります。またご遺骨にカビが生えないよう、定期的な管理も重要です。
自然散骨
自然散骨は、海や山にご遺骨を撒いて供養する方法です。代表的な自然散骨の場所としては、私有地や散骨可能な霊園、海が挙げられます。
自然散骨の場合、納骨場所の用意や管理にかかる費用が必要ないほか、「自然の中でのびのび過ごしてほしい」という願いを込められます。ただし散骨の場所は限られるため、ご希望の場所で散骨を行えるか確認が必要です。
納骨堂に納める
ペット霊園などの納骨堂にご遺骨を納めるのも、供養のひとつです。お墓への埋葬や納骨堂への納骨には、費用はかかりますが、人間と同じように丁寧な供養が行えます。
ご自宅でお骨を管理するのが難しい場合は、納骨堂やお墓への納骨を検討するのがおすすめです。ただし、ご自宅から通える位置にペットの納骨が可能な霊園があるかどうかは、きちんと確認しておきましょう。
火葬する上での注意点
文鳥は体が小さいため、火葬の際にきちんとお骨が残るかどうか不安になりますよね。文鳥を火葬する際の注意点について、ご遺骨の残り方という観点からご説明します。
ご遺骨が綺麗に残らない可能性
文鳥のような小鳥でも、火葬でお骨を残すことは可能です。しかし、体が小さいため、火葬炉によってはご遺骨が上手く残らない可能性もあります。
特に、小鳥や小動物の火葬実績や良い評判が少ない業者に火葬を依頼すると、ご遺骨が綺麗に残らないリスクが高まります。火葬業者を選ぶ際には、小鳥の火葬にきちんと対応できるかどうかを見極めなくてはなりません。
小動物の火葬実績のある業者を選ぼう
大切な文鳥のご遺骨が綺麗に残せるよう、火葬業者を選ぶ際は小鳥や小動物の火葬実績がしっかりある業者を探しましょう。また、火葬業者に寄せられた評判や口コミも重要な情報源になります。
実績や評判が少ない、もしくは悪い場合、お骨が綺麗に残らない可能性だけでなく、火葬後にいきなり追加費用を請求されるなどのトラブルに巻き込まれるリスクも高まります。なるべく多くの情報を集めて、信頼できる火葬業者を見つけましょう。
まとめ
本記事では、ペットの文鳥が死んだらどのように葬儀や供養を行えば良いのかについて解説してきました。葬儀は、大切な文鳥との最後のお別れを行う場です。悔いの残らない丁寧な弔いをして、文鳥を見送ってあげましょう。
見送り方を悩んでいるという方は、訪問火葬サービスのCOCOペットにご相談ください。24時間365日、ペットの葬儀に関するご相談を受け付けています。
お見送りの際の火葬プランも、ペットの種類によって6,600円(税込)からさまざまなプランを提供しており、一般的な猫や小型犬であれば、17,600円(税込)から、中型犬であれば28,600円(税込)から、火葬方法やご供養の希望によってプランを選んでいただけます。
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